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エアコン・飲料、猛暑特需=百貨店は客足鈍る-7月
2018年08月22日18時38分
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全国で35度以上の記録的な猛暑日が続いた7月、エアコンや清涼飲料の出荷数がともに過去最高になるなど、夏商材が特需に沸いた。
プールも「涼」を求める客で連日大にぎわい。一方、「命の危険がある」(気象庁)レベルの暑さに不要不急の外出を控える動きも広がり、百貨店などは客足が鈍った。
日本電機工業会(JEMA)によると、7月のルームエアコンの出荷台数は前年同月比10.9%増の176万3000台と過去最高。ビックカメラの広報担当は「省エネ機能付きなど例年よりワンランク上のものがよく売れた」と顔をほころばせた。
清涼飲料は茶や炭酸飲料の販売が急増した。飲料総研(東京)によると、7月の出荷量は過去最高だった前年同月を5%上回る2億2500万ケース。
「飲む点滴」とも言われる経口補水液にも注目が集まり、大塚製薬工場(徳島県)の「オーエスワン」の出荷は前年比で6割増えた。
プールは昼はもちろん、夜間の「ナイトプール」も人気に。としまえん(東京)の6月30日~8月20日の来園者は前年の1.5倍となった。
半面、7月の百貨店の既存店売上高は6.1%減と低迷。「主な購買層である年配客の足が止まった」(日本百貨店協会)という。東京ディズニーランドと東京ディズニーシー(千葉県浦安市)では大きな客数の落ち込みはみられないものの、暑さのため8月14日までにパレードやショーを計23回中止した。