24/12/02 16:00:46.60 j0EYa0ro.net
イッシュ地方でもピッピというポケモンはペットとして人気がある
可愛い容姿に愛くるしい仕草、神秘的な生態など魅力溢れるポケモンだ
可愛がればよく懐くし火を吹いたり物を壊す心配もなく餌もあまり選り好みしない
だが一つだけ問題がある、それは入手がとても困難な事だ
生息域がとても限られている上に見つけるのも難しい、丸3日間山や洞窟を歩き回って1匹も見つからないなんて事もザラである
おまけにイッシュ地方でのピッピの生息域はジャイアントホールというメタグロスやマンムーなど屈強なポケモンが闊歩する超危険地帯なのである
それ故イッシュ地方のピッピはポケモンショップでとんでもない高額で売られている
「ピッピ~♪」
「おとーさん、おとーさん、ピッピ欲しーっ!」
ここはデパートの中にあるポケモンショップ
店頭に展示されたショーケースの中で愛嬌を振り撒くピッピに小さな女の子はもう夢中だ
「ピッピかー確かに可愛いな… ウゲッ…」
女の子の父親が驚愕するのも無理はない
そのピッピには60万円もの値段が付けられていたのだから
「うーん、ちょっとコイツは買えないなぁ」
父親がちょっと申し訳なさそうにそう言った時、既に女の子の興味は別のショーケースに移っていた