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毎日新聞2021年1月17日 07時46分(最終更新 1月17日 08時10分)
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立山黒部アルペンルートの「雪の大谷」を散策する観光客たち＝富山県立山町で２０１９年４月１６日、木葉健二撮影
立山黒部アルペンルートを運営する立山黒部貫光（富山市）は１５日、立山―扇沢間の来春の全線開通予定日を４月１５日と発表した。今年はアルペンルート全線開業５０周年の記念イヤーにあたることから、標高約２４５０メートル付近の雪の吹きだまり「雪の大谷」で、５０年前にあった１車線だけの部分を再現。迫力ある雪の壁を間近で体感できる。
雪の大谷では、現在２車線を確保し、それぞれ車道と歩行者エリアとしていた。今年は、さらに５０メートルだけ１車線のみのエリアを新設。歩行者は立ち入れないが、バスの両側の車窓から、積雪の多い年で２０メートルにもなるという雪を間近で見られる。期間は６月２２日まで。
同社によると、１５日現在の室堂での積雪は、昨年より１メートル多い約６メートルを記録しているという。
また新型コロナウイルス感染予防対策として、２０２１年度から予約優先制度を新たに導入。ケーブルカー、高原バスの予約枠を拡充または新設。切符はウェブ販売し、ホームページで予約状況を掲載。三密や長い待ち時間を回避する。具体的な販売時期は未定。【青山郁子】