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毎日新聞2021年1月15日 20時06分(最終更新 1月15日 20時07分)
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大通りを埋めた反体制デモの参加者=バンコク中心部のラチャプラソン通りで2020年11月18日、高木香奈撮影
若者らによる反体制活動が続くタイで、警察は13日、王室を中傷した疑いで男子大学生1人を不敬容疑で逮捕した。地元メディアによると、大学生はデモにも複数回参加していたという。タイ当局は、ワチラロンコン国王の意向で2年以上不敬罪の適用を停止していたが、反体制活動を抑え込むため、方針を転換した。
逮捕されたのは21歳の男子大学生で、バンコク近郊のパトゥムタニ県で10日、道路脇に掲げられていた王族の肖像画にスプレーで抗議の言葉を書き込んだとされる。男子大学生は14日に一時保釈され、報道陣に「どんな脅しがあっても、政府と闘い続ける」と話した。
不敬罪は有罪になれば、最長15年の禁錮刑が科される。当局は2020年7月からの反体制デモ激化を受けて不敬罪の適用再開を示唆。11月下旬からデモ隊40人以上に出頭を命じるなど、捜査を本格化させていた。
政府は、新型コロナウイルスの再拡大を受けて12月下旬に集会の開催を禁止。デモ隊は最近、歩道橋や商業施設に「不敬罪の廃止を」などと記した垂れ幕を設置するなどの活動を続けている。【バンコク高木香奈】