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2020.11.21 Sat posted at 17:25 JST
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ソ連軍が開発したこの地面効果翼機は「エクラノプラン」の別名で知られ、航空機と船の一種のハイブリッドといえる/Musa Salgereyev/TASS/Getty Images
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同機は今年７月、船隊を伴ってカスピ海沿岸をゆっくりと移動し、ロシア連邦を構成するダゲスタン共和国の古都デルベントに運ばれた
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３０年以上の空白を経ての再始動は簡単ではなく、ゴム船のほか複数の船舶による慎重な連携が必要となった
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船舶に分類されることの多い「エクラノプラン」だが、高度１～５メートルの水面すれすれを飛ぶことで高い隠密性を発揮する
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重量は３８０トン。全長は「スーパージャンボ」と呼ばれるエアバスＡ３８０型機よりも長い
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想定されていた任務は、船体上部の発射筒に搭載した対艦ミサイル６基による電光石火の海上攻撃だ
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今回輸送されたエクラノプランは、ルン級で完成にこぎ着けた唯一の船で、１９８７年に就役した
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短い翼に搭載された８基のターボファンエンジンのおかげで最高時速は５５０キロに達した
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米国の「フライングシップ・カンパニー」は、貨物の高速輸送を担う無人地面効果翼機の開発に取り組む
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シンガポールに拠点を置くウィジェットワークスは、エクラノプランの現代版となる地面効果翼機の実現を目指す
「カスピ海の怪物」の異名をとるソ連軍開発の地面効果翼機「ルン級エクラノプラン」。ソ連崩壊後３０年以上にわたり放棄されていたが、ここへきて観光スポットの目玉にする計画が浮上した