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毎日新聞 2021/3/5 09:37(最終更新 3/5 09:38) 485文字
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栃木県警の吉田英生交通部長（左）から感謝状を贈呈されるスナネコたち＝栃木県の那須どうぶつ王国で２０２１年３月４日、竹田直人撮影
那須どうぶつ王国（栃木県那須町）で昨年４月に生まれ、「砂漠の天使」として人気のスナネコのアミーラに対し、交通安全運動に尽力したとして、県警が４日、感謝状を贈った。
日本自動車連盟（ＪＡＦ）が２０１８年に発表した「信号機のない横断歩道における車の一時停止率」で、県は全国平均（８．６％）を大きく下回る０．９％と全国ワーストを記録した。これを受けて県警は「止まってくれない栃木県からの脱却」運動を展開し、同王国も２０年冬に協力。フォロワー数約６万４０００人のツイッターなどのＳＮＳで、アミーラの写真とともに「♯横断歩道は歩行者優先」のハッシュタグ（検索目印）を付け、「スナネコたちも応援？しています」と投稿するなどしていた。
この日は、県警の吉田英生交通部長が「あニャたは天使のようなかわいらしさをいかんなく発揮され、交通安全情報の発信に多大な貢献をされました」などと書かれたアミーラ宛ての感謝状を贈呈。県内の２０年の交通事故死者数は６０人と、１９５２年以降で最少を記録している。吉田部長は「スナネコのかわいい力も事故減少の一翼を担ったのではないか」と話した。【竹田直人】