20/08/06 05:43:03 E05HGwL9.net
日本のプロ野球というのが「終わった」というか、
少なくとも「別のものになった」と言える時期があって、
それは2000年代前半ごろなんですよ。
これは地上波テレビの中継がなくなったころでもあるが、
これは「結果」であって、形式的な話ですね。
じゃあ、実質的に何があったかというと、
やっぱり、「(大きな)物語の喪失」なんですよ。
最後にあったのが「野村克也(新)対長嶋茂雄(旧)」
という物語であって、これが終わって大体、
「まあ、別にどっちが勝っても」という感じなった。
それに続くように「ペナントレース」というものもなくなりましたね。
どういうことかというと、以前のプロ野球は、
「一年で140試合やって、一番勝ったチームが優勝」
という長い物語だったのが、
「リーグの6チーム中の上位3チームでトーナメント」
に変更されるわけですね。
「細かい見せ場」は増えるんだけど、
「大きな物語」はなくなってしまった。
これは、こうしないと「興行として持たない」わけで、
そうするしかないんですけどね。
というわけで、あらゆるところで「大きな物語の喪失」
という事態が進行しているわけです。