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2020.6.5 13:30
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米バージニア州知事が撤去を表明した南軍司令官像=4日、バージニア州リッチモンド(ゲッティ=共同)
【ニューヨーク=上塚真由】米中西部ミネソタ州の黒人男性死亡事件を受けて各地で人種差別への抗議デモが続いているのを受け、南部バージニア州のノーサム知事(民主党)は4日、州都リッチモンド中心部にある南北戦争時の南軍司令官、リー将軍の像を撤去すると発表した。
南北戦争時の南軍兵士の像は黒人差別や奴隷制度容認の象徴と見なされ、今回の事件を受け、撤去を求める動きが再燃。リッチモンドのリー将軍像にも落書きなどの被害が相次いでいた。
ノーサム氏はこうした状況に触れ、「今こそ、分断の象徴である像を取り除き、その分断の痛みから癒やされるときだ」とし、「できるだけ速やかに撤去する」と表明。黒人のストーニー・リッチモンド市長も「抑圧や不平等といった差別の象徴は撤去されるときだ」と指摘した。
2017年には、バージニア州シャーロッツビルでリー将軍像の撤去計画に反対する白人至上主義者の団体と、反対派が衝突し、死傷者が出る騒動となった。その後も米各地で南軍関連の像や記念碑を撤去する動きが出ているが、「歴史を排除すべきではない」と反対する意見も根強い。