キン肉マンⅡ世 連載中at CSALOON
キン肉マンⅡ世 連載中 - 暇つぶし2ch144:マロン名無しさん
21/06/03 23:39:49.04 .net
>>141
ケビンは今回顔見せだったんだろ
これから万太郎のライバルとして何回も戦ったり、万太郎は俺が倒すお前には倒させんとか言って助けたりするんじゃないか

145:粗筋超人Ⅱ世
21/06/04 19:21:55.61 eFNnk949.net
 第13回 いざ、大阪へ乗り込まん!!
大阪の防衛を受け持っていたキッドの留守を突き、悪行超人の襲撃が受け
その救援に駆けつけたニュージェネレーション二人は、容易く敗れ去ってしまう
d・M・pの新たな刺客、そしてその傍に寄り添う謎のコーチ超人 彼らの手により大阪は悪行超人の手に落ちてしまう
…そしてそのコーチ超人の顔にミート君は見覚えがあった 彼こそ悪魔超人界の重鎮、サンシャイン!
≪これはこれはアレキサンドリア・ミート! 久しぶりじゃ…30年ぶりになるかのう
 老いさらばえすっかり容姿の変わってしまった者のことを覚えていてくれて嬉しいぞ≫
だがなぜ悪魔超人のサンシャインがd・M・pに…ミート君の疑問にキッドが答える
確かに彼らは悪行超人と一まとめにされているが、その実態はキン肉マンたちに破れた残虐、悪魔、完璧超人の団結したグループ
正義打倒のために3属性の超人が団結してできたのがd・M・p だから悪魔超人のサンシャインが所属していても不思議はないのだ
…キン肉マン達に敗れて30年、サンシャインもすでに現役は退いたが正義超人への恨みはますます募るばかり
その怨念を糧に、若き悪行超人に指導を施すサンシャイン 
そして自分の持てる悪行超人殺法をすべて叩きこんだのが大阪を落とした二人の悪行超人である
本来なら自分が防衛しなければならない地だったのに…キッドも苦悶の声をもらしてしまう
≪グオッフォフォ 大阪の地は オレたちナイトメアズが預かったぜ――っ≫
「NIGHTMARE<ナイトメア>…つまり悪夢か
 …なるほど サンシャインが手塩にかけて育てた新しい悪魔どもが見せる悪夢のような恐ろしいファイトスタイルってわけか…」
だがまだ息があったニュージェネレーションの仲間、バーバリアンが果敢にも悪魔たちに向かっていくが
それを前にフードをかぶった悪魔の一人が包帯を巻いた腕を伸ばすと、そこからトカゲのしっぽのような腕がバーバリアンの足に絡み
宙に放り投げられたバーバリアンへ、さらにもう片腕を伸ばすとそこから現れたのは恐竜の頭!
脚に恐竜のしっぽが絡み、肩に恐竜の頭が噛みつかれ…そのままバーバリアンの胴体は真っ二つに裂かれてしまう!!
まさに悪夢のごとき凄惨な戦いを見せるサンシャイン第一の刺客、レックスキングにキッドたちもその表情が強張る・・・

146:粗筋超人Ⅱ世
21/06/04 19:22:21.97 eFNnk949.net
そしてサンシャインはニュージェネレーション達に、挑戦状を叩きつけ、彼らナイトメアズは大阪ドームで挑戦者を待つ 
明日の午後0時までに挑戦者が現れなければ大阪の人間は皆殺しとも脅しをかけ、モニターの通信が切れるのだった
…今ちょうど午後7時、キッドの脚なら一時間もすれば大阪につける 一刻も早く大阪の状況を確認するためキッドは大阪へと急ぐ
そしてミート君と万太郎も、キッドを追い大阪へと向かうのであった
そんでもって食い倒れの街大阪に着いた万太郎とミート君 
一応ナイトメアズの試合予告時間は明日の昼だが、念のため街のパトロールに出ていた二人
とはいえせっかくの大阪、何かおいしい物でも食べていこうという話になり…
万太郎は串カツやさんを見つけ、さっそく中に入り串カツのおいしさに二人もおもわず舌鼓
カツもおいしいけどソースも絶品、と口を付けたカツにソースをつけなおそうとする万太郎だが
「やめな ソースの二度漬けは そいつは皆で使うソースだ 一度口にしたカツを着けちゃ汚いだろ」
その場に同席していたおじさんに怒られました だがそのおじさんの姿、どこかで見たような・・・
そこで二人が、そのおじさんの正体がサンシャインであると気づく!! 思わず身構える万太郎だがサンシャインはそれを制止する
弟子の二人はおらず、今はサンシャインひとり 年老いた自分が現役の万太郎に勝てるはずがないとしながら
ここに来たのは、本当にただ食事をしに来ただけ・・・串カツにソースをつけながらサンシャインは話を続ける
「おまえたちもワシも明日の昼までは停戦中であり 今は敵でも味方でもない……
 いつも汗と血とシューズの皮の匂いの充満する場所でしか 会ったことのないワシらじゃ…
 たまにはこういう普通の場所で 普通の話題をするってのもいいじゃないか」
そう言いながらサンシャインは、カツを口にする合間に、添えられたキャベツを口へと運んでいく
「カツばかり食ってちゃ胸焼けしてしまって体に悪いぜ
 間…間にキャベツを食べるんだ そうするとキャベツの成分が胸焼けを防いでくれる
 キャベツ以外の野菜じゃあその効果はないそうだ… 誰が最初に発見したのか知らねえがスゲエ知恵だな」
そんなどこか哀愁の漂う…サンシャインの意外な一面に二人も目を丸くするのであった
<つづく>

147:マロン名無しさん
21/06/04 19:58:49.07 .net
なんだか今回のサンシャインいい味出してるなあ、ちょっと好きになったかもしれん

148:マロン名無しさん
21/06/04 20:27:54.19 .net
リアルキン肉マン世代は今のおっちゃんになったサンシャインの姿に感じ入る人は多いと思う
おれも年取るならこんなどこかハードボイルド感あるおじさんになりたいわ

149:マロン名無しさん
21/06/04 23:41:02.59 .net
サンシャイン生き返ってるんだな
前作ではミッショネルズに殺されて、オメガマンに首をコレクションされてたはずだが

150:マロン名無しさん
21/06/04 23:49:18.32 .net
d.M.p設立の回想シーン、ネプキンと一緒だな
こいつも生き返ったのかというかよく自分を殺した相手と一緒になれたな

151:マロン名無しさん
21/06/05 05:38:58.04 .net
正義打倒のためなら完璧超人に殺された確執も捨てられるが
プライベートでは仇敵の正義超人とも語らうサンシャインまじ人格者

152:マロン名無しさん
21/06/05 09:00:13.73 .net
キャベツにそんな効果が
本筋よりこっちが印象深い

153:粗筋超人Ⅱ世
21/06/05 19:27:37.75 Zl9YmwzN.net
 第14回 万太郎、14歳のアブない誘惑!!
思わぬところで出会ったサンシャインの姿に目を丸くする万太郎とミート君
するとサンシャインが二人に向き直り、警戒するが…サンシャインは二人に揚げたレンコンを差し出した
なんともフレンドリーな態度で接するサンシャイン
店主のおっちゃんもサンシャインは一人で来たそうで、だまし討ちをするつもりは本気でないようだ…
「ひとりということはわかりましたけど あなたはボクたちに危害を加えませんよね」
「ワシはもう62だぞ・・50年以上の超人レスラー生活で片方の目は潰れ…
 技を出す度に強く食いしばるため歯はボロボロ… スープレックスのうちすぎで腕も曲がってしまったし…
 何よりも体力が衰えて…体重は全盛期の半分になってしまった… こんなワシに何ができる…」
そう言いながら来ていたコートをはだけさせると、そこにはあばら骨が浮いてやせ細ったサンシャインの体が露になる
それと共に宙を仰ぎながら、昔を懐かしむサンシャイン… 昔は自分も一線級の強さであった
悪魔超人の仲間もいっぱいいたが…7人の悪魔超人、6人の悪魔騎士が正義超人に敗れてから悪魔の栄光に陰りが出る
バッファローマンが悪魔を抜け、さらには悪魔のプリンスにして大切な友、アシュラマンまでもが正義超人の元へ去ってしまう・・・
大雨の降りしきる中、サンシャインの元を去り行くアシュラマンの姿に…サンシャインは一つの決意を決める
「その時ワシは思った…去りたい奴は去れ! ワシひとりになっても悪魔超人の灯を守って見せる…と!!」
そんな辛い思い出を思い返しながら、ビール片手に涙を浮かべるサンシャイン・・・
…アシュラマンとの辛い別れから30年、サンシャインはd・M・pのコーチとして正義超人打倒のため再び超人レスリング界に戻ってきたのだ
だがd・M・pは3属性の団体だが何のつながりも持たない烏合の衆、と吐き捨てながらサンシャインは高らかに宣言する
「ワシはきっと今あるd・M・pをワシをリーダーとする"新生悪魔超人軍"と名を変えて見せる
 それを成すためにはキン肉万太郎 おまえたちニュージェネレーションを倒さねばならんー!!」
サンシャインの剣幕には万太郎も怯えちゃうが…するとサンシャインの持っていた通信機に反応があり
見てみるとそこには大阪ドームに乗り込んできたキッドの姿が写っていた
どうやら明日の試合時間を待たずに、今すぐに悪魔たちの相手をしようとするが…

154:粗筋超人Ⅱ世
21/06/05 19:28:19.19 Zl9YmwzN.net
「ナイトメアズNo1 NO2よ 大阪ドームに迷い込んだネズミを捕らえるんじゃ…」
通信機越しにサンシャインがそう指示を出すと…闇の中から二人がキッドへと強襲!
だが悪魔たちの方はここでキッドを仕留めるつもりはない、あくまで彼を仕留めるのは明日の試合
全世界でも放送される正義と悪魔の闘い、そこで自分たちがニュージェネレーションを仕留めれば
全世界の人間達に、新生悪魔超人の強さ、偉大さを知らしめることができる だからキッドには今は大人しくしてもらう必要がある…
怪しい笑みを浮かべながら、サンシャインは砂となって消えその場を後にしてしまうのだった・・・
高笑いを上げながらその場を去るサンシャインの姿に、Ⅱ世にどうするかミート君が声を上げるが
気づけば万太郎もその場から姿を消していました どうやらサンシャインの復讐心には全く興味がない模様で
改めて何を食べようか大通りのお店を物色 すると先ほど見た高級牛丼屋?に目をつける万太郎
「おお さっきも見た牛丼屋…
 しかしうまい 安い 早いってのは聞いたことあるけど…
 でかい さわれる 見れるってどういう意味だろうな」
というわけで一杯5000円の高級牛丼屋に入ると、裸のおねーさんたちが出迎えてくれました どうみてもエッチなお店
おねーさんたちにちやほやされて万太郎も変な笑い声が出ちゃうが
「あ~~あ こんなハレンチなところをミートに見られたらえらいことだな~~
 いや 14歳の未成年のこんな所に来たらおまわりさんに連れていかれるだろうな」
その背後から、そんな万太郎をとがめるのは先ほど会ったサンシャイン!
ここでのことを黙ってほしければ自分のいう事を聞いてもらう、とするが
だが万太郎は明日、サンシャイン弟子のナイトメアズとの試合があるはずだが…
「いいや おそらく明日の第一試合のカード―は今の状況では
 テリー・ザ・キッド VS レックス・キングの試合となるだろう
 その試合の時おまえに…」(ごにょごにょ耳打ち
サンシャインの命を聞き…何やらその目を輝かせる万太郎 
なんでも一度そういうのをやってみたかったとの事だが、はたしてサンシャインのたくらみとは…?
・・・そして翌朝、大阪ドームにてナイトメアズ VSニュージェネレーションの闘いが幕を開けようとするのだった
<つづく>

155:マロン名無しさん
21/06/05 20:09:22.97 .net
涙雨に濡れるサンシャインが切ない
と思ったら何しれっとエロい店に入ってんだこいつw
ここぞとばかりに万太郎を責め立ててるけど色々台無しだよw

156:マロン名無しさん
21/06/05 20:11:33.03 .net
やっぱりアシュラマンが正義側にいったのショックだったんだな

157:マロン名無しさん
21/06/05 20:23:02.67 .net
先に正義に傾倒したのはサンシャインの方じゃん
しかもアシュラが正義側についた頃はあんたオメガマンの指になってたよね

158:マロン名無しさん
21/06/05 21:35:34.48 .net
砂化ボディに目が潰れるとか腕が曲がるとか関係あるのか?
しかしサンシャイン裸コートは変質者っぽいというか昔は普段から全裸だったのか

159:マロン名無しさん
21/06/05 23:38:58.70 .net
青年誌だからってエロい店とか出さんでほしいわ
主役は14歳なんだし

160:マロン名無しさん
21/06/06 09:05:31.12 .net
ここまでの旧超人の動向をちょいとまとめてみた、今のところはたぶんこんな所かなー
〇正義超人側
・キン肉マン=ビビンバと結婚、すっかりよぼよぼ 息子はキン肉万太郎
・テリーマン=ナツ子と結婚(?)、牧場経営 息子はテリー・ザ・キッド
・ロビンマスク=アリサと結婚(?)、超人幕僚長 息子はケビンマスク
・ウォーズマン=まだ出番なし
・ラーメンマン=独り身、万太郎の師匠
・バッファローマン=独り身
・ブロッケンJr=まだ出番なし
●悪魔超人側
・スニゲーター=孫が参戦
・サンシャイン=独り身?、d・M・pリーダーの一人
・その他悪魔超人はまだ出番なし
サンシャインが来たことだしそろそろ次シーズンあたり完璧超人からネプチューンマンが来るかも

161:マロン名無しさん
21/06/06 14:28:05.25 .net
悪魔は落ちぶれたみたいだけどサタンはどうなったんだろ
一応悪魔超人のボスはサタンだろ
悪魔将軍はサタンに六騎士借りてただけだし

162:マロン名無しさん
21/06/06 14:38:59.71 .net
>>159
青年向けをちょっと勘違いしてるとこあるよね

163:粗筋超人Ⅱ世
21/06/06 19:28:43.47 rEzzM4bG.net
 第15話 レフェリーにドームどよめく
日本五大ドーム球場と言われる近鉄バファローズの本拠地、大阪ドーム
この大阪ドームを舞台に、d・M・pの新たな刺客、ナイトメアズとニュージェネレーションの決闘が行われる
テリーの息子、キッドのデビュー戦と、正義超人の実力派を容易く真っ二つに引き裂いた強敵、レックス・キングとの対戦カード
そんな一大イベントに子供たちも大はしゃぎで会場へと駆けつける姿もあった
会場入り口ではd・M・pの衣装に身を包んだ会場スタッフが子供たちを出迎えると
d・M・pステッカーとパンフレットを無料でご提供 さらにはショップもd・M・p一色
……これらのサービスはd・M・pが人間達を手なずけるための物と、スタッフの嘲笑う笑みに子供たちは気づくことはなかった…
そして当然、試合会場もd・M・pの黒一色 さらにリングは金網デスマッチで行われる模様
そんなリング上には天井からつるされた人の姿と、リングに立つナイトメアズ、サンシャインの姿があった
主催のサンシャインが会場の皆様に感謝の言葉を上げる中… その中に姿のあったミート君はいまだ行方不明のⅡ世に困り顔
あと数分で試合が始まるというのに…第一試合がキッドとの戦いなのが不幸中の幸いではあるが
そこにゴージャスマンが頭を抱えるミート君に、もう少し立てば恥ずかしそうに入ってくるとフォローしておいた
…すると、会場の明かりが消え、タキシードに身を包むサンシャインによる案内の元、ついに二人の対決が幕を開けようとする
≪大変長らくお待たせいたしました!!
 ただ今よりd・M・p VS ニュージェネレーションの "大阪真昼の決闘"を行います
 赤コーナー
 203cm 217kg ナイトメアズNo1… レックス・キング――ッ
 青コーナー
 190cm 86kg… テリー・ザ・キッド~~~!!≫

164:粗筋超人Ⅱ世
21/06/06 19:29:09.22 rEzzM4bG.net
サンシャインがキッドの名を叫ぶとともに、レックス・キングが右腕を振り上げ宙吊りの男へと振るうと
男の拘束が解かれ、中から現れたのはテリー・ザ・キッドであった!両選手も出そろい試合開始…となる前に
この一戦、両者とも気の強い超人のため、試合の収集がつかなくなる可能性もあるとして
そこで今回は特別にレフェリーを配置する、とするサンシャイン 彼のアナウンスでレフェリーも姿を現すが・・・
なんだか変なサンバリズムに乗って、ゲートから4人の美女に担がれ姿を現すのは…なんとキン肉万太郎!?
まさかの展開にキッドもミート君も唖然としてしまう …何はともあれリングに全員が出そろいいよいよ試合開始が近づくが
だがそんな万太郎の姿に、ミート君は彼がサンシャインの策略に乗せられていることに気づく
そんなミート君にゴージャスマンは、レフェリーが身内の万太郎ならキッド有利の采配をしてくれると楽観視していたが…
「あなたはⅡ世の性格をよくわかっていない…
 Ⅱ世はバカがつくほど生真面目でおだてに乗りやすい性格だ…
 そんな人がレフェリーなんかしたらどうなるか…」
ミート君のそんな懸念のなか…レフェリー、万太郎の合図で試合開始のゴングが鳴り響き
試合開始早々、レックス・キングはキッドに向け猛突進を仕掛けるが、キッドはスライディングで股の間を潜り抜け
背後に回ったキッドがレックスの頭を掴み、その頭部にナックルパートの乱打を浴びせる!!
≪いったいった キッドがいった――っ!!≫
・・・だがキッドのその猛攻を、いきなり万太郎が割って入り攻撃を止めてしまう!?
さらにキッドへ反則のイエローカードを突き出す万太郎 だがどこが反則だというのか、キッドも異を唱えるが
万太郎は目への攻撃は危険なため反則としていると返す そんな万太郎にキッドもどっちの味方だと胸倉を掴み上げるが
「わたしは今どちらの味方でもない
 世界一の名レフェリー マット界の遠山の金さん ジャスティス万太郎だ!!」 キリッ
そんな万太郎を押しのけようとするキッドだが、万太郎もまるで譲らず…
仲間同士で揉める姿をレックスも嘲笑いながら、握りしめた右手を恐竜状に変形させ…
レックスが回復したことで試合再開 それと共にレックスの恐竜腕、ジュラシック・ハンドがキッドへ襲い掛かり
恐竜腕がキッドの肩へと食らいつく…!! 一気に不利に陥るキッドの姿に、狙い通りのサンシャインもほくそ笑むのであった
(生真面目でおだてに乗りやすい万太郎をレフェリーにしたことが図に当たったぜ~~~)
<つづく>

165:マロン名無しさん
21/06/06 21:03:59.45 .net
今までの万太郎に生真面目な要素あんまりなかった気がするんですが
どちらかというと世間知らずなお坊ちゃまくんって感じではあるが、生真面目というよりわりとおちゃらけてるし
つまりレフェリー任されて調子に乗りすぎて、変な采配やらかすのがキッドの勝機になると見た

166:マロン名無しさん
21/06/06 23:41:49.65 .net
ようやくキッドの試合か
今のところ万太郎以外のニュージェネレーションはガゼルマンはケビン達にリンチされセイウチンは万太郎の実験台になったとはいえ実力不足で負けて、
バーバリアンはあっさり殺されて弱すぎるわけだが、さすがにキッドは勝ってくれるよな
これでキッドまで負けたらヘラクレス・ファクトリーは無能施設になっちまうぞ

167:マロン名無しさん
21/06/07 16:26:05.38 .net
さすがにガゼル、セイウチはやられキャラ…ていうと失礼だが、負けさせて敵の強さを示す程度の立ち位置だろう
ついでに言えばキッドは万太郎と同じ、テリーマン二世だしここは勝たせてくれると信じたい

168:粗筋超人Ⅱ世
21/06/07 19:26:39.30 4DCFPkU4.net
 第16回 苦闘、傷だらけのキッド!!
レックス・キングの変化した右腕、ジュラシックハンドがキッドの肩に食らいつき血しぶきが上がる
そのむごい光景には解説の中野さんも緊迫した様子で声を上げる
「うーん むごたらしいですねえ…
 最も過激な戦いと言われるブラジルの格闘技 バーリ・トゥードでも目と金的への攻撃と
 体のあらゆる部分への噛みつきはあまりにも危険という事で禁止になっているんですからねえ」
…だが一見、反則とも思えるレックスの行為に万太郎は何も言わず…
それに対しキッドも対抗すべく、頭に噛みついて反撃するが、またも万太郎に止められる!?
だがキッドもこれには異を唱える レックスの噛みつきはよくてなぜキッドのはダメなのか… 
それに対する万太郎の理屈として、キッドのは確かに正真正銘、反則行為の噛みつき攻撃だが
レックスのものは自らの右腕を恐竜状に変化させた者、原理としてはクロー攻撃と同じなのだ
だが万太郎の理屈にはキッドも怒りが頂点に達し、胸倉を掴み上げるがそれに対し万太郎はレフェリーに手を出せば反則として
既にキッドは二枚のイエローカードを提示されており、もう一枚出されれば失格負けになると淡々と返す…
「ま…万太郎のやつ あれではまるでd・M・pのまわし者ではないかー!!」
「Ⅱ世には悪気はないんですよ Ⅱ世はバカがつくほど生真面目でおだてに乗りやすい…
 その性格だからレフェリーという役目を与えられて 嬉しくてたまらずその役目をバカ正直に果たそうとしているだけなんですよ」
(しかしキッドはⅡ世がレフェリーをするということで少々のラフな攻撃には目をつむってもらえると思っていたのに
 それをビシビシ反則にとられるのでイライラが募り 冷静なファイトができなくなっている
 それもこれもⅡ世とキッドの性格を分析し利用したサンシャインの策が当たったんだ
 30年前は巨漢自慢のただの荒くれファイターだったが… 今はうって変わって読みが深く緻密な戦略化へと変身を遂げた)
そんなミート君の思いと共に、サンシャインは静かな笑みを浮かべて見せていた
レックスも万太郎に食って掛かるキッドのスキを突き、背後から再びジュラシックハンドを展開し襲い掛かる!
今度は右肩へと噛みつかれ、血しぶきを上げるキッドの姿に万太郎もさすがに心配そうだが
キッドはレックスを蹴り上げどうにか逃れるものの、もはや両腕はズタズタになってしまう…

169:粗筋超人Ⅱ世
21/06/07 19:27:23.27 4DCFPkU4.net
「キッドにはこの闘いは酷すぎる! なんせレックス・キングを相手にする事は
 生身の超人ひとりと恐竜一匹を一度に相手にするようなものですよ」
「そ…そうは言うがミートよ あの恐竜の顔やしっぽを動かしているのは
 中央のレックス自身の脳みそにすぎない どんなど迫力パワーで頭の切れる超人だって
 五体を動かす司令塔である頭をブチ壊せばそれでジ・エンドだ!」
襲い掛かるレックスに向け、キッドは飛び上がり両足でレックスの胴体を挟みながら
空中でその身を反転させ、ハイボルテージ・ボムでレックスの脳天をキャンバスに叩きつける!
その強烈な一撃に、レックスの頭がひしゃげてしまい キッドも勝利を確信し勝ち名乗りを受けようとするが・・・
レックスはひしゃげた頭でキッドを平然と立ち上がり睨みつける…!
不死身のごときレックスの姿に皆も驚愕の声を上げる中、逆襲のドロップキックがキッドの顔面に叩きつけられる!!
一転してレックスの勝利を確信したサンシャイン、リングに上がりレックスにとどめを刺すよう指示
その命を受け、飛び上がったレックスがジュラシックハンドを展開し、恐竜が空からキッドに向け降りかかる
・・・だがその寸前、何者かが割って入り止めを刺される寸前のキッドを救う
間一髪のところでキッドを助けたのは、レフェリーの万太郎であった! 
だがレフェリーが片方の選手を助けるのはどういうことかとサンシャインも声を荒げるが…万太郎の返答はイエローカードの提示
試合中、選手とレフェリー以外がリングに上がることは厳禁 
だが勢い余ったサンシャインはそれを破り、リングに上がったため試合を中断させる措置を取っただけだとし…やむなくここはサンシャインが折れる
一方、レックスの方は何やら金網にぶつかったジュラシックハンドを押さえながら、うずくまって苦しんでいる様子が浮かび
先ほどまでのタフネスが見る影もない姿にキッドも首をかしげるが
そこでキッドは、レックスの弱点がジュラシックハンドにあるのではないかと気づく
そうと決まればキッドは苦しむレックスの腕を取り、一本背負いで投げつけるとともに
ジュラシックハンドを腕ひしぎ十字固めで抑え込んで見せる!!
<続く>

170:マロン名無しさん
21/06/07 20:01:27.10 .net
年とってもメンタル面が弱点なのは変わらんな、サンシャイン
若いころは正義と悪魔で揺れ動いてたけど、年取ってからは沸点低くなったかw

171:マロン名無しさん
21/06/07 23:53:07.83 .net
>試合中、選手とレフェリー以外がリングに上がることは厳禁
前作は友情の名の元に正義側も選手以外がリングに上がってた気がする
カーメン戦のモンゴルとかテリーVSアシュラもキン肉マンが、サタンクロス戦もミートが
レフェリーがいれば反則負けになってたのか

172:マロン名無しさん
21/06/08 00:42:51.01 .net
プロレスでも総合格闘技でも球技でもだけどレフェリーが目立つ試合はつまらん…

173:マロン名無しさん
21/06/08 05:58:22.58 .net
むしろキン肉マンは今までがレフェリーの扱い悪すぎたしなあw
アメリカ編でレフェリー落下死したり、カーメン戦で私はレフェリーされたり、かなり命がけだったイメージ
そのせいか6騎士編以降はレフェリーがリングに上がるのみなくなった気がするし、そういう意味で言えば万太郎レフェリーにすることで
今まで目立たなかったレフェリーの立ち位置を見直してみたい、というゆでの考えもあるのかも知んない

174:マロン名無しさん
21/06/08 15:42:59.48 .net
王位決勝なんかは思い出したようにハラボテがダウンカウントや場外カウント数えてたが
あれ適用する試合としない試合の基準はなんなんだ

175:粗筋超人Ⅱ世
21/06/08 19:06:46.37 yTX1SP/7.net
 第17回 テリー一族の精神<スピリット>を継げ!!
レックスのジュラシックハンドを腕ひしぎに捉えるキッド
その締め上げはレックスの右腕だけではなく、ジュラシックハンドの要である恐竜の頭を窒息させる効果もあると見る中野さん
さらにキッドも、レックスの本当の頭はジュラシックハンドであると見抜き、その息の根を止めんとする
苦しむレックスにサンシャインもギブアップは許さんと声を荒げながらリングに上がろうとするが、それを万太郎に止められる
再びリングに上がれば2枚目のイエローカード、ましてリング上の選手に手を出せば即刻失格処分となる
セコンドの乱入で反則負けとなれば、ギブアップ以上にd・M・pの名を汚す行為となる…万太郎の言葉にサンシャインも引き下がるしかなく…
そんな万太郎にキッドも笑顔を浮かべ、万太郎も親指を立てて返すのだった
(万太郎の生真面目な性格と短気なキッドの性格がぶつかり仲間割れを起こすことを予想して万太郎をレフェリーに起用したのに
 すっかり信頼関係が回復して万太郎のレフェリーの意味がなくなってしまった…)
自らの策が裏目に出てしまった失態に、サンシャインも苦悶の表情が出てしまう
さらにキッドの締め上げで腕の皮がどんどん剥がれ、恐竜の頭蓋骨が露になっていくがレックスもただではやられない
皮がはがれたジュラシックハンドを自らの左手、死っぽ部分に噛みつかせて両腕を組み合う形でロックさせ、力ずくで十字固めから逃れる!
「相手の技から逃れるためには自らの肉体を傷つけることも厭わない…それが悪行超人スピリッツだ!!」
どうにかキッドの十字固めから逃れる事には成功したが、キッドのチャンスはまだまだ続く
はたして日本デビューのキッドはどんなド派手な技で勝負を決めにかかるのか…実況も声を上げる中
サンシャイン…悪魔の言葉ががキッドに向けささやかれる
「無理だぜ キッドに派手な技を求めるのは
 こやつの父親テリーマンをはじめとして…もともとテリー一族はパンチや蹴り スピニング・トゥ・ホールドをはじめとする
 その一撃では到底 敵をKOできないような地味な過去の遺物的な技しか持ち合わせていない」
地味な過去の遺物・・・悪魔の言葉にキッドもその目を見開きながら、子供時代の思い出が浮かぶ…

176:粗筋超人Ⅱ世
21/06/08 19:07:18.56 yTX1SP/7.net
―――(回想)―――
テキサスにて、まだ子供のキッドがスパー相手を大技キン肉バスターに担ぎ上げようとするが
子供のキッドではパワーが足りず、技に失敗してしまう さらにはキッドの勝手な技に父テリーの怒号が飛ぶ
父テリーいわく、キン肉バスターはパワーの豊富なキン肉族だからこそなせる技
自分たちテリー一族は先祖代々筋肉のつきにくい体、それゆえパワーを必要とする大技は苦手としている
だがその代わり、テリー一族にはテキサスの大自然で育った強靭な腕力と脚力の粘り強さがある
そこから繰り出されるのが、テリー一族の宝とも称されるナックルパートやスピニング・トゥ・ホールド等の技の数々である
・・・だがキッドはそんな地味な技など習得したくないと反発する 
父のような地味な超人ではなく、カッコいい派手な技を使いたいと訴えるキッドであった…
―――(回想終わり)―――
自分はパパとは違う…困惑気味につぶやくキッドの姿に、サンシャインも薄ら笑いが浮かぶ
キッドの性格は父テリーとは正反対の、人を押しのけてでもNO1になりたいという上昇志向の強さがある
それゆえ地味な父と似ているといわれることを一番嫌がる そこを突けばキッドは崩せる、とサンシャインは見ていた
その読み通り、キッドは父のような地味な超人とは違うと叫びながら、レックスの頭部とジュラシックハンドを同時にスリーパーホールドに極める
さらにキッドはそこからレックスの巨体をスープレックスに投げ飛ばさんとする 
だがそれは流石に体勢に無理があり、万太郎も止めようとするもキッドはそれに反発しながら強引に技に入るが
やはりキッドの肉体では超重級のレックスを投げ切ることができず、両腕を負傷し技に失敗してしまう
そして一転してチャンスと見たレックスは、左腕の尻尾をキッドに絡めて宙へと投げ飛ばすと
骨だけになったジュラシックハンドで、キッドの胴体へと強烈に食らいつく!
さらに深手を負い動けないキッドをもてあそぶように、噛みつかせたままで金網へと何度も叩きつけていく!!
その凄惨な光景にはミート君も声を上げるが、万太郎もレフェリーとしてどうにかしてあげたいものの…
レックスの攻撃はルール上なんの反則も取れない故にキッドを助けることもできない…
さらにレックスは腹から食らいついたキッドの血を呑み、その音が会場にも響き渡る
もはやキッドも意識がもうろうとしてしまい…不思議とキッドの脳裏にはあれだけ嫌っていた父の姿、その言葉が浮かび上がる・・・
―わがテリー一族は体躯にも恵まれず非力だ!
 しかしどんなに刀折れ 矢尽きる場合でも… 絶対にあきらめたり目をそらしたりはしない!
 
 GO FOR BROKE(当たって砕けろ) の精神を忘れるな!―
「……… テリー一族は絶対に… あきらめたり… 目をそらしたりしない」
父の言葉に、キッドはその目を見開き…!
そしてレックスのとどめがキッドに放たれようとするが、宙へ投げ飛ばされたキッドは
ジュラシックハンドに噛みつかれる寸前で、両手でその頭部をあん馬の如く掴みそれを阻止して見せる!!
<続く>

177:マロン名無しさん
21/06/08 22:23:09.80 .net
言われてみればテリーって落下系の大技無かったんだな
とは言えこの感じだとキッドがなんかド派手な落下技を習得して父親超えを…て流れにはならなさそう
むしろ嫌っていた地味な技である父のスピニングトーホールドが決め技に、てのが王道かなー

178:マロン名無しさん
21/06/08 23:18:10.68 .net
でもテリーマッスルドッキングのとき使ってたよねって思ったけど、
逆を言えば単独では使ってないのか(最初のドッキングも失敗してたし)

179:マロン名無しさん
21/06/08 23:38:23.63 .net
テリーはマッスルドッキングの時にキン肉バスターやキン肉ドライバーとか使ってたのに・・・
この非力設定、キッドの足かせにならんかね
もうキッドは落下系の必殺技使えないってことだろ
今後パワーアップさせづらくなった気がする

180:マロン名無しさん
21/06/09 01:41:09.13 .net
サンシャイン死んだタイミング的に2代目グレートの中身はひょっとしたら知らんのかもしれないが
一応サンシャインその前の試合のテリーの地味な技でギブアップしかけてたような……
都合の悪いことは忘れてるのだろうか

181:マロン名無しさん
21/06/09 07:31:25.45 .net
まあキッドの動揺を誘うのにああいう言い回しをしてるんだろうな、サンシャイン
そんな非力な技で自分がギブアップしかけた、なんてバレたら悪魔の恥さらしになってしまうけどw

182:マロン名無しさん
21/06/09 14:01:59.77 .net
>>178
そもそもバスターとドライバーはテリーの必殺技じゃねぇだろ

183:マロン名無しさん
21/06/09 17:55:24.09 .net
今の狡猾さと迂闊さが混ざり合ったサンシャイン見てると、どことなくキン骨マンが思い浮かぶな
骨よりはギャグ感ないけど、肝心なところで詰めが甘いのが同類感あるというか

184:粗筋超人Ⅱ世
21/06/09 19:13:07.12 SxaVp1WZ.net
 第18回 救いの神、サブすぎる万太郎!?
ジュラシックハンドがキッドに食らいつく寸前、キッドはあん馬のように両手でバランスを取り
その鼻先に乗っかる形で、ジュラシックハンドの牙の脅威から逃れることに成功
しかしレックスもキッドを振り落とすも、さらにエルボーを恐竜の頭に叩きつけ
怯んだ隙に足首めがけ強烈な回転脚でレックスを転ばすと、右足を取りテリーの大技だったあの技の仕掛けに入ろうとするが
そこへまたしても、悪魔の言葉がキッドを惑わそうとする・・・
「キッドよ まさか過去の遺物のスピニング・トゥ・ホールドを出すんじゃあるまいな~~~っ
 さっきも言った通り今は21世紀だ スーパーホールドがどんどん開発されているご時世に…
 まさかそんな骨董品のような古ぼけた技は出さねえよな」
サンシャインの言葉に、キッドも苦悶の声をもらす…が、それを晴らしたのはキッドの嫌っていた父の言葉
スピニング・トゥ・ホールドはテリー一族の至宝、何も恥じることはないとする父の声に
キッドは迷いを振り切りスピニング・トゥ・ホールドを仕掛ける!!
だがレックスもそれが過去の遺物であると思い知らせんと、しっぽをキッドの頭に絡めて
キッドの体を引き寄せて三角締めに入らんとするが、キッドは初めからお見通しと、組んだ足から首を抜いて脱出するとともに…!
「待ってたぜこの瞬間… テリー一族の技は確かにそれだけでは…ギブアップは奪えない地味なものだ
 しかしそんな地味な技も数多く出せば超必殺技となる~~~」
続けてキッドが繰り出したのは、もう一つの至宝、テキサスクローバーホールド!!
この連続技でレックスの足首と膝は完全に破壊されたはず レックスにギブアップを問う万太郎だが
…そこでサンシャインとレックスが目配せし、何やら奥の手を使おうとするつもりのようで…
するとレックスはクローバーホールドから逃れるべく、左腕の尻尾をキッドに振るう
それを間一髪でよけるキッドだが、勢い余ったしっぽがレフェリーの万太郎に直撃!?
思わず万太郎の身を案じるキッドだが、その隙を突かれクローバーホールドから抜け出されてしまう…!
「だ…大丈夫か?万太郎…」
「レ…レフェリーがレスラー同士の戦いに巻き込まれ…負傷するのは よ…よくあるアクシデントだよ…」
「悪かったなレフェリー これから気を付けるぜ」
レックスも悪びれずしっぽを振り回しながらそう返しつつ、試合再開
再びしっぽを振り回しキッドを追いつめようとするが、キッドもそれを回避するとまたも万太郎にあたってしまう!

185:粗筋超人Ⅱ世
21/06/09 19:13:45.68 SxaVp1WZ.net
もはやこれがレックスの故意によるものは明らか…そして三度振りかぶるレックスの尾
今度逃げれば万太郎が深手を追ってしまう…逃げる事ができないキッドに尾が絡みつく
トドメのジュラシックハンドがキッドの左腕に食らいつき、さらにそのまま尾で両側からキッドの体を引き裂かんとする…!
その技はニュージェネレーションの仲間、バーバリアンを真っ二つに引き裂いた大技、キル・ザ・ハーフ
そしてじわじわとなぶる様にキッドの体を引き裂かんとするレックス… だがそこにふと、万太郎が声を上げる
「あ~~わかった~~~っ
 レックスは恐竜超人だけあって… キッドをゆっくり"ジュラシ"て料理してるんだね!
 ねえどう今のじらしてとジュラシックのシャレ~~~」
キッドのピンチにそんな空気読まない万太郎のシャレに、会場の空気も一気に凍り付いちゃう
…が、なにやらレックスも苦しみ始める さらには突然、リングに落ちてた氷に怯えてしまう様子に…キッドはある核心に至る
レックスは元々恐竜の変化した超人、恐竜は6500万年前に栄えていたがある理由で絶滅してしまっている
その理由は何らかの原因で地球の温度が低下し、その寒さと飢えで死に絶えたといわれている…
つまり恐竜超人であるレックスの弱点は寒さ、それが万太郎のサブすぎるシャレで呼び起こされたのだ!
そこに気づいたキッドは、万太郎にもう一つ強烈ギャグをリクエスト
そのサブすぎるギャグには会場も一気に凍り付くかの勢いで…それと共にレックスの体まで凍てつきはじめる…!
<続く>

186:マロン名無しさん
21/06/09 21:00:39.77 .net
サムいギャグってそんな物理的なもんじゃねーだろwww

187:マロン名無しさん
21/06/09 23:51:22.63 .net
まあ、いつものゆで理論だな

188:粗筋超人Ⅱ世
21/06/10 19:03:29.49 lnMlCQd8.net
 第19回 キッド、薄氷の勝ち名乗り!!
万太郎のさぶさぶなギャグにその体まで凍り付きはじめるレックス
まさか彼の祖先から受け継がれた弱点のDNAには気づかなかった…サンシャインもそれを悔やみながら
さらにさらに続けて出される万太郎のギャグにレックスももはや凍死寸前…
「やめろ~~~これ以上レックスにおまえの寒いギャグを聞かせるな~~~っ   聞く……!!
 そうだ…レックスよ おまえが今感じている寒さは先祖の恐竜たちを全滅させた肉体的な寒さではない
 耳で聞くことによって感じる精神的な寒さにすぎん…」
それに気づいたサンシャインは、レックスに向け耳栓を投げ渡し、これで万太郎のサブいギャグも効果を失う!
体勢を立て直したレックスだが、キッドはすでに彼を攻略済みだと返してみせるが
その言葉に怒りを露にしたレックスは、鋭い爪のかかと落としでキッドの全身を切り裂く!
さらに倒れたところに容赦なくストンピングで踏みつけるレックス、潰れた顔面に返り血を浴びながらキッドの姿をあざ笑うが
レックスの嘲笑に、虫の息のキッドが立ち上がりその踏みつけ攻撃を受け止める!
「な…なにを驚いてやがる 言ったはずだぜ
 テリー一族はいつもGO FOR BROKE"当たって砕けろ"の精神だという事を」
そのままキッドはレックスの片足を持ち上げ、その頭部に叩きつけてその顔面を潰す!!
これでキッドの勝利が決まった…と思われたが、レックスはまだ死んではいない
レックスの見た目上の頭部はニセモノにすぎず、本物の頭は右腕のジュラシックハンドなのだ
そしてレックスがキッドの胴体に食らいつくと、そのまま宙高く放り投げ落ちてきたところをかみ砕かんとするが
キッドも大阪ドーム天井にしがみつき、かろうじて落下をこらえる…が、今のキッドではじきに体力が尽きる
何とかしたいキッドだが…すると何やら冷たい風が吹いているのに気づく 
どうやら会場を冷やすエアコンの風が吹いているようで、凍えそうな冷たさを感じるが…その寒さに逆転の秘策を思いつくキッド
するとキッドは力尽きたように天井から落下しようとするが、落ちながらもキッドは自らの全身を強烈に横回転
その大回転が凄まじい風を起こし、エアコンの冷気の暴風がレックスに吹きすさび
その風を真正面から受けたレックスは、次第にその体が言う事を聞かなくなり始める

189:粗筋超人Ⅱ世
21/06/10 19:03:57.13 lnMlCQd8.net
そこでサンシャインが、キッドの抵抗がレックスを凍えさせるための策であることに気づき
そこを離れるよう叫ぶが、一歩遅くすでにレックスの体は完全に氷に包まれてしまっていた
そして、氷に包まれたレックスに向けキッドが繰り出すのは、テリー一族の至宝No・3 カーフ・ブランディング!
その一撃は、見事氷漬けのレックスの恐竜頭を微塵に砕き割った!!
…大阪から遠く離れたテキサスのとある牧場にて、テレビ中継で報じられたキッドの勝利に
やさしい笑顔を浮かべながら、祝福の拍手を送るのは父テリーマンであった・・・
(キッド…すばらしいデビュー戦だったぞ!)
見事初試合を勝利で飾ったキッド、対してd・M・pのサンシャインは
あと一歩まで追い込んでおきながら、勝利を逃してしまったレックスに無念の声が出るが
そこにもう一人の弟子がサンシャインに声をかける
確かにレックスは敗れたがよく闘った、バーバリアンを倒しキッドには敗れたがかなりの深手を負わせた
こうなれば次はいやでもキン肉万太郎がリングに上がらねばならないだろう、とする弟子の言葉にサンシャインも気を持ち直す
「そのキン肉万太郎退治はこのナイトメアズNo2におまかせを…
 さあサンシャインヘッド!どうか今一度あなた様の悪魔超人魂をわたくしめに注魂してください」
「よし!今注魂してやろうぞ 受け継ぐのだワシの残虐非道 鬼畜無頼の悪魔の魂を――っ」
サンシャインの叫びと共に、ナイトメアNo2の肉体を自らの砂で包み込み
その体内で新たな悪魔が胎動し、生まれ出ようとしていた…
<続く>

190:マロン名無しさん
21/06/10 20:28:31.45 .net
キッド初勝利おめ。ニュージェネレーションではこれが初白星だな。
ただ万太郎の助けがあったからこその勝利って部分もあるし、次はキッド自身の実力できっちり勝利してほしいところ。

191:マロン名無しさん
21/06/10 23:26:16.35 .net
万太郎はすでにDMP2人を倒してるのに次も結局万太郎が戦わされるのか
ニュージェネレーションはキッド以外は存在価値がないな

192:マロン名無しさん
21/06/10 23:53:27.69 .net
dmpの方は悪魔に指導された新鮮な顔ぶれも多いのにニュージェネレーションは今のところ二世超人しか活躍してないしなー
そのなかでは負けたとはいえ一試合分の話数くれたセイウチンの扱いはかなりマシなのやもしれん

193:粗筋超人Ⅱ世
21/06/11 19:34:26.90 XuuWDZXO.net
雷光が走る暗雲に包まれた大阪ドーム その暗い空が示す様に大阪ドーム内部には異変が起こっていた
サンシャインが自らの弟子、ナイトメアNo2を自分の砂の体で包み込むと
その体内で激しく脈打つ鼓動と共に、さながら繭にくるまれたさなぎが蝶へと生まれ出るかの如く
残虐、非道、鬼畜、無頼の権化、地上最悪の悪魔がその姿を現す!!
…が、サンシャインのボディを破り姿を現したその超人は、恐ろしい悪魔とは思えぬような気品に満ちた姿の超人であった

  第20回 人気投票No1は冷血の騎士!?

その超人、チェック・メイトの気品溢れる姿にはニュージェネレーションの皆も困惑が浮かぶ
サンシャインがレックスキング以上に手塩にかけて育てた地上最悪の悪行超人、との触れ込みのはずだが…
むしろその姿は自分たちと同じ正義超人のようで…同じ正義超人でも下品極まりないのもいるけど(ミート君が横目でⅡ世見つつ
実は彼の相手をしたゴージャスマンも、チェックメイトはレックスとは正反対のフェアな戦いで命を取ることもなかったという
するとチェック・メイトはニュージェネレーションの皆にも挨拶を交わす様に膝をつき頭を下げる
そんな彼に、ゴージャスマンは握手の手を差し出すが・・・その手にチェック・メイトは首をかしげる
キッドはその手が親愛のしるしとしてお互いの手を握る挨拶だと笑顔で説明すると
チェック・メイトもわかってくれたように、そっと差し出された手にその手を伸ばすが…
その手を握るのではなく、指を組み合うように合わせるチェック・メイト 
そのままゴージャスマンの指を組み合わせた形でその指を引っ張り、ついにはその腕ごとへし折ってしまう!?
「グオッフォフォ チェック・メイトは生まれてから今まで
 まわりは悪行超人ばかりという地中深くd・M・pのアジトで育てられてきた…
 そんな環境の中 さらにワシによっていかに対戦相手を深く恨み 憎み それを闘いのパワーに変えるかの方…
 いかに効率よく対戦相手を殺せるかの法… あらゆる悪魔戦術を毎日叩きこまれた…
 そんな全身悪魔のチェック・メイトに親愛のしるしの握手などという概念などあるわけがないじゃろう
 やつが知っていることはただひとつ… 相手が手を差し出せばその手をへし折るだけじゃーっ」
「サンシャインヘッド わたしは何か間違っていますか?」
「ウム チェックよ 握手はそれでいいんだ!」
表情一つ変えず行われるその残虐行為に、万太郎も怯えてしまい
キッドも憤りをあらわにしながら、ニールキックでチェックを蹴り飛ばしゴージャスマンを救出
それに対しチェックは、顔をハンカチで吹きながら鋭くキッドをにらみ、本物の蹴りを見せてやる、としながら
右肩の部分にあった馬<ナイト>の飾りのボタンを押すと、その頭部が引っ込みナイトの頭とチェック・メイトの頭が入れ替わり
さらにそれと共に下半身も本物の馬のごとき4つ足のものとなり、さながらケンタウロスの如き姿となる
そこから飛び上がり、馬の4つ足でキッドに猛烈な蹴りの乱打を浴びせる!!

194:粗筋超人Ⅱ世
21/06/11 19:34:47.13 XuuWDZXO.net
レックスとの戦いで既にボロボロのキッドは、チェック・メイトの猛攻に成すすべなく倒れてしまう
そしてキッドとゴージャスマンが倒れた今、自分と闘うニュージェネレーションはもはや万太郎一人
震えあがる万太郎に、チェックはいい試合をしましょうとその手を差し出す 
のだがさっきの握手を見ていた万太郎は逃げ出しちゃう チェックもその後を追おうとするがそれをサンシャインが止め、こう告げる
「やつは今からある現実に直面してショックを受ける…… それが元でここに戻ってきてお前と闘うことになる!」
リングを離れ、大阪ドームの食堂で牛丼食べる万太郎 するとふと女の子たちが歓声を上げて集まっている様子に気づく
なんでも次の試合が始まるまでの間、一息入れて超人人気投票が開催されるそうで…その結果として
万太郎はぶっちぎりの最下位、0票でした テルテルボーイにすら2票入ってるのに
するとそこに、猛烈な勢いで一位のテリー・ザ・キッドの倍以上に票を伸ばしていき、10万票の大人気を見せつけるのは
先ほど姿を見せたチェック・メイトであった その結果を見ていた女子たちも黄色い歓声を上げる
チェック・メイトになら何をされてもいい、なんて顔を赤らめながら漏らす女の子の姿に、ふと万太郎が女の子たちに尋ねる
「それじゃあチェック・メイトを破る超人がいたら?」
「エエ そんな強い人が出てきたら…」「その人に乗り換えるわ!」「わたしもそのひとにみんなあげちゃう!」
そんな女子たちの声につごーのいい万太郎ハーレムを思い浮かべ、チェック・メイトへと立ち向かわんとその闘志を燃やす!
…だが、そんな万太郎の戦う意思もすべてはサンシャインの掌の上… 物陰でその様子を見ていたサンシャインの笑い声が響くのだった…
<続く>

195:マロン名無しさん
21/06/11 19:56:43.63 .net
イケメンだけどめっちゃやべー奴だな、チェックメイト
そしてまたもや戦わずにおわったニュージェネレーションはもう評価どん底だわ
こんなんだと一般人も悪行超人のファンになっちゃうのもわかる気がする

196:マロン名無しさん
21/06/12 06:35:45.70 .net
選手としては一流でも指導者としてはみんなアレだったんかな、正義超人のみなさんは

197:粗筋超人Ⅱ世
21/06/12 19:23:02.80 DwTC6pZd.net
 第21回 王将・万太郎で人気回復…!?
大阪ドームを中心に、熱く燃えたぎる浪速の街 会場では集まった人たちのすさまじい歓声が響く中
試合前にまずはここまでの展開をおさらいする実況 第一試合はテリー・ザ・キッドVSレックス・キング
圧倒的パワーと凶暴さを誇るレックスが試合を有利に進めていたが、キッドも父の教えの精神で大逆転
見事テリー一族の至宝とされる、カーフ・ブランディングを決め技としてレックスを仕留め、ニュージェネレーションの一勝となる
だがその勝利もつかの間、ナイトメアズNo2、チェック・メイトの出現でムードが一変
悪行超人と思えない、華麗な振る舞いと端麗なる養子、さらにゴージャスマンとキッドを一蹴する圧倒的強さ
その佇まいが全国の超人レスリングファンを魅了し、たった数分の顔見せで人気投票一位を獲得
さらにチェック・メイトの対戦相手の万太郎の逃亡で、ニュージェネレーションの人気はどんどん下がる一方
それを証明するように会場のファンたちもd・M・pの応援一色 売店でもd・M・pグッズが飛ぶように売れる
・・・その隣では即席のニュージェネレーション売店もあったけど、ひと一人見向きもしてませんでした ころがるくさが寂しく転がる
売店の売り子やらされてたガゼルマンもぼやく声と共に呟く
「しかし本来なら人類の平和のために闘うオレたち…ニュージェネレーションの方が人気がなければおかしいのに…
 万太郎の弱腰のために悪党のナイトメアズの人気がうなぎのぼり ニュージェネレーションの評判はガタ落ちだ…」
子供に万太郎フィギュアはたきおとされ、無残な姿になった様子を物陰で万太郎も目にしており
女の子に無視されるのが何よりもいやな万太郎は、チェック・メイトへの対抗心を燃やしていた
…その頃控室では、いまだに戻ってこない万太郎にミート君も心配げな声が出てしまう
もしも万太郎が試合時間になっても戻ってこなければ…自分が戦う決意を固めるミート君
ミート君が身につけていた衣装は、28年前、たった一度だけ闘った時のものであった
まさか自分が再びこのコスチュームを着ることになるとは思わなかったが、これも威信回復のため…その表情を強張らせるが
そこに万太郎が戻ってきた ミート君も逃げ出したⅡ世に愚痴りながらもひとまず一安心
で、戻ってきた万太郎はなにやらチェック・メイトの攻略法を考えたそうで・・・
≪レディース アンド ジェントルメン! ただ今よりd・M・pプレゼンツ…
 ナイトメアズNo2 チェック・メイト VS ニュージェネレーション キン肉万太郎の一戦を行います!≫
会場の方ではサンシャインの合図と共に、リングを覆うベールがはがれ現れたのは
さながらチェス盤を模した、まさにチェック・メイトの戦う舞台にふさわしいリングに会場も大歓声 
さらにチェック・メイトは会場の人たちに向けて語り掛ける
「みなさん わたしはこの闘いで100%キン肉万太郎に勝利するでしょう!
 そして全世界は我々d・M・pが支配することになるでしょう!
 しかし我々は暴力で皆さんを押さえつけることはしません 力を合わせての共存共栄を…
 いや 今以上の幸せな生活を…皆さんにお約束します!」

198:粗筋超人Ⅱ世
21/06/12 19:25:21.07 DwTC6pZd.net
会場の皆様へそう優しく語るとともに、身につけていた王冠を会場の女子に投げ渡すチェック
これには会場の皆も黄色い歓声を上げながら、盛大なd・M・pコールが響き渡る 
もはや誰もがd・M・pの魅力に魅了され、正義超人の方が悪者扱いされてるような状況と化してしまう…
「みんな そんなやつの口車にのっちゃいけないよ!!
 人類を平和にできるのは… ニュージェネレーションのこのボク… キン肉万太郎ちゃんだけだ!」
そこに響き渡る声と共に、万太郎がゲートから姿を現す…が、そのリングコスにケビンもガゼルマンも困惑
身につけてたのはチェックの意匠を将棋の駒に変えたような衣装でした ついでにテーマ曲は『王将』です
これにはミート君も恥ずかしそうだけど万太郎はどこ吹く風 
で、チェック同様頭につけてた王将を女性の方へと投げ渡すが、おでこにあたったせいで会場の皆さんにボコボコにされてました
「グオッフォフォフォ ヤブヘビだったようだな」
「こ…こうなったら リングの上で結果を出して人々をこちらにむかせてやる!」
何はともあれ、両者リングに上がれ両陣営の威信をかけた戦いのゴングが鳴り響く
試合開始と共に飛び出したのはチェック・メイト、それを見た万太郎は背を向けて逃げ出した…と思われたが
トップロープへと登ると、バク転とともに宙を舞い、オーバーヘッドキックでチェックの顔面を蹴り飛ばす!
さらにはチェックの股下を潜り背後へと回ると、インディアン・デスロックとショルダー・ネックブリーカーを合わせた複合技
マンタローストレッチでチェックの体を強烈に絞り上げる!!
女の子の人気を得るために…という、よこしまな動機ではあるが今日の万太郎は一味違う活躍を見せるのだった
<続く>

199:マロン名無しさん
21/06/12 20:46:25.65 .net
なんだかんだでテクニックは初期キン肉マンよりはある気がするな、万太郎
やはり幼い頃からラーメンマンに師事してもらったおかげか、動きもアクロバティックなとこがあると思う
キン肉マンの方はカメハメに弟子入りするまでなかなか花開かんかったからその辺の対比もあるんかなーとは思うが、ゆでだしそこまで考えてはいないなw

200:マロン名無しさん
21/06/12 23:38:13.36 .net
>万太郎の弱腰のために悪党のナイトメアズの人気がうなぎのぼり ニュージェネレーションの評判はガタ落ちだ…
万太郎はすでにDMPに2勝してるのにあんまりじゃね
そして売り子なんてやらされてるガゼルマン・・・結構お人好し?

201:マロン名無しさん
21/06/13 05:24:13.82 .net
言動はともかく別にブサイクって訳でもないしなあ、万太郎
まあサンシャインの周到さを見るにこれも仕込み(いわゆるサクラ)なのかもしれんが

202:マロン名無しさん
21/06/13 07:55:41.83 .net
ニュージェネレーションの苦難はpsに押されて奮わないセガ見てるようでちと心苦しいもんがある

203:マロン名無しさん
21/06/13 11:29:04.66 .net
世の中警察よりヤンキーやゾクの方が若者に人気あるからしゃーない

204:粗筋超人Ⅱ世
21/06/13 19:14:29.85 AYe+AfaD.net
 第22回 痛みを感じぬ闇よりの男!

万太郎VSチェック・メイトが始まり、開幕は大方の予想に反し万太郎が優勢
これにはニュージェネレーションの仲間たちも…ミート君ですら驚きをあらわにしてしまう
おそらくはメチャクチャに仕掛けた技がうまくハマったのであろうが、それでも見事な融合技とミート君も太鼓判
だがいつもと違う、Ⅱ世のこのやる気はなんなのか…困惑するミート君は、一つの答えに至る
そう、キン肉マンⅡ世はここにようやく超人として地球を守るという役目に目覚めたのだ!
・・・という事は当然なく、チェック・メイトを絞り上げながら万太郎は会場の液晶ビジョンに目を向ける
そこには超人人気投票の途中経過が出ており、チェック・メイトを押している姿から万太郎の人気は急上昇
これがやる気の源だとミート君も気づき、頭を抱えるがなんであれ戦う気になったのはいいことだと思うことにしといた
その一方でさっきまでd・M・p一色の会場だったのが、万太郎に乗り換える歓声が出はじめるのにミート君もあきれた声が出るのだった
リング上の闘いに視点を戻すが…万太郎の強烈な締め上げに対し、チェック・メイトは顔色一つ変えない…
するとチェック・メイトは自ら両足の関節を外し、インディアンデスロックから逃れそこから脱出!?
さらに首の力だけで逆立ちし、ショルダーネックブリーカーからも逃れ反撃と共に脱出に成功してしまう…!
その思いもよらぬ脱出方法に万太郎も目を丸くし、サンシャインは拍手を送りながら足の関節を元に戻すようアドバイス
それと共に万太郎にチェック・メイトの性質をこう語る 彼には苦しい、痛い、辛い、そういったネガティブな概念そのものが存在しないのだ!
サンシャインがチェック・メイトに出会ったのは、彼がまだ5歳くらいの頃 
親に捨てられた子供がゴミ箱の残飯をあさっているところを見つけ、その時の印象は薄汚いやせこけた子供だったが
その殺気だったギラツク目を見たサンシャインは、彼はすごい悪魔超人になると直感する
そしてチェック・メイトはサンシャインの指導の元、まずは彼の意識からネガティブな概念を取り去ることから始める
10年間毎日、彼に与えうる限りの艱難辛苦を与え続け…その結果チェック・メイトは痛みや苦しみを全く持たない完全なる悪魔超人と化したのだ…!
痛みや苦しみを持たない超人…万太郎も信じられない思いが浮かぶ
そこにチェック・メイトが再び襲い掛かるが、それを切り返し逆に卍固めへと固めていく!
・・・だが、その卍固めに全身を締め上げられてもチェック・メイトは表情一つ変えない…!
「グオッフォホ 万太郎よ! ギブアップという言葉もネガティブでチェックメイトの辞書にはない!
 ワシがチェック・メイトに授けた戦いの辞書にのっているのは 殺す 叩く 潰す 勝利…凱歌などポジティブな言葉ばかりだ――っ!!」
「そ…そんな 痛いとかギブアップとかの概念がないんじゃあ
 僕がどんな必殺技を出そうと試合を終わらせることはできない… つまり勝つことができない!」
「そうだ おまえにはわたしに叩き潰される道しか残っていないんだ」

205:粗筋超人Ⅱ世
21/06/13 19:14:56.45 AYe+AfaD.net
勝ち筋のまるで見えない相手に戦慄が浮かぶ万太郎に、チェック・メイトはにやりと笑みで返すとともに
卍固めから首を抜き、腰投げでそこから脱出 万太郎の攻撃を寄せ付けないチェックの活躍に、人気投票はまたもチェックへと延びていく
これには万太郎も焦り、人気回復のためにも果敢に攻め立てんとするが… チェックもそろそろ自分の攻撃に移るとしながら
左肩のルークのボタンを押し、チェックの肉体は強固な城壁の如き姿へと変わってしまい
その頑丈な装甲は万太郎のパンチをものともせず、仕掛けた万太郎の方が痛がってしまう
「こ…拳が 拳が痛い~~~」
「イタイ ほほー イタイとはそのことなのですね もっと近くで見せてくださいそのイタイを!
 ほほう イタイとこんなに顔が紅潮し脂汗がでるのか…」
痛みに苦しむ万太郎の姿を、チェックも興味深げに観察 それを振り払いミドルキックで返す万太郎だが
それに対しチェックは自らの胴体を上下に分離させ、キックをよけるとともに合体しその足を挟み込んでしまう!
「ホホー 今度のイタイ表情は青ざめて 呼吸が荒くなっている」
「チェック・メイトよ 万太郎がそんな表情になるのは"死"という最もネガティブなものに少しずつ近づいているからだ」
「そいつはおもしろい… その万太郎の刻々と変わりゆく ネガティブフェイスを楽しむとしよう」
チェックの言葉と共に、万太郎を宙へと放り投げながら再び形態を変化させ、今度はナイトの馬姿へと変わると
宙へ投げ飛ばされる万太郎を追い、自身も宙へと舞い上がると、逆さになった万太郎の足裏に自らのひづめを押し付けリングへと急降下する!
「馬式誉れ落とし――っ!!」
<続く>

206:マロン名無しさん
21/06/13 19:25:59.65 .net
メガトンキング落としの亜流かな

207:マロン名無しさん
21/06/13 19:54:25.49 .net
完璧超人の技だったキング落としの派生なのに指導者は悪魔超人のサンシャインとかちぐはぐやんけ

208:マロン名無しさん
21/06/13 20:09:28.18 .net
アシュラ飯縄落としの方なんだよ
ちょっと形は違うが

209:マロン名無しさん
21/06/13 23:38:00.55 .net
痛みがわからないのは悪魔将軍を思い出した

210:マロン名無しさん
21/06/13 23:38:50.40 .net
>>209
案外サンシャインも意識してそうしたのかも

211:マロン名無しさん
21/06/14 06:33:18.57 .net
チェスをモチーフにしてるところからも、悪魔超人の新しい王様を自分の手で作り出す、みたいな思いもあるのかもしれない

212:マロン名無しさん
21/06/14 09:29:30.59 .net
こいつもどうせアシュラマンやバッファローマン、ザニンジャみたいに悪魔超人裏切るんじゃないか?

213:粗筋超人Ⅱ世
21/06/14 19:40:38.26 cqTZoTkI.net
 第23回 30年の怨念を今、晴らさん!
チェックの大技、馬式誉れ落としが万太郎へと炸裂し観客たちも大歓声をあげる
ガゼルマンの見立てでは、馬状態のチェックは体重も倍加し威力も倍近く高くなっているだろう
そんな体重を空中からリングに浴びせられては万太郎もひとたまりもない、と思われたが…
リングに叩きつけられた万太郎の意識が回復したことにミート君たちも気づく
そこでキッドも万太郎を救ったのは、彼自身の強靭な首にあると見ていた
「代々キン肉マンの王位継承者は強靭な鎧のような筋肉を持っているのが特徴だ!
 もちろんその遺伝子(DNA)は息子の万太郎にも受け継がれていて
 ろくすっぽ練習もしないのに筋肉だけは発達し 中でも大木の如く太く弾力のある首はとりわけすごい
 あの首がチェック・メイトの800kgを利した 誉れ落としの猛攻をしのいだんだ…」
・・・のだが、意識を取り戻したのに起き上がる気配のない万太郎 
ミート君も声を上げる中、人気投票の経過が万太郎ダウンの影響で急降下 カウント8でどうにか立ち上がった
すると万太郎、チェックのチェスピースチェンジを破る方法を思いついたそうで
その言葉に女子たちも黄色い歓声を上げ、万太郎も満足げに笑みを浮かべながらその策を試みる
襲い掛かるチェックに対し、万太郎はグラウンドの関節技に持ち込んで対抗 
だが痛みという感情を持たないチェックには関節技は効果なしだが、万太郎の狙いは別にあった
取り押さえたチェック・メイトの駒の一つを奪い取ると、なんと自らがチェスピースを使用せんとする!?
「これぞボクの考えた チェスピースチェンジ打倒策だ!
 目には目 歯には歯!チェスピースチェンジには…チェスピースチェンジだ!」
奪ったチェスピースを肩に乗せ、ボタンを押すと万太郎の顔が肩のチェスピースと変化してしまう…!
それと共に胴体も強そうな鎧が展開していき、これはなかなかすごい技ができそうと万太郎も期待してしまうが
そう思ったのもつかの間、下半身が本物のチェスの駒の如き土台に変化してしまう 
だがこれもチェックの装備の一つ、何かすごい仕掛けがあるに違いないと、果敢にドロップキックを放とうとするが
チェス盤の一マスを進んだところで着地してしまう そこでキッドはその原因が万太郎が変化した兵士<ポーン>の駒にあると見抜く
「チェスの兵士<ポーン>の駒の役割は王様を守るあらゆる駒の中の一番下っ端の先兵役で
 基本的には日本の将棋の歩兵と同じく 盤上のマス目を縦に一マスずつ地味にしか進めない」
「エエ―ッ ボクが変身したのはその地味な兵士で…だからリング上のマス目をひとつずつしか進めなかったの――っ」

214:粗筋超人Ⅱ世
21/06/14 19:42:22.17 cqTZoTkI.net
やむなく万太郎は元の状態に戻るが、これではもはや万太郎には打つ手がなく…
そしてチェック・メイトもトドメを刺すべく、元の王様<キング>の姿へと戻る
とにかく攻撃を仕掛けて打開せんとする万太郎だが、容易くチェックに捕まりコーナー鉄柱へと投げ飛ばされてしまう
その強烈な投げに額が裂け、悲鳴を上げてのたうち回る万太郎をしげしげと余裕気に見つめるチェックだが
万太郎の痛みに悶えるその様子は、チェックを誘うための芝居!すかさず捉えジャーマンスープレックスを放たんとする
「せっかく攻勢に出ていても弱弱しい超人を見るとつい攻撃の手を休めて説教をしたくなる… そいつがおまえの弱点だ」
「断じてない わたしに痛い苦しい弱点などというネガティブの概念は――っ」
ジャーマンを仕掛ける万太郎に対し、チェック・メイトはルークにチェンジし肉体がレンガの城壁状と化し
急激に重さを増すも、万太郎は構わず強引に技を続行するが…チェックの胴体の一部が本体から外れ、万太郎を押しつぶしてしまう!?
万太郎が動けなくなったところで、分離したチェックの上半身と下半身が倒れる万太郎に強襲!!
強烈なエルボードロップとニードロップの同時攻撃に、万太郎も血反吐を吐いてしまう…!
「わかりましたか?わたしに弱点などないことが…
 わたしが説教をするのはあまりに強すぎ それくらいの余裕があるという事だ」
強すぎるチェック・メイトに実況も驚愕の声を上げ 
そして圧倒的優勢のチェックの姿に師匠サンシャインも笑みを浮かべながら、懐から写真を取り出す
それはかつての悪魔超人の仲間たち一同の集合写真… 笑みと共にサンシャインは、写真に写った仲間たちに語り掛ける
「悪魔将軍…アシュラマン アトランティス スプリングマン ジャンクマン…
 その他大勢の悪魔超人の仲間たちよ 見ているか
 あ… あの時から30年… い…今まさにこの瞬間 わが弟子チェック・メイトが
 悪魔超人軍を壊滅させた張本人 キン肉スグルの息子 万太郎の打倒を果たそうとしている…
 し…新世代悪魔超人軍の旗がこのリングにはためくのはもう少しじゃ…」
<続く>

215:マロン名無しさん
21/06/14 19:51:37.55 .net
なんでMAXマンは弟子にならなかったのか

216:マロン名無しさん
21/06/14 21:05:20.94 .net
なんだか余裕ぶっこいてるしその辺の慢心が…とも思ったけど、今回でその勝ち筋は潰された感があるな
サンシャインが師匠だし悪魔の友情に目覚めさせることができれば隙も生まれそうだが

217:マロン名無しさん
21/06/14 21:43:56.31 .net
ポーンて唯一「成れる」よね?

218:マロン名無しさん
21/06/14 22:05:16.44 .net
>>217
プロモーションか、大ダイで知ったな

219:マロン名無しさん
21/06/14 23:19:10.50 .net
>>218
ヒムヒムー
チェスなんぞ日常でやる事殆どねーやな。嫁さんと少し齧った程度。ポーンが昇格したかは覚えとらんw

220:マロン名無しさん
21/06/15 06:36:16.05 .net
将棋コスチュームで出たのはチェスへの対抗ではなく伏線
つまり将棋に詳しい謎のおっさん、玉王がゲスト出演してチェスピースの弱点、もしくは将棋の戦い方を指南し逆転するフラグと見た

221:粗筋超人Ⅱ世
21/06/15 19:00:31.66 JRQYbEBG.net
 第24回 チェックメイトの反乱!?
チェックメイトの猛攻に成すすべがない万太郎 ダウンした万太郎を余裕の笑みで見下ろすチェック
ミート君もリングを叩いて万太郎に応援を送るが、万太郎は立ち上がる事ができず…
その姿にサンシャインも、悪魔超人30年の怨念が晴らせる瞬間をいまかいまかと待ちわびる笑みが浮かぶ…
するとそこに、サンシャインを呼ぶ何やら不気味な声が会場に響き渡るとともに
会場の液晶ビジョンに映されたのは、d・M・pアジトの残虐超人首領と完璧超人首領の姿であった
どうやら万太郎の血の匂いにひかれて出てきたと見るサンシャイン 
なんでもサンシャインら悪魔超人軍がニュージェネレーション打倒の暁には
d・M・pの実権を悪魔たちが握ることが取り決められているそうで…
そんな話と共にサンシャインは、d・M・p結成当時のことを思い返す
結成当時は3軍団とも平等な集まりだったが、当時の悪魔超人軍は2団体と比べて殆どが正義超人にやられて少人数
残った人員も他の軍団に寝返ったり散り散りのバラバラとなり、残ったのはサンシャインひとり…
そのためd・M・pではサンシャインの意見は通ることが無くなり、訓練場の隅で機材もなくトレーニングをするしかない環境であった
それから20年、ようやくレックス・キング、チェックメイトに代表される若手も入っては来るが組織内での待遇は変わることはなく…
だが彼らがニュージェネレーションを倒せばd・M・p内の悪魔超人軍の地位は逆転し自分たちが実権を握る事ができる
そうなれば残虐超人も完璧超人も、皆が自分たち悪魔超人軍の傘下に入り全盛期以上の新生悪魔超人軍が創れるのだ!!
「そして今わが弟子チェック・メイトが万太郎打倒を果たし 新生・悪魔超人軍結成の夢が実現せんとしているんじゃ」
サンシャインのすさまじい執念…正義超人打倒の願いを30年燃やす続けるその姿には、キッドも脂汗が浮かぶ
だがまだ万太郎を倒したわけではない、ミート君も必死に声を上げて万太郎を立ち上がらせようとするが
もはやボロボロの万太郎は立ち上がろうにも体が言う事を聞かず…そこでミート君のとった手段はこうだ
「Ⅱ世― このまま負けちゃったら全国の女の子からソッポ向かれちゃいますよ!」
「エエ そ…それは一大事~~~」
女の子たちに嫌われることは何よりも恐るべき事態な万太郎は、カウント9で気力を振り絞り立ち上がる!
立ち上がった万太郎はすかさずタックルを仕掛けるが
チェックもたやすく飛び越えるように回避しながら腕ひしぎ十字固めに捕える!
「なぜあなたはこうもたやすくわたしの技をくってしまうのですか?
 サンシャインヘッドは言ってましたよ キン肉万太郎は要注意超人だと…
 しかし実際のあなたはメチャクチャ弱い… お願いだからわたしにもっと闘いを楽しませてください!」

222:粗筋超人Ⅱ世
21/06/15 19:01:23.39 JRQYbEBG.net
チェックの叫びと共に、腕ひしぎに力を込め…会場に鈍い音が響き渡る・・・!!
万太郎の腕の骨をへし折った、その残酷な音に客たちも青ざめてしまい
リング上の万太郎も腕をへし折られた激痛に悲鳴を上げてのたうち回ってしまう…!
もはやチェック・メイトの勝利は確実なものとなり、サンシャインも喜びの声が上がるが
・・・一方のチェック・メイトは万太郎のあまりの歯ごたえのなさに苛立ちの表情がうかぶ…
そしてチェックは再びチェスピースチェンジでルークモードへと変わると、万太郎を空中へと高く放り投げ
空中の万太郎を追うように、胴体を分離させ上半身を勢いよく発射し、空中の万太郎のどてっぱらに突き刺さり
そこからコーナー鉄柱に真っ逆さまに落ち、背中からコーナーへ突き刺さりながら、それを追う下半身と合体!加重で威力がさらに倍加する!!
…もはや白目を剥き、完全にKOされたかのように倒れる万太郎の姿に、会場も静まり返ってしまう
そこにチェックは元の状態に戻りながら、サンシャインに向けてこう語る
「サンシャインヘッド わたしはようやくすべてがわかりましたよ
 30年前 悪魔超人軍が…なぜ滅んでしまったかが…」
「それは何度も言っているようにキン肉スグル率いる 正義超人軍の戦いにより…」
「それだけ聞くといかにも実力派の正義超人に…悪魔超人が敗れたような印象を受ける
 しかしこのキン肉スグルの遺伝子を受け継ぐ万太郎と闘って 私にはわかった… じつは正義超人達は強くなかったと!
 そしてその正義超人を打倒できなかった旧悪魔超人軍は… もっと弱かった!」
そう、吐き捨てるチェック・メイトの言葉に、サンシャインは感涙を止め激昂の叫びをあげるが
チェックは淡々と、サンシャインの流すその涙という、師の教えたネガティブな感情を自ら流す姿に首を傾げる
そんなチェック・メイトにサンシャインの怒りは頂点に達し、リングに上がろうとするが
「向かってくる者は親兄弟 恩師であろうと…容赦するなと教えたのはあなただ!」
向かってくるサンシャインに対し、チェックはその身を蹴り飛ばして返す!!
自らの弟子に蹴り飛ばされるサンシャインの姿に、意識を取り戻した万太郎も気づくのだった
<続く>

223:マロン名無しさん
21/06/15 20:53:32.21 .net
言われてみれば規模が不明な残虐はともかく
キング1000人の弟子が残ってた完璧に比べると
悪魔はそもそも首領の悪魔将軍を筆頭に色々抜けて弱小勢力になってたことは否定できんな
そんな中でも悪魔魂を捨てなかったサンシャインの一途さには頭が上がらないわ
なんか今回チェックが増長しまくってるんでそろそろ痛い目見てほしいな、サンシャインのためにも

224:マロン名無しさん
21/06/15 22:26:29.09 .net
キン肉マン2世て今連載してるの?アシュラマンがラスボスだったアレの続き?

225:マロン名無しさん
21/06/15 22:32:06.59 .net
>>224
>>1見ような

226:マロン名無しさん
21/06/15 22:47:55.92 .net
失礼しました、、

227:マロン名無しさん
21/06/15 23:32:44.09 .net
MAXマンも残虐か完璧の勢力に移っつてたのかな

228:マロン名無しさん
21/06/15 23:44:20.21 .net
サンシャイン正義超人どころか人間に負けたからなw
そりゃ弱い言われても仕方ない

229:マロン名無しさん
21/06/16 00:05:32.00 .net
てか完璧超人トップがキングから変わってるけど、キングどうしたんだろ

230:マロン名無しさん
21/06/16 03:34:21.57 .net
長い年月で砂の量も減っている
俺たちの毛髪のように

231:マロン名無しさん
21/06/16 06:07:40.00 .net
正直なところニュージェネレーションが弱すぎる、という一点においては否定できんよなあ
あっさりやられるシーンが多すぎてまるでその実力に説得力がないのはどうかと思う
負けるにしても、敗けの見せ方というのも大事なんだなー

232:マロン名無しさん
21/06/16 09:29:41.87 .net
>>231
弱っちいニュージェネレーションが敗北を知ることでハングリーさや真剣勝負の醍醐味を得ていくんじゃないか?

233:粗筋超人Ⅱ世
21/06/16 19:20:30.86 2lS0270Z.net
 第25話 怒りの力<パワー>は額の文字に!
師匠のサンシャインに蹴りを放つチェック・メイトの姿に実況も困惑の声をあげる
倒れた万太郎も目を丸くしており…そしてサンシャイン自身、チェックが自らに手を上げるなど信じられない思いであったが
チェックは師の教えを実践してるだけと淡々と返す
向かってくる者は親兄弟、恩師であっても容赦なく叩き潰すというのがサンシャインの教えであり
そして師の教えの元、痛みや苦しみ、涙というネガティブなものを捨て去る訓練の元、師の理想とする超人となったのだが
「しかしわたしにネガティブな感情を捨て去れと言われたあなたが… こんな昔を偲んだ悪魔超人達との写真を手に…
 30年前 正義超人に滅ぼされた恨みつらみをほざいてウジウジと悲しみにくれている
 これこそネガティブな感情の際たるものじゃないのか――っ」
サンシャインの写真を指ではじきながらそう吐き捨て、そんな情けないことだから旧悪魔超人は滅んだのだとする
しかしサンシャインら旧悪魔超人とてただでやられたわけではない 
自分たち以上に正義超人達は強豪たちの集まりで、自分達にとっては本当に誇るべき好敵手<ライバル>だったともする
だがチェックはそれをまるで聞こうとしない、自分に手も足も出ない万太郎の父が強いなどあるはずがないとしながら倒れた万太郎にストンピング攻撃
やられっぱなし、さらに父親すらバカにされるの万太郎の姿には、ミート君も声を上げるが
「な…なんとかしたいんだけど… さっきから体の具合が変なんだ…
 か…体の奥底からカ――ッと熱くなってきて…全身の筋肉がプチプチと弾けるような へ…変な感じだ…」
万太郎のつぶやきと共に…その額に[肉]のマークが浮かび上がる…!
だがそれに気づいたのはキッドのみで、それも一瞬で消えてしまっていたが…
立ち上がれない万太郎に、チェックはさらに踏みつけ攻撃を仕掛けるが
その蹴り脚に自らの両足を絡めてそれを防ぎながら、ヒールホールドで逆襲!
・・・先ほどまで完全なグロッキー状態だったのが、見違えるような素早い動きにキッドも目を丸くしており
ミート君もその豹変ぶりに、Ⅱ世にも父スグルと同じあの力が備わっているのではないかと見るが…

234:粗筋超人Ⅱ世
21/06/16 19:21:32.60 2lS0270Z.net
だが一切の痛みを感じないチェックには、決定打にならず靱帯の千切れるような鈍い音がリングに響きながらも
平然とするチェックの姿には観客たちもいやな汗が混じる 万太郎もまるで効き目のないチェックの姿に弱気になってしまう
それと共に万太郎の体も限界が近い様子で…チェックもその隙を見逃さず、なんと関節技を決められた脚一本で万太郎を持ち上げ場外へと放り投げる!
そこにすかさずラ・ケブラーダで追撃!机の上に横たわる万太郎を強襲する!!
これにより万太郎の乗っていた机が真っ二つに割れてしまう
さらにチェックは場外の万太郎にとどめを刺すべく、血走った笑みを浮かべながら壊れた机に目をつける
割れて尖った机の部分に万太郎の首を当て…ここからエルボードロップを万太郎にぶち込まんとするが…
「やい 超人ならこんな凶器なんて使わず堂々と戦え!」
そこにチェックの蛮行を見てられなくなったひとりの子供が、背中から声を荒げながらチェックを殴りつけるが
そんな子供にチェックは裏拳を浴びせて追い返してしまう! 
超人レスラーが観客に手を上げるその光景には、実況も驚愕の声を上げてしまうが
チェックも平然と、自分たちd・M・pが全世界のものになれば大人も子供も悪行超人に服従するのだとする
…その物言いにはチェックのファンだった観客たちも失望をあらわにしてしまい
そしてサンシャイン自身、復讐のあまりにとんでもない怪物を造ってしまった、と胸の内に後悔が宿る…
それと共に万太郎にとどめを刺さんと、エルボードロップを仕掛けるチェックだが…そこに割って入るのは彼の師匠サンシャイン!?
怒りのチェックがサンシャインにラリアートをぶち込み、壮絶な仲間割れが起きてしまうが…
その光景に、万太郎の体の奥底から再び熱い何かが宿るとともに
復活した万太郎がサンシャインをいたぶるチェックを捕まえ、フロント・ネックチャンスリーでリングへと投げ飛ばす!!
チェックをリングに戻すと共に、万太郎は倒れたサンシャインに歩み寄り助けの手を差し出しながら、チェックに向けて告げる
「チェック・メイト! あんたは容姿も佇まいもカッコいいしギャル人気No.1の資格十分だ
 しかし… 心に愛がなければ 真のスーパーヒーローにはなれないよ」
振り向いた万太郎の額には、うっすらとではあるが確かに[肉]のマークが浮かび上がっていた…!
・・・それと共に、チェックの右足に異変が起こる 
今まで何を食らっても平気だった自身の脚…その膝下あたりがどす黒く膨れ始め、チェックも困惑の声がでてしまうのだった
<続く>

235:マロン名無しさん
21/06/16 20:31:26.81 .net
> しかし… 心に愛がなければ 真のスーパーヒーローにはなれないよ
ここでこのフレーズを出すのはなかなかニクい

236:マロン名無しさん
21/06/16 22:07:18.47 .net
言われてみれば観客に直接手出しをしたやつってのはいなかったっけか
なんでか夢タッグでの地球大逆転で観客が宙をすっ飛ぶシーンはゆで理論と合わせて印象に残ってるがw

237:マロン名無しさん
21/06/16 23:27:19.84 .net
サンシャインが悪魔に全く向いてないよな
それなのに悪魔再興にこだわるという

238:マロン名無しさん
21/06/17 05:27:31.10 .net
>>236
試合中じゃないけど以前スグルが観客に「どけい!」とか言って殴り飛ばして席奪ってたよ。(18巻の四次元殺法コンビとの試合後)

239:マロン名無しさん
21/06/17 06:52:29.11 .net
良くも悪くも一途だよね、サンシャイン
そういう不器用な一途さもサンシャインの魅力ではあるが
写真の思いでに語りかける所とかは正義も悪魔も、仲間を大事にする本質は変わらないと思うわ
肝心のチェックにはそういう仲間への敬意が身に付いて無いから、あんな横柄になったのかも

240:粗筋超人Ⅱ世
21/06/17 19:52:37.88 9tJdAng5.net
 第26回 万太郎コールで痛みを知れ!
突然の変調をきたしたチェック・メイト右足の膝下 
どす黒く膨れ上がった痛々しい様子のその足に、万太郎たちも目を丸くし…
おそらくあの脚の様子は、膝蓋骨の骨折によるものと見るキッドとガゼルマン
万太郎の執拗な膝への攻撃が、ついに目に見えるダメージになって現れたのだとする二人だが
それに声を荒げるのはチェック・メイト 自分は痛みや苦しみなどのネガティブな感情は一切持たない極限の超人
そんな自分が普通の超人のようにケガをしたりするはずがない これは新しい筋肉がついてるだけだとするが
チェックの言葉に反し、右足がいう事を聞かず、ついには尻もちをつき倒れてしまう…!
自らの体の異変に、チェック・メイトも必死な様子でサンシャインに向け問いただすが…
「サンシャインヘッド!
 あ…あなたはわたしを極限の痛み 苦しみ 辛さにも耐える不死身の超人に育ててくれたんですよね――っ!
 ならば右足の骨が折れたり 靱帯が断裂したりするわけがないですよね――っ!?」
「チェック・メイトよ ワシは10年間考えられるあらゆる地獄の艱難辛苦をおまえに与え続けて極限の肉体に改造したが……
 しかし長年の特訓によって感覚的な痛みや苦しさに耐えられるようになっただけにすぎず…
 おまえ自身の肉体内部の器官は…普通の超人と同じじゃ――っ
 じゃからいくら痛みを感じないからと 見世物的に相手の技を受け続ければ骨も折れるし腱切れる…」
サンシャインの答えにチェックも驚愕にその目を見開く・・・と思った次の瞬間には、微かな笑みと共に
自分はもうサンシャインには計り知れないほどの超人になっていると言い放ちながら、壊れた右膝で立ち上がって見せる…!
それを止めようとするサンシャインだが、チェックは聞く耳を持たず… その姿に万太郎も表情を険しくさせ、静かにチェックへと向かっていく
「サンシャインら悪魔超人を侮辱することは… ひいては好敵手<ライバル>であった…ボクの父上を侮辱することでもある!」
「ホホ~~泣き虫痛がり超人がカッコつけちゃって~~ もっと痛い目に遭いたいのか」
「たしかにボクは痛がり超人かもしれない… しかし…
 痛みを知らない事よりも あらゆる技の痛み… 人の心の痛みをわかる事の方が超人として大切だと思う!」
万太郎の言葉と共に、勇ましくリングへと上がりチェック・メイトに攻撃を仕掛けるが
それに対しチェックも対抗すべく、チェスピースチェンジの究極系を見せつけんとする
            グランドスラム
「チェスピースチェンジ 王様・馬・城――ッ!!」
ナイトとルークのボタンを一度に押し、チェックの体は四つ足の堅牢な城塞と化す…!!
「王様<キング>の明晰な頭脳 馬<ナイト>の体のしなやかさ 城<ルーク>の体の頑丈さ
 この三つを合体させたものがグランドスラムだ――っ!!」

241:粗筋超人Ⅱ世
21/06/17 19:52:59.44 9tJdAng5.net
グランドスラムの装甲に、万太郎の攻撃ははじき返されてしまい
弱気が浮かんだ万太郎、それと共に額の[肉]の字がみるみる消えていく…
そこにチェックの強烈な馬蹴りでロープへと吹き飛ばされ、そのまま反動でチェックの元へ戻っていくと
チェックの胸板、太ももに穴が開きそこに万太郎の手足がハマり身動きが取れなくなってしまう
そこに高く飛び上がったチェックは、そのまま自らの超重量で動けない万太郎を押しつぶす!!
チェックの大技、落爆人机で意識を失ってしまった万太郎に、さらにとどめの一撃である馬式誉れ落としを仕掛ける…!!
一度目の誉れ落としは普通の馬状態だったが、今回はさらに煉瓦の重量を増したさらに強力な一撃となり
もはやチェックはKOではなく、完全に万太郎の命を奪うつもりなのだ…!
絶望的な万太郎の姿に、ミート君も見てられないと目を背けてしまうが・・・そこに声を上げるのはサンシャイン
サンシャインから万太郎を応援するマンターロコールに始まり…それにキッドも続き、観客たちも続き
気づけば観客の皆が、ピンチの万太郎に盛大な応援を響かせる…!!
そのマンターロコールに、意識を取り戻した万太郎 そこで彼の負傷した右足に目をつけ
上体を起こすとともに、ヒザの負傷に強烈なヘッドバッド!! その一撃を受けたチェックの脚は…!!
「……… イ・・・ イダアア――    ギャ――血が血が~~~っ!!」
ヒザの負傷が破裂し、大量の血しぶきがあがるチェックは悲鳴を上げてリングへと落ちていくが
万太郎もその隙を見逃さず、落下するチェックを捕らえると逆転のキン肉バスターに固める!!
<続く>

242:マロン名無しさん
21/06/17 20:35:28.28 .net
グランドスラム出落ちやんけ

243:マロン名無しさん
21/06/17 23:26:57.18 .net
万太郎コールしちゃったよ
サンシャインもう悪魔じゃねーだろ
サタンがいたらお仕置きだろ

244:マロン名無しさん
21/06/18 08:23:06.17 .net
ビショップとクイーンのピースは出番なしですか(しょんぼり

245:粗筋超人Ⅱ世
21/06/18 18:56:16.17 wVbnDNWm.net
「ま…まさか超難技キン肉バスターで逆にチェック・メイトを捕えるなんて…」
「や…やはりスグル様だけでなくⅡ世にも潜在していたんだ…
 この常識や化学では計ることのできない不思議なパワーが…   火事場のクソ力だ――っ!!」

  第27回 サンシャインは死なず…!?

そして火事場のクソ力で繰り出されるキン肉バスターが、リングに炸裂する!!
・・・だが、その一撃を受けながらも立ち上がろうとするチェック
うめき声のようなものを上げながら、万太郎に襲い掛かろうとするが…その瞬間ふとともと腰から激しく流血!!
あの傷はすべてキン肉バスターの衝撃からくる負傷箇所が破れて出来たもの、と見るミート君
さらに首からも血が溢れ出ながら…チェックは弱弱しくサンシャインに問う…
「わ…わたしは極限の超人だ… ぜ…絶対に倒されるわけがない…
 ね・・・ねえ サンシャインヘッド・・・ わ・・・わたしは不死身ですよね・・・」
その言葉を最後に…チェックのグランドスラムは解除され、元の姿に戻りながらリングに倒れる
ここにキン肉万太郎の勝利が決定! 悪魔超人サンシャイン率いるナイトメアズの完全撃破に成功する!
これにより初代キン肉マンの時代から、30年以上に続く正義と悪魔の意地と遺恨をかけた一大抒情詩に一つの終止符が打たれるのだった
・・・のだが、全部終わった後で倒れたチェックを見た万太郎は、信じられなさそうに悲鳴がでちゃう
また弱気なのが出るとともに、万太郎の額の[肉]も消えてしまうのだった
(まだⅡ世はスグルさまのように… 完全に火事場のクソ力を自分のものにはしていない
 たぶん…フィニッシュでみせたクソ力も偶然の賜物だろう
 まだⅡ世には実戦での経験がなさすぎる 今はまだ"火事場のクソ力"ではなく "たき火のクソ力"というところか)
倒れたチェックに医療スタッフが駆けつけようとするが、それをサンシャインが止める
チェック・メイトは幼き頃からずっと自分が面倒を見てきた、この傷も自分が治して見せる、として
駆けつけたサンシャインに…チェックは自らの敗因を問う 彼の理想を体現する悪魔超人となったはずなのに、なぜ勝てなかったのか…
確かに超人としての技量は、チェックが万太郎をはるかに上回っていただろう
だがその勝敗を分けたのは…技量ではなく誇り<プライド>の差であった、とするサンシャイン

246:粗筋超人Ⅱ世
21/06/18 18:57:00.77 wVbnDNWm.net
「この傷が癒えたら… 悪魔としての誇りを増幅させるための猛特訓を始めよう」
「……… わ…わたしは一度はあなたから離れようとしたのですよ」
「誰しも大人になる前は 迷いはある」
だが突然大阪ドームの天井が壊れ、飛び出した拳の矢がサンシャインを背中から貫く!?
それとともに液晶ビジョンには、完璧超人ヘッドと残虐超人ヘッドの姿が映しだされていた
二人のヘッド曰く、彼らがニュージェネレーションを打倒すれば彼らもその傘下に入る予定だったが
敗北したならばそのヘッドに死をもって責任を取ってもらう、という取り決めがなされていたのだ
さらに二人はサンシャインと共に、彼の傘下である悪魔超人も切り捨てる算段であった…
…だが、サンシャインも彼らがそう動くことはわかっていた、そのための備えと置いてあったと返すと
アジト内の悪魔超人軍が突如反乱、二人に向けて襲い掛かる!!
しかし二人も容易くそれを返り討ちにして見せるが…もはやこれまでと見た悪魔超人の弟子は
施設の自爆装置のスイッチを押し込み、富士山にあったd・M・p本拠地が崩れていく…!!
崩壊していく悪の本拠地に、万太郎もこれで敵はいなくなったと喜びの声を上げるが
だがミート君は彼らもこのままでは終わらないはずと見ており…
するといつの間にかサンシャインとチェック・メイトの姿がないことに気づく
リングに残った血のあとを追うと、そこには胴体を貫かれながら会場を後にするサンシャインの姿…
「サンシャインの奴…死んでしまうのかな?」
「いいや サンシャインは絶対死なん… やつはもっと強い悪魔超人を作り上げ 再びオレ達に闘いを挑んでくるはずだ!」
「エエ~~~ッ チェック・メイトよりも強い悪魔~~~!」

(待っていろよ ニュージェネレーションども!)
驚きの声を上げる万太郎を背に、サンシャインはチェック・メイトの体を抱え上げながら
再びニュージェネレーションに挑むその時まで…サンシャインは静かに再起の炎を燃やすのだった・・・
<続く>

247:マロン名無しさん
21/06/18 21:36:52.78 .net
完璧、残虐陣営は出番なしで終わるとかひどすぎませんかね

248:マロン名無しさん
21/06/18 23:24:05.31 .net
なんで悪の組織はアジトに自爆装置なんか付けるのだ

249:マロン名無しさん
21/06/18 23:38:15.86 .net
DMPがこれで終わりとか適当すぎる
他の敵キャラ思いついていらなくなったんだろうが

250:マロン名無しさん
21/06/19 06:28:43.50 .net
麒麟マンはゆうれい小僧でもあっさり退場していたよな

251:マロン名無しさん
21/06/19 08:39:14.82 .net
dmpはあっさり終わったけどサンシャインは地味にいい動きしてたな
正義と悪魔でブレブレだった若いころに比べると、悪魔一筋を貫き通してるところは好印象というか
>「誰しも大人になる前は 迷いはある」
特にここのセリフがいい味出してる、個人的には串カツのキャベツに次ぐ名台詞だw

252:粗筋超人Ⅱ世
21/06/19 19:03:01.40 UKJF1+Is.net
 第28回 平和ボケ!? 新世代超人の休日…!
28年ぶりに巻き起こる正義超人と悪行超人の闘いは、見事正義超人のニュージェネレーションが勝利を収める
悪行超人大敗の方はd・M・pの士気を低下させ仲間割れを引き起こし、ついには本拠地の崩壊を招く
平和が戻った地球だが、有事に備えて万太郎ら9人のニュージェネレーションは引き続き日本の防衛に付くことになっていたが…
なんだけど、肝心の万太郎が風邪ひいて重症でした
今日は月に一度の超人連合稽古の日なのに…ミート君もこの日ばかり風邪ひく万太郎にあきれた声が出るが
仮病を疑うミート君が万太郎のおでこにさわるが、どうやら本当にすごい熱のようでミート君もあわてて療養の御食事を作るが
実は万太郎、マスクの下にちっちゃい電気カイロつけて病気を装ってただけで
そしてミート君の目が万太郎から離れた隙に、ダッシュで家を出て遊びに行くのであった
「あ~~~やっぱり仮病だった~~~っ!」
(すっかり平和ボケしてますけど… こう毎日遊んでばかりいては超人委員会も黙ってはいませんよ)
場面代わり渋谷の街並みにて、抜け出した万太郎を待っていたのは
今時の若者のコーデでおしゃれしたキッド、ガゼルマン、セイウチンの三人であった
セイウチンなんて大胆に鼻ピーのドレッドです 
で、集まった4人は早速夜の渋谷を散策しながら女の子のナンパに繰り出す
まずはいつも通り、キッドが声をかけ見事アプローチに成功 さすが超人界一のナンパ師と万太郎も声を上げるのでした
一方、両国国技館では集まったニュージェネレーションの激しい稽古が行われていた所
激しい攻防を繰り広げるリング上の選手の活躍には、委員会のスタッフも拍手を送るが
…だが、委員長は開催された連合稽古が気に入らないように声を荒げる
そもそも本来9人いなくてはならないのに5人しか集まっていないのが、委員長も気に入らない様子で
さらに毎回そろいもそろって病欠での欠席に、委員長の怒りはもはや頂点に達しようとしており…
そんな委員長の怒りなど知らん万太郎ら4人組は、居酒屋で女の子たちとどんちゃん騒ぎしてました
大盛り上がりでアホやってる4人達だが…そんな様子を委員長たちが窓の外からのぞいてました
「4人ともこれはひどい病気じゃわい… ただし治す薬のないアホバカ超人病ってやつだがな…」
その様子に委員長もあきれたこれが出てしまい
スタッフたちも怒りを露にしながら、今すぐ彼らを捕まえ懲罰を与えようとするが…なぜか委員長がそれを止める

253:粗筋超人Ⅱ世
21/06/19 19:03:36.12 UKJF1+Is.net
「ワシらの派遣した日本をこんなに気に入ってくれて…
 しかしそんな大好きな日本でも正義超人としての使命を忘れておるやつらに
 いつまでも居座らせるわけにはいかんな…
 やつらにやる気がないならいくらでもいるさ!
 もっと強くて正義心と義侠心に溢れるニュージェネレーションが…」
委員長の言葉を示すかのように…正義超人養成学校、ヘラクレス・ファクトリーではある動きがあった
今回集まったファクトリー第二期生は、万太郎ら一期生をも超えるかのような強豪ぞろいで
数々のレジェンドたちをKO勝利で圧倒する二期生達
そして今まさにバッファローマンも、その巨体をブレーンバスターで持ち上げられ、強烈にリングへと叩きつけられる…!!
「レジェンド バッファローマン先生… 悪いがオレが正義超人界で成り上がるために倒させてもらうよ!」
<続く>

254:マロン名無しさん
21/06/19 20:04:50.92 .net
鼻ピーは攻めすぎやろセイウチwww

255:マロン名無しさん
21/06/19 23:40:21.33 .net
どんなに真面目に練習しようと弱くて結果出してないなら意味ないけどなー
どんなにアホバカでもDMP3人倒してる万太郎の方が仕事したと思うが
しかしガゼルマンはいつそんなに仲良くなったんだ?

256:マロン名無しさん
21/06/19 23:57:43.15 .net
今度の闘いは正義超人同士での派閥争いになるんかね
まあどっかで悪行のスパイが紛れ込んでたりとかありそうだが

257:マロン名無しさん
21/06/20 06:53:29.10 .net
ガゼルとキッドはもともと秀才だったせいで「俺優秀だし今さら教わることなんてねーよ」みたいな驕りもありそう
セイウチンの方はなんか完全に万太郎の舎弟になってる感じ

258:マロン名無しさん
21/06/20 10:12:39.73 .net
今回の二期生軍団で今までいなかったブロッケンジュニア、ウォーズマン、アシュラマンの関係者が出番ありそうだな
ネプチューンマンと五王子関連はもうちょい引っ張りそうな気がする

259:粗筋超人Ⅱ世
21/06/20 19:20:52.63 wr9oUQbj.net
 第29回 正義超人協会の重大会見!
ヘラクレス・ファクトリーにてバッファローマンを圧倒する新たなニュージェネレーション
しかもそのKOタイムは5分ジャスト テリー・ザ・キッドが出したタイムは15分13秒 
それをはるかに上回るタイムでバッファローマンを破り、文句なしの合格がロビンマスクから授けられる
「ス…スゴイ ファクトリー第二期生の卒業テスト受験者4人のすべてが… レジェンドを5分以内に仕留めている」
「こ…これは第一期生の万太郎やキッド以上の…恐ろしい強者揃いだ~~~」
それから翌日、第二期生の卒業式当日 整列する4人が委員長を出迎え姿勢を正す
その規律正しい精鋭の姿に委員長もご機嫌な声が出ながら、アホやってる4人を思い返しその表情が険しくなる
…気を取り直して、4人に訓示を述べる委員長 そこに卒業生の一人が委員長に問う
日本の防衛はすでに9人のニュージェネレーションがくまなく防衛しており二期生の出る幕はないはず
それに対しロビンは、彼らには予備軍として待機することになっている、と説明するが…
「いいや!彼ら4人には今すぐ日本に行ってもらう
 9人の一期生といってもワシの調査ではしっかりと任務遂行して折りのは5人までで…
 のこりの4人は任務を放棄した使い物にならないアホバカ超人どもじゃ!」
「あ…あえてそのアホバカ超人が誰かということは聞きませんが…
 彼らは超人委員会から正式なる辞令をもらって日本へ派遣されているんです
 第二期生の受け入れを彼らが拒否することも考えられます」
「あのアホバカどもが受け入れを拒否だと~~~
 その時は二期生が正式なるニュージェネレーションの権利を 実力行使で奪い取ればよい!」
ハッキリとそう宣告する委員長の言葉に、レジェンドも言葉を失うが
一方、二期生のほうはそいつはおもしろい、と不敵な笑みと共にその闘志を静かに燃やすのだった

260:粗筋超人Ⅱ世
21/06/20 19:21:25.88 wr9oUQbj.net
地球の方に視点を戻すが、キン肉ハウスの方は今日も万太郎がミート君の元を逃げ出してました
もはやほとほとあきれ果てた声が出てしまうミート君 そんなことはまるで知らずに今日も遊び惚ける4人組
夜の街を繰り出す四人だが、女の子の一人が飲みすぎちゃったみたいで万太郎が解放していた所
するとちょうどご休憩にちょーどいいえっちなホテルを見つけ、コソーリ女の子を連れこもうとするが
入ろうとしたところで、突然何者かに蹴り飛ばされる!? 
「いけませんね先輩 正義超人のあなたが女の子をホテルに連れ込むなんて
 先輩 しかもあなたはまだ14歳の未成年じゃないですか」
気づけば入り口には、二期生のひとりの姿があった…!
ただならぬ雰囲気の、目の前の存在に万太郎も身構えその相手をする
二期生のハイキックからのドロップキックを、万太郎は両足を掴むとともにジャイアントスイングで返す!
そのすさまじいスイングに二期生の変装、頭部分が解けながらも壁へと投げつけられる
だが二期生もアクロバティックに激突を避けるが、万太郎も追撃にその後を追うが
壁を壊して飛び掛かる万太郎に放つことでそれを妨害しながら、バランスを崩したところに大技の投げが万太郎に叩きつけられる!!
その強烈な一撃に、血反吐を吐いてダウンする万太郎…
そこへ異変を聞きつけた3人が戻ってくると、二期生はその場を逃げ出すのだった…
それから翌日の東京ビッグサイトにて、正式にニュージェネレーション二期生の発表が執り行われていた
キン肉ハウスに集まった4人達もその報をテレビで見ていた所…委員長はテレビの取材陣に向け、こう宣言する
≪わが正義超人協会では新たなる悪行超人猛襲の脅威に備えて ますます日本の防衛を強固にしていかねばなりません
 現在日本に派遣されているニュージェネレーションはよくやっていますが… まだまだ甘い!!
 そこで今回わたしが提案いたしますのは 今日本にいるニュージェネレーションの中で特に働きの悪い者4人と…
 ここにいる第二期生ニュージェネレーション4人との日本防衛超人の権利を賭けた入れ替え戦です!!≫
入れ替え戦の件は彼らも初耳で…そして当然、その入れ替え戦の対象が彼ら4人であることも初めて知るのだった
<続く>

261:マロン名無しさん
21/06/20 23:41:52.27 .net
万太郎はDMP3人も倒したエース格だろ
これが働きが悪いって入れ替えたらバカだろとしか思えない
他のニュージェネレーションなんて何の役にも立ってない
ボランティアなら人間でもできる
悪の超人を倒すことが正義超人の仕事だろうが

262:マロン名無しさん
21/06/21 00:10:00.07 .net
委員長こんな目先の働きしか見れない小役人キャラだったかなあ…
たしかにちょいと口うるさい所はあったし、王位編では割とキン肉マンの足引っ張ってばかりなとこはあったけど

263:粗筋超人Ⅱ世
21/06/21 19:02:28.21 0q6GRTCl.net
 第30回 居残りを賭けた入れ替え戦!
第二期生との日本防衛を賭けた入れ替え戦開催の報に、驚く万太郎たち4人組
それもそのはず、入れ替え戦の対象として選ばれたのは彼ら4人のようで…
いままでは正義超人軍も残虐、悪魔などの悪行超人との全面対抗戦はあったが
正義超人同士の軍団構想というのは歴史上初めての事 このビッグイベントに取材陣も驚きの声が上がる
一方でそんな一方的な宣告に不満の声が上がるのが件のアホ4人
d・M・p壊滅の功績という輝かしい戦績もあるはずなのに…そんな彼らにミート君が言う
彼らがd・M・p壊滅の功労者であることは委員会も認めているが、その後の生活態度が問題だとして
他の一期生は平和になってからも訓練を欠かさず、街のパトロールも続けているのだが
彼らはこの3カ月、練習をさぼり毎日女の子と遊び惚け、体も完全になまってしまっていた
こんな状態で悪行超人が攻めてきたら全員1分もしないうちに殺されてしまう、と4人を叱りつけるミート君
さらにこの入れ替え戦、勝った方は正式に日本防衛に付くこととなるが
負けた方は日本から即刻追放、ヘラクレス・ファクトリーで地獄の特訓を受け直してもらうと言う
その宣告に4人も驚愕の声を上げ・・・深刻な表情を浮かべながら呟く
「そんなことになっちまったら王様ゲームやカラオケで騒げないじゃないか」
「日本以外であんな遊びはできないからな」
「あなた達に入れ替え戦はいりません! 今すぐ日本から出ていきなさ――い」(#
これにはミート君もハンマーもって4人どつくのでした
テレビの方では二期生が先輩たちに向け挑戦状を叩きつけるとともに、覆面とコスチュームを脱ぎその正体を明かす!
「認識番号07 ジェイド!」 一人目は[J]の字が書かれたヘルメットを身につけた男
「認識番号21 クリオネマン!!」 二人目は透けたクリオネの体を持った超人
「認識番号58 デッド・シグナル」 三人目は道路標識や信号で構成された超人
「認識番号94 スカーフェイス!!」四人目はイタリアンマフィアの如きスーツ姿の巨漢であった

264:粗筋超人Ⅱ世
21/06/21 19:02:58.70 0q6GRTCl.net
ファクトリー二期生、ジェネレーション‐EXの全容が明かされ
そのうちの一人ジェイドは一期生達に向け逃げるなと声を上げ、その挑発に怒りを露にするキッド
一方万太郎は逃げ出そうとしてたけどミート君に止められました
翌日、お台場のフジサンテレビにて一期生VS二期生の対戦カード抽選会が執り行われる
今回は大人気の料理番組「厨房の鉄人」のセットを借りた大舞台にてお届けされる様子
現れた主宰の毎度おなじみの言い回しと共に、大抽選会が幕を開ける
「わたしの記憶が確かならば このキッチン・コロシアムは料理人同士が雌雄を決する場…
 しかし本日だけは料理人だけでなく格闘超人の運命が決定する場なのであります
 それでは登場してもらいましょう―― 勇猛果敢 頭脳明晰 正義超人界の明日を担う4人…
 ヘラクレス・ファクトリー第二期生!! ジェネレーション-EX!!」
主宰の宣言と共に姿を現す二期生達、その堂々とした佇まいは新人でありながらさながらベテラン超人のようで…
二期生の対戦相手の選択方法に関して主宰が解説 今舞台裏には一期生のアホ四人が入っており、誰がいるかはわからないが
セットにある1~4の番号ボタンを押せば、それに対応する対戦相手が現れるという寸法である
まず一番手はクリオネマンが…と思われた矢先にジェイドがその頭上を飛び越える
「オレはなんでもNo1が好きなんだ 1番はオレがもらう」
1番のボタンを押したジェイドの前に現れたのは、ガゼルマンであった
「実力的には万太郎 テリー・ザ・キッドにも劣らないという暴れん坊のガゼルマン先輩か 相手にとって不足はねえ」
「正々堂々と戦おうぜ!」
それに続きクリオネマンは3番を押すと、現れたのはセイウチン
「第一期生の中でも成績はトップクラスだが 生来の人の良さからいまだ実力が発揮できないセイウチン先輩か…」
「ホホホホ ナメるなよ これまでと違う…ニューセイウチンを見せてやる!」
残った番号で悩むスカーフェイスは4という数字に不吉なものを感じ2番を選択 現れたのはテリー・ザ・キッド
だがリンゴを食べながら横になっての登場という態度の悪さに、委員長も顔をしかめていた
「おいデクの坊!おまえなんて返り討ちにしてやる」
「デ…デクの坊… て…てめえ絶対に殺してやる」
残ったひとり、デッド・シグナルの相手として残っているのはもはや万太郎しかいない
ミート君もさぞかし恐怖と緊張でビビってるんじゃないかと心配そうだが、現れた万太郎は凛々しい表情で姿を見せる!
・・・と思ったけどやっぱりビビッておしっこ洩らしてました これにはミート君もあきれ顔
さらに持ってたスイカを落として、よりによってデッド・シグナルの頭へとぶつけちゃう
「先輩 こいつはオレへの宣戦布告と受け取っていいんだな~~~」
「ち…違うゴメンなさい 誰だ――っボクにスイカなんて持たせたのは」
何はともあれ、ここに全ての対戦カードが出そろい二期生との入れ替え戦が始まろうとするのだった
<続く>

265:マロン名無しさん
21/06/21 19:36:16.42 .net
アーレ・キュイジーヌ!

266:マロン名無しさん
21/06/21 20:13:03.76 .net
ガゼルマンは死亡確定

267:マロン名無しさん
21/06/21 22:27:58.63 .net
ジェイドはどう見てもあの人の関係者だろーなあ
後スカーフェイスがどうみても悪役ビジュアルな件w 

268:マロン名無しさん
21/06/21 23:40:21.53 .net
ガゼルマンとセイウチンはかませ確定
万太郎とキッドが勝ち抜けだな
しかし一回戦勝ったやつがそのまま残留でいいじゃん
チーム対抗戦だと誰か優勝したらザコも残っちゃう

269:マロン名無しさん
21/06/22 06:50:53.99 .net
nWoの次はDジェネレーションXのパクリか(名前だけかもだが)。作者もアメプロに傾倒してんのかな。

270:粗筋超人Ⅱ世
21/06/22 19:19:09.87 QU3DYt7N.net
 第31回 万太郎、クサすぎる裏舞台!
入れ替え戦の対戦カードも決まり、まずは試合前の撮影会
なんだけど万太郎の姿がなく…逃げ出そうとしてたのに気づきミート君が慌てて止める
だが万太郎も相手となるデッド・シグナルはレジェンドのジェロニモを3分でKOした実力者
そんな恐ろしい奴に勝てるはずがないとすっかり弱腰の万太郎だが…
「ここで逃げては楽しい日本にいられなくなるし…
 かわいいギャルとカラオケや王様ゲームで二度と騒げなくなってしまうんですよ~~~っ」
ミート君の言葉で、万太郎の足が止まるが…恐ろしいデッド・シグナルを見た途端やっぱり怯えてしまうが
だがこの入れ替え戦で勝てば、二世ファンのギャルも増えて100人との王様ゲームも夢ではないとする
・・・どうやらその言葉で、欲望の方が勝ったようです どうにか戻ったのはいいけどミート君も複雑そう
さて、入れ替え戦は両チーム8人による勝ち抜きトーナメ ントにて行われる
順調に勝ち進み、優勝したチームが一期生であれば4人全員が正式に日本駐屯が決まる
ただし優勝者が二期生の場合、逆に二期生の4人が日本駐屯のニュージェネレーションとなり替わるのだ
そんな方式に万太郎もこりゃ楽だと笑顔で声を上げる 
たとえば4人のうち3人が敗れても、残ったひとりが優勝すればそれで全員日本への残留が決まる、と余裕の笑い声を上げるが
そんな万太郎に異を唱えるのはキッドであり…
「委員長 もしもチーム4人がすべて…一回戦で負けてしまったら?」
「普通のトーナメント戦なら個人の争いなんで そのまま闘いは残った勝者によって続行されるんじゃが…
 これは団体による入れ替え戦であるから 仮に一期生全員が一回戦で負けるようなことになれば…
 二回戦で二期生は日本駐屯を賭けて戦う相手がいなくなってしまうわけで…
 自動的にその場で二期生チームの勝利が決まってしまうわけじゃ!」
確かにそういうケースも考えられる…だが自分たちが一回戦で全滅するなんて事態は…
…あの強豪ぞろいの二期生を目の前にして、とてもではないが全滅がないとは言い切れるものではなかった
「と…とにかくギャル100人との王様ゲームのためにも…」
「ん?今なんて言った」
「い…っ!? コホン ともかく第一期生の名誉にかけてもまず一回戦全滅は避けなければならない!」
万太郎の檄で一期生の士気も高まり、二期生ら強豪たちに立ち向かわんとするのだった

271:粗筋超人Ⅱ世
21/06/22 19:19:41.17 QU3DYt7N.net
翌日、トーナメントAブロックの試合会場となる横浜国際総合競技場
会場は人気No1を争うガゼルマン、テリー・ザ・キッドの闘いということもあり、既に超満員
さらに決戦の場はニュージェネレーション同士の戦いにふさわしく
ヘラクレス・ファクトリーから卒業バトルに使われるヘラクレスの掌が使われることもあり、開始前から大盛り上がりとなっていた
リング上でもすでにガゼルマンとジェイドがスタンバイし、レフェリーの選手コールが高らかに響く
≪青コーナー 187cm 93kg――ッ
 第二期生… ジェネレーション-EX ジェイド~~~~~ッ!!
 赤コーナー 205cm 135kg~~ッ
 第一期生… team-AHO ガゼルマン~~~ッ!!≫
なんだけどAHO呼ばわりにガゼルマンもずっこけつつ、レフェリーに掴みかかるが
委員会は普段の生活がアホだからそんな名前つけられるのだと返す 
そこにキッドもガゼルにAHO呼ばわりの挑発に乗らないよう注意を促す
これはすべて自分たちを負けさせた委員長の作戦だとして
かくいうキッド、[team-AHO]て書かれたTシャツを委員会から無理やり着せられてたがそれでも怒りを我慢している様子
ここで怒って冷静なファイトができなくなれば、委員長や二期生の思うつぼだとするキッドの言葉にガゼルマンも冷静さを取り戻したようで…
一方、Bブロックの行われる川崎球場 Aブロックに比べてこちらは閑散とした様子で100人程度しか入っておらず
これに関してはビジュアル的に難があり、ギャルにも不人気なセイウチンと万太郎の出番のためしかたない所もあるが…
「老朽化した球場はガマンするとして 我々が激突するこの決戦場はなんなんだ――っ!!
 何が"ヘラクレスの足の裏"だ~~~~~っ!!」
なんともカッコ悪い雰囲気を醸し出す、足の裏での戦いには万太郎も不平の声がでてしまう
委員長も仕方ないじゃろうとしながら、"ヘラクレスの足の裏"を持ち出した経緯を語る
実を言うとヘラクレス・ファクトリーを作った先人たちは"ヘラクレスの掌"をひとつしか作ってくれなかったそうで
それでもなにか今回のために何か代用品はないか大倉庫を探していると、この"ヘラクレスの足の裏"が見つかったそうな
「まあ先人たちも掌に続いて"足の裏"を作り始めたのはいいが… そのカッコ悪さにふと恥ずかしくなって…
 そのまま一度も使われることなく 大倉庫内にしまわれることになったんじゃろ
 でもよかったではないか この入れ替え戦のおかげで 2千年ぶりに日の目を見ることになったんじゃから」
「そんな恥ずかしいものはズっとしまっておけばいいんだ――」
何はともあれ試合開始のゴングが鳴り響き、Bブロックの第一試合にて セイウチンVSクリオネマン戦が
Aブロックの第一試合にて、ガゼルマンVSジェイドの一戦が始まろうとするのであった
<続く>
 

272:マロン名無しさん
21/06/22 19:54:20.71 .net
ヘラクレスの足造ってるのってゴールドマンとシルバーマンだよな

273:マロン名無しさん
21/06/22 20:00:12.17 .net
ということは超人の先人どころか神様が作ったのかあれ

274:マロン名無しさん
21/06/22 20:58:17.70 .net
>>272
ホントだ、足の裏作ってるのよく見たら奥にいるのゴールドマンだ
手前のなんだかかわいい子に目が行って気づかなかったわ、あれもシルバーマンならちょい納得w

275:マロン名無しさん
21/06/22 23:39:03.06 .net
トーナメントにする必要あるのかね
勝ち抜き団体戦にすればいいのに
準決勝が一期生VS一期生や二期生VS二期生になったらどうすんだ

276:マロン名無しさん
21/06/23 06:47:08.08 .net
正直デッドシグナル、クリオネマンは強そうには見えない
デッドシグナルのほうは信号や標識と見慣れてるものがモチーフなせいもあるだろうし、クリオネはあの透き通ったからだのせいで迫力がイマイチ感

277:粗筋超人Ⅱ世
21/06/23 19:00:38.47 VOVl0WIU.net
 第32回 入替え戦、凄惨な幕開け!
ニュージェネレーション一期生と二期生の入れ替え戦が幕を開け、まずはBブロックに焦点を当てる
リング中央ではセイウチンとクリオネマンによる、手四つで組み合う力比べが行われていたが
パワーではセイウチンが上か、次第にクリオネマンを押し始める これには万太郎もご機嫌で応援の声を送る
なんだけど万太郎、どうやらほかの3人に頑張らせて自分が戦う気は全くない様子
これにはミート君も嘆いてしまい、そんなミート君に委員長も万太郎の召使を辞めて二期生に鞍替えするよう提案
だがその言葉には万太郎も怒りの形相を浮かべ…! と思ったらうるさいのが居なくなるなら持って行ってと笑顔で委員長に差し出すのでした
リング上に視点を戻し、力で押しまくるセイウチンに対しクリオネマンはブリッジで耐えながら
ブリッジの体勢からのドロップキックで反撃!吹き飛んだセイウチンにさらに追撃をかける!
クリオネマンの反撃のダブル・かかと落としを顔面に受け、裂けた額から血が溢れ出る…
自らの流血に困惑が浮かぶセイウチンだが…それはクリオネマンを誘う芝居!
突っ込んでくるクリオネマンに、今度はセイウチンの反撃がお見舞いされる!!
「言ったはずだぜ 今日はニューセイウチンをお見せすると!」
セイウチンの活躍に観客も大歓声、万太郎とミート君も大はしゃぎ
と、そこにオーロラビジョンに映されたAリングの方でも試合が始まったようでそちらに視点を移すことに
"ヘラクレスの掌"リング上では、ビジュアル系として人気の高いガゼルマンと、ハンサムボーイ、ジェイドとの一戦となり
観客席からは両選手を応援する女の子たちの黄色い歓声が響いてました
と、観客席の一角にてコギャルとヤンキーから何やら不満の声が上がる 
どうやら前のおっさんが突っ立ってみてるのでリングが見えないようで、ヤンキーもおっさんに突っかかるが
…振り向いたその人物の、ただならぬ眼光にヤンキーも思わずたじろいでしまうのをよそに
壮年のその人物はリングを見据えながら「…ジェイド」と呟くのだった
試合が始まると先に仕掛けたのはジェイド 放つ前蹴りを回避しようとするが
それはフェイントで、タックルを仕掛けてガゼルマンを倒しにかかろうとするが
ガゼルマンもそうはさせじと腰を落とし、テイクダウンを阻止することに成功
ジェイドも左右に揺さぶって投げようとするが、ガゼルマンの腰の重さになかなか投げに移る事ができず…
「どうだわかったか 二期生のぶんざいで一期生にケンカを売ることがどんなに愚かなことかが!
 だいたいおまえたちは後輩の癖に…先輩を敬う気持ちがなさすぎる! よって今からお仕置きをする!」


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