15/11/04 19:05:17.48 .net
ドイツは、ユーロ圏の中で、そのメリットを最大限に享受してきた。ユーロは経済状況が異なる19カ国の集合であるが、統一通貨であるため金融政策は1つしかないという根本的な矛盾を抱えている。
これはノーベル経済学賞を受賞した経済学者ロバート・マンデル氏による最適通貨圏理論からわかる。
最適通貨の枠に、現実のユーロが収まっていれば問題ないが、実際には政治的な拡大を経たことで、本来は加盟すべきでない周辺国が多くなり、最適通貨圏の範囲より大きくなった。
このため、ドイツなどの中心国にとって、ユーロは「割安」になる一方で、ギリシャのような周辺国では「割高」になってしまった。
これによって、周辺国が相次いで経済危機に陥ったのと裏腹に、ドイツは輸出を拡大して独り勝ちしてきたわけだ。
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