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毎日新聞2020年6月5日 02時00分(最終更新 6月5日 02時00分)
国内で承認されていない医薬品を「新型コロナウイルスに効く」などとうたって広告したとして、千葉県警は中国籍で同県我孫子市の40代の自称整体師の男性を医薬品医療機器法違反（未承認医薬品の広告禁止）容疑で、近く追送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で判明した。
捜査関係者によると、男性は今年5月、同市内で経営する整体院で、中国でインフルエンザ治療薬として使われている「連花清瘟（れんかせいおん）」を、国が医薬品として承認していないのに「コロナウイルスに効く」とうたい、1箱3800円で販売すると広告していたという。男性は中国から約50箱仕入れていたという。
厚生労働省医薬品審査管理課は、毎日新聞の取材に「医薬品としての申請はない。効用をうたって広告することには問題がある」としている。男性は5月に出入国管理法違反（不法残留）容疑で逮捕され、その後起訴されていた。【秋丸生帆】