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不況の原因は日本人に蔓延する将来不安。
その最大の癌がニート。
日本人の勤勉さ「今後続かない」が6割…読売世論調査
「ニート」と呼ばれる若者の増加が社会問題となっている中、読売
新聞社が9、10の両日に実施した「勤労観」に関する全国世論調査
(面接方式)で、若者の働く意欲の希薄さが浮き彫りになった。
「何歳くらいまで働きたいか」との質問に、「なるべく早く仕事を
やめたい」と答えた人は6%だったが、年代別に見ると、30歳代は
10%、20歳代では14%と最多だった。
また、学校に行かず、働かず、仕事を探そうともしない「ニート」の
増加で、日本の社会が活力を失いかねないと懸念する人は計91%に
達した。ニート増加の原因については、「親が甘やかしているから」
55%がトップだった。
こうした若者の勤労意欲の希薄さに対する危機感を反映し、世界的に
定評のある日本人の「勤勉さ」が今後続かないとみる人は58%に上った。
1984年から始めた同種調査で最高で、しかも今回初めて「勤勉さ」の
先行きを心配する悲観派が楽観派を上回った。
ニートの増加に不安を持つ人の59%が、勤勉さの先行きに悲観的だった。
(読売新聞) - 7月27日18時53分更新