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毎日新聞2020年8月6日 09時26分(最終更新 8月6日 09時26分)
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ふ化したニホンライチョウのヒナ＝富山市ファミリーパーク提供
富山市ファミリーパーク（同市古沢）は５日、孵卵（ふらん）器で温めていた国の特別天然記念物、ニホンライチョウの卵が４～５日に計８羽ふ化したと発表した。母鳥が産卵後９日目に抱卵を放棄したため、人工ふ化に切り替えていた。
ふ化したのは１歳の雌が６月から７月にかけて産卵した１１個のうちの８個。体長約６・５センチ、体重１５～１７グラム。４羽ずつに分けて飼育しており、５日時点では元気だという。
同パークでは今年、別の母鳥が自ら抱卵する自然ふ化で３羽が誕生したが、今月２日までにすべて死んだ。特にふ化後２週間は体調を崩しやすいことから、担当者は「注意深く観察していく」と細心の注意を払っている。一般公開の予定はない。【青山郁子】