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毎日新聞2020年2月23日 08時30分(最終更新 2月23日 08時30分)
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自動販売機脇のペットボトル回収箱の状況を集約するアプリ＝東京都港区で2020年2月21日、本橋敦子撮影
自動販売機の脇にある回収箱からあふれるペットボトルを減らそうと、日本コカ・コーラは、飲料の納品業者らが各回収箱の状況を入力するスマートフォン用アプリを開発した。情報を集約することで、あふれやすい回収箱を特定し、効率的な対策につなげる。
適切に回収されないプラスチックごみが河川や海に流れ着いている実態を踏まえた対策の一環。自販機を設置する他の飲料メーカーにもアプリを使ってもらうように呼びかける。参加メーカーが増えると集まる情報は充実し、情報はメーカー同士で共有する。
操作方法としては、自販機の横に寄せられたペットボトルなどを回収する際、アプリを開いて自販機の位置を選択し、回収箱からあふれているかどうかを反映させる。こうした情報を集めて、あふれやすい時間帯や条件を特定する。
まずは河川に近い場所から優先的に実態を調べる。一般ごみが混ざりにくい形状の回収箱を開発するほか、行政に対しても対策を講じるよう働きかけていくという。【本橋敦子】