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2020.8.7 17:12
防衛省は7日、鹿児島県西之表(にしのおもて)市の馬毛(まげ)島に整備する自衛隊基地の計画案を公表した。滑走路2本を新設し、格納庫や燃料施設、火薬庫なども備える。秋にも環境影響評価(アセスメント)手続きを開始する。工期は全体で4年程度。米軍の空母艦載機が空母の飛行甲板の代わりに陸上滑走路を使う発着艦訓練(FCLP)も実施する予定だ。
馬毛島は種子島の西約12キロに位置する約8平方キロの無人島。滑走路はメインの2450メートルと、横風が強い場合に用いる1830メートルの2本が一部交差する形のV字型とした。米軍のFCLPの際、航空機が有人島の種子島上空を飛ばず、騒音の影響を軽減できるよう海上に飛行経路を設定した。
米軍は現在、空母艦載機の拠点がある岩国基地(山口県)から約1400キロ離れた硫黄島(東京都)でFCLPを暫定的に実施しているが、距離があるため往復中の機体トラブル発生時の安全性確保が懸念されていた。馬毛島は岩国から約400キロに位置する。
陸海空の各自衛隊も馬毛島基地で訓練を実施する。馬毛島基地に恒常的に勤務する自衛隊員は150~200人程度で、種子島に整備する宿舎に住み、船での往復を想定している。航空交通管制、施設の維持管理、警備などにあたる。
山本朋広防衛副大臣が7日、鹿児島県を訪ね、塩田康一知事らに計画案を説明した。防衛省は月内に地元住民説明会を始め、理解を求める。土地の一部は取得が完了していないが、順次工事を進める。