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毎日新聞2020年8月10日 11時27分(最終更新 8月10日 11時27分)
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今年初のふ化で放流されて海に帰るアカウミガメの子どもたち＝浜松市南区の遠州灘で２０２０年８月９日午後４時１９分、福沢光一撮影
遠州灘でアカウミガメの保護活動をするＮＰＯ法人「サンクチュアリＮＰＯ」（静岡県浜松市）は９日、５月以降に保護した卵が初めてふ化し、海に放流したと発表した。体長が約７センチの子ガメは次々と海を目指し、波に飲み込まれて、海に帰っていった。
９日朝、１１２個の卵から４８匹の子ガメが確認された。５月２０日に掛川市の海岸で親ガメが産卵したもの。アカウミガメは絶滅の恐れがあるとして環境省のレッドリストに載っており、ＮＰＯは遠州灘で卵を発見すると、保護し、ふ化させて海に帰す活動を行っている。今年も９日時点で約１４０匹が産んだ約１万７０００個の卵を保護、ふ化は９月末まで続くという。【福沢光一】