16/02/23 21:52:43.17 .net
>>79
このスレでは当初から
金融緩和(量的・質的、異次元‥)→2%物価目標達成→景気好循環
なんて言うのは到底無理だ、の声が圧倒的に多かったね
つまりインフレ期待なるものは夢物語・幻想で終わるんじゃなかろうかと
しかし、以下に岩田副総裁の2014年5月、講演内容のコピーの一部を貼るけど
けっこう多くの専門家たちも、この実験的政策には懐疑的な見方をしていたと思う
だって改めて考察してもおかしいもんね
「はじめに、そもそもなぜデフレが問題なのか なぜインフレ目標政策なのか、といった基本的な点について
改めてお話ししたいと思います。
‥まず、物価が持続的に下落するということは、時間が経過するほど同じ金額でより多くの物やサービスが手に入る、
言い換えると、現金や預金を持っているだけで価値が増えていくということですから、
企業や家計が消費や投資といった支出行動を先送りするようになります。つまり、総需要が減少してしまうわけです。
総需要が減少すると、企業はそれに見合った水準まで生産活動を縮小します。企業収益は悪化し、雇用者の所得も減少しますから、
消費や住宅投資、企業の設備投資などの活動がさらに停滞します。つまり総需要がさらに縮小して、
それによってますます物価が下落していきます。こうして、物価の下落と不況の悪循環に陥ってしまうのです。
また、物価が持続的に下落するということは、物やサービスに対するお金の価値が持続的に上昇するということであり、
お金を借りている債務者にとっては、将来返済するお金の価値の持続的な上昇を意味します。
つまり、実質的な債務負担の増大です」