16/08/02 15:43:58.97 .net
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この記事は実に面白いし現在にも大いに示唆に富んだ話だ
87~88年にバブルが形成された時には消費者物価は非常に低かった
地価や株価が異常高騰しても変だとは思いつつも放置してしまった
銀行の不動産融資なんかも手が付けられない程の乱脈ぶりになっていた
教訓は消費者物価を見てもバブルは発見できないという事実
現在は狂乱したバブルは債券だろう
日本国債の90%近くがマイナス利回りなのも酷いが
スペイン10年債の利回り1%というのも完全にリスク無視
債券バブルのリスクを中央銀行が抱えこむとによって成立している
FRBは日銀やECBよりマシではあるがバランスシートを正常に戻すには
順調でも7~8年はかかるといわれている
現在は中央銀行が市中に出したお金が債券を買い、更に高値になった債券を
また中央銀行が買うというサイクルで債券バブルが進行している
最終的には債券価値の見直しと中央銀行の資産劣化で全てのトレンドが逆転する
バブルというのは形成されてから何とかしようとしても軟着陸に成功した事例はない
しかも、これだけ広範囲にマイナス利回り化が進めば期待するだけ無駄
当局に何とかしてくれることを期待するより債券バブルが崩壊した後の備えをする方が遙かに有効な対策だ