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2020年06月05日13時48分
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【エルサレムAFP=時事】古代イスラエル人たちが宗教儀式の際に精神活性化のために大麻を使っていた可能性が非常に高いことが、テルアビブ大学考古学研究所が発表した論文で明らかになった。(写真は中東エルサレムのイスラエル博物館に展示されている古代の供物台。イスラエル考古学庁提供)
大麻使用の形跡が発見されたのは、現在イスラエルが占領下に置くパレスチナ自治区ヨルダン川西岸の南に広がるネゲブ砂漠にある紀元前8世紀のテルアラド遺跡。
考古学チームは、この大麻の存在は、「ユダ王国における宗教的儀式の一環として、精神状態を変化させる物質を使用していたことが証明された」とし、今回の発見は「古代中近東における大麻使用を証明したものとしては最古」だと述べた。
ユダ王国は紀元前約940年から紀元前586年まで続き、エルサレムを中心としていたが、バビロニアのネブカドネザル王によって滅ぼされた。
調査チームは、「アラドで大麻は意図的に精神に影響を及ぼし宗教的儀式の一部として恍惚(こうこつ)感を刺激するために使用されたとみられる」と指摘している。【翻訳編集AFPBBNews】
〔AFP=時事〕