キン肉マンⅡ世 連載中at CSALOON
キン肉マンⅡ世 連載中 - 暇つぶし2ch231:粗筋超人Ⅱ世
21/06/15 19:01:23.39 JRQYbEBG.net
チェックの叫びと共に、腕ひしぎに力を込め…会場に鈍い音が響き渡る・・・!!
万太郎の腕の骨をへし折った、その残酷な音に客たちも青ざめてしまい
リング上の万太郎も腕をへし折られた激痛に悲鳴を上げてのたうち回ってしまう…!
もはやチェック・メイトの勝利は確実なものとなり、サンシャインも喜びの声が上がるが
・・・一方のチェック・メイトは万太郎のあまりの歯ごたえのなさに苛立ちの表情がうかぶ…
そしてチェックは再びチェスピースチェンジでルークモードへと変わると、万太郎を空中へと高く放り投げ
空中の万太郎を追うように、胴体を分離させ上半身を勢いよく発射し、空中の万太郎のどてっぱらに突き刺さり
そこからコーナー鉄柱に真っ逆さまに落ち、背中からコーナーへ突き刺さりながら、それを追う下半身と合体!加重で威力がさらに倍加する!!
…もはや白目を剥き、完全にKOされたかのように倒れる万太郎の姿に、会場も静まり返ってしまう
そこにチェックは元の状態に戻りながら、サンシャインに向けてこう語る
「サンシャインヘッド わたしはようやくすべてがわかりましたよ
 30年前 悪魔超人軍が…なぜ滅んでしまったかが…」
「それは何度も言っているようにキン肉スグル率いる 正義超人軍の戦いにより…」
「それだけ聞くといかにも実力派の正義超人に…悪魔超人が敗れたような印象を受ける
 しかしこのキン肉スグルの遺伝子を受け継ぐ万太郎と闘って 私にはわかった… じつは正義超人達は強くなかったと!
 そしてその正義超人を打倒できなかった旧悪魔超人軍は… もっと弱かった!」
そう、吐き捨てるチェック・メイトの言葉に、サンシャインは感涙を止め激昂の叫びをあげるが
チェックは淡々と、サンシャインの流すその涙という、師の教えたネガティブな感情を自ら流す姿に首を傾げる
そんなチェック・メイトにサンシャインの怒りは頂点に達し、リングに上がろうとするが
「向かってくる者は親兄弟 恩師であろうと…容赦するなと教えたのはあなただ!」
向かってくるサンシャインに対し、チェックはその身を蹴り飛ばして返す!!
自らの弟子に蹴り飛ばされるサンシャインの姿に、意識を取り戻した万太郎も気づくのだった
<続く>

232:マロン名無しさん
21/06/15 20:53:32.21 .net
言われてみれば規模が不明な残虐はともかく
キング1000人の弟子が残ってた完璧に比べると
悪魔はそもそも首領の悪魔将軍を筆頭に色々抜けて弱小勢力になってたことは否定できんな
そんな中でも悪魔魂を捨てなかったサンシャインの一途さには頭が上がらないわ
なんか今回チェックが増長しまくってるんでそろそろ痛い目見てほしいな、サンシャインのためにも

233:マロン名無しさん
21/06/15 22:26:29.09 .net
キン肉マン2世て今連載してるの?アシュラマンがラスボスだったアレの続き?

234:マロン名無しさん
21/06/15 22:32:06.59 .net
>>224
>>1見ような

235:マロン名無しさん
21/06/15 22:47:55.92 .net
失礼しました、、

236:マロン名無しさん
21/06/15 23:32:44.09 .net
MAXマンも残虐か完璧の勢力に移っつてたのかな

237:マロン名無しさん
21/06/15 23:44:20.21 .net
サンシャイン正義超人どころか人間に負けたからなw
そりゃ弱い言われても仕方ない

238:マロン名無しさん
21/06/16 00:05:32.00 .net
てか完璧超人トップがキングから変わってるけど、キングどうしたんだろ

239:マロン名無しさん
21/06/16 03:34:21.57 .net
長い年月で砂の量も減っている
俺たちの毛髪のように

240:マロン名無しさん
21/06/16 06:07:40.00 .net
正直なところニュージェネレーションが弱すぎる、という一点においては否定できんよなあ
あっさりやられるシーンが多すぎてまるでその実力に説得力がないのはどうかと思う
負けるにしても、敗けの見せ方というのも大事なんだなー

241:マロン名無しさん
21/06/16 09:29:41.87 .net
>>231
弱っちいニュージェネレーションが敗北を知ることでハングリーさや真剣勝負の醍醐味を得ていくんじゃないか?

242:粗筋超人Ⅱ世
21/06/16 19:20:30.86 2lS0270Z.net
 第25話 怒りの力<パワー>は額の文字に!
師匠のサンシャインに蹴りを放つチェック・メイトの姿に実況も困惑の声をあげる
倒れた万太郎も目を丸くしており…そしてサンシャイン自身、チェックが自らに手を上げるなど信じられない思いであったが
チェックは師の教えを実践してるだけと淡々と返す
向かってくる者は親兄弟、恩師であっても容赦なく叩き潰すというのがサンシャインの教えであり
そして師の教えの元、痛みや苦しみ、涙というネガティブなものを捨て去る訓練の元、師の理想とする超人となったのだが
「しかしわたしにネガティブな感情を捨て去れと言われたあなたが… こんな昔を偲んだ悪魔超人達との写真を手に…
 30年前 正義超人に滅ぼされた恨みつらみをほざいてウジウジと悲しみにくれている
 これこそネガティブな感情の際たるものじゃないのか――っ」
サンシャインの写真を指ではじきながらそう吐き捨て、そんな情けないことだから旧悪魔超人は滅んだのだとする
しかしサンシャインら旧悪魔超人とてただでやられたわけではない 
自分たち以上に正義超人達は強豪たちの集まりで、自分達にとっては本当に誇るべき好敵手<ライバル>だったともする
だがチェックはそれをまるで聞こうとしない、自分に手も足も出ない万太郎の父が強いなどあるはずがないとしながら倒れた万太郎にストンピング攻撃
やられっぱなし、さらに父親すらバカにされるの万太郎の姿には、ミート君も声を上げるが
「な…なんとかしたいんだけど… さっきから体の具合が変なんだ…
 か…体の奥底からカ――ッと熱くなってきて…全身の筋肉がプチプチと弾けるような へ…変な感じだ…」
万太郎のつぶやきと共に…その額に[肉]のマークが浮かび上がる…!
だがそれに気づいたのはキッドのみで、それも一瞬で消えてしまっていたが…
立ち上がれない万太郎に、チェックはさらに踏みつけ攻撃を仕掛けるが
その蹴り脚に自らの両足を絡めてそれを防ぎながら、ヒールホールドで逆襲!
・・・先ほどまで完全なグロッキー状態だったのが、見違えるような素早い動きにキッドも目を丸くしており
ミート君もその豹変ぶりに、Ⅱ世にも父スグルと同じあの力が備わっているのではないかと見るが…

243:粗筋超人Ⅱ世
21/06/16 19:21:32.60 2lS0270Z.net
だが一切の痛みを感じないチェックには、決定打にならず靱帯の千切れるような鈍い音がリングに響きながらも
平然とするチェックの姿には観客たちもいやな汗が混じる 万太郎もまるで効き目のないチェックの姿に弱気になってしまう
それと共に万太郎の体も限界が近い様子で…チェックもその隙を見逃さず、なんと関節技を決められた脚一本で万太郎を持ち上げ場外へと放り投げる!
そこにすかさずラ・ケブラーダで追撃!机の上に横たわる万太郎を強襲する!!
これにより万太郎の乗っていた机が真っ二つに割れてしまう
さらにチェックは場外の万太郎にとどめを刺すべく、血走った笑みを浮かべながら壊れた机に目をつける
割れて尖った机の部分に万太郎の首を当て…ここからエルボードロップを万太郎にぶち込まんとするが…
「やい 超人ならこんな凶器なんて使わず堂々と戦え!」
そこにチェックの蛮行を見てられなくなったひとりの子供が、背中から声を荒げながらチェックを殴りつけるが
そんな子供にチェックは裏拳を浴びせて追い返してしまう! 
超人レスラーが観客に手を上げるその光景には、実況も驚愕の声を上げてしまうが
チェックも平然と、自分たちd・M・pが全世界のものになれば大人も子供も悪行超人に服従するのだとする
…その物言いにはチェックのファンだった観客たちも失望をあらわにしてしまい
そしてサンシャイン自身、復讐のあまりにとんでもない怪物を造ってしまった、と胸の内に後悔が宿る…
それと共に万太郎にとどめを刺さんと、エルボードロップを仕掛けるチェックだが…そこに割って入るのは彼の師匠サンシャイン!?
怒りのチェックがサンシャインにラリアートをぶち込み、壮絶な仲間割れが起きてしまうが…
その光景に、万太郎の体の奥底から再び熱い何かが宿るとともに
復活した万太郎がサンシャインをいたぶるチェックを捕まえ、フロント・ネックチャンスリーでリングへと投げ飛ばす!!
チェックをリングに戻すと共に、万太郎は倒れたサンシャインに歩み寄り助けの手を差し出しながら、チェックに向けて告げる
「チェック・メイト! あんたは容姿も佇まいもカッコいいしギャル人気No.1の資格十分だ
 しかし… 心に愛がなければ 真のスーパーヒーローにはなれないよ」
振り向いた万太郎の額には、うっすらとではあるが確かに[肉]のマークが浮かび上がっていた…!
・・・それと共に、チェックの右足に異変が起こる 
今まで何を食らっても平気だった自身の脚…その膝下あたりがどす黒く膨れ始め、チェックも困惑の声がでてしまうのだった
<続く>

244:マロン名無しさん
21/06/16 20:31:26.81 .net
> しかし… 心に愛がなければ 真のスーパーヒーローにはなれないよ
ここでこのフレーズを出すのはなかなかニクい

245:マロン名無しさん
21/06/16 22:07:18.47 .net
言われてみれば観客に直接手出しをしたやつってのはいなかったっけか
なんでか夢タッグでの地球大逆転で観客が宙をすっ飛ぶシーンはゆで理論と合わせて印象に残ってるがw

246:マロン名無しさん
21/06/16 23:27:19.84 .net
サンシャインが悪魔に全く向いてないよな
それなのに悪


247:魔再興にこだわるという



248:マロン名無しさん
21/06/17 05:27:31.10 .net
>>236
試合中じゃないけど以前スグルが観客に「どけい!」とか言って殴り飛ばして席奪ってたよ。(18巻の四次元殺法コンビとの試合後)

249:マロン名無しさん
21/06/17 06:52:29.11 .net
良くも悪くも一途だよね、サンシャイン
そういう不器用な一途さもサンシャインの魅力ではあるが
写真の思いでに語りかける所とかは正義も悪魔も、仲間を大事に


250:する本質は変わらないと思うわ 肝心のチェックにはそういう仲間への敬意が身に付いて無いから、あんな横柄になったのかも



251:粗筋超人Ⅱ世
21/06/17 19:52:37.88 9tJdAng5.net
 第26回 万太郎コールで痛みを知れ!
突然の変調をきたしたチェック・メイト右足の膝下 
どす黒く膨れ上がった痛々しい様子のその足に、万太郎たちも目を丸くし…
おそらくあの脚の様子は、膝蓋骨の骨折によるものと見るキッドとガゼルマン
万太郎の執拗な膝への攻撃が、ついに目に見えるダメージになって現れたのだとする二人だが
それに声を荒げるのはチェック・メイト 自分は痛みや苦しみなどのネガティブな感情は一切持たない極限の超人
そんな自分が普通の超人のようにケガをしたりするはずがない これは新しい筋肉がついてるだけだとするが
チェックの言葉に反し、右足がいう事を聞かず、ついには尻もちをつき倒れてしまう…!
自らの体の異変に、チェック・メイトも必死な様子でサンシャインに向け問いただすが…
「サンシャインヘッド!
 あ…あなたはわたしを極限の痛み 苦しみ 辛さにも耐える不死身の超人に育ててくれたんですよね――っ!
 ならば右足の骨が折れたり 靱帯が断裂したりするわけがないですよね――っ!?」
「チェック・メイトよ ワシは10年間考えられるあらゆる地獄の艱難辛苦をおまえに与え続けて極限の肉体に改造したが……
 しかし長年の特訓によって感覚的な痛みや苦しさに耐えられるようになっただけにすぎず…
 おまえ自身の肉体内部の器官は…普通の超人と同じじゃ――っ
 じゃからいくら痛みを感じないからと 見世物的に相手の技を受け続ければ骨も折れるし腱切れる…」
サンシャインの答えにチェックも驚愕にその目を見開く・・・と思った次の瞬間には、微かな笑みと共に
自分はもうサンシャインには計り知れないほどの超人になっていると言い放ちながら、壊れた右膝で立ち上がって見せる…!
それを止めようとするサンシャインだが、チェックは聞く耳を持たず… その姿に万太郎も表情を険しくさせ、静かにチェックへと向かっていく
「サンシャインら悪魔超人を侮辱することは… ひいては好敵手<ライバル>であった…ボクの父上を侮辱することでもある!」
「ホホ~~泣き虫痛がり超人がカッコつけちゃって~~ もっと痛い目に遭いたいのか」
「たしかにボクは痛がり超人かもしれない… しかし…
 痛みを知らない事よりも あらゆる技の痛み… 人の心の痛みをわかる事の方が超人として大切だと思う!」
万太郎の言葉と共に、勇ましくリングへと上がりチェック・メイトに攻撃を仕掛けるが
それに対しチェックも対抗すべく、チェスピースチェンジの究極系を見せつけんとする
            グランドスラム
「チェスピースチェンジ 王様・馬・城――ッ!!」
ナイトとルークのボタンを一度に押し、チェックの体は四つ足の堅牢な城塞と化す…!!
「王様<キング>の明晰な頭脳 馬<ナイト>の体のしなやかさ 城<ルーク>の体の頑丈さ
 この三つを合体させたものがグランドスラムだ――っ!!」

252:粗筋超人Ⅱ世
21/06/17 19:52:59.44 9tJdAng5.net
グランドスラムの装甲に、万太郎の攻撃ははじき返されてしまい
弱気が浮かんだ万太郎、それと共に額の[肉]の字がみるみる消えていく…
そこにチェックの強烈な馬蹴りでロープへと吹き飛ばされ、そのまま反動でチェックの元へ戻っていくと
チェックの胸板、太ももに穴が開きそこに万太郎の手足がハマり身動きが取れなくなってしまう
そこに高く飛び上がったチェックは、そのまま自らの超重量で動けない万太郎を押しつぶす!!
チェックの大技、落爆人机で意識を失ってしまった万太郎に、さらにとどめの一撃である馬式誉れ落としを仕掛ける…!!
一度目の誉れ落としは普通の馬状態だったが、今回はさらに煉瓦の重量を増したさらに強力な一撃となり
もはやチェックはKOではなく、完全に万太郎の命を奪うつもりなのだ…!
絶望的な万太郎の姿に、ミート君も見てられないと目を背けてしまうが・・・そこに声を上げるのはサンシャイン
サンシャインから万太郎を応援するマンターロコールに始まり…それにキッドも続き、観客たちも続き
気づけば観客の皆が、ピンチの万太郎に盛大な応援を響かせる…!!
そのマンターロコールに、意識を取り戻した万太郎 そこで彼の負傷した右足に目をつけ
上体を起こすとともに、ヒザの負傷に強烈なヘッドバッド!! その一撃を受けたチェックの脚は…!!
「……… イ・・・ イダアア――    ギャ――血が血が~~~っ!!」
ヒザの負傷が破裂し、大量の血しぶきがあがるチェックは悲鳴を上げてリングへと落ちていくが
万太郎もその隙を見逃さず、落下するチェックを捕らえると逆転のキン肉バスターに固める!!
<続く>

253:マロン名無しさん
21/06/17 20:35:28.28 .net
グランドスラム出落ちやんけ

254:マロン名無しさん
21/06/17 23:26:57.18 .net
万太郎コールしちゃったよ
サンシャインもう悪魔じゃねーだろ
サタンがいたらお仕置きだろ

255:マロン名無しさん
21/06/18 08:23:06.17 .net
ビショップとクイーンのピースは出番なしですか(しょんぼり

256:粗筋超人Ⅱ世
21/06/18 18:56:16.17 wVbnDNWm.net
「ま…まさか超難技キン肉バスターで逆にチェック・メイトを捕えるなんて…」
「や…やはりスグル様だけでなくⅡ世にも潜在していたんだ…
 この常識や化学では計ることのできない不思議なパワーが…   火事場のクソ力だ――っ!!」

  第27回 サンシャインは死なず…!?

そして火事場のクソ力で繰り出されるキン肉バスターが、リングに炸裂する!!
・・・だが、その一撃を受けながらも立ち上がろうとするチェック
うめき声のようなものを上げながら、万太郎に襲い掛かろうとするが…その瞬間ふとともと腰から激しく流血!!
あの傷はすべてキン肉バスターの衝撃からくる負傷箇所が破れて出来たもの、と見るミート君
さらに首からも血が溢れ出ながら…チェックは弱弱しくサンシャインに問う…
「わ…わたしは極限の超人だ… ぜ…絶対に倒されるわけがない…
 ね・・・ねえ サンシャインヘッド・・・ わ・・・わたしは不死身ですよね・・・」
その言葉を最後に…チェックのグランドスラムは解除され、元の姿に戻りながらリングに倒れる
ここにキン肉万太郎の勝利が決定! 悪魔超人サンシャイン率いるナイトメアズの完全撃破に成功する!
これにより初代キン肉マンの時代から、30年以上に続く正義と悪魔の意地と遺恨をかけた一大抒情詩に一つの終止符が打たれるのだった
・・・のだが、全部終わった後で倒れたチェックを見た万太郎は、信じられなさそうに悲鳴がでちゃう
また弱気なのが出るとともに、万太郎の額の[肉]も消えてしまうのだった
(まだⅡ世はスグルさまのように… 完全に火事場のクソ力を自分のものにはしていない
 たぶん…フィニッシュでみせたクソ力も偶然の賜物だろう
 まだⅡ世には実戦での経験がなさすぎる 今はまだ"火事場のクソ力"ではなく "たき火のクソ力"というところか)
倒れたチェックに医療スタッフが駆けつけようとするが、それをサンシャインが止める
チェック・メイトは幼き頃からずっと自分が面倒を見てきた、この傷も自分が治して見せる、として
駆けつけたサンシャインに…チェックは自らの敗因を問う 彼の理想を体現する悪魔超人となったはずなのに、なぜ勝てなかったのか…
確かに超人としての技量は、チェックが万太郎をはるかに上回っていただろう
だがその勝敗を分けたのは…技量ではなく誇り<プライド>の差であった、とするサンシャイン

257:粗筋超人Ⅱ世
21/06/18 18:57:00.77 wVbnDNWm.net
「この傷が癒えたら… 悪魔としての誇りを増幅させるための猛特訓を始めよう」
「……… わ…わたしは一度はあなたから離れようとしたのですよ」
「誰しも大人になる前は 迷いはある」
だが突然大阪ドームの天井が壊れ、飛び出した拳の矢がサンシャインを背中から貫く!?
それとともに液晶ビジョンには、完璧超人ヘッドと残虐超人ヘッドの姿が映しだされていた
二人のヘッド曰く、彼らがニュージェネレーションを打倒すれば彼らもその傘下に入る予定だったが
敗北したならばそのヘッドに死をもって責任を取ってもらう、という取り決めがなされていたのだ
さらに二人はサンシャインと共に、彼の傘下である悪魔超人も切り捨てる算段であった…
…だが、サンシャインも彼らがそう動くことはわかっていた、そのための備えと置いてあったと返すと
アジト内の悪魔超人軍が突如反乱、二人に向けて襲い掛かる!!
しかし二人も容易くそれを返り討ちにして見せるが…もはやこれまでと見た悪魔超人の弟子は
施設の自爆装置のスイッチを押し込み、富士山にあったd・M・p本拠地が崩れていく…!!
崩壊していく悪の本拠地に、万太郎もこれで敵はいなくなったと喜びの声を上げるが
だがミート君は彼らもこのままでは終わらないはずと見ており…
するといつの間にかサンシャインとチェック・メイトの姿がないことに気づく
リングに残った血のあとを追うと、そこには胴体を貫かれながら会場を後にするサンシャインの姿…
「サンシャインの奴…死んでしまうのかな?」
「いいや サンシャインは絶対死なん… やつはもっと強い悪魔超人を作り上げ 再びオレ達に闘いを挑んでくるはずだ!」
「エエ~~~ッ チェック・メイトよりも強い悪魔~~~!」

(待っていろよ ニュージェネレーションども!)
驚きの声を上げる万太郎を背に、サンシャインはチェック・メイトの体を抱え上げながら
再びニュージェネレーションに挑むその時まで…サンシャインは静かに再起の炎を燃やすのだった・・・
<続く>

258:マロン名無しさん
21/06/18 21:36:52.78 .net
完璧、残虐陣営は出番なしで終わるとかひどすぎませんかね

259:マロン名無しさん
21/06/18 23:24:05.31 .net
なんで悪の組織はアジトに自爆装置なんか付けるのだ

260:マロン名無しさん
21/06/18 23:38:15.86 .net
DMPがこれで終わりとか適当すぎる
他の敵キャラ思いついていらなくなったんだろうが

261:マロン名無しさん
21/06/19 06:28:43.50 .net
麒麟マンはゆうれい小僧でもあっさり退場していたよな

262:マロン名無しさん
21/06/19 08:39:14.82 .net
dmpはあっさり終わったけどサンシャインは地味にいい動きしてたな
正義と悪魔でブレブレだった若いころに比べると、悪魔一筋を貫き通してるところは好印象というか
>「誰しも大人になる前は 迷いはある」
特にここのセリフがいい味出してる、個人的には串カツのキャベツに次ぐ名台詞だw

263:粗筋超人Ⅱ世
21/06/19 19:03:01.40 UKJF1+Is.net
 第28回 平和ボケ!? 新世代超人の休日…!
28年ぶりに巻き起こる正義超人と悪行超人の闘いは、見事正義超人のニュージェネレーションが勝利を収める
悪行超人大敗の方はd・M・pの士気を低下させ仲間割れを引き起こし、ついには本拠地の崩壊を招く
平和が戻った地球だが、有事に備えて万太郎ら9人のニュージェネレーションは引き続き日本の防衛に付くことになっていたが…
なんだけど、肝心の万太郎が風邪ひいて重症でした
今日は月に一度の超人連合稽古の日なのに…ミート君もこの日ばかり風邪ひく万太郎にあきれた声が出るが
仮病を疑うミート君が万太郎のおでこにさわるが、どうやら本当にすごい熱のようでミート君もあわてて療養の御食事を作るが
実は万太郎、マスクの下にちっちゃい電気カイロつけて病気を装ってただけで
そしてミート君の目が万太郎から離れた隙に、ダッシュで家を出て遊びに行くのであった
「あ~~~やっぱり仮病だった~~~っ!」
(すっかり平和ボケしてますけど… こう毎日遊んでばかりいては超人委員会も黙ってはいませんよ)
場面代わり渋谷の街並みにて、抜け出した万太郎を待っていたのは
今時の若者のコーデでおしゃれしたキッド、ガゼルマン、セイウチンの三人であった
セイウチンなんて大胆に鼻ピーのドレッドです 
で、集まった4人は早速夜の渋谷を散策しながら女の子のナンパに繰り出す
まずはいつも通り、キッドが声をかけ見事アプローチに成功 さすが超人界一のナンパ師と万太郎も声を上げるのでした
一方、両国国技館では集まったニュージェネレーションの激しい稽古が行われていた所
激しい攻防を繰り広げるリング上の選手の活躍には、委員会のスタッフも拍手を送るが
…だが、委員長は開催された連合稽古が気に入らないように声を荒げる
そもそも本来9人いなくてはならないのに5人しか集まっていないのが、委員長も気に入らない様子で
さらに毎回そろいもそろって病欠での欠席に、委員長の怒りはもはや頂点に達しようとしており…
そんな委員長の怒りなど知らん万太郎ら4人組は、居酒屋で女の子たちとどんちゃん騒ぎしてました
大盛り上がりでアホやってる4人達だが…そんな様子を委員長たちが窓の外からのぞいてました
「4人ともこれはひどい病気じゃわい… ただし治す薬のないアホバカ超人病ってやつだがな…」
その様子に委員長もあきれたこれが出てしまい
スタッフたちも怒りを露にしながら、今すぐ彼らを捕まえ懲罰を与えようとするが…なぜか委員長がそれを止める

264:粗筋超人Ⅱ世
21/06/19 19:03:36.12 UKJF1+Is.net
「ワシらの派遣した日本をこんなに気に入ってくれて…
 しかしそんな大好きな日本でも正義超人としての使命を忘れておるやつらに
 いつまでも居座らせるわけにはいかんな…
 やつらにやる気がないならいくらでもいるさ!
 もっと強くて正義心と義侠心に溢れるニュージェネレーションが…」
委員長の言葉を示すかのように…正義超人養成学校、ヘラクレス・ファクトリーではある動きがあった
今回集まったファクトリー第二期生は、万太郎ら一期生をも超えるかのような強豪ぞろいで
数々のレジェンドたちをKO勝利で圧倒する二期生達
そして今まさにバッファローマンも、その巨体をブレーンバスターで持ち上げられ、強烈にリングへと叩きつけられる…!!
「レジェンド バッファローマン先生… 悪いがオレが正義超人界で成り上がるために倒させてもらうよ!」
<続く>

265:マロン名無しさん
21/06/19 20:04:50.92 .net
鼻ピーは攻めすぎやろセイウチwww

266:マロン名無しさん
21/06/19 23:40:21.33 .net
どんなに真面目に練習しようと弱くて結果出してないなら意味ないけどなー
どんなにアホバカでもDMP3人倒してる万太郎の方が仕事したと思うが
しかしガゼルマンはいつそんなに仲良くなったんだ?

267:マロン名無しさん
21/06/19 23:57:43.15 .net
今度の闘いは正義超人同士での派閥争いになるんかね
まあどっかで悪行のスパイが紛れ込んでたりとかありそうだが

268:マロン名無しさん
21/06/20 06:53:29.10 .net
ガゼルとキッドはもともと秀才だったせいで「俺優秀だし今さら教わることなんてねーよ」みたいな驕りもありそう
セイウチンの方はなんか完全に万太郎の舎弟になってる感じ

269:マロン名無しさん
21/06/20 10:12:39.73 .net
今回の二期生軍団で今までいなかったブロッケンジュニア、ウォーズマン、アシュラマンの関係者が出番ありそうだな
ネプチューンマンと五王子関連はもうちょい引っ張りそうな気がする

270:粗筋超人Ⅱ世
21/06/20 19:20:52.63 wr9oUQbj.net
 第29回 正義超人協会の重大会見!
ヘラクレス・ファクトリーにてバッファローマンを圧倒する新たなニュージェネレーション
しかもそのKOタイムは5分ジャスト テリー・ザ・キッドが出したタイムは15分13秒 
それをはるかに上回るタイムでバッファローマンを破り、文句なしの合格がロビンマスクから授けられる
「ス…スゴイ ファクトリー第二期生の卒業テスト受験者4人のすべてが… レジェンドを5分以内に仕留めている」
「こ…これは第一期生の万太郎やキッド以上の…恐ろしい強者揃いだ~~~」
それから翌日、第二期生の卒業式当日 整列する4人が委員長を出迎え姿勢を正す
その規律正しい精鋭の姿に委員長もご機嫌な声が出ながら、アホやってる4人を思い返しその表情が険しくなる
…気を取り直して、4人に訓示を述べる委員長 そこに卒業生の一人が委員長に問う
日本の防衛はすでに9人のニュージェネレーションがくまなく防衛しており二期生の出る幕はないはず
それに対しロビンは、彼らには予備軍として待機することになっている、と説明するが…
「いいや!彼ら4人には今すぐ日本に行ってもらう
 9人の一期生といってもワシの調査ではしっかりと任務遂行して折りのは5人までで…
 のこりの4人は任務を放棄した使い物にならないアホバカ超人どもじゃ!」
「あ…あえてそのアホバカ超人が誰かということは聞きませんが…
 彼らは超人委員会から正式なる辞令をもらって日本へ派遣されているんです
 第二期生の受け入れを彼らが拒否することも考えられます」
「あのアホバカどもが受け入れを拒否だと~~~
 その時は二期生が正式なるニュージェネレーションの権利を 実力行使で奪い取ればよい!」
ハッキリとそう宣告する委員長の言葉に、レジェンドも言葉を失うが
一方、二期生のほうはそいつはおもしろい、と不敵な笑みと共にその闘志を静かに燃やすのだった

271:粗筋超人Ⅱ世
21/06/20 19:21:25.88 wr9oUQbj.net
地球の方に視点を戻すが、キン肉ハウスの方は今日も万太郎がミート君の元を逃げ出してました
もはやほとほとあきれ果てた声が出てしまうミート君 そんなことはまるで知らずに今日も遊び惚ける4人組
夜の街を繰り出す四人だが、女の子の一人が飲みすぎちゃったみたいで万太郎が解放していた所
するとちょうどご休憩にちょーどいいえっちなホテルを見つけ、コソーリ女の子を連れこもうとするが
入ろうとしたところで、突然何者かに蹴り飛ばされる!? 
「いけませんね先輩 正義超人のあなたが女の子をホテルに連れ込むなんて
 先輩 しかもあなたはまだ14歳の未成年じゃないですか」
気づけば入り口には、二期生のひとりの姿があった…!
ただならぬ雰囲気の、目の前の存在に万太郎も身構えその相手をする
二期生のハイキックからのドロップキックを、万太郎は両足を掴むとともにジャイアントスイングで返す!
そのすさまじいスイングに二期生の変装、頭部分が解けながらも壁へと投げつけられる
だが二期生もアクロバティックに激突を避けるが、万太郎も追撃にその後を追うが
壁を壊して飛び掛かる万太郎に放つことでそれを妨害しながら、バランスを崩したところに大技の投げが万太郎に叩きつけられる!!
その強烈な一撃に、血反吐を吐いてダウンする万太郎…
そこへ異変を聞きつけた3人が戻ってくると、二期生はその場を逃げ出すのだった…
それから翌日の東京ビッグサイトにて、正式にニュージェネレーション二期生の発表が執り行われていた
キン肉ハウスに集まった4人達もその報をテレビで見ていた所…委員長はテレビの取材陣に向け、こう宣言する
≪わが正義超人協会では新たなる悪行超人猛襲の脅威に備えて ますます日本の防衛を強固にしていかねばなりません
 現在日本に派遣されているニュージェネレーションはよくやっていますが… まだまだ甘い!!
 そこで今回わたしが提案いたしますのは 今日本にいるニュージェネレーションの中で特に働きの悪い者4人と…
 ここにいる第二期生ニュージェネレーション4人との日本防衛超人の権利を賭けた入れ替え戦です!!≫
入れ替え戦の件は彼らも初耳で…そして当然、その入れ替え戦の対象が彼ら4人であることも初めて知るのだった
<続く>

272:マロン名無しさん
21/06/20 23:41:52.27 .net
万太郎はDMP3人も倒したエース格だろ
これが働きが悪いって入れ替えたらバカだろとしか思えない
他のニュージェネレーションなんて何の役にも立ってない
ボランティアなら人間でもできる
悪の超人を倒すことが正義超人の仕事だろうが

273:マロン名無しさん
21/06/21 00:10:00.07 .net
委員長こんな目先の働きしか見れない小役人キャラだったかなあ…
たしかにちょいと口うるさい所はあったし、王位編では割とキン肉マンの足引っ張ってばかりなとこはあったけど

274:粗筋超人Ⅱ世
21/06/21 19:02:28.21 0q6GRTCl.net
 第30回 居残りを賭けた入れ替え戦!
第二期生との日本防衛を賭けた入れ替え戦開催の報に、驚く万太郎たち4人組
それもそのはず、入れ替え戦の対象として選ばれたのは彼ら4人のようで…
いままでは正義超人軍も残虐、悪魔などの悪行超人との全面対抗戦はあったが
正義超人同士の軍団構想というのは歴史上初めての事 このビッグイベントに取材陣も驚きの声が上がる
一方でそんな一方的な宣告に不満の声が上がるのが件のアホ4人
d・M・p壊滅の功績という輝かしい戦績もあるはずなのに…そんな彼らにミート君が言う
彼らがd・M・p壊滅の功労者であることは委員会も認めているが、その後の生活態度が問題だとして
他の一期生は平和になってからも訓練を欠かさず、街のパトロールも続けているのだが
彼らはこの3カ月、練習をさぼり毎日女の子と遊び惚け、体も完全になまってしまっていた
こんな状態で悪行超人が攻めてきたら全員1分もしないうちに殺されてしまう、と4人を叱りつけるミート君
さらにこの入れ替え戦、勝った方は正式に日本防衛に付くこととなるが
負けた方は日本から即刻追放、ヘラクレス・ファクトリーで地獄の特訓を受け直してもらうと言う
その宣告に4人も驚愕の声を上げ・・・深刻な表情を浮かべながら呟く
「そんなことになっちまったら王様ゲームやカラオケで騒げないじゃないか」
「日本以外であんな遊びはできないからな」
「あなた達に入れ替え戦はいりません! 今すぐ日本から出ていきなさ――い」(#
これにはミート君もハンマーもって4人どつくのでした
テレビの方では二期生が先輩たちに向け挑戦状を叩きつけるとともに、覆面とコスチュームを脱ぎその正体を明かす!
「認識番号07 ジェイド!」 一人目は[J]の字が書かれたヘルメットを身につけた男
「認識番号21 クリオネマン!!」 二人目は透けたクリオネの体を持った超人
「認識番号58 デッド・シグナル」 三人目は道路標識や信号で構成された超人
「認識番号94 スカーフェイス!!」四人目はイタリアンマフィアの如きスーツ姿の巨漢であった

275:粗筋超人Ⅱ世
21/06/21 19:02:58.70 0q6GRTCl.net
ファクトリー二期生、ジェネレーション‐EXの全容が明かされ
そのうちの一人ジェイドは一期生達に向け逃げるなと声を上げ、その挑発に怒りを露にするキッド
一方万太郎は逃げ出そうとしてたけどミート君に止められました
翌日、お台場のフジサンテレビにて一期生VS二期生の対戦カード抽選会が執り行われる
今回は大人気の料理番組「厨房の鉄人」のセットを借りた大舞台にてお届けされる様子
現れた主宰の毎度おなじみの言い回しと共に、大抽選会が幕を開ける
「わたしの記憶が確かならば このキッチン・コロシアムは料理人同士が雌雄を決する場…
 しかし本日だけは料理人だけでなく格闘超人の運命が決定する場なのであります
 それでは登場してもらいましょう―― 勇猛果敢 頭脳明晰 正義超人界の明日を担う4人…
 ヘラクレス・ファクトリー第二期生!! ジェネレーション-EX!!」
主宰の宣言と共に姿を現す二期生達、その堂々とした佇まいは新人でありながらさながらベテラン超人のようで…
二期生の対戦相手の選択方法に関して主宰が解説 今舞台裏には一期生のアホ四人が入っており、誰がいるかはわからないが
セットにある1~4の番号ボタンを押せば、それに対応する対戦相手が現れるという寸法である
まず一番手はクリオネマンが…と思われた矢先にジェイドがその頭上を飛び越える
「オレはなんでもNo1が好きなんだ 1番はオレがもらう」
1番のボタンを押したジェイドの前に現れたのは、ガゼルマンであった
「実力的には万太郎 テリー・ザ・キッドにも劣らないという暴れん坊のガゼルマン先輩か 相手にとって不足はねえ」
「正々堂々と戦おうぜ!」
それに続きクリオネマンは3番を押すと、現れたのはセイウチン
「第一期生の中でも成績はトップクラスだが 生来の人の良さからいまだ実力が発揮できないセイウチン先輩か…」
「ホホホホ ナメるなよ これまでと違う…ニューセイウチンを見せてやる!」
残った番号で悩むスカーフェイスは4という数字に不吉なものを感じ2番を選択 現れたのはテリー・ザ・キッド
だがリンゴを食べながら横になっての登場という態度の悪さに、委員長も顔をしかめていた
「おいデクの坊!おまえなんて返り討ちにしてやる」
「デ…デクの坊… て…てめえ絶対に殺してやる」
残ったひとり、デッド・シグナルの相手として残っているのはもはや万太郎しかいない
ミート君もさぞかし恐怖と緊張でビビってるんじゃないかと心配そうだが、現れた万太郎は凛々しい表情で姿を見せる!
・・・と思ったけどやっぱりビビッておしっこ洩らしてました これにはミート君もあきれ顔
さらに持ってたスイカを落として、よりによってデッド・シグナルの頭へとぶつけちゃう
「先輩 こいつはオレへの宣戦布告と受け取っていいんだな~~~」
「ち…違うゴメンなさい 誰だ――っボクにスイカなんて持たせたのは」
何はともあれ、ここに全ての対戦カードが出そろい二期生との入れ替え戦が始まろうとするのだった
<続く>

276:マロン名無しさん
21/06/21 19:36:16.42 .net
アーレ・キュイジーヌ!

277:マロン名無しさん
21/06/21 20:13:03.76 .net
ガゼルマンは死亡確定

278:マロン名無しさん
21/06/21 22:27:58.63 .net
ジェイドはどう見てもあの人の関係者だろーなあ
後スカーフェイスがどうみても悪役ビジュアルな件w 

279:マロン名無しさん
21/06/21 23:40:21.53 .net
ガゼルマンとセイウチンはかませ確定
万太郎とキッドが勝ち抜けだな
しかし一回戦勝ったやつがそのまま残留でいいじゃん
チーム対抗戦だと誰か優勝したらザコも残っちゃう

280:マロン名無しさん
21/06/22 06:50:53.99 .net
nWoの次はDジェネレーションXのパクリか(名前だけかもだが)。作者もアメプロに傾倒してんのかな。

281:粗筋超人Ⅱ世
21/06/22 19:19:09.87 QU3DYt7N.net
 第31回 万太郎、クサすぎる裏舞台!
入れ替え戦の対戦カードも決まり、まずは試合前の撮影会
なんだけど万太郎の姿がなく…逃げ出そうとしてたのに気づきミート君が慌てて止める
だが万太郎も相手となるデッド・シグナルはレジェンドのジェロニモを3分でKOした実力者
そんな恐ろしい奴に勝てるはずがないとすっかり弱腰の万太郎だが…
「ここで逃げては楽しい日本にいられなくなるし…
 かわいいギャルとカラオケや王様ゲームで二度と騒げなくなってしまうんですよ~~~っ」
ミート君の言葉で、万太郎の足が止まるが…恐ろしいデッド・シグナルを見た途端やっぱり怯えてしまうが
だがこの入れ替え戦で勝てば、二世ファンのギャルも増えて100人との王様ゲームも夢ではないとする
・・・どうやらその言葉で、欲望の方が勝ったようです どうにか戻ったのはいいけどミート君も複雑そう
さて、入れ替え戦は両チーム8人による勝ち抜きトーナメ ントにて行われる
順調に勝ち進み、優勝したチームが一期生であれば4人全員が正式に日本駐屯が決まる
ただし優勝者が二期生の場合、逆に二期生の4人が日本駐屯のニュージェネレーションとなり替わるのだ
そんな方式に万太郎もこりゃ楽だと笑顔で声を上げる 
たとえば4人のうち3人が敗れても、残ったひとりが優勝すればそれで全員日本への残留が決まる、と余裕の笑い声を上げるが
そんな万太郎に異を唱えるのはキッドであり…
「委員長 もしもチーム4人がすべて…一回戦で負けてしまったら?」
「普通のトーナメント戦なら個人の争いなんで そのまま闘いは残った勝者によって続行されるんじゃが…
 これは団体による入れ替え戦であるから 仮に一期生全員が一回戦で負けるようなことになれば…
 二回戦で二期生は日本駐屯を賭けて戦う相手がいなくなってしまうわけで…
 自動的にその場で二期生チームの勝利が決まってしまうわけじゃ!」
確かにそういうケースも考えられる…だが自分たちが一回戦で全滅するなんて事態は…
…あの強豪ぞろいの二期生を目の前にして、とてもではないが全滅がないとは言い切れるものではなかった
「と…とにかくギャル100人との王様ゲームのためにも…」
「ん?今なんて言った」
「い…っ!? コホン ともかく第一期生の名誉にかけてもまず一回戦全滅は避けなければならない!」
万太郎の檄で一期生の士気も高まり、二期生ら強豪たちに立ち向かわんとするのだった

282:粗筋超人Ⅱ世
21/06/22 19:19:41.17 QU3DYt7N.net
翌日、トーナメントAブロックの試合会場となる横浜国際総合競技場
会場は人気No1を争うガゼルマン、テリー・ザ・キッドの闘いということもあり、既に超満員
さらに決戦の場はニュージェネレーション同士の戦いにふさわしく
ヘラクレス・ファクトリーから卒業バトルに使われるヘラクレスの掌が使われることもあり、開始前から大盛り上がりとなっていた
リング上でもすでにガゼルマンとジェイドがスタンバイし、レフェリーの選手コールが高らかに響く
≪青コーナー 187cm 93kg――ッ
 第二期生… ジェネレーション-EX ジェイド~~~~~ッ!!
 赤コーナー 205cm 135kg~~ッ
 第一期生… team-AHO ガゼルマン~~~ッ!!≫
なんだけどAHO呼ばわりにガゼルマンもずっこけつつ、レフェリーに掴みかかるが
委員会は普段の生活がアホだからそんな名前つけられるのだと返す 
そこにキッドもガゼルにAHO呼ばわりの挑発に乗らないよう注意を促す
これはすべて自分たちを負けさせた委員長の作戦だとして
かくいうキッド、[team-AHO]て書かれたTシャツを委員会から無理やり着せられてたがそれでも怒りを我慢している様子
ここで怒って冷静なファイトができなくなれば、委員長や二期生の思うつぼだとするキッドの言葉にガゼルマンも冷静さを取り戻したようで…
一方、Bブロックの行われる川崎球場 Aブロックに比べてこちらは閑散とした様子で100人程度しか入っておらず
これに関してはビジュアル的に難があり、ギャルにも不人気なセイウチンと万太郎の出番のためしかたない所もあるが…
「老朽化した球場はガマンするとして 我々が激突するこの決戦場はなんなんだ――っ!!
 何が"ヘラクレスの足の裏"だ~~~~~っ!!」
なんともカッコ悪い雰囲気を醸し出す、足の裏での戦いには万太郎も不平の声がでてしまう
委員長も仕方ないじゃろうとしながら、"ヘラクレスの足の裏"を持ち出した経緯を語る
実を言うとヘラクレス・ファクトリーを作った先人たちは"ヘラクレスの掌"をひとつしか作ってくれなかったそうで
それでもなにか今回のために何か代用品はないか大倉庫を探していると、この"ヘラクレスの足の裏"が見つかったそうな
「まあ先人たちも掌に続いて"足の裏"を作り始めたのはいいが… そのカッコ悪さにふと恥ずかしくなって…
 そのまま一度も使われることなく 大倉庫内にしまわれることになったんじゃろ
 でもよかったではないか この入れ替え戦のおかげで 2千年ぶりに日の目を見ることになったんじゃから」
「そんな恥ずかしいものはズっとしまっておけばいいんだ――」
何はともあれ試合開始のゴングが鳴り響き、Bブロックの第一試合にて セイウチンVSクリオネマン戦が
Aブロックの第一試合にて、ガゼルマンVSジェイドの一戦が始まろうとするのであった
<続く>
 

283:マロン名無しさん
21/06/22 19:54:20.71 .net
ヘラクレスの足造ってるのってゴールドマンとシルバーマンだよな

284:マロン名無しさん
21/06/22 20:00:12.17 .net
ということは超人の先人どころか神様が作ったのかあれ

285:マロン名無しさん
21/06/22 20:58:17.70 .net
>>272
ホントだ、足の裏作ってるのよく見たら奥にいるのゴールドマンだ
手前のなんだかかわいい子に目が行って気づかなかったわ、あれもシルバーマンならちょい納得w

286:マロン名無しさん
21/06/22 23:39:03.06 .net
トーナメントにする必要あるのかね
勝ち抜き団体戦にすればいいのに
準決勝が一期生VS一期生や二期生VS二期生になったらどうすんだ

287:マロン名無しさん
21/06/23 06:47:08.08 .net
正直デッドシグナル、クリオネマンは強そうには見えない
デッドシグナルのほうは信号や標識と見慣れてるものがモチーフなせいもあるだろうし、クリオネはあの透き通ったからだのせいで迫力がイマイチ感

288:粗筋超人Ⅱ世
21/06/23 19:00:38.47 VOVl0WIU.net
 第32回 入替え戦、凄惨な幕開け!
ニュージェネレーション一期生と二期生の入れ替え戦が幕を開け、まずはBブロックに焦点を当てる
リング中央ではセイウチンとクリオネマンによる、手四つで組み合う力比べが行われていたが
パワーではセイウチンが上か、次第にクリオネマンを押し始める これには万太郎もご機嫌で応援の声を送る
なんだけど万太郎、どうやらほかの3人に頑張らせて自分が戦う気は全くない様子
これにはミート君も嘆いてしまい、そんなミート君に委員長も万太郎の召使を辞めて二期生に鞍替えするよう提案
だがその言葉には万太郎も怒りの形相を浮かべ…! と思ったらうるさいのが居なくなるなら持って行ってと笑顔で委員長に差し出すのでした
リング上に視点を戻し、力で押しまくるセイウチンに対しクリオネマンはブリッジで耐えながら
ブリッジの体勢からのドロップキックで反撃!吹き飛んだセイウチンにさらに追撃をかける!
クリオネマンの反撃のダブル・かかと落としを顔面に受け、裂けた額から血が溢れ出る…
自らの流血に困惑が浮かぶセイウチンだが…それはクリオネマンを誘う芝居!
突っ込んでくるクリオネマンに、今度はセイウチンの反撃がお見舞いされる!!
「言ったはずだぜ 今日はニューセイウチンをお見せすると!」
セイウチンの活躍に観客も大歓声、万太郎とミート君も大はしゃぎ
と、そこにオーロラビジョンに映されたAリングの方でも試合が始まったようでそちらに視点を移すことに
"ヘラクレスの掌"リング上では、ビジュアル系として人気の高いガゼルマンと、ハンサムボーイ、ジェイドとの一戦となり
観客席からは両選手を応援する女の子たちの黄色い歓声が響いてました
と、観客席の一角にてコギャルとヤンキーから何やら不満の声が上がる 
どうやら前のおっさんが突っ立ってみてるのでリングが見えないようで、ヤンキーもおっさんに突っかかるが
…振り向いたその人物の、ただならぬ眼光にヤンキーも思わずたじろいでしまうのをよそに
壮年のその人物はリングを見据えながら「…ジェイド」と呟くのだった
試合が始まると先に仕掛けたのはジェイド 放つ前蹴りを回避しようとするが
それはフェイントで、タックルを仕掛けてガゼルマンを倒しにかかろうとするが
ガゼルマンもそうはさせじと腰を落とし、テイクダウンを阻止することに成功
ジェイドも左右に揺さぶって投げようとするが、ガゼルマンの腰の重さになかなか投げに移る事ができず…
「どうだわかったか 二期生のぶんざいで一期生にケンカを売ることがどんなに愚かなことかが!
 だいたいおまえたちは後輩の癖に…先輩を敬う気持ちがなさすぎる! よって今からお仕置きをする!」

289:粗筋超人Ⅱ世
21/06/23 19:01:22.23 VOVl0WIU.net
ガゼルマンがそう告げながら、ジェイドの後頭部に自らの両手を添えて首相撲の体勢を取ると
そのままジェイドのボディに、何度も何度も執拗な膝蹴りをぶち込んでいく!!
「悪い子だ!悪い子だ!悪い子だ!」
そしてダメ押しのハイキックがジェイドの脳天を捉え、ダウンを喫してしまうジェイドだが
…その戦いを見守る壮年男性は、一見ピンチのジェイドの姿に、計算通りと笑みを浮かべてつぶやく…
するとなにやらガゼルマンに異変が起こり、疲労困憊の様子で息を切らせて膝をついてしまう…?
困惑の声を上げるガゼルマンに、ジェイドがその理由は彼がこの三か月間遊び惚けていたからだとする
汗だくで筋肉もけいれんを起こす今のガゼルマンの様


290:子を小ばかにする言葉をぶつけるジェイド 遊び惚けていた先輩たちと違って、自分たち2期生は厳しい特訓をこなしたばかり やわな先輩に負ける要素は何一つないとする ジェイドの挑発にガゼルマンも怒りの声を上げながら、再び首相撲の体勢に入ろうとするが それに対しヘッドバッドで反撃、さらに繰り出すハイキックも回避し上がった片足を捉えるとともに 必殺のスープレックス、ビーフケークハマーでリングに叩きつける!! …だがその衝撃で、ジェイドが首に飾っていたドクロの徽章が外れてしまう 慌てて落ちたドクロの徽章を探すジェイドだが、それを倒れたガゼルマンが拾い上げた 「こ…こいつを探しているのか?  オ…オレたちに遊ぶことを非難しながら て…てめえはアクセサリーでお洒落か…  に…似合いやしないぜ カッペが!」 罵声を上げながら、徽章を投げ返すガゼルマンだが…その行為がジェイドの逆鱗に触れる…!! そのただならぬ様子に気づいた壮年男性が、ジェイドにあれをだしてはいかんと叫ぶが 怒りの炎が燃え滾るジェイドは、その手から刃が展開されるとともに、ガゼルマンに向けて突っ込んでいき!! 「ベルリンの赤い雨―――っ!!」 繰り出したその技、ベルリンの赤い雨がガゼルマンの胴体を縦一閃に両断する!! <続く>



291:マロン名無しさん
21/06/23 19:13:48.45 .net
やっぱりブロッケンJrの関係者か
でもガゼルマンの体を両断するベルリンの赤い雨はブロッケン以上だな
ブロッケンのベルリンの赤い雨ってニンジャの糸切ったりプリズマンの体削ったりと、そんな強力な必殺技のイメージない

292:マロン名無しさん
21/06/23 19:33:54.90 .net
前回に続き今回も1話持たないとかガゼルマン扱い酷すぎない?

293:マロン名無しさん
21/06/23 22:54:40.87 .net
扉絵の投稿超人、じみにプリクランがかわいいw
本編に出れば女の子超人として、万太郎たちとは違った活躍が期待できそうだがさすがに外見がネタ寄りすぎて無いなw

294:粗筋超人Ⅱ世
21/06/24 18:56:50.08 lZmTBcR8.net
ジェイドの鋭い手刀を受けたガゼルマン、その全身が縦に斬り割かれ
悲鳴と共に、切り裂かれた断面から大量の血があふれ出し、リングに赤い雨が降り注ぐ…!
そう、これこそジェイドの必殺技、『ベルリンの赤い雨』の名の由来である…!!

  第33回 リングに降り注ぐ赤い雨!

ジェイドの故郷、ドイツのベルリンはWW2にて、度重なる敵軍の爆撃と放火に晒され
建物は崩壊、多数の人々も死傷し…ベルリンはいつも赤い血の色と匂いに覆われていたと聞く
ジェイド自身はその当時のベルリンの様子を伺い知る術はないが、今のリングの如き赤い雨が降り注いでいたのだろう…
「ジェイドのバカめ…しゃべりすぎだ」
そんなジェイドの様子に、壮年男性はそう呟き…
そしてBリングの方では、ミート君がジェイドの繰り出したその技に目を見開いていた
ミート君の脳裏に浮かぶのは、かつてベルリンの赤い雨なる技を使いこなした、ある人物の姿…
そしてリング上ではもはやガゼルマンの戦闘不能は明らか、第一試合はジェイドの勝利で終わるのだった
ジェイドがリング上で勝ち名乗りを受ける中…ふと観客席にいた壮年男性の姿に気づく
「レ…レーラァ(師匠)…」
(一回戦ではまだ使ってはならないと言われていた ベルリンの赤い雨を使ってしまった…)
(あの技を出したがために我々の関係が世界に知れてしまうぞ…しかしいい試合であったぞ ジェイド…)
(お許しください… ブロッケン師匠(レーラァ)…)
そう、彼の正体はかつてキン肉マンと共に戦ったレジェンドの一人、ブロッケンJrであった…!
取材陣もそれに気づき、ブロッケンに殺到する中、静かにその場を後にする 胸の内に弟子の勝利に賛辞の言葉を述べて…
ガゼルマンの敗北に終わったAリングから視点を移し
Bリングではガゼルマン敗北を受け、怒りのセイウチンのラッシュがクリオネマンにぶつけられる
万太郎の欲望全開な自分勝手の応援はさておき…観客の中にはセイウチンの家族と思しきものの姿もあった

295:粗筋超人Ⅱ世
21/06/24 18:57:28.32 lZmTBcR8.net
「おがあ あんちゃんがんばってんな」
「しっ!ドロシー静かにすっだ そったら大きい声出したらあんちゃんさ見つかってしまうでねえか
 なんせオラたちはあんちゃんに内緒で北大西洋の海からこんだら遠い日本まで泳いで応援に来たんだからな!
 オラたちが来たってわがったら あんちゃんさ緊張して試合になんねェからな」
さらにセイウチンは休むことなく、クリオネマンをコブラツイストに固める
今までのセイウチンなら相手が苦しい表情を見せると攻撃の手を休めて、そこに付け込まれるのがパターンだったが
今回は相手の嫌がることを迷いなく繰り出す、まさに一味違うニューセイウチン…だが
一方のクリオネマンは、コブラツイストに固められながら、余裕の笑みが浮かぶ
クリオネマンいわく、今まではセイウチンのそれぞれの技のパワーのマックスを推し量っており
そしてセイウチンの力ごときなら、自分の能力で十分に倒せると言い放つ
するとクリオネマンはその身をゼリー状に変化させ、細長く伸びた体でセイウチンの体をがんじがらめに巻き上げる!
どうにかセイウチンも力づくでゼリーボディからの脱出に成功するが、クリオネマンは動じることなく空中に浮かび上がる…
その姿はまさに海中のクリオネのようだ、とミート君も声を上げ…ふと万太郎がクリオネが何なのか聞いてみる
「クリオネとは北極やオホーツクなど 極寒の海の流氷の下にのみ生息する
 貝殻を持たない貝の一種の事で…白く透き通った体に付いた翼を動かし まるで海の上を飛んでいるように泳ぐのが特徴です
 その愛らしい姿から別名『流氷の妖精』とか『流氷の天使』と呼ばれているようです」
「僕だって田園調布の天使と呼ばれてるもんね!」
天使コスで浮かぶ万太郎に、ミート君の容赦ない突っ込みがぶち込まれるのでした
…宙に浮かぶクリオネマンに向け、セイウチンも飛び掛かりハイキックを繰り出さんとするが
クリオネマンは腕の氷を盾状に変化させて、ハイキックを受け止めるとさらに剣に変化させてセイウチンの足裏を串刺しにする!!
たまらずリングへと落下するセイウチンに向け、クリオネマンはフライングボディプレスで落下し…激しい水温が響き渡る…!
襲い来る強烈な衝撃に身構え、たまらずその目をつぶるセイウチンだが……想像したような強烈な一撃はなく・・・
そこでセイウチン、いつの間にか海水の中にいることに気づき…目の前に何か弾力のあるものに閉じ込められたのだと気づく
セイウチンが閉じ込められたその場所とは…クリオネマンの体の中であった…!!
<続く>

296:マロン名無しさん
21/06/24 20:03:47.41 .net
年取ったブロッケンカッコイイな、壮年の達人な感じある

297:マロン名無しさん
21/06/24 20:07:22.20 .net
>>284
初代じゃ若造キャラだっただけに感慨深い

298:マロン名無しさん
21/06/25 03:33:09.25 .net
今回の敗北で、ガゼルマンがジェロニモかカナスペ辺りのかませにもならん雑魚役なのが確定した感じでかなしい
セイウチはポロボロにされて万太郎やる気にさせるくらいの役どころな気がするし
こうなるとせめてキッドには勝って、二人のようなかませとは違うところを見せてほしいわ

299:粗筋超人Ⅱ世
21/06/25 19:37:04.58 1iGJMxFl.net
 第34回 おがあが捧げる大好物!
クリオネマンの体内へと取り込まれてしまったセイウチン
どうにかセイウチンも抵抗し、体内からパンチを繰り出し脱出しようとするが
どれだけパンチを繰り出しても、まるでゼリーを殴ってるかのようにまるで手ごたえがなく…
そんな光景に万太郎がまたアホ思いついてミート君に天龍チョップぶち込まれてたのは置いといて
するとクリオネマン、何を思ったか突然自らの体を自分で殴りつける!?
いや…それは自分の体内にいるセイウチンを痛めつけているのだ!
もはやダメージと長く海水に閉じ込められた影響で息が続かず、苦しげにクリオネマンの中でもがくセイウチン…
そこにクリオネマン、今度は高く飛び上がると自分の体がリング鉄柱に串刺しになるかのように落下していく!
そしてコーナー鉄柱はクリオネマンのボディ…いや、その体内のセイウチンの顔面へと突き刺さる…!!
「見よ――っ!これが正義超人としての使命を忘れ…遊びにうつつをぬかしていたアホの一期生の憐れな末路だ――っ!」
・・・もはやクリオネマンの体内で、ピクリとも動かなくなってしまうセイウチン…まさか絶命してしまったのか…?
だがセイウチンの家族はそんなことは絶対ないとしながら…セイウチン母はピンチの息子に向け巨大な魚を投げつける!!
ロケット弾の如くすっとぶ巨大魚がクリオネマンへと向かっていき、あのままでは激突のショックで魚も粉々になると思われたが
クリオネマンのゼリーボディは、その衝撃をも完全に吸収しその体内に魚が吸い込まれるように入っていく・・・!
その光景にミート君は、クリオネマンの性質に気づく
彼のゼリーボディは、海に連なる生物はすべて体内に取り込める能力を持っているのだ
そして中に取り込まれたが最後、脱出方法は存在しないと思われたが… 万太郎は脱出の打開策に気づきセイウチンに向け叫ぶ
「セイウチン もしもまだ息絶えていなかったら聞いてくれ――っ!!
 おまえの目の前に今まさに クリオネマンの体内に取り込まれようとする魚が見えるはずだ――っ!!
 今ならその魚を取り込むために クリオネマンのゼリー・ボディの扉が開いている…
 扉が閉まる前にその魚を利用して クリオネマンの体内から脱出するんだ――っ!」

300:粗筋超人Ⅱ世
21/06/25 19:37:25.89 1iGJMxFl.net
万太郎の言葉に気づいたセイウチンが、その魚を掴むとともにそこから滝登りの如く脱出に成功!
どうにか生き延びてくれたセイウチンの姿に、万太郎も思わず安堵の涙がこぼれる
そしてクリオネマンから脱出したセイウチンも、その魚が自分の好物だと気づく
だがそれを知ってるのは自分の母親だけ… セイウチンは心の中で、助けてくれた万太郎と母にお礼を言うのだった
だがクリオネマンも再度、自らの中にセイウチンを取り込まんとするが
セイウチンも二度同じ轍は踏まない、突っ込むクリオネマンの胴体を両足で挟みこむとともに
ツームストーン・パイルドライバーでの反撃で、クリオネマンの脳天をリングに突き刺す!!
見事なセイウチンの反撃に、万太郎も母子も喜びの声を上げるが
その一撃はクリオネマンの逆鱗にも触れ…お遊びはもうおしまいとしながら
クリオネマンは自らの体を広げて、さながら虫眼鏡のような形態に変化を始めるのだった
<続く>

301:マロン名無しさん
21/06/25 20:15:03.87 .net



302:セイウチンもなかなか意地を見せるな、ほとんど見せ場なく終わったどこぞの草食動物はみならってほしい



303:マロン名無しさん
21/06/26 09:22:30.79 .net
地味にクリオネ厄介やな
打撃は効かないし間接とっても抜けられる、下手に近づけば丸のみ攻撃でほぼ一発アウトなのはかなり厳しそうだが、どう対抗したもんか

304:マロン名無しさん
21/06/26 12:17:15.52 .net
取り込まれたら内部でうんこシッコすりゃ嫌がって外に出してくれるさ

305:粗筋超人Ⅱ世
21/06/26 18:40:15.32 exWqgB8O.net
 第35回 母なる海は死の香り…!?
突如、虫眼鏡のレンズ状に形態を変化させ浮かび上がるクリオネマン
果たしてこの変身にはどのような技が隠されているのか…試合経過から10分が経過し
自分相手に10分持ったことにはクリオネマンも称賛するが、セイウチンの活躍もここまでだとしながら
彼がこの三カ月、正義超人の責務を忘れ、仲間たちと遊び惚けていたことを責め立てる
クリオネマンの言葉には、セイウチン母も怒りの叫びを息子にぶつけてしまう…
その叫びで万太郎たちも、セイウチン母と妹の姿に気づき
セイウチン似のぶさいくなお姿に、委員長やデッド・シグナルまで大笑いしてました
「先輩 ここまで家族の名誉にドロをぬったんだ これはあんた死んで詫びるしかないだろ!」
「そうじゃ―っ死ね―っ! そんたら正義のために生きるのがイヤじゃったら…楽して遊びたいなら死んでしまえ――っ!!」
息子に厳しい言葉をぶつける母の姿に、クリオネマンも母の許可ももらったしゆっくりセイウチンを料理せんとする
すると太陽の光を浴びたクリオネマン、その胴体のレンズから収束された高温の太陽光線をリングへと放つ!
セイウチンも間一髪でその熱線を回避するが、流れ弾がコーナーに当たり一瞬で炎に包まれてしまう…!
あんなのが自身に照射されれば、一瞬でセイウチの丸焼きにされてしまう…セイウチンもいやな汗が浮かぶ
その後もクリオネマンの放つ太陽光線を、セイウチンはどうにか凌ぐ
恥ずかしい真似をしながら逃げ続ける往生際の悪い姿に、母も罵声を浴びせるが…
「いや違う セイウチンさんは恥ずかしいことなんてやっちゃいない!
 むしろオレたちにいいことをしてくれたんだ――っ!!」
そんな母に異を唱えるのは、セイウチンに助けてもらったという不良少年の一団であった
彼らは学校をさぼりゲーセンでたむろしていた時の事、ケンカ屋のヤクザに因縁をつけられボコボコにのされてしまうが
そんな彼らを助け、ヤクザたちを一人で叩きのめすのはセイウチンであった…!
…自分たちを助けるために大立ち回りを演じるセイウチンの姿に、不良少年たちも目を奪われ…
どうにか騒動もひと段落したところで、セイウチンは彼らに一つ、少年たちに約束をしてほしいという
「学生の本文は勉強だ!明日から学校へ行きなさい!」
そう言い残し、セイウチンはその場を去っていったという 
少年たちもセイウチンに助けられて更生し…ほかにもおばあちゃんもセイウチンに助けられたとか

306:粗筋超人Ⅱ世
21/06/26 18:40:38.19 exWqgB8O.net
まるで自分のような年寄りが困らないように、あらかじめ待ってくれていたようなタイミングの良さだったともするおばあちゃん
その言葉で少年は、セイウチンの真意に気づく 彼は遊び惚けるふりをして街を見守っていたのだ
自分たちのような少年たちが悪い道に行かないように、おばあちゃんのような力ないものが困らないよう
セイウチンはアホの遊び好きを装いながら、人々が安全に暮らせるように見守ってくれていたのだ…!
万太郎ら一期生が夜の街で遊び惚けていたのはそういう裏があったのか…ミート君も感心するように呟くが
万太郎の方はとーぜんそんな裏の理由なんてなく、ただ自分が遊びたいだけでした ミート君もずっこけ
…リング上の戦いに視点を戻すが、セイウチンはクリオネマンの放つ太陽光線から逃げ続けたことで
かなりのスタミナを消耗しており、息を切らせながら片膝をついてしまう…
「人々の困りごとを知るために遊び惚けてただと~~? しかし100%人間達を救うためではなかったはずだ
 その中には遊びを楽しんでいた部分もあったはずだ――っ!!
 完全なる正義超人にはそんな少しの遊びの部分も許されんのだ――っ!!」
セイウチンの真意を知りながらも、クリオネマンは容赦なくセイウチンを責め立てる
そしてついに放たれた熱戦がセイウチンの脚にヒット!そのままトドメを刺しにかからんとするが
その姿を見かねた不良少年たちが、セイウチンを助けようとその場に駆けつけるが
「キミたちのような腐りきったワル学生は必ず悪の道に戻る…
 キミたちを真に構成させるにはこのような少々キツイお仕置きが必要だ!!」
クリオネマンは駆けつけた少年たちにも熱線を放つ!?
それを見たセイウチンは、彼らを救うべく自ら放たれた熱戦に飛び込んでしまう…!!
そして一瞬でセイウチンの全身が発火!炎に包まれのたうち回るセイウチンだが
そこにクリオネマンは、自分の体の中に入ればその炎の苦痛から逃れられると告げる…
炎に包まれたセイウチンの目には、クリオネマンの体は青く澄んだ海にしか写らず・・・
「さあ おまえの大好きなこの涼しい海に飛び込み その忌まわしい全身の炎を消してしまうんだ――っ!!」
「う・・・海・・・ わが故郷のうみ・・・ こ・・・この熱さから・・・・・・ ワシを救ってくれ――っ!!」
悲鳴のごとき声を上げながら、クリオネマンの体へと自ら突っ込んでいくセイウチン
それを待っていたとばかりに、その体から巨大な魚の骨が出現し…体内にはいり込んだセイウチンの体を貫く…!!
<続く>

307:マロン名無しさん
21/06/26 18:50:01.54 .net
人間攻撃しちゃったよクリオネ・・・

308:マロン名無しさん
21/06/26 19:40:11.72 .net
悪行超人でも試合ならリングから人間を直接は狙わないのに
正義超人らしいっちゃあらしいな

309:マロン名無しさん
21/06/26 20:16:09.86 .net
正義の味方でも人類の味方ではないって感じか
なんつーかメガテンの天使系敵を思わせるな、キャラ造形もそんな感じだし

310:マロン名無しさん
21/06/26 21:45:03.82 .net
だとしたら後に出てくる信号機も規律に厳しそうだな

311:マロン名無しさん
21/06/26 22:24:52.84 .net
まあ、人間の方も悪行超人になびくやつもいるしな

312:マロン名無しさん
21/06/27 02:03:02.20 .net
超人が燃えてしまうようなのを人間が浴びたらまず死んでるよな
ロビン達はどういう教育してんの?

313:マロン名無しさん
21/06/27 08:34:01.59 .net
仮に人間達が二期生達じゃなくて万太郎たちに守ってもらいたいって訴えたらどうなるんだろう
このLOW系全開なクリオネ見てると容赦なく粛清しそうで怖いわ
ジェイドは一応ブロッケンの弟子だからそこまで酷い締め付けはしない気もするが

314:粗筋超人Ⅱ世
21/06/27 19:22:36.04 7ejHa1OV.net
 第36回 セイウチン、海の藻屑と散る!!
クリオネマンの体内に現れた、巨大で鋭利な骨に全身を貫かれるセイウチン
それをみたセイウチン妹、ドロシーがさっきのようにセイウチンへの助けに魚を投げつけようとするが
だが今度はクリオネマンの巨大骨に全身を貫かれ、もはや身動き一つとることはできない
それでも脱出せんともがくセイウチン、だがそのせいで傷口がさらに痛々しく裂けていく…!
クリオネマン体内がセイウチンの血で染まっていく、あまりに凄惨な光景に川崎球場の観客も沈黙に包まれてしまう・・・
もはや外界への渇望か、苦しみからの悶えか、セイウチンは必死にクリオネマンの体内をかきむしる様にもがき…
そして、静かに動かなくなったセイウチンは、力なくその体内で漂うのみとなるのだった…
そのあまりに残酷な光景に、セイウチン母子も、おばあちゃんも、不良少年達も涙が止まらない・・・
「おっと しかしまだ油断ならない… ヘラクレスファクトリー正義超人原則その26!
 "敵は狸寝入りの名人 少しの油断で大逆転される可能性多し" 叩く時は……!徹頭徹尾叩け!」
だが、もはや動けなくなったセイウチンにクリオネマンはさらにトドメを刺さんとする
ロープを利用して高く跳躍すると、ゼリーボディからセイウチンの頭だけを露出させると
そのままリングのコーナー鉄柱目掛け、真っ逆さまに落下しセイウチンの顔面を鉄柱に突き刺す!!
 エグザイズ
「x・y・zクラッシュ――ッ!!
 アルファベットではx・y・zに続く文字はない これで最後…
 つまりこのエグザイズクラッシュにかかったら どんな超人も最後という意味なのさ!」
そのままクリオネマンは、自らの体からセイウチンを吐き出しヘラクレスの足の裏からも落とす
もはや誰の目から見ても、セイウチンの戦闘不能は明らか… この瞬間、クリオネマンの勝利が決定するのだった
セイウチンの敗北に、おばあちゃんと不良少年は涙と共に嘆くが…
クリオネマンは、セイウチンの街の人との優しい触れ合いすら切り捨てる
「セイウチン先輩は確かに…人間との触れ合いを優先したいい正義超人であっただろう
 しかし我々正義超人の能力はもっと大きな視野に立って使うものであり…
 そんなワルの中学生や名もない年寄りのためにつかうものではない!
 その正義超人としての精神のスケールの違いが…ここで勝ち名乗りを受けるかどうかの差となって現れたのだ――っ!」

315:粗筋超人Ⅱ世
21/06/27 19:22:56.63 7ejHa1OV.net
入れ替え戦はクリオネマンの勝利により、ジェイドに続き2連勝
こうなると一期生は残るテリー・ザ・キッドと万太郎の奮起に期待するしかないが…
…万太郎らの横で野良犬があくびしているのにデッド・シグナルが気づき、迷い犬も退屈しているとバカにした笑いが溢れ出るが
万太郎はその迷い犬を抱き上げながら、険しい形相をデッド・シグナルに向ける…!
友の敗北に、怒りのパワーを燃やす万太郎の姿にミート君も声を上げるが…
迷い犬をデッド・シグナルのそばにやると、いぬはシグナルのボディにおしっこマーキングしちゃう
「ギャア~~~ッ!! てめえ許せねえ!!」
「おまえが電信柱に似てるのがいけないんだろ~~~っ!!」
とっくみあいの喧嘩になりそうな二人をミート君と委員長が止めつつ
やっぱり二世はいつもの二世か、とあきれ顔が浮かぶミート君だが…万太郎の目じりに浮かぶ涙に気づく
(な…涙…一見軽薄そうだけどⅡ世はセイウチンの敗北を相当悲しがっているんだ…)
倒れたセイウチンに必死に呼びかける不良少年達と母子、そこにドクターも駆けつける
瀕死の重傷だがすぐに治療を受ければ助かる可能性はある、とするドクターにセイウチン母も涙ながらに縋り付く
妹のドロシーは万太郎に向け、セイウチンの好物だった魚を投げつける これを食べて兄の仇を討ってほしいと願う妹だが
投げつけた魚は万太郎の顔面に直撃しました がんめんがなまくさい
両リングの第一試合が終わり、第二試合が幕を開けようとする
Aリングではすでに第二期生、スカーフェイスがリングに上がり、部下にグローブの手入れをさせながらキッドの登場を待つと
そこに軽快なスピニング・トゥホールドのテーマにのって、テリーザ・キッドが堂々と姿を現す
テキサス・カウボーイを意識したいでたちのキッドは、両腕にガゼルマン・セイウチンの国旗が結ばれており
これは敗れ去ったガゼルマン、セイウチンの分まで自分ががんばるという気持ちの表れであろうとする実況
(ガゼル セイウチンよ…オレの闘いを見ててくれ!)

316:粗筋超人Ⅱ世
21/06/27 19:23:35.75 7ejHa1OV.net
一方のBリングでも、デッド・シグナルはスタンバイを終え万太郎を待ち構える
そこに対戦相手の万太郎もリングに登場する、のだが・・・
「ククク キッドのやつだいぶ観客の涙を誘ったようだが ボクはもっとみんなを泣かしちゃうよ」
万太郎はなんか魚屋さんスタイルで背中に巨大魚を背負っての登場でした おまけに入場曲は可愛い魚屋さん
おさかなせおって堂々と入場する万太郎の横で、ミート君もすごい恥ずかしそうでした
\かわいいかわいい さかなやさん♪/
<続く>

317:マロン名無しさん
21/06/27 22:28:21.66 .net
そこはむしろサザエさんやろ万太郎w

318:マロン名無しさん
21/06/27 23:40:14.91 .net
>そんなワルの中学生や名もない年寄りのためにつかうものではない!
いや委員長はそこ重視してたよな
悪の超人倒すだけでいいなら万太郎がこんな入れ替え戦やらされる必要ないし

319:マロン名無しさん
21/06/28 06:35:51.64 .net
こんなんきたら悪行超人ごと一般人も殺されそう
ロビンたちは戦いだけでなく道徳もちゃんと教えんとダメやろ

320:粗筋超人Ⅱ世
21/06/28 19:41:34.14 6b5brSd0.net
 第37回 死の交通標識の罠…!!
なんでか魚屋さんスタイルで登場した万太郎 \かわいいかわいいさかなやさん♪/
ミート君もこんなコスチュームで入場する意味がどこにあるのか、横で恥ずかしそうにしていたが
万太郎は先ほどのキッドの入場コスにて、ガゼルマンとセイウチンの故郷の国旗を纏って現れた
右腕と左腕に、敗れた友を身にまとうかの如き姿は、観客たちに感動の涙を与えた
そこで万太郎はそれ以上の感動を与えるために、敗れたセイウチンの好物だった魚を背負って入場したという
これで観客たちも感激間違いなしと、ほくそえむキン肉マン その横でミート君もあきれ顔だが
論より証拠、観客たちに呼びかけると… 皆さん大笑いしてました \こんちはお魚いかがです♪/
「魚なんて背負ってバカじゃないの――っ」
「ヒ~~ヒヒヒ キッドの入場の方がだんぜんカッコよかったわ――っ!」 と、観客たちはもとより
「キョ~~キョキョ なんだ―っあの万太郎のバカな格好は――っ」 クリオネマンも
「あれが日本のトラディショナル魚屋スタイルか…!」 デッド・シグナルも大笑い
さらに委員長もスタッフもツボに入ったように大笑いする光景に、ミート君もすっごい恥ずかしそう
万太郎も恥ずかしくなってきて、背中の魚投げ捨てようとするけど、投げた頭に頭からかぶりつかれるのでした
アホやってるBリングから視点を移し、Aリングの方は待ち受ける熱戦に静まり返っていた
二人の戦いの行方を、既に勝利したジェイドが見守る中、両リングで選手コールが始まる
[横浜国際総合競技場 Aブロック第二試合
 テリー・ザ・キッド(一期生) VS スカーフェイス(二期生)]
≪赤コーナー 190cm 86kg 第一期生…
 Team‐AHO テリー・ザ・キッド~~~ッ!!
 青コーナー 204cm 167kg 第二期生
 ジェネレーション-EX スカーフェイス~~~ッ!!≫

321:粗筋超人Ⅱ世
21/06/28 19:41:51.12 6b5brSd0.net
[川崎球場 Bブロック第二試合
 キン肉万太郎(一期生) VS デッド・シグナル(二期生)]
≪赤コーナー 213cm 692kg 第二期生
 ジェネレーション-EX デッド・シグナル~~~ッ!!
 青コーナー 176cm 83kg 第一期生
 team-AHO キン肉万太郎~~~っ!!≫
リングアナのコールに応えるようにアピールする両者、万太郎まだお魚にかじられてるけど
ミート君の助けでどうにか頭から魚を引っこ抜くとともに、両リング試合開始!!
ゴングと共に、Aリングにてハリケーンの如き強烈な勢いで飛び出すスカーフェイス
背を向けたキッドに奇襲をかけんとするが、それを難なく回避し足刀蹴りで顔面を打つキッド
たまらずよろめき、スカーの帽子が脱げてしまうが…そこから露になったのは、頭蓋骨まで見える痛々しい傷跡!?
その傷跡にはキッドも驚愕の声を上げてしまうが…
「何をそんなに驚いてる オレさまの名前を忘れたか…
 SCAR-FACE… SCAR<スカー>とは傷跡の事 そしてFACE<フェイス>は顔…
 つまり傷をもった顔の意味だ!」
スカーの痛々しい傷跡をあらわにさせてしまい、キッドも申し訳なさげに詫びる
だがスカーも気にするなと返しながら、握手の手を差し出す キッドもそれに応えようと手を伸ばし…
その瞬間!スカーの眼光が輝き上着を脱ぐとキッドへとかぶせてその動きを封じてしまう!?
「甘いぜテリー・ザ・キッド――ッ!! ワルぶってるわりにはオレさまの顔の傷を見たくらいでビビりやがって~~~っ!!
 オレさまがニュージェネレーションを目指したのも
 リング上でなら誰からもとやかく言われることなく大好きなケンカができるからよーっ!!
 そら 本物のケンカを見せてやる!」
身動きの取れないキッドめがけ、容赦ないスカーのエルボーパットの連打が降り注ぎ
次第にスーツにくるまれたキッドの頭部分が血に染まり始める…!

322:粗筋超人Ⅱ世
21/06/28 19:42:23.51 6b5brSd0.net
Bリングでも試合が始まり、両者組み合う中…万太郎はデッド・シグナルの弱点を見抜いていた
それは頑丈なボディに比べて、明らかにか細くひ弱な両足 そこに狙いを定め、執拗にその足を狙う
その攻撃を受け、悲鳴を上げてダウンするシグナル 調子に乗った万太郎がさらに追撃をかけようとするが
デッド・シグナルも対抗するべく、懐からカードを取り出すと[←]のマークが書かれたカードを顔面に張り付ける
すると顔面の交通標識が同じ模様に変化し…まっすぐドロップキックを放った万太郎の体が大きく左に曲がってしまう!?
困惑しながらも再度ドロップキックを放つが、やはりデッド・シグナルの手前で左に曲がってしまい直撃しない
「グギガ――ッ 何度やっても同じだ! オレさまの顔の交通標識はただ飾りでついているわけじゃない…
 対戦相手はオレの顔面を見た瞬間 そこに書かれている標識通りの動きしかできないようになっているのさ」
さらに自身の技を披露せんとするデッド・シグナルは、万太郎の前に自らの片足を水平に持ち上げると
勇気があるならオレの足の下をくぐってみな、と万太郎を挑発する …その威圧感を感じ万太郎もいやな汗が出るが
その挑発を受けて立つ万太郎は、デッド・シグナルの片足『死の踏切』<デッドブレイクロード>をくぐってしまう
・・・しかし、くぐってみても何も起こらない…と思われた瞬間、いつの間にか万太郎の姿は踏み切りの中にある!?
さらに踏切内に閉じ込められた万太郎の眼前に、一台の列車が猛烈な勢いで突っ込んでくる…!!
<続く>

323:マロン名無しさん
21/06/28 22:20:04.03 .net
これスカーフェイス、オーバーボディっぽいな

324:マロン名無しさん
21/06/28 23:37:56.54 .net
ギャング姿だけあってやっぱり正義超人っぽくないな
クリオネといい2期生の性格悪いな
結局正義VS正義が書けなくてどっちかが悪っぽくなってしまう

325:マロン名無しさん
21/06/29 07:52:40.86 .net
個人的には不良漫画みたいな空気を感じるな、スカーフェイス
悪ぶってるけど何だかんだで仲間入りしたら、万太郎に振り回される常識人ポジになりそうな気がする

326:マロン名無しさん
21/06/29 11:29:51.27 .net
これはテリー以来の新幹線止めが来るのかね
とも思ったがそれやるんならキッドの方だよな

327:粗筋超人Ⅱ世
21/06/29 19:11:06.30 uKc0Ji2r.net
 第38回 ルール違反はお仕置き!?
デッド・シグナルの踏切をくぐった瞬間、万太郎の目の前から突っ込んでくる一台の列車
いきなり突っ込んでくる列車に万太郎も困惑の声が上がるが、リング外のミート君は列車なんて来てないと叫びながら
強風で外れ、万太郎へと突っ込んでくる列車の広告看板をよけるよう言うも
ミート君の声も届くことなく、万太郎は踏切内の電車に弾き飛ばされてしまう…!!
ダウンした万太郎に、デッド・シグナルはデッドブレイクロードを解除するように片足を上げると
いつの間にか万太郎はリング内に戻っており、ミート君の言葉で我に返る 
起き上がった万太郎にデッド・シグナルはそのからくりを解説
デッド・シグナルの体に装備されている、交通標識ツールを駆使することで
対峙する超人の動きをも支配する事ができる 
それと同様、遮断機の足をくぐれば最後…本物の踏切り内部に入った幻を見る事になるのだ
・・・ただし、それはあくまで幻影、相手にダメージを与えられるわけではない
そこでデッド・シグナルは会場の看板を使い、万太郎にあたかも列車にはねられた衝撃を与えたのだという
…デッド・シグナルの言葉が本当なら、リングから遥かに離れた看板を彼の力で飛ばしたことになる…!
万太郎も驚愕の声が出てしまい、ミート君も万太郎がデッド・シグナルの術中にはまった時のことを思い返す…
(そういえば今日は天気も晴れてポカポカ陽気!無風状態だったのに…
 Ⅱ世がデッド・シグナルの足をくぐった時… つまりデッドブレイクロードにかかった瞬間…
 突然 突風が球場上空に吹き荒れ 球状の看板の一つをなぎ倒して… まるで狙ったかのように2世を直撃!)
「そ…それじゃあ~デッド・シグナルの交通標識殺法は相手超人の動きを操るだけでなく
 雨とか風の自然現象までも操れるというのか~~~っ!?」
自然をも操るデッド・シグナルに、すっかり怖気ついちゃう万太郎が逃げ出そうとするが
デッド・シグナルは腰部のガードレールを伸ばし、万太郎の逃げ道をふさいでしまう
万太郎がガードレールに引っかかると、伸びたレールを戻し万太郎をベアハッグ気味に拘束すると
頭の止まれ標識を丸鋸のごとく回転させ、万太郎の胸板を切り裂いていく!!

328:粗筋超人Ⅱ世
21/06/29 19:11:35.20 uKc0Ji2r.net
どうにか万太郎も力づくで脱出するが、デッド・シグナルも即座に追撃
フロント・ネックロックに捕えながら、今度は背中を切り裂かんとする
もはやミート君もその残酷な光景に目を背けてしまうが・・・
「ボクのビューティフルボディは…絶対傷つけさせない――っ!!」
万太郎も一瞬の隙を突き、デッド・シグナルの腕を取るとノーザンライトスープレックスで切り返す!!
今度はボクの版と果敢にデッド・シグナルに立ち向かわんとする万太郎だが
再び交通標識のカードを取り出すデッド・シグナル 今度は落石注意の標識に頭部を変化させると
またも万太郎はデッド・シグナルの術中にはまってしまい、今度は断崖絶壁の幻影に囚われ・・・
それと共に再び空模様が荒れ、落雷が会場に降り注ぐと球状の壁が壊れてしまい落石の如く万太郎に降りかかる!!
万太郎の脳天へと直撃し、もはや焦点の合わぬ瞳でダウンしてしまう万太郎…その姿にミート君は委員長に抗議の声を上げる
球場の壁や看板を利用して攻撃をしかけるデッドシグナルの行為は反則行為ではないか、とするが…
「もしもデッド・シグナルが場外に出て 大看板や壁を壊し持ってきて それらの武器で直接 自ら万太郎を襲ったなら反則行為となる!
 しかしデッド・シグナルはずっとリング内にいる…
 大看板や壁の落下も自然現象を自由に操るという…デッド・シグナルの長年の修練によって培った技が成し得た正当なものじゃ!
 なんら反則行為は認められん!」
委員長の答えにミート君も愕然とし…デッド・シグナルも顔を元に戻しながら高笑いを上げ
そんな姿になったのも先輩が自分の標識を無視し無理に突っ込むからと嘲笑いながら、ルールを破る者は必ずペナルティが課せられる、とする
「万太郎先輩のように 今の社会にはルールを守れないやつが多すぎる!
 このオレがニュージェネレーションになろうと思ったのは…この腐った人間界を規律正しい秩序だったものに変えるためだ――っ!!
 悪行超人達を倒すのも大切なことだが… その前に人間達を変えなくては……
 オレが日本駐屯超人となったあかつきには社会のルールを守れない人間は…ビシバシ取り締まってやるぜ――っ!!」
<続く>

329:マロン名無しさん
21/06/29 20:35:32.53 .net
シグナルの方はクリオネに比べればまだ穏当な方か
主張もわからんでもないところはあるしなー、特に交通ルールに関してはマナー悪い奴らおおいし

330:マロン名無しさん
21/06/29 21:44:18.04 .net
この手の特殊能力系は戦い方が奇抜で見てて楽しい

331:マロン名無しさん
21/06/29 23:40:20.74 .net
人間の法律があるのに超人が勝手に取り締まれるんだろうか?

332:粗筋超人Ⅱ世
21/06/30 19:20:08.55 OMd4tjOE.net
 第39回 ルールがデッドの命取り!?
デッド・シグナルが放つ必殺の交通標識<トラフィックサイン>により、落石攻撃を受けた万太郎
キャンバスに倒れた万太郎だが…その目はまだ死んではいない
力を振り絞りデッド・シグナルの体を支えにしながらも万太郎は立ち上がる…
それを前に、デッド・シグナルは再び落石注意の標識を突きつけると
万太郎は再び、空から降り注ぐ落石の直撃をうける!
もはや白目を剥き倒れ、その体はけいれんを起こしキャンバスも万太郎の流す血で赤く染まっていく…
「見たか――っ 万太郎先輩はまたもオレの交通標識を無視したためにこのような姿となった――っ!!
 ルールを無視するということがどんなに愚かな行為かこれを見ても明らかだろう!
 どうだ――っ おまえたちもこんな瀕死の姿になりたいか――っ!?」
「い…いやだ オレはあんな悲惨な姿になりたくない;」「わ…わたしだって…;」
「そうだろうそうだろう これでみんなもルールを守る秩序だった社会が どんなに大切かがわかったろう!
 それならこんな無軌道な一期生を支持するより… このルール重視 清廉潔白な二期生を支持する方がいいだろう!」
デッド・シグナルの言葉に、会場の空気はデッド・シグナルを支持する声であふれかえる
大シグナルコールを受けながら、倒れた万太郎にとどめを刺しにかからんとするが…
宙に放り投げた万太郎めがけ、標識丸鋸がその首を狩る寸前、なぜか慌てるシグナルが万太郎への攻撃をそらしてしまう
ミート君も間一髪のところで万太郎が命拾いし、安堵の声が出るが
なぜとどめを刺す寸前で、急に別方向に体勢を変えてしまったのか…するとミート君は、リング上の異変に気づく
リングにはちょうど、万太郎の流れた血によって左に曲がるような矢印状の血の跡が書かれていた
そこでミート君と万太郎は、デッド・シグナルの決定的な弱点に気づく…!!

333:粗筋超人Ⅱ世
21/06/30 19:20:39.77 OMd4tjOE.net
「そうか――っ デッド・シグナルはルールや秩序を重んじる 交通標識の化身超人…
 だからこの血の矢印を見た瞬間 道路の進行方向の表示を連想して
 ボクの首を狩る直前に 血の矢印の指示通り 左側に体勢をカーブしてしまった!」
だがシグナルも、次の攻撃は矢印の上を通らなければなんてことはないと返しながら
再び万太郎へと突撃をかける中、万太郎は自らの流れる血に打開策を見出し…
すると万太郎は額から流れる血で、前髪を筆代わりにしながらリング上にお絵描き開始!
「何をやろうがこのオレには通用せ・・・ ゲエエ・・・」
リングに書かれていたのは、[徐行]の指示! その指示に従うしかないシグナルは、一気に突撃がスローになってしまい
その隙に万太郎がシグナルの首を腕で引っ掛け、裏投げでリングに叩きつける!
さらに続けて描いたのは横断歩道、その道路標示に阻まれ思うように身動きが取れないデッド・シグナル
おまけに迷い犬とおばあちゃんが横断歩道を渡り、強引に突っ切ることもできず
「デッド・シグナル――っ! ルールを守るのも楽じゃないな――っ」
続けて万太郎のフランケンシュタイナーが炸裂!さらにエルボースタンプで追撃を仕掛けながら
もう一作、描こうとしたところで…額から出る血が止まってしまう
シグナルの攻撃を封じる手段が途絶えてしまい…シグナルもボロボロになりながらも立ち上がってくる…!
<続く>

334:マロン名無しさん
21/06/30 22:03:19.71 .net
おばあちゃんリングに上がるのはあぶないですよ

335:マロン名無しさん
21/06/30 23:43:33.29 .net
飲酒運転して子供の列に突っ込むようなクズが実際にいるからシグナルの言うことは間違ってはいないんだよな

336:粗筋超人Ⅱ世
21/07/01 19:00:30.82 qwbsEcn7.net
 第40回 時にはルールも破るべし!!
リングに描いた道路標示でデッド・シグナルの動きを封じることに成功する万太郎だが
新しい道路標示を描くための血が尽きてしまう 
万太郎のラッシュを受け満身創痍のデッド・シグナルだが、執念で立ち上がり万太郎に向かっていく…!
そこで万太郎は、自分がさっき描いた道路標示を利用してもう一度その動きを封じようとするが
シグナルもそれに対抗すべく、足元から何やらドロドロした液体が流れだし、リングを覆い始める
溢れ出たその液体は、道路を舗装するためのアスファルト 
これによりリングの表示を上書きされ、デッド・シグナルの動きを封じる事が完全に不可能と化してしまう
道路標示の束縛を失い、デッド・シグナルは改めて万太郎に突撃をかけ、標識丸鋸で万太郎の胸を切り裂く
さらにタワーブリッジ気味に万太郎を抱え上げながら、バックフィリップで叩きつけるとともに背中を切り裂いていく!
「観客諸君!オレはさっき万太郎の描く血染めの道路表示に少々痛い目に遭わされた…
 しかしどんな窮地に立たされてもオレは道路に描かれた指示をキチっと守りそれに従った…
 そうこうしてるうちに万太郎優勢だった戦況が…徐々にオレさまの方に傾き完全に大逆転だ!
 これを見てもわかるように ルールや秩序を頑なに守るものには必ず光明が射るということだ!」
シグナルの言葉に、観客たちも再び大シグナルコールを奏でられ
もはや会場に万太郎の味方はだれ一人おらず…さしもの万太郎も弱気な声が漏れ出てしまう…
「な…なあミート 本当にカラオケや王様ゲームだと…毎日遊び惚けていた…バチが あ…当たったのかな
 ボ…ボク…このままデッド・シグナルにKOされてしまうのかなぁ…」
「何を弱気なことを――っ! あなたの前に闘ったガゼルマンやセイウチンの姿を忘れましたか――っ!!
 今のあなたよりもっと苛烈な攻撃を受けながら最後まで闘いぬいたあのふたりの姿を――っ!!」
(ガゼルマン…… セイウチン…
 ど…どたん場の つ…鍔迫り合いなら こ…このボクも負けないよ!)
そんな弱気な万太郎に、ミート君の叫びが響き…脳裏に浮かぶ、二人の仲間たちの姿に
倒れた万太郎の額に、うっすらと 肉 の字が浮かび上がる…!
それと共に、デッド・シグナルに抉られた背中の筋肉が盛り上がり、切り裂かれた傷をふさぐとともにデッド・シグナルを宙高く弾き飛ばす!!
そして宙に飛ばされたシグナルを万太郎が追い、ひねりを加えたサイド・スープレックスを叩きつける
万太郎の見事な反撃にミート君も歓声を上げ、不良少年たちも笑顔が浮かぶ

337:粗筋超人Ⅱ世
21/07/01 19:01:00.01 qwbsEcn7.net
だがデッド・シグナルもまだKOされておらず、なおも立ち上がろうとすると
再び万太郎に向け、足の踏切を伸ばした『デッドクレイルロード』を仕掛ける…!
だが万太郎も二度も惑わされはしない、目の前に浮かぶ列車の幻に対し
自らを殴ることでその幻を解き、寸前で踏みとどまることに成功するが…
気づけばシグナルの足の向こうには、先ほどの横断歩道を渡った迷い犬の姿があった
それと共に万太郎は再び、シグナルの幻覚に囚われてしまう このままでは迷い犬が列車に轢かれてしまう…!
ミート君も必死に叫び、万太郎を止めようとするが…万太郎はどこか、優しい笑顔を浮かべて返す
「ミートよ… ルールや秩序は守らねばならない大切なものだ!
 でも時にはそれを破ってでも守らねばならない もっと大切なものがあるはずだよ…」
そして万太郎は自らデッドゾーンを超え、迷い犬を抱きかかえながら
迫り来る列車に対し、蹴りをぶち込んでその幻影を破壊!
間一髪のところで万太郎は、迷い犬を救うことに成功するのであった
<続く>

338:マロン名無しさん
21/07/01 19:51:12.02 .net
>「ミートよ… ルールや秩序は守らねばならない大切なものだ!
 でも時にはそれを破ってでも守らねばならない もっと大切なものがあるはずだよ…」
万太郎のくせにいいこと言うやんけ

339:マロン名無しさん
21/07/01 23:11:11.02 .net
犬と列車はキン肉マン世界ではワンセットの扱いやな
これをネタに列車と犬の超人タッグとかだしたら流石に悪のりが過ぎるだろうがw

340:マロン名無しさん
21/07/01 23:37:23.21 .net
>「何を弱気なことを――っ! あなたの前に闘ったガゼルマンやセイウチンの姿を忘れましたか――っ!!
> 今のあなたよりもっと苛烈な攻撃を受けながら最後まで闘いぬいたあのふたりの姿を――っ!!」
え・・・ガゼルマンは遊んでたせいでスタミナなくして情けなく負けただけだよな?

341:マロン名無しさん
21/07/02 06:25:11.02 .net
そういえばこれがはじめての友情パワー発動になるんかな
何だかんだで仲間を大切に、て言う根っこのところはキン肉マンと同じ信念があるんだな、万太郎

342:粗筋超人Ⅱ世
21/07/02 19:09:43.38 anT0x98t.net
 第41回 シグナルはデッドの"赤"!!
リングに迷い込んだ迷い犬を無事、救うことに成功する万太郎
だがその行為はまたもルールを破った行為、シグナルもここぞとばかりにその違反を責め立てる
その言葉に観客たちの冷たい眼差しがリングに向けられており… シグナルもそんな観客たちに確かな手ごたえを感じ取る
周りが敵ばかりというのは精神的に最も堪える状況 その隙を突き、万太郎を下す算段だったが…
「ボクは誰の指示を得られなくともかまわない!
 今はルールを破ってでもこの一匹の犬を救いたかったんだ……」
ルール違反を責め立てるシグナルに対して、万太郎は子犬を抱きかかえながらそう返す
すると観客たちも、そんな万太郎に賛同する声であふれかえ、気づけば会場は盛大な大マンタローコールが響き渡る!
みんなの声援に万太郎も目じりに涙が浮かび…そして逆に、自らが精神的動揺を受けてしまうデッド・シグナル
こうなれば実力で観客たちを振り向かせてやる、と万太郎へ襲い掛かる 
かかと落としをぶち込むとともに、自らの信号機ボディが割れるほどの強烈な勢いで万太郎の脳天を叩きつける!
自らを傷つけてまでも倒そうとする執念の攻撃に、万太郎も完全にグロッキー状態
そしてとどめの標識丸鋸で、デッド・シグナルは万太郎めがけ突っ込んでいこうとする
だが、会場に響き渡る万太郎コールを受け…その声援が万太郎に力を与える…!
(さ…さっきまではデッド・シグナル支持の声援が…ボクにとってはイヤな騒音でしかなかったのに…
 い…今はこの声援がボクの疲れきった体に…力を漲らせてくれる!)
「ようし 元気百倍――っ!股間に一物 手に荷物だ――っ!!」

343:粗筋超人Ⅱ世
21/07/02 19:10:12.48 anT0x98t.net
額に浮かぶ肉マークと共に、気合の叫びをあげマッスルポージング
そして襲い掛かるデッド・シグナルに向け、バク転で丸鋸攻撃を回避すると
そのまま空中でデッド・シグナルの首を掴み、両足をインディアン・デスロックで固め、シグナルの体を絞り上げる!!
「マンタロー一番搾り――っ!!」
相手の首と背骨、両足の大腿骨を一気に破壊する万太郎の新必殺技を受け
シグナルの標識丸鋸も回転が鈍り、その隙を突き必殺のキン肉バスターが炸裂する!!
その一撃を受けたデッド・シグナルの信号機ボディが黄色、赤に点滅し…そして信号機が消え、力尽きる
その瞬間万太郎の勝利が決まり、見事第一期生の初勝利を飾るのだった
その勝利に不良少年たちも笑顔を浮かべ…それと共に、ミート君の脳裏には一つの思い出が浮かび上がる
(ボクは37年前 やはりルールや規律よりも 
 "弱い者を守りたい"という正義超人としての沸き上がる本能の方を大切にした… 超人の姿を記憶しています!
 Ⅱ世…あなたはあの時のテリーマンと同じく 正義超人としてほんの少し成長したんですね)
これでBブロック準決勝は、万太郎VSクリオネマンのカードとなり 残るはキッドの闘いのみ
万太郎も今も戦ってるキッドに、勝てば五分に持っていけると応援の声を送ろうとするが…
・・・オーロラビジョンに映されたその試合光景は、スカーフェイスの喧嘩殺法に成すすべなくボロボロにされたキッドの姿だった…!!
<続く>

344:マロン名無しさん
21/07/02 19:37:21.30 .net
シグナルがちょっとかわいそうに思えた

345:マロン名無しさん
21/07/02 19:39:30.28 .net
流石に観客たち手のひら返しすぎやろ
悪行超人の方を応援したりなんか意図的


346:に観客をクズっぽく書いてないかゆで先生



347:マロン名無しさん
21/07/02 21:01:15.07 .net
>>332
確かに
マンタローの行為に反して、ルール守ってばっかりとかやってらんねーて言い方だしな

348:マロン名無しさん
21/07/02 22:41:32.74 .net
>>332
初代のタッグ編もこんな感じだった気が

349:マロン名無しさん
21/07/03 06:28:00.58 .net
序盤劣勢なのは勝ちフラグだが、スカーフェイスは間違いなく何かありそうなんだよなあ
流石にキッドには勝って貰いたいが厳しいだろうか

350:粗筋超人Ⅱ世
21/07/03 19:07:56.24 0/hXgKIa.net
キッドの苦戦で試合が進む中…会場には新たにその試合を見に来たものの姿があった
だが観客席に姿を現したその人物に、何やら観客は困惑した様子が浮かぶ
「こんなちっちゃなポップコーンのカップとコーラが700円もするなんて……ジャパンはまったく物価が高すぎるぜ
 まずはゆっくり試合を観戦させてもらうか!」
コーラとポップコーン片手に、空いた椅子に腰かけたその人物は…d・M・pを抜けた流浪の超人、ケビンマスクであった

  第42回 血の香りのする正義超人!?

観客もケビンのことは知っており、サインもらおうとするけどケビンは紳士的にやんわり断っておいた
会場入りが遅れたせいで万太郎の試合が見逃したようだが、とはいえ正義超人同士の闘い
それほど血なまぐさいものにはならないだろうと見ていたが…リングの光景に気づきケビンは驚きをあらわにする
そこにはリングロープに体を縛られ、身動きの取れないキッドをいたぶるスカーフェイスの姿…!
「こ…これが正義超人同士のファイトか…あまりにも血生臭すぎる このカードを見逃さんで幸運だったぜ!」
だがそんなスカーフェイスの戦いぶりには、万太郎もオーロラビジョン越しに抗議の声を上げる
スカーフェイスの闘いは正義超人の原則に反する行為 スカーフェイスには厳重注意を与えるよう叫ぶが
横で観戦していたジェイドはそれを笑いながら、スカーフェイスに関してこう語る
彼はヘラクレス・ファクトリーでの正義超人の歴史、心得、倫理などの座学はほとんど寝過ごしており
そのくせ実技になると俄然、やる気になりつまらない授業の鬱憤を晴らすようにクラスメイトを血祭りにあげていたという
リングに上がった委員会のスタッフがスカーを止め、キッドを縛るロープを離すよう言うが
だがキッド自身が、余計なことはするなとスタッフを止める
これが悪行超人の闘いなら試合はこのまま続く、こういう過酷な状況も経験しておかなくてはいけない、としながら
キッドは縛られた体でその身を強烈にスピンさせ、ロープの拘束を解きながらその勢いのままエルボーで反撃!
そしてそのままやられた鬱憤を晴らすように反撃のローリングソバット!続けてヒップドロップの連撃を仕掛ける!
だがスカーフェイスも飛び掛かるキッドを両腕でキャッチしながら、投げっぱなしジャーマンでキッドの体をリングに叩きつける!!

351:粗筋超人Ⅱ世
21/07/03 19:08:19.51 0/hXgKIa.net
頭からリングに叩きつけられ、悶えるキッドの背後からスカーがチョークスリーパーを仕掛けんとするが
キッドは素早く仰向けになり、チョークスリーパーをかわすと両足をスカーフェイスの道に巻き付けるガードポジションで対抗
この体勢は両足の向こうに敵がいるため、上を取られても相手の体を両足でコントロールできる有利な状態、なのだが…
スカーフェイスの怪力は鉄壁のガードポジションをものともせず、お構いなしにパンチの雨をキッドに降り注がせる!!
強烈なラッシュをうけ、キッドのガードポジションも徐々に緩んでしまうが…
そんな不利な状態にありながら、キッドは不敵な笑みでスカーフェイスを挑発
ジェイドも挑発に乗るなとスカーフェイスに向けてファクトリーで学んだ戦いの原則<セオリー>を叫ぶが
そんなものは自分には当てはまらないと、かまわずパンチを仕掛けるスカーフェイス
だがその攻撃はキッドの狙い通り、パンチを掴むと即座に腕ひしぎ十字固めで反撃を返す!
キッドの腕ひしぎを、スカーフェイスは立ち上がって振りほどこうとするが…それもファクトリーでの教えとは逆の代物
これによりキッドの腕ひしぎがさらに深く極められてしまい、スカーフェイスも激痛に悲鳴を上げる、が・・・
その眼光を輝かせると、スカーフェイスはなんと片腕一本でキッドの体を持ち上げる!?
「このオレにセオリーなんていらねえ――っ!!」
そのまま助走と共に勢いをつけてキッドの体を肘と膝で挟み込む強烈な一撃、ヘルリバープランジをぶちこむ!!
その常軌を逸した肉体能力、まさに規格外のモンスターに実況も驚きの声を上げ
・・・脳天の傷跡が脈動するスカーフェイスの姿に…ケビンも彼が他のニュージェネレーションとは違う、ただならぬ匂いを感じ取るのだった…
<続く>

352:マロン名無しさん
21/07/03 19:39:22.64 .net
いろんな意味でなんで正義超人やってんだコイツ

353:マロン名無しさん
21/07/03 19:50:14.46 .net
スカーは悪行超人くさいな
ここで正体表して大がかりな変動が起きる
そしてトーナメント終了とかじゃね

354:マロン名無しさん
21/07/03 20:10:55.85 .net
しかしケビンはグレてるけどなんだかんだで育ち良さが出てるな

355:マロン名無しさん
21/07/03 20:35:49.97 .net
こんな素行最悪なヤツを二期生代表に選ぶファクトリーもどうかと思うわ
委員長がとにかく一期生蹴落としたいから実力ある奴を最優先で選んだのかもしれんが

356:粗筋超人Ⅱ世
21/07/04 19:25:41.30 wUB3Smwu.net
 第43回 "傷の顔"<スカーフェイス>が秘めた裏の顔…!?
キッドに腕ひしぎに掛けられながらも、強引にその背をヒザに叩きつけるスカーフェイス
さらにその膝の上でキッドの背を攻め続けながら、彼の興奮を示す様に頭の傷が激しく脈動する
苦しむキッドに万太郎も応援の声を送るが、本心は自分が楽したいからキッドに勝ってほしいだけでした 
ミート君怒りの天龍チョップがぶち込まれたのはさておき…観客席のケビンもスカーフェイスの様子にある超人の姿が浮かび上がる
だが正義超人所属のスカーフェイスと、元悪行超人所属のケビンとではその接点はあるはずがないが…?
そうこうしているうちに、キッドの腕のフックが外れ腕ひしぎが解かれてしまう
ジェイドもこのままファクトリー仕込みの技でタップを奪ってやれとアドバイスを送るが
しかしスカーフェイスはまだまだ痛めつけたりないとして、外れた片腕を自ら戻しながら
腕にしがみついたままのキッドの背中を、コーナー鉄柱へと叩きつける!
スカーフェイスは組み合わせ抽選会の際、自分をデクの棒呼ばわりしたキッドに怒り心頭で、その怒りをぶつけるが…
「な…なんだ そんなことを根に持ってやがったのか… おまえでかい図体して 案外ケツの穴が小せえんだな
 お…おまえの要望に応えてやるぜ… デクの坊はオレの勘違いだった… おまえはウドの大木だ!」
そんなスカーフェイスに、キッドはさらにスカーフェイスの怒りに火を注ぐかの如くそう吐き捨てる
その悪態にスカーフェイスはさらに逆上し、執拗にキッドの体を鉄柱へと叩きつける…!
だが怒りのまま、キッド憎しの私怨で暴れまわるスカーフェイスの姿には
ジェイドももはや見ていられずそれを止めようとするが、スカーフェイスも手段はどうあれ勝利のために邁進しているのは確かだとして
こう見えても人類の平和のことも考えていると、ジェイドに不気味な笑顔を浮かべながら返すスカーフェイス…
さらにはスカーフェイスは、キッドの"暴れ馬"という異名も奪い取らんとするが…
「ふざけるな この暴れ馬の異名は 父親<パパ>テリーマン オレと父子二代にわたる由緒正しき異名…
 おまえにはやはり"ウドの大木"がふさわしいぜ!」

357:粗筋超人Ⅱ世
21/07/04 19:27:12.53 wUB3Smwu.net
激しく痛めつけられながらも、キッドはなおもそう返してみせる
もはや怒りが頂点に達したスカーフェイスは、キッドを脳天からツームストンドライバーでリングに突き刺そうとするが
激突寸前、キッドは両腕をリングに立ててそれを防ぐとともに、素早くスカーフェイスの片足を取り、電光石火のアンクルホールドで返す!!
「技の入りのタイミング 深さ 角度ともパーフェクトなアンクルホールドだ!
 これでギブアップせんやつは誰もいないーっ!」
「あらゆる攻撃に対して平気なおまえでも このアンクルホールドだけは耐えられまい――っ!!」
その強烈なアンクルホールドの締め上げには、スカーフェイスのブーツの皮もはじけ飛ぶが
スカーフェイスは平然とし…ついには足首ごとねじ切られてしまう!
が・・・それでもなお、スカーフェイスはまったく堪えず笑みを浮かべて見せる…!?
するとスカーフェイスは、ねじ切った足首の断面から新たな足首が現れていくのにキッドが気づく
それと共にねじ切れたところから新しく表れた足首がキッドを蹴り飛ばす!
「とうとうみられてしまったな――っ!!
 そうよ 今まであんたが足だと思っていたのはオレの偽<フェイク>の足でこいつがオレの本物の足だ」
そう告げるとともにスカーが上着を脱ぐと、そこには逞しい筋肉の奥に、頭と同じ傷跡がいくつもあり…
さらに殴りかかったキッドの一撃が顔面を打ち…その一撃にスカーの顔面の皮はまるで作り物にはがれていた
「ス…スカーフェイス おまえ足だけでなくその顔も偽物だな」
「顔だけじゃねえ… この今ある肉体すべてが偽物!」
その宣言と共に、スカーフェイスの偽の肉体が剥がれ落ちていく
そしてそこから現れた新たな超人の姿に、ケビンマスクが驚愕の声を上げる…!
<続く>

358:マロン名無しさん
21/07/04 20:13:46.99 .net
こいつゆうれい小僧の妖翔ファントムキングじゃん

359:マロン名無しさん
21/07/04 20:24:39.23 .net
なんだかケビンとの因縁めいたものも出てきたし、これはキッドダメそうだな�


360:c



361:マロン名無しさん
21/07/04 23:37:44.62 .net
キッド負け確定じゃん
これは予想外
キッドVSジェイドの準決勝だとばかり思ってたが

362:マロン名無しさん
21/07/05 00:21:58.44 .net
ただキッドが負けると次は二期生同士のジェイド対スカーフェイスってカードになるのよな
その辺どうするんだろう、また委員長がなんやかんやしてクリオネの後はジェイド、スカーフェイスと順番にやり合うことになるんだろうか

363:マロン名無しさん
21/07/05 01:17:05.55 .net
このシリーズ、ジェイドがボスじゃ無いの?
万太郎以外の正義超人をもう少し活躍させてほしいなぁ

364:粗筋超人Ⅱ世
21/07/05 18:58:12.58 Dy3b9sz7.net
 第44回 キッドの異名、剥奪さる!?
自らのオーバーボディを破壊し、中からその正体となる新たな超人が姿を現す
その新生スカーフェイスの正体に驚きの声を上げるキッド
そして観客席のケビンマスクは、現れた真スカーフェイス…彼の正体を知っている様子であった
(旧スカーフェイスが醸し出す獣性ファイトスタイルから ある超人を思い浮かべていたが
 まさしく今リングの上に立っている超人はオレの知っているその超人…
 ……マルス……!)
「マルス おまえはなぜスカーフェイスなどと姿を変え そのリングに立っているんだ――っ!?」
そして彼らと同様、チームメイトのジェイドもスカーフェイスの正体は初めて見るもので
驚くジェイドにスカーフェイスもこれには少し訳があるとする、今は話せないがその理由は追い追いわかるともして…
そして正体を現したスカーフェイスは、改めてキッドにむけて突撃を仕掛ける!
「さあキッド先輩 "暴れ馬"の異名をオレに譲る気になったか――っ!?」
「何度も言ったはずだぜ! "暴れ馬"という異名は…… パパとオレのふたりだけに許された異名だということを――っ!!」
突っ込むスカーフェイスに向け、キッドは父テリーを彷彿とさせるナックルパートの乱打で対抗
さらに続けてテリー一族の伝家の宝刀、必殺のカーフブランディングを仕掛けようとするが
…トップロープから飛び上がったところで、スカーフェイスの体はピクリとも動かずリングに叩きつける事ができない…!
そして頭上のテリーにハイキックをぶち込んでカーフブランディングを破りながら、今度はスカーフェイスがコーナーへと上がり…
「大体あんたのカーフ・ブランディングは 片膝しか相手の後頭部に当てないからダメなんだ!
 オレならこうやって両膝を当てるね これならどんな巨大牛でも倒すことができる――っ!」
キッドの後頭部に両膝を当てて、そのままスカー式の強烈なカーフブランディングがキッドの顔面をリングに叩きつける!!
「バッファロー・ブランディング(猛牛の焼き印押し)――ッ!!」

365:粗筋超人Ⅱ世
21/07/05 18:59:16.44 Dy3b9sz7.net
キッドのお株を奪う強烈な反撃をうけ、キッドは口からおびただしい血が溢れ出る
それと共にキッドの脳裏に浮かぶのは、子供時代に両親と過ごしたときの記憶…
「どうしたんだキッド先輩――っ!?
 あまりの悲しさにテキサスのパパとママのことでも思い出してたのかい――っ」
そんなキッドの心をさらに責め立てるかのように声を上げるスカーフェイスに
図星を突かれたキッドは俯いたままで反論することもできず・・・
「あんたはやっぱり"暴れ馬"の異名にふさわしくない!
 今から30年前 あんたの父上テリーマンの全盛期…
 そのどんな相手も恐れ真正面から勇猛果敢にぶつかっていくファイトは観る者全てを魅了したというじゃないか!
 それら荒々しく雄々しいファイトスタイルを見た人々がいつの頃かテリーマンの姿を
 乗ろうとする者を何人も振り落とし 激しく大地を走り回る馬になぞらえて "暴れ馬"と呼ぶようになった…
 
 つまりテリーマンにつけられた"暴れ馬"という異名は 人々より自然発生的につけられたもの…
 しかし先輩 あんたにつけられた"暴れ馬"という異名は なんの実績もないのにテリーマンの息子というだけでつけられたものだ!
 しかもあんたの繰り出す技のほとんどが… 自らが編み出した物でなくあくまで父親のコピーのものばかり!
 あんたの"暴れ馬"は世間の誰も認知していないんだよ――っ!!」
スカーフェイスの言葉に狼狽するキッド、その心の動揺を突いて一気に突撃をかけるが
万太郎の言葉で我に返ったキッドは、突っ込むスカーフェイスの片足を救うように下段蹴りでダウンを取り
そこからキッドは、続けてテリー一族のフェイバリットホールドの一つ、スピニング・トゥ・ホールドを仕掛ける!!
・・・だが、渾身の力で極めたキッドのスピニング・トゥ・ホールドはまるで通用しない…!?
その動揺を突かれ、キッドの首を取り攻守逆転 さらにスピニング・トゥ・ホールドまでも奪うかの如く
両足をトゥホールドに極める、スピニング・ダブル・トゥホールドがキッドの両足を責め立てる…!!
両足の骨がきしむ音も響き、もはやへし折れる寸前でスカーフェイスは余裕で自らその技を解く
・・・もはや出す技全てが通用せず、さらに倍以上に返される規格外の怪物を前に、キッドも完全に心が折れてしまう…
そんなキッドにとどめを刺さんと繰り出した技は…キン肉族の48の殺人技が一つ、キン肉バスター!?
「バカめ オレが他人の技をコピーすると思うか オレが出すのはキン肉バスターの究極の形…
 今までのキン肉バスターに…三角絞めの効果を加えた… アルティメット・スカー・バスターッ!!」
スカーフェイスの宣言と共に、キッドの頭を両足で締め上げながらのキン肉バスター
アルティメット・スカーバスターの体勢でリングへと急降下していく…!!
<続く>

366:マロン名無しさん
21/07/05 19:22:17.51 .net
実際には無理な体勢としか思えないけど格好いいなアルティメット・スカーバスター
改良阿修羅バスターより破壊力に説得力ある

367:マロン名無しさん
21/07/05 19:25:15.78 .net
てかスカー、ゲ全話ラストと姿かわってね?

368:マロン名無しさん
21/07/05 19:31:34.36 .net
これはいったい何だったのか?
URLリンク(i.imgur.com)

369:マロン名無しさん
21/07/05 19:36:29.28 .net
スカーバスターもだけど、個人的にはバッファローブランディングが威力に説得力あって好きかも

370:マロン名無しさん
21/07/05 19:51:14.40 .net
いやあ、どんな骨格してたらあんな体勢になれるんだって思っちゃったな

371:マロン名無しさん
21/07/05 20:42:47.57 .net
いくらなんでもあの体制は認めたくない

372:マロン名無しさん
21/07/05 20:48:03.49 .net
うおおなにこの技カッケー!って最初に見た時は思わず震えたが
たしかによく考えたら、これってケツで着地する体勢になるのか、と思うと途端にダサく見えてくるな…
まあツッコミどころも提供してくれるゆでらしい必殺技だと思えばw

373:マロン名無しさん
21/07/05 21:30:41.08 .net
あのマフィアみたいな妖怪人間ベムみたいなスカー好きだったのに
もうオーバーボディでしたでこれでいくのか
残念

374:粗筋超人Ⅱ世
21/07/06 19:21:56.63 s7GfqCSJ.net
 第45回 一期生、最後の砦は万太郎…!?
キッドへのとどめとして繰り出した、キン肉バスターにうり二つの必殺技、アルティメット・スカーバスター
スカーフェイスが繰り出した新たなバスターにミート君も驚きの表情を浮かべながら
今までのキン肉バスター、その欠点に関しても考え込んでいた
キン肉マンの得意技であるキン肉バスター、およびアシュラマンの得意技阿修羅バスターは
一見脱出不可能なようで、首のフックが甘くそこから脱出される危険は以前から指摘されてきた
とはいえⅡ世の繰り出したキン肉バスターは、そんな逆転のスキを与えないほどの威力があったが…
その後アシュラマンは首のフックを改善させた、改良阿修羅バスターを開発するが
これも首に意識が集中するあまり、技の威力そのものが半減するという欠点が露呈していた
だが今、スカーフェイスが繰り出したまったく新しいバスター、アルティメット・スカーバスターは
首のフックの問題を、両足での三角締めで完全に克服 30年以上も改善できなかった弱点を
若き超人が難なくやってのける、その姿にミート君もその表情を険しくさせる…
そしてその技を掛けられたキッドは、そこから脱出しようにも全く動く事ができない
それに関してキッドは動けるわけがない、と呟く 
股裂き、首折り、背骨折りの三種を一つにした必殺技キン肉バスターに、さらに三角締めを加えているでは…
「このスカー・バスターという技はキン肉バスターの改良系なんかじゃない…
 これはれっきとしたスカーフェイスオリジナルの必殺技<フェイバリットホールド>だ――っ!」
――そして、勢いよくリングへと落下したスカーバスター 
その強烈な威力はリングそのものごとキッドを破壊しつくしてしまう…!!
もはや白目を剥き痙攣した状態で失神してしまったキッドに、委員会スタッフもあわてて倒れたキッドに駆けつける
・・・こうして絶対有利と言われた一期生エース、テリー・ザ・キッドはスカーフェイスに完敗を喫する
これにより1期生は万太郎を除き全滅、その事実に万太郎も頭を抱えちゃう 絶望の万太郎を励ますミート君だが
当の万太郎はミート君に変装して逃げ出そうとしてました しかし残念ながらバレバレ


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