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甘利担当相「経済再生を継続」、ＧＤＰ上方修正を評価
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［東京 ８日 ロイター］ -
甘利明経済再生相は８日、都内で講演し、朝方発表された１─３月期実質国内総生産（ＧＤＰ）２次速報値に関連し
「改善しつつある成長のトレンドを、どう続けていくかが課題」との認識を示した。
アベノミクスによって四半世紀ぶりの良好な経済パフォーマンスがもたらされているとし、経済再生を継続すると力を込めた。
ＧＤＰは前期比プラス１．０％（１次速報値プラス０．６％）、年率換算ではプラス３．９％（１次速報値プラス２．４％）と
１次速報から大幅に上方修正された。名目では原油安の影響で年率プラス９．４％と高い伸びを示したが、
甘利再生相は原油安による「ゲタ」を除いても５％程度はあると指摘した。
ＧＤＰデフレーターは２２年ぶりに明確なプラスになっているとし、デフレから脱却しつつあるとの見方を示した。
政府が６月中に取りまとめる財政健全化計画をめぐっては、アベノミクスによる経済再生を継続させるとした上で、
「デフレ脱却を確実にし、それをもって財政再建する」と、成長重視の姿勢を強調した。
一方、近く発表される改訂版の成長戦略では、ビッグデータやＩｏＴ（インターネット・オブ・シングズ）などによる
産業構造の変化を見据えた対応を検討するとし、「日本を世界で最もイノベーティブな場所にすることが重要」と説明した。
(梅川崇)