キン肉マンⅡ世 連載中at CSALOON
キン肉マンⅡ世 連載中 - 暇つぶし2ch100:マロン名無しさん
21/05/29 20:13:58.26 .net
精密機械が繊細なら水が怖いというか
そもそも殴られたり蹴られたりするプロレスなんてしてる場合ではないのでは……?

101:マロン名無しさん
21/05/29 20:29:46.11 .net
MAXマン、どう見てもスニゲーターの血族やな
モチーフはエアマックスなあたりは今のトレンドを掴んだいいデザインだとは思う

102:マロン名無しさん
21/05/29 20:44:32.87 .net
中野さんパンツ詰まらせるわ携帯落とすわトイレでロクな目に合わないな

103:マロン名無しさん
21/05/29 21:12:19.94 .net
蕎麦やさん
「出前に来たら支払いしてくれる人が死んでる件」

104:マロン名無しさん
21/05/29 23:43:33.74 .net
ステカセも今になっては古い代物だが、テルテルボーイも何十年かして読んだら携帯電話なんて古いもう誰も持ってないわとか思うことになるのかな

105:マロン名無しさん
21/05/29 23:49:02.02 .net
>>104
むしろ発達しすぎてこれ携帯電話なの?ってなるんじゃないかな

106:マロン名無しさん
21/05/29 23:51:18.58 .net
>>104
腕時計型の電話とかできてるかもな
…そしたらジャイアントロボごっこでもするかな

107:マロン名無しさん
21/05/30 06:45:59.70 .net
万太郎頼むならミートの分も頼んであげてw

108:粗筋超人Ⅱ世
21/05/30 19:16:05.23 TpOVa8+a.net
 第8回 "お休み"万太郎の代役・セイウチン!
*扉絵はMAXマンのプロフィール
[DATA] MAXマン
(悪行超人d・M・p)
COUNTRY:米国アトランタ
age:18歳
HEIGHT:217cm
WEIGHT:154kg

109:粗筋超人Ⅱ世
21/05/30 19:17:31.35 TpOVa8+a.net
テルテルボーイを破った万太郎に、次は自分と闘えと声を荒げるが
だがテルテルとの戦いでかなりのダメージを負った万太郎、とても連戦ができるような状態ではないが
MAXマンはそんな万太郎の事など知った事ではない様子で、リング上で大暴れ
…気絶していた万太郎がその騒ぎに目を覚ますが、めっちゃこわいMAXマンの姿に寝たフリしといた
さらにMAXマンは、万太郎にやられ虫の息のテルテルに対し…その体を蹴り上げ砕いてしまう!?
「負け犬が生き恥をさらすな――っ!!
 弱いから苦しむことになる…本当に強い超人の実力を見せてやるぜ」
・・・だが、そんなMAXマンを止めるのは、仲間であるケビンマスクであった
ケビン曰く、正義超人と悪行超人の間には超人レスリング統一ルールというものがある
ひとりの超人レスラーが、一日に連続で戦う際、その選手の負傷が激しい場合は1時間の休憩を取れることになっているのだ
「生まれついてのワルのオレが そんなルール守ってられるか――!!」
「過去 どんなに残虐・冷酷・非道と言われた悪行超人たちも…この45条だけは守り通した…
 どんなに相手が憎くとも あくまでも相手と同じ条件で戦おうとするフェアな心…
 これは正義・悪行関係なく 超人として持ち合わせなければならないスピリッツだ!」
…ケビンの説得を受け、MAXマンもケビンを突き飛ばしながらも止む無く折れる
倒れるケビンをセイウチンが助け起こし…どこかケビンのやさしさを垣間見るセイウチンであった
これにより万太郎は1時間の休息が許され…MAXマンも1時間何もしないのも退屈として
ニュージェネレーション達に、誰か一戦戦うやつはいないか、と持ち掛ける
それに対しジ・アダムスとテリー・ザ・キッドが名乗りを上げるが…
MAXマンは誰でもいい、というわけではないと返しながらこう続ける
「我々の入手した資料によるとヘラクレス・ファクトリーでの総合成績No1はガゼルマン……
 しかしガゼルマンはすでに我々の手によって打倒済みだ……そこで成績No2の者を相手にしたい…
 残念ながら二人とも該当しないようだな テリー・ザ・キッドは3位でジ・アダムスは4位だ」
「なに…」「じゃあ誰が…」
「あんただよ!ヘラクレス・ファクトリー成績No2の超人は… アイルランド出身!セイウチン!」

110:粗筋超人Ⅱ世
21/05/30 19:18:22.46 TpOVa8+a.net
MAXマンの言葉に観客も驚きの声が上がる というかセイウチン本人もびっくり
実はセイウチン、見かけは温厚で虫一つ殺せないようなイメージだがファクトリーでは全科目において優秀な成績を収めているのだ
惜しくも僅か1点差で、主席の座はガゼルマンに奪われてはいるが…
「さあセイウチン このリングに上がってオレと闘うんだ――っ!」
「エエ~~ 今…ワシ食事中だから…」(カルビ丼もぐもぐ
そんなセイウチンのおしりに横になってた万太郎がカンチョーぶち込み
飛び上がったセイウチンは、MAXマンの挑戦を堂々と受ける形でリングに上がっちゃう
…こうなっては仕方ないので、セイウチンも万太郎のためMAXマンに挑むのだった
試合はMAXマンが先制を取り、セイウチンを場外へと投げ飛ばそうとするが
対するセイウチンはコーナーロープに逆立ちで掴み、転落を防ぐとともに逆襲のメガトンドロップキック!
さらにダウンを取ったところですかさずSTFに固める高等技を見せるセイウチン
だがMAXマンも首を絞める腕に噛みついて技を逃れると、そこからバックを取ってジャーマンを狙うが
すかさず腰を落として両腕のフックを切り、逆にMAXマンのバックを取り、ジャパニーズ・レッグロール・クラッチで反撃!
巨体でありながらその流麗で俊敏な動きに、ミート君も驚きの声を上げる
キッドもこれはむしろ万太郎が戦わなくてよかったかもしれない、とするが 万太郎に後ろから丼投げつけられました
試合の方はその後もセイウチンがガンガン攻め込まんとするが
…するとMAXマン、今の技で負傷したそうで少し休ませてほしい、と懇願する… セイウチンはその願いを受け入れる、が
「どんなに技がキレても… おまえのその優しさが命取りとなる!!」
だがそれはMAXマンの罠!優しく手を貸すセイウチンの腹に膝蹴りを浴びせる!!
さらに自身の最高の必殺技を仕掛けんとするMAXマン、その身がスニーカー状に変化をはじめ…!
変化したスニーカーのつま先部分でセイウチンを強烈に蹴り飛ばす!!
吹き飛ばされたセイウチンの背中がコーナーポストに串刺しとなり、MAXマンはさらにとどめの一撃として
スニーカーから元の体に戻りながら、急降下のフランケンシュタイナーを仕掛ける…!!
<続く>

111:マロン名無しさん
21/05/30 21:03:11.70 .net
万太郎以外のバトルはこれが初かな
セイウチンの実力はどんなものか期待、もし勝てればレギュラー入りもあるぞ

112:マロン名無しさん
21/05/30 23:44:25.72 .net
ナンバー1になるとか言いながらガゼルだけでなくセイウチにも負けてるキッドw
>過去 どんなに残虐・冷酷・非道と言われた悪行超人たちも…この45条だけは守り通した…
いや悪魔将軍は守ろうとしなかったよな
アシュラと戦ったキン肉マンとすぐ戦おうとして、バッファローマンに邪魔されただけ

113:マロン名無しさん
21/05/30 23:49:28.28 .net
>>112
激しい負傷じゃなかったからだろ
あの後特訓するくらいの元気残ってたし

114:マロン名無しさん
21/05/31 06:42:40.19 .net
七人の悪魔超人も2連戦でボロボロのキン肉マンとやりあおうとしてたが、あれは一応一時間過ぎたあとか
あとテリー達が助けてくれたからなんとかなってたしな

115:粗筋超人Ⅱ世
21/05/31 19:29:07.95 ta+iT8Kl.net
 第9回 万太郎、友情パワーに目覚める!
*扉絵はセイウチンのプロフィール
[DATA] セイウチン(ニュージェネレーション)
COUNTRY:アイルランド
AGE:14歳
HEIGHT:193cm
WEIGHT:145kg
FAVORITE FOOD:生魚、氷
HOBBY:万太郎Tシャツ集め

116:粗筋超人Ⅱ世
21/05/31 19:30:05.08 ta+iT8Kl.net
スニーカーに変化したMAXマンの強烈な蹴り上げでグロッキー状態のセイウチンに対し
さらに元の体に戻りながら、フランケンシュタイナーでセイウチンの脳天をキャンバスに突き刺す!!
…MAXマンはまだフィニッシュホールドを温存していたが
それを使うまでもないと自身の勝利を確信し、リングを降りようとする… 
が、セイウチンはリングに両手をつき、リングに刺さった頭を抜き立ち上がる!!
頭蓋骨が骨折されても不思議はないはずが…MAXマンも万太郎も立ち上がったセイウチンの姿に驚愕
しかしその足取りはふらつき、満身創痍ながら…それでもMAXマンに向かおうとするセイウチン…
「見せてもらおうじゃないか… そのフィニッシュ用のフェイバリットホールドってやつを…
 さあ…技を…出してみろ…」
「よ――し おまえの望み通りオレのフェイバリットホールドを見せてやる」
そしてMAXマンは瀕死のセイウチンを抱え上げ、思い切りジャンプするとそのままリングへと落下しながら
その体が再びスニーカーに変化し、セイウチンの背中にスニーカーのつま先部分を押し付け…!
セイウチンの背中を、鋭く強固なつま先で串刺しにしてしまう…!!
MAXマンの必殺技、ビッグブーツ・インパクトを受けたセイウチンの悲鳴と共に血反吐が万太郎たちに降りかかり
とどめの一撃を受けたセイウチンはもはや動く事ができず…ここにMAXマンの勝利が決まり
さらにMAXマンは、セイウチンの背中にスプレーで[d・M・p]のマークを刻印する辱めも与えるのだった
そのむごい仕打ちには、実況も恐るべきと声を上げる中、タンカで運ばれるセイウチンが万太郎に声をかける
しかし万太郎はまだ意識が戻っていない、と思われたが…セイウチンは万太郎が自分の試合をずっと見てくれていたことに気づいていた
その言葉にアダムスが振り返ると みんなのカルビ丼が万太郎一人に食われてました
・・・だがそんな万太郎に、ミート君はその表情を険しくさせ その頬を張り倒す!!
これには流石に万太郎もうろたえてしまい、自分は父親や母親にも叩かれたことがないんだと嘆くが
そんな万太郎の胸倉を掴み上げながら、ミート君は声を荒げて叱りつける
そんなミート君に、セイウチンが許してあげてとしながら…

117:粗筋超人Ⅱ世
21/05/31 19:30:26.28 ta+iT8Kl.net
「ま・・・万太郎さん ワシの試合・・・ どうだった・・・?
 や・・・やつのフランケンシュタイナーを食らった時に わ・・・わかった・・・
 ワシの力量じゃMAXマンには到底かなわないと・・・
 それなら次にMAXマンと闘う万太郎さんのために・・・ やつの技をすべて受けまくってやろうと・・・
 すこしはMAXマン打倒と さ・・・参考になりましたか?」
セイウチンの献身に、万太郎はそっぽを向き余計なことだと強がるが、その顔は苦悶の表情にゆがみ…
そこでセイウチンも力尽き、病院へと運ばれる中…
つけていた血まみれのハチマキが落ち、万太郎は涙を浮かべながらそのハチマキを拾い上げる…
「ミ…ミート カルビ丼の中に入ってた玉ねぎが生焼けだったみたいで…
 その刺激がツーンときて涙が出てきやがる 5杯も食べたから刺激も5倍だ~~~っ」
涙と共に、セイウチンの鉢巻きを握りしめながらそう呟く万太郎
その姿にミート君は、万太郎がセイウチンの闘いで初めての友情パワーに目覚めたのだと気づく
さて、セイウチンが敗れたことでMAXマンの次の相手は万太郎という事になるが
だがMAXマンがセイウチンを破ったのが早すぎたため、まだ50分ほど休憩時間を挟むことはできる
それに対し万太郎はもう十分と返し、今すぐMAXマンとの対決に挑まんとする
…が、その前に10分ほど試合前の支度時間を欲しいと願う MAXマンもそれを快く了承するが
そんな万太郎の変わりように、ニュージェネレーションの仲間たちもまさか逃げるつもりでは、と不安な声が出てしまう
そんな仲間たちの言葉にミート君は慌てて万太郎の様子を見にその後を追う するとトレーニングルームから万太郎の声が聞こえ…
そこには一人、激しいトレーニングに汗を流す万太郎の姿があった…! 
・・・その姿にミート君は何も言わず扉を閉め、微かな笑みを浮かべていた・・・
そして10分が立ち、いよいよMAXマンとキン肉万太郎の対決が迎えようとするところ
リングではMAXマンが万太郎を待ち構えながら、ケビンマスクには一足先に万太郎打倒を果たさせてもらう、とする
すると万太郎の入場BGMと共に、入場ゲートから姿を現したのは…
セイウチンの血染めの鉢巻きを締め、力強く引き締まった筋肉の肉体を見せつける、かつてないシリアスに表情を引き締める万太郎の姿!
その姿に仲間たちも、まさにキン肉マンⅡ世と声を上げるのだった
<続く>

118:マロン名無しさん
21/05/31 20:26:35.52 .net
セイウチンはあかんかったか、乙
まだまだ試合の掘り下げの余地は多そうだから近いうちにまた出てほしいな

119:マロン名無しさん
21/05/31 22:39:41.87 .net
セイウチンなかなか男気に溢れたいいヤツじゃないか
これで見た目がセイウチじゃなければ人気も出ただろうに…

120:マロン名無しさん
21/05/31 23:41:39.03 .net
キン肉マンのためにスクリュードライバーやクロスボンバーの実験台になったラーメンマン思い出した
しかし1位のガゼルマンといい2位のセイウチンといい弱すぎでヘラクレス・ファクトリーってただのかませ役製造学校だったのでは

121:マロン名無しさん
21/06/01 08:24:28.82 .net
これでラストワンのケビンがキッドを一蹴…とかだとさすがにワンパターン過ぎるしなー
ただケビンはそう簡単に負けてほしくもないと思うジレンマ

122:粗筋超人Ⅱ世
21/06/01 19:39:33.16 d+bU0jvd.net
 第10回 MAXマン、怨念の瞳の秘密!
VS万太郎との前哨戦でニュージェネレーション、セイウチンを圧倒したMAXマン
そして万太郎はセイウチンの象徴であった白ハチマキを身につけ、颯爽と花道を歩む
その堂々とした姿は、先ほどテルテルボーイと闘った時のハラハラさせる姿とはまるで別物…キッドもそう声を上げる
会場の盛大な万太郎コールにも、お調子者の万太郎は応える事なく静かにリングへと上がる
その眼つき、体のツヤ、ハリも先ほどとはまるで別物 これは期待できる一戦を予感させるが…
「ククク それが友情パワーってやつか…
 そんなものはおまえの親父たちの過去の遺物だという事を思い知らせてやる!」
そんな万太郎の姿に、不敵な笑みで返すMAXマン 
さらに観客の中には、先ほどの闘いでファンになった悪行超人であるMAXマンを応援する人たちの姿もあった
地球を支配する悪行超人を応援する人間たちの姿には、ニュージェネレーションも嘆く声が出てしまうが…
もう一度スニーカー変形を見たいとのファンからの要望にちょっと困惑しながらも、しっかり応えるMAXマン
MAXマンがスニーカーに変形すると、ファンたちはその素晴らしいスニーカーの造形に声を上げる ただのスニーカーおたくでした
これにはMAXマンもお怒りでファンの皆様を追い払うのであった
ちなみにMAXマン本人も自分の入ってた靴箱はしっかり保存して置いてあるそうです
「たく…汚い手でベタベタ触りやがって……
 オレはこの体に僅かなチリやホコリがつくのもイヤな…極度の潔癖症なんだぞ
 だからおれは対戦相手の汗や血が わがボディにつくのをできるだけ防ぐため… 試合の決着はすべて10分以内と決めている!」
…MAXマンの威圧的な叫びを前にしても、万太郎には余裕の笑みが浮かぶ 
と思ったら余裕顔のままびびっておしっこもらしてました これにはミート君もお怒りの声を上げようとするが
・・・なにか、MAXマンの眼光に言いようのない怯えのようなものが浮かんでしまう・・・?
そのたたずまいに、ミート君は過去に同じ雰囲気の超人と会ったことがあるのではないかと感じるが…
ひとまずMAXマンへの違和感は後回しにしつつ、万太郎に試合のアドバイスを送りつつ 二人の対決が幕を開ける
MAXマン対策として、スニーカー変形のスキを与えないラッシュを浴びせる万太郎だが
ミドルキックの乱れ打ちに対し、MAXマンはまるでひるまない…!

123:粗筋超人Ⅱ世
21/06/01 19:39:59.62 d+bU0jvd.net
「忘れたか オレさまの体がハイテクスニーカーであることを
 ハイテクスニーカーのボディはコンピュータの計算によって
 どんな激しい動きにも耐えられるよう衝撃吸収と…反弾発性の両面に富んだものに作られている
 だから万太郎ーっ おまえの蹴りなど蚊が止まったほどにも感じないぜ~~~」
スニーカーボディに刺さる万太郎の蹴りを、自らの体ではじき返すMAXマン
すかさずドラゴンスクリューで反撃!さらにチョークスラムで追撃をかけんとするが
そこにミート君がチョークスラムへの対応をアドバイスし、脇固めで返してみせる!
どうやら打撃はスニーカーボディのせいで効果が薄いと見たミート君は、固め技メインで攻めるよう指示
・・・だが万太郎の関節技に絞められながらの、MAXマンのおどろおどろしい叫びとその眼光にミート君がへたり込んでしまう…!?
(な…なぜだ ボクは…なぜあの目を見ると…恐ろしくなるんだ……?)
そこでミート君の脳裏に浮かぶのは…30年前、キン肉マンと闘いやぶれた悪魔六騎士の一人、スニゲーター…!!
そう、MAXマンの佇まいはスニゲーターの物とそっくりなのだ… 
だがその思いにミート君のアドバイスが止まってしまい、万太郎も次の指示を求めるが…
「ミート君はこっちを見るのがイヤなんだってさ!
 どうやらこのMAXマンさんの顔を見るのが怖くてたまらないようだぜ!」
MAXマンがそう返すとともに、その身をスニーカーに変形させバックブリーカーから逃れる
それと共に巨大スニーカーボディで万太郎の体をサッカーボールのように宙高く蹴り上げる!
蹴り上げられ、舞い上がる万太郎を追い、スニーカーボディから元の体に戻るとともに
強烈なオースイ・スープレックスが万太郎の脳天をリングに串刺しにする…!!
そしてMAXマンは自らの素性を、ミート君たち…会場の皆に高らかに叫ぶ
「MAXマン あなたもしかしたら… あのスニゲーターと関係が…?」
「お察しの通りだ! オレは30年前初代キン肉マンスグルに倒された…
 悪魔六騎士のひとり… スニゲーターの孫だ――っ!!」
<続く>

124:マロン名無しさん
21/06/01 20:04:05.10 .net
ステカセ二世(みたいなもん)のあとはスニゲ3世か

125:マロン名無しさん
21/06/01 20:19:18.58 .net
悪魔側の2世はスニゲーターを最初に持ってきたか
中々意外なところを突くが、仮にもキン肉マンを完全に殺した功績あったり意外と大物だよね
やっぱサンシャインとかアシュラマンの息子は後半までひっぱりそうだな
あとジャンクマンの息子は両腕どうなってるのかちょっと気になるw

126:マロン名無しさん
21/06/01 21:22:00.63 .net
やっぱスグル殺した相手というのがミートのトラウマだったのかな
なにせ間近で死んだところ見ちゃってたわけだし

127:マロン名無しさん
21/06/01 22:21:19.31 .net
今回はギャグで済んだけど、どこかで本気に悪行超人の戦いに魅了された観客たちが
万太郎たちにブーイング浴びせたり襲いかかってきたり…みたいな展開もありそう
掲載紙がプレイボーイなあたり、そういう少年誌じゃやれなさそうなエグイ描写もできそうだし

128:マロン名無しさん
21/06/01 23:44:52.19 .net
子供じゃなくて孫なんだ
ってことはキン肉マンと戦った時点でスニゲーターは結構な年で大きい子供がすでにいたってことか
でもスニゲーターの正体は恐竜の足だよな
そりゃ年取ってるか・・・でも足から子供できるんだ・・・

129:マロン名無しさん
21/06/01 23:55:15.34 .net
てかMAXマン>>108によるとアメリカ出身だけどスニゲーターはコンゴ出身だったはず
親が移住したのかな?

130:マロン名無しさん
21/06/02 00:06:00.67 woRqd5Kf.net
>>24 オリンピックでテリーはラーメンに勝ってるだろ
他にも2度優勝経験のあるテリーに比べてラーメンはいつも準決勝止まり
大物に勝った実績もテリーはジャスティス
ラーメンは無し
実績では格段に差を付けられてる

131:マロン名無しさん
21/06/02 00:23:17.97 .net
>>130
は無視してください

132:マロン名無しさん
21/06/02 10:52:10.18 .net
>>130
~~楽屋裏~~
オリンピックはただのラーメンの反則負け
ジャスティスにはなすすべもなく惨敗、単に試合放棄で勝ちを譲ってもらっただけ
2度の優勝もタッグでパートナーの力があってこそ
実績と言う「結果」だけ見れば聞こえはいいが
一人じゃ何もできない雑魚だろ
しかも>>24は「実力」と言ってるのに「実績」と言う上辺だけの話にすりかえる無能>>130

133:粗筋超人Ⅱ世
21/06/02 19:02:03.20 F992rMtp.net
 第11回 究極スニーカーには究極の技を!?
MAXマンの正体が、スニゲーターの孫と知り驚愕の声を上げるミート君
…そういえばキッドも父親のテリーからスニゲーターの話は聞いたことがある
色々なものに変身するのが得意技で、中でもスニーカーへの変身が大得意だったという
30年前、MAXマンの祖父にあたるスニゲーターがキン肉マンに倒された時
リングサイドにはスニゲーターJr…つまりMAXマンの父親も傍にいたのだ
父は生まれつき体が小さく病弱だったため、父の死を目の前にして悔し涙を出すことしかできず…
その無念を胸に宿しながら、その仇はJrの子供に託されることになった それがMAXマンである
それから父は生まれたばかりのMAXマンを連れ、日本の地中深く潜伏していたd・M・pのアジトへと赴き
そして祖父の残した変身の方法を記した本を片手に、それをマスターさせるための特訓が始まる
スニゲーターの変身能力は百以上のものに変化させることができたが
その種類の多さが、逆に一つの変身の完成度を低くさせてしまった これがキン肉マンへの敗因と睨んだ父は
MAXマンには逆に、スニゲーターの最も得意だったスニーカーへの変形、その一点に絞る事を決める
それから13年が立ち…ついに究極版<MAX>のトランスフォーム・スニーカーを完成させることに成功させるのだった
「そして今日 祖父から孫…スニゲーター家三代にわたる
 キン肉家への恨みがキン肉万太郎を倒すことで晴らせる」
MAXマンの怨念…3代に渡る憎悪を間近で受け、ミート君はもはや恐怖に怯えて震えあがるしかできなかった…
ミート君無しで立ち向かうしかない万太郎だが、もはや彼の怨念パワーに万太郎も立ち向かうすべが見つからず
万太郎はMAXマンに一方的にいたぶられてしまう…!
「立て万太郎! オレたち一族が…30年間追っかけたキン肉族が…そんな弱気じゃあつまんねえじゃねえか」
「お前の祖父を殺したのはボクの父上で… ボ…ボクにはなんの関係もない!」
「関係なくはない! このお前の額から流れる血は初代キン肉マンから受け継いだ血だ!
 この血を持つ者をオレは倒さねばならんのだ! 初代スニゲーターよ見ててください
 あなたの積年の恨みを今こそ晴らしてごらんにいれます――っ」
そしてさらに、トランスフォーム・スニーカーで万太郎に猛攻撃を浴びせ
コーナーポストに押し込まれ、ロープに縛ったセイウチンのハチマキがリングに落ちるとともに万太郎の心も完全に折れてしまう…

134:粗筋超人Ⅱ世
21/06/02 19:03:03.11 F992rMtp.net
ついにはなんでもいう事を聞くから許してほしい、と懇願してしまう万太郎
その懇願にMAXマンは自分のスニーカーボディを舐めれば許してやると宣告
だがその靴を舐めようと、MAXマンはその後必ずとどめを刺しにかかるはずだが
仲間たちの忠告も万太郎には届くことなく、自ら屈辱の敗北を……
・・・選ぼうとするけど、せめてもうちょい奇麗な所を選ぼうとしてました
すると万太郎、何かに足を取られスニーカーのかかと部分に頭から突っ込んじゃう
そこで拾い上げたのは…セイウチンの血まみれのハチマキであった…!
―どうせやられるなら次に闘う万太郎さんのために… MAXマンの技をすべて受けまくってやろうと思って―
「…ボクは スニゲーター一族のすさまじい生き様に圧倒されて やつらにはとてもかなわないと怯んでいた…
 けどボクの身近にはセイウチンていうもっとすごい生き様を見せてくれた超人がいたんだ…
 もう弱音は吐かない!!」
セイウチンの生き様を記した血まみれの鉢巻きを懐にしまい、万太郎は闘志を取り戻す
一方自分のスニーカーボディを万太郎に傷ものにされて、MAXマンは嘆く声が出て、思い切りうろたえてしまう
…そのMAXマンの大騒ぎに、万太郎は彼の体だけでなく、精神も靴そのものになっているのだと気づく
MAXマンは10年間も休まず、スニーカーに変身することを父に教え込まれたからこそ…
それはすなわち、靴にとってのダメージはMAXマンにとってもダメージになる、という事を意味していた
そして靴にとっての最大のダメージ…それをひらめいた万太郎はニヤリと笑みを浮かべる
ただこんなこと咄嗟にできるものか・・・ちょっと不安そうな声も出てしまうが
…すると万太郎、突然力尽きたようにへたり込み、リングに倒れてしまう…!?
MAXマンの猛攻のダメージが今になって現れたのか…そして一気にトドメを刺しにかからんとするMAXマン
倒れる万太郎に向け、自身のフェイバリットホールド、ビッグブーツ・インパクトを仕掛けんとする!!
降りかかるMAXマンに向け、万太郎は倒れたままなにやら踏ん張り…串刺し寸前のところでとっさに回避すると
倒れていた万太郎のそばにあったのは出したてのうんち…そこにMAXマンはつま先から突っ込んでしまう…!!
<続く>

135:マロン名無しさん
21/06/02 20:42:23.53 .net
スニーカーの変身とか得意だっけ・・・?
見返した感じ少なくとも戦いにおいては地獄の封印を解かせる以外の出番なかったはずだが

136:マロン名無しさん
21/06/02 22:54:19.12 .net
まさか青年週刊誌にもなってうんちネタが出るとは思わなかったわ。
良くも悪くもキン肉マンの頃やってたギャグのノリそのまんまとも言えるだろうか。

137:マロン名無しさん
21/06/02 23:39:15.39 .net
スニゲーターはキン肉マンを道連れにして死んだんだから子供もキン肉マン恨むのもおかしな話だ
生き返らしたウルフマンに怒るなら分かるが

138:マロン名無しさん
21/06/03 16:57:12.14 .net
>そういえば聞いたことがある
やっぱりテリーの家系はこういう立ち位置なんだなw

139:粗筋超人Ⅱ世
21/06/03 18:04:41.47 Wg1qJ6bE.net
 第12回 決意のケビンマスク、去る!!
*扉絵はオールナイトニッポンにて募集された投稿超人の紹介
リング上にて万太郎が出したてのうんちに、スニーカー状態のつま先から突っ込んでしまうMAXマン
これによりなぜか悲鳴を上げてもだえ苦しむMAXマン 
その様子に万太郎もうまくいったとほくそ笑みながら、なぜMAXマンが苦しんでいるかを会場の皆様に解説
MAXマンは10年以上、リアルなスニーカーに変身できるか、それだけを考えて生きてきた
そのため肉体だけでなく精神もスニーカーそのものとなり、靴にとってのダメージはMAXマンにもダメージになってしまうのだ
「つまり新品の靴にとって一番のダメージは… それは道端に落ちているうんちを踏んづけてしまうことだ――」
万太郎の言葉に、合点がいったようにキッドも少年時代におこった苦い思い出が思い返される
キッドが小学生の頃、パパからスニーカーを買ってもらい喜び勇んで学校に行く途中、犬のうんちを踏んづけちゃう
大事な靴は汚れるし友達からは笑われるしその日は散々な一日だったが
それから数日たち、きれいに洗ったスニーカーを改めて履いて学校に通うも…
それを見た友人たちからうんち踏んだ靴をまたバカにされてしまい、かくしてお気に入りのスニーカーは憐れゴミ箱行きとなってしまう
「このようにどんなにデザインや機能が優れたスニーカーであっても
 うんちを踏むことは スニーカーにとっての死…最大の致命的なダメージとなるんだ」
そしてもだえ苦しむMAXマンに、万太郎はダメ押しのスープレックスでかかと部分にうんちを押し付ける!
悲鳴を上げるMAXマンの姿に、チームメイトのケビンの脳裏に浮かぶのはMAXマンに厳しいスパーリングを行っていた時の光景
MAXマンはケビンにコブラツイストをかけながら、相手にどんなに強力な技を掛けられても苦痛の声を出してはいけないと教えるが
それを教えた本人は、悪行超人にとっての最大の恥を叫びまわってしまう……
そんなうんちまみれの姿に、スニーカーおたくの皆もMAXマンに興味を失ってしまうのだった
そしてMAXマンもたまらずスニーカー状態から頭が出てくる
ミート君もMAXマンへの恐怖を克服し、飛び出た頭を捕まえるよう指示 そのまま頭を肩に担ぎ上げ大ジャンプ!
首を掴まれ大ジャンプされたMAXマンはそこから脱出せんとスニーカー状態を解除し手足を出すが
そしてそれを狙いすまし、万太郎が飛び出した両足を押さえる!
MAXマンを見事リングに沈めたその技は、初代キン肉マンの必殺技、キン肉バスター!!

140:粗筋超人Ⅱ世
21/06/03 18:06:12.80 Wg1qJ6bE.net
こうしてここにMAXマンは万太郎に破り、親子三代に渡るキン肉王家打倒は果たされることはなく
万太郎は観衆の喝采の中、この勝利をセイウチンに捧げる 
病院でその試合を見ていたセイウチンも涙と共に万太郎の勝利を祝福するのだった
…だが、やはり2連戦の疲れがたたったか、足取りがふらついてしまう
そしてまだd・M・pの刺客はもうひとり…ケビンマスクが残っている!
しかしケビンは今の疲れ切った万太郎と闘う気はないようだが・・・
すると、d・M・pのTシャツを脱ぐとケビンはそれを破り捨ててしまう!
「d・M・pはオレの考える 超人の理想郷ではなかった…」
それを見た万太郎は、ケビンがニュージェネレーション入りしたいと考え
まんたろうTシャツを差し出すが…ケビンはそれも受け取ることはなかった
ケビンは確かに悪行超人を捨てたが、ニュージェネレーションにも入る気はない、と返しながら黒コートを着直しその場を立ち去らんとする
「どうやらオレには一匹狼が向いているようだ
 オレはまだ超人レスラーとしては修行不足だ
 もっと技術的にも精神的にも 磨きがかかった時に再びおまえたちの前に姿を現すぜ…
 その時までに万太郎 おまえももっと強くなっていな アバヨ」
万太郎たちは、去り行くケビンの背中を追う事ができず・・・
すると会場の液晶モニターがなにやら異変を映しだす そこには悪行超人に襲撃される大阪の光景があった!
大阪と言えばキッドが受け持っていた地、万太郎の応援に駆け付けたところに付け込まれたのだろう
他の地からニュージェネレーションが救援に駆けつけるも、とても相手にならず返り討ちにされてしまったようで
……倒れたニュージェネレーションの前にあるのは、二人の悪行超人 そして…!
「グオッフォフォ 悪行超人の中でも並の実力のテルテルボーイとMAXマンを破ったくらいで喜ぶのは早い…
 喜びたければワシが手塩にかけて育てた ここにいるふたりの悪魔を破ってからにしな グオッフォフォフォ」
二人の悪行超人の傍らに立つのは、かつての悪魔超人のリーダー、サンシャインであった…!!
<続く>

141:マロン名無しさん
21/06/03 19:22:53.71 .net
ケビンとはやり合わんのかい、なんか肩透かし
ラストのサンシャイン登場はいいサプライズだったけど

142:マロン名無しさん
21/06/03 19:40:05.37 .net
テリー、ナツ子さんと結婚したんだな

143:マロン名無しさん
21/06/03 21:09:01.24 .net
最後のアバヨのせいでケビンの声が柳沢慎吾でしか再生されなくなった不具合

144:マロン名無しさん
21/06/03 23:39:49.04 .net
>>141
ケビンは今回顔見せだったんだろ
これから万太郎のライバルとして何回も戦ったり、万太郎は俺が倒すお前には倒させんとか言って助けたりするんじゃないか

145:粗筋超人Ⅱ世
21/06/04 19:21:55.61 eFNnk949.net
 第13回 いざ、大阪へ乗り込まん!!
大阪の防衛を受け持っていたキッドの留守を突き、悪行超人の襲撃が受け
その救援に駆けつけたニュージェネレーション二人は、容易く敗れ去ってしまう
d・M・pの新たな刺客、そしてその傍に寄り添う謎のコーチ超人 彼らの手により大阪は悪行超人の手に落ちてしまう
…そしてそのコーチ超人の顔にミート君は見覚えがあった 彼こそ悪魔超人界の重鎮、サンシャイン!
≪これはこれはアレキサンドリア・ミート! 久しぶりじゃ…30年ぶりになるかのう
 老いさらばえすっかり容姿の変わってしまった者のことを覚えていてくれて嬉しいぞ≫
だがなぜ悪魔超人のサンシャインがd・M・pに…ミート君の疑問にキッドが答える
確かに彼らは悪行超人と一まとめにされているが、その実態はキン肉マンたちに破れた残虐、悪魔、完璧超人の団結したグループ
正義打倒のために3属性の超人が団結してできたのがd・M・p だから悪魔超人のサンシャインが所属していても不思議はないのだ
…キン肉マン達に敗れて30年、サンシャインもすでに現役は退いたが正義超人への恨みはますます募るばかり
その怨念を糧に、若き悪行超人に指導を施すサンシャイン 
そして自分の持てる悪行超人殺法をすべて叩きこんだのが大阪を落とした二人の悪行超人である
本来なら自分が防衛しなければならない地だったのに…キッドも苦悶の声をもらしてしまう
≪グオッフォフォ 大阪の地は オレたちナイトメアズが預かったぜ――っ≫
「NIGHTMARE<ナイトメア>…つまり悪夢か
 …なるほど サンシャインが手塩にかけて育てた新しい悪魔どもが見せる悪夢のような恐ろしいファイトスタイルってわけか…」
だがまだ息があったニュージェネレーションの仲間、バーバリアンが果敢にも悪魔たちに向かっていくが
それを前にフードをかぶった悪魔の一人が包帯を巻いた腕を伸ばすと、そこからトカゲのしっぽのような腕がバーバリアンの足に絡み
宙に放り投げられたバーバリアンへ、さらにもう片腕を伸ばすとそこから現れたのは恐竜の頭!
脚に恐竜のしっぽが絡み、肩に恐竜の頭が噛みつかれ…そのままバーバリアンの胴体は真っ二つに裂かれてしまう!!
まさに悪夢のごとき凄惨な戦いを見せるサンシャイン第一の刺客、レックスキングにキッドたちもその表情が強張る・・・

146:粗筋超人Ⅱ世
21/06/04 19:22:21.97 eFNnk949.net
そしてサンシャインはニュージェネレーション達に、挑戦状を叩きつけ、彼らナイトメアズは大阪ドームで挑戦者を待つ 
明日の午後0時までに挑戦者が現れなければ大阪の人間は皆殺しとも脅しをかけ、モニターの通信が切れるのだった
…今ちょうど午後7時、キッドの脚なら一時間もすれば大阪につける 一刻も早く大阪の状況を確認するためキッドは大阪へと急ぐ
そしてミート君と万太郎も、キッドを追い大阪へと向かうのであった
そんでもって食い倒れの街大阪に着いた万太郎とミート君 
一応ナイトメアズの試合予告時間は明日の昼だが、念のため街のパトロールに出ていた二人
とはいえせっかくの大阪、何かおいしい物でも食べていこうという話になり…
万太郎は串カツやさんを見つけ、さっそく中に入り串カツのおいしさに二人もおもわず舌鼓
カツもおいしいけどソースも絶品、と口を付けたカツにソースをつけなおそうとする万太郎だが
「やめな ソースの二度漬けは そいつは皆で使うソースだ 一度口にしたカツを着けちゃ汚いだろ」
その場に同席していたおじさんに怒られました だがそのおじさんの姿、どこかで見たような・・・
そこで二人が、そのおじさんの正体がサンシャインであると気づく!! 思わず身構える万太郎だがサンシャインはそれを制止する
弟子の二人はおらず、今はサンシャインひとり 年老いた自分が現役の万太郎に勝てるはずがないとしながら
ここに来たのは、本当にただ食事をしに来ただけ・・・串カツにソースをつけながらサンシャインは話を続ける
「おまえたちもワシも明日の昼までは停戦中であり 今は敵でも味方でもない……
 いつも汗と血とシューズの皮の匂いの充満する場所でしか 会ったことのないワシらじゃ…
 たまにはこういう普通の場所で 普通の話題をするってのもいいじゃないか」
そう言いながらサンシャインは、カツを口にする合間に、添えられたキャベツを口へと運んでいく
「カツばかり食ってちゃ胸焼けしてしまって体に悪いぜ
 間…間にキャベツを食べるんだ そうするとキャベツの成分が胸焼けを防いでくれる
 キャベツ以外の野菜じゃあその効果はないそうだ… 誰が最初に発見したのか知らねえがスゲエ知恵だな」
そんなどこか哀愁の漂う…サンシャインの意外な一面に二人も目を丸くするのであった
<つづく>

147:マロン名無しさん
21/06/04 19:58:49.07 .net
なんだか今回のサンシャインいい味出してるなあ、ちょっと好きになったかもしれん

148:マロン名無しさん
21/06/04 20:27:54.19 .net
リアルキン肉マン世代は今のおっちゃんになったサンシャインの姿に感じ入る人は多いと思う
おれも年取るならこんなどこかハードボイルド感あるおじさんになりたいわ

149:マロン名無しさん
21/06/04 23:41:02.59 .net
サンシャイン生き返ってるんだな
前作ではミッショネルズに殺されて、オメガマンに首をコレクションされてたはずだが

150:マロン名無しさん
21/06/04 23:49:18.32 .net
d.M.p設立の回想シーン、ネプキンと一緒だな
こいつも生き返ったのかというかよく自分を殺した相手と一緒になれたな

151:マロン名無しさん
21/06/05 05:38:58.04 .net
正義打倒のためなら完璧超人に殺された確執も捨てられるが
プライベートでは仇敵の正義超人とも語らうサンシャインまじ人格者

152:マロン名無しさん
21/06/05 09:00:13.73 .net
キャベツにそんな効果が
本筋よりこっちが印象深い

153:粗筋超人Ⅱ世
21/06/05 19:27:37.75 Zl9YmwzN.net
 第14回 万太郎、14歳のアブない誘惑!!
思わぬところで出会ったサンシャインの姿に目を丸くする万太郎とミート君
するとサンシャインが二人に向き直り、警戒するが…サンシャインは二人に揚げたレンコンを差し出した
なんともフレンドリーな態度で接するサンシャイン
店主のおっちゃんもサンシャインは一人で来たそうで、だまし討ちをするつもりは本気でないようだ…
「ひとりということはわかりましたけど あなたはボクたちに危害を加えませんよね」
「ワシはもう62だぞ・・50年以上の超人レスラー生活で片方の目は潰れ…
 技を出す度に強く食いしばるため歯はボロボロ… スープレックスのうちすぎで腕も曲がってしまったし…
 何よりも体力が衰えて…体重は全盛期の半分になってしまった… こんなワシに何ができる…」
そう言いながら来ていたコートをはだけさせると、そこにはあばら骨が浮いてやせ細ったサンシャインの体が露になる
それと共に宙を仰ぎながら、昔を懐かしむサンシャイン… 昔は自分も一線級の強さであった
悪魔超人の仲間もいっぱいいたが…7人の悪魔超人、6人の悪魔騎士が正義超人に敗れてから悪魔の栄光に陰りが出る
バッファローマンが悪魔を抜け、さらには悪魔のプリンスにして大切な友、アシュラマンまでもが正義超人の元へ去ってしまう・・・
大雨の降りしきる中、サンシャインの元を去り行くアシュラマンの姿に…サンシャインは一つの決意を決める
「その時ワシは思った…去りたい奴は去れ! ワシひとりになっても悪魔超人の灯を守って見せる…と!!」
そんな辛い思い出を思い返しながら、ビール片手に涙を浮かべるサンシャイン・・・
…アシュラマンとの辛い別れから30年、サンシャインはd・M・pのコーチとして正義超人打倒のため再び超人レスリング界に戻ってきたのだ
だがd・M・pは3属性の団体だが何のつながりも持たない烏合の衆、と吐き捨てながらサンシャインは高らかに宣言する
「ワシはきっと今あるd・M・pをワシをリーダーとする"新生悪魔超人軍"と名を変えて見せる
 それを成すためにはキン肉万太郎 おまえたちニュージェネレーションを倒さねばならんー!!」
サンシャインの剣幕には万太郎も怯えちゃうが…するとサンシャインの持っていた通信機に反応があり
見てみるとそこには大阪ドームに乗り込んできたキッドの姿が写っていた
どうやら明日の試合時間を待たずに、今すぐに悪魔たちの相手をしようとするが…

154:粗筋超人Ⅱ世
21/06/05 19:28:19.19 Zl9YmwzN.net
「ナイトメアズNo1 NO2よ 大阪ドームに迷い込んだネズミを捕らえるんじゃ…」
通信機越しにサンシャインがそう指示を出すと…闇の中から二人がキッドへと強襲!
だが悪魔たちの方はここでキッドを仕留めるつもりはない、あくまで彼を仕留めるのは明日の試合
全世界でも放送される正義と悪魔の闘い、そこで自分たちがニュージェネレーションを仕留めれば
全世界の人間達に、新生悪魔超人の強さ、偉大さを知らしめることができる だからキッドには今は大人しくしてもらう必要がある…
怪しい笑みを浮かべながら、サンシャインは砂となって消えその場を後にしてしまうのだった・・・
高笑いを上げながらその場を去るサンシャインの姿に、Ⅱ世にどうするかミート君が声を上げるが
気づけば万太郎もその場から姿を消していました どうやらサンシャインの復讐心には全く興味がない模様で
改めて何を食べようか大通りのお店を物色 すると先ほど見た高級牛丼屋?に目をつける万太郎
「おお さっきも見た牛丼屋…
 しかしうまい 安い 早いってのは聞いたことあるけど…
 でかい さわれる 見れるってどういう意味だろうな」
というわけで一杯5000円の高級牛丼屋に入ると、裸のおねーさんたちが出迎えてくれました どうみてもエッチなお店
おねーさんたちにちやほやされて万太郎も変な笑い声が出ちゃうが
「あ~~あ こんなハレンチなところをミートに見られたらえらいことだな~~
 いや 14歳の未成年のこんな所に来たらおまわりさんに連れていかれるだろうな」
その背後から、そんな万太郎をとがめるのは先ほど会ったサンシャイン!
ここでのことを黙ってほしければ自分のいう事を聞いてもらう、とするが
だが万太郎は明日、サンシャイン弟子のナイトメアズとの試合があるはずだが…
「いいや おそらく明日の第一試合のカード―は今の状況では
 テリー・ザ・キッド VS レックス・キングの試合となるだろう
 その試合の時おまえに…」(ごにょごにょ耳打ち
サンシャインの命を聞き…何やらその目を輝かせる万太郎 
なんでも一度そういうのをやってみたかったとの事だが、はたしてサンシャインのたくらみとは…?
・・・そして翌朝、大阪ドームにてナイトメアズ VSニュージェネレーションの闘いが幕を開けようとするのだった
<つづく>

155:マロン名無しさん
21/06/05 20:09:22.97 .net
涙雨に濡れるサンシャインが切ない
と思ったら何しれっとエロい店に入ってんだこいつw
ここぞとばかりに万太郎を責め立ててるけど色々台無しだよw

156:マロン名無しさん
21/06/05 20:11:33.03 .net
やっぱりアシュラマンが正義側にいったのショックだったんだな

157:マロン名無しさん
21/06/05 20:23:02.67 .net
先に正義に傾倒したのはサンシャインの方じゃん
しかもアシュラが正義側についた頃はあんたオメガマンの指になってたよね

158:マロン名無しさん
21/06/05 21:35:34.48 .net
砂化ボディに目が潰れるとか腕が曲がるとか関係あるのか?
しかしサンシャイン裸コートは変質者っぽいというか昔は普段から全裸だったのか

159:マロン名無しさん
21/06/05 23:38:58.70 .net
青年誌だからってエロい店とか出さんでほしいわ
主役は14歳なんだし

160:マロン名無しさん
21/06/06 09:05:31.12 .net
ここまでの旧超人の動向をちょいとまとめてみた、今のところはたぶんこんな所かなー
〇正義超人側
・キン肉マン=ビビンバと結婚、すっかりよぼよぼ 息子はキン肉万太郎
・テリーマン=ナツ子と結婚(?)、牧場経営 息子はテリー・ザ・キッド
・ロビンマスク=アリサと結婚(?)、超人幕僚長 息子はケビンマスク
・ウォーズマン=まだ出番なし
・ラーメンマン=独り身、万太郎の師匠
・バッファローマン=独り身
・ブロッケンJr=まだ出番なし
●悪魔超人側
・スニゲーター=孫が参戦
・サンシャイン=独り身?、d・M・pリーダーの一人
・その他悪魔超人はまだ出番なし
サンシャインが来たことだしそろそろ次シーズンあたり完璧超人からネプチューンマンが来るかも

161:マロン名無しさん
21/06/06 14:28:05.25 .net
悪魔は落ちぶれたみたいだけどサタンはどうなったんだろ
一応悪魔超人のボスはサタンだろ
悪魔将軍はサタンに六騎士借りてただけだし

162:マロン名無しさん
21/06/06 14:38:59.71 .net
>>159
青年向けをちょっと勘違いしてるとこあるよね

163:粗筋超人Ⅱ世
21/06/06 19:28:43.47 rEzzM4bG.net
 第15話 レフェリーにドームどよめく
日本五大ドーム球場と言われる近鉄バファローズの本拠地、大阪ドーム
この大阪ドームを舞台に、d・M・pの新たな刺客、ナイトメアズとニュージェネレーションの決闘が行われる
テリーの息子、キッドのデビュー戦と、正義超人の実力派を容易く真っ二つに引き裂いた強敵、レックス・キングとの対戦カード
そんな一大イベントに子供たちも大はしゃぎで会場へと駆けつける姿もあった
会場入り口ではd・M・pの衣装に身を包んだ会場スタッフが子供たちを出迎えると
d・M・pステッカーとパンフレットを無料でご提供 さらにはショップもd・M・p一色
……これらのサービスはd・M・pが人間達を手なずけるための物と、スタッフの嘲笑う笑みに子供たちは気づくことはなかった…
そして当然、試合会場もd・M・pの黒一色 さらにリングは金網デスマッチで行われる模様
そんなリング上には天井からつるされた人の姿と、リングに立つナイトメアズ、サンシャインの姿があった
主催のサンシャインが会場の皆様に感謝の言葉を上げる中… その中に姿のあったミート君はいまだ行方不明のⅡ世に困り顔
あと数分で試合が始まるというのに…第一試合がキッドとの戦いなのが不幸中の幸いではあるが
そこにゴージャスマンが頭を抱えるミート君に、もう少し立てば恥ずかしそうに入ってくるとフォローしておいた
…すると、会場の明かりが消え、タキシードに身を包むサンシャインによる案内の元、ついに二人の対決が幕を開けようとする
≪大変長らくお待たせいたしました!!
 ただ今よりd・M・p VS ニュージェネレーションの "大阪真昼の決闘"を行います
 赤コーナー
 203cm 217kg ナイトメアズNo1… レックス・キング――ッ
 青コーナー
 190cm 86kg… テリー・ザ・キッド~~~!!≫

164:粗筋超人Ⅱ世
21/06/06 19:29:09.22 rEzzM4bG.net
サンシャインがキッドの名を叫ぶとともに、レックス・キングが右腕を振り上げ宙吊りの男へと振るうと
男の拘束が解かれ、中から現れたのはテリー・ザ・キッドであった!両選手も出そろい試合開始…となる前に
この一戦、両者とも気の強い超人のため、試合の収集がつかなくなる可能性もあるとして
そこで今回は特別にレフェリーを配置する、とするサンシャイン 彼のアナウンスでレフェリーも姿を現すが・・・
なんだか変なサンバリズムに乗って、ゲートから4人の美女に担がれ姿を現すのは…なんとキン肉万太郎!?
まさかの展開にキッドもミート君も唖然としてしまう …何はともあれリングに全員が出そろいいよいよ試合開始が近づくが
だがそんな万太郎の姿に、ミート君は彼がサンシャインの策略に乗せられていることに気づく
そんなミート君にゴージャスマンは、レフェリーが身内の万太郎ならキッド有利の采配をしてくれると楽観視していたが…
「あなたはⅡ世の性格をよくわかっていない…
 Ⅱ世はバカがつくほど生真面目でおだてに乗りやすい性格だ…
 そんな人がレフェリーなんかしたらどうなるか…」
ミート君のそんな懸念のなか…レフェリー、万太郎の合図で試合開始のゴングが鳴り響き
試合開始早々、レックス・キングはキッドに向け猛突進を仕掛けるが、キッドはスライディングで股の間を潜り抜け
背後に回ったキッドがレックスの頭を掴み、その頭部にナックルパートの乱打を浴びせる!!
≪いったいった キッドがいった――っ!!≫
・・・だがキッドのその猛攻を、いきなり万太郎が割って入り攻撃を止めてしまう!?
さらにキッドへ反則のイエローカードを突き出す万太郎 だがどこが反則だというのか、キッドも異を唱えるが
万太郎は目への攻撃は危険なため反則としていると返す そんな万太郎にキッドもどっちの味方だと胸倉を掴み上げるが
「わたしは今どちらの味方でもない
 世界一の名レフェリー マット界の遠山の金さん ジャスティス万太郎だ!!」 キリッ
そんな万太郎を押しのけようとするキッドだが、万太郎もまるで譲らず…
仲間同士で揉める姿をレックスも嘲笑いながら、握りしめた右手を恐竜状に変形させ…
レックスが回復したことで試合再開 それと共にレックスの恐竜腕、ジュラシック・ハンドがキッドへ襲い掛かり
恐竜腕がキッドの肩へと食らいつく…!! 一気に不利に陥るキッドの姿に、狙い通りのサンシャインもほくそ笑むのであった
(生真面目でおだてに乗りやすい万太郎をレフェリーにしたことが図に当たったぜ~~~)
<つづく>

165:マロン名無しさん
21/06/06 21:03:59.45 .net
今までの万太郎に生真面目な要素あんまりなかった気がするんですが
どちらかというと世間知らずなお坊ちゃまくんって感じではあるが、生真面目というよりわりとおちゃらけてるし
つまりレフェリー任されて調子に乗りすぎて、変な采配やらかすのがキッドの勝機になると見た

166:マロン名無しさん
21/06/06 23:41:49.65 .net
ようやくキッドの試合か
今のところ万太郎以外のニュージェネレーションはガゼルマンはケビン達にリンチされセイウチンは万太郎の実験台になったとはいえ実力不足で負けて、
バーバリアンはあっさり殺されて弱すぎるわけだが、さすがにキッドは勝ってくれるよな
これでキッドまで負けたらヘラクレス・ファクトリーは無能施設になっちまうぞ

167:マロン名無しさん
21/06/07 16:26:05.38 .net
さすがにガゼル、セイウチはやられキャラ…ていうと失礼だが、負けさせて敵の強さを示す程度の立ち位置だろう
ついでに言えばキッドは万太郎と同じ、テリーマン二世だしここは勝たせてくれると信じたい

168:粗筋超人Ⅱ世
21/06/07 19:26:39.30 4DCFPkU4.net
 第16回 苦闘、傷だらけのキッド!!
レックス・キングの変化した右腕、ジュラシックハンドがキッドの肩に食らいつき血しぶきが上がる
そのむごい光景には解説の中野さんも緊迫した様子で声を上げる
「うーん むごたらしいですねえ…
 最も過激な戦いと言われるブラジルの格闘技 バーリ・トゥードでも目と金的への攻撃と
 体のあらゆる部分への噛みつきはあまりにも危険という事で禁止になっているんですからねえ」
…だが一見、反則とも思えるレックスの行為に万太郎は何も言わず…
それに対しキッドも対抗すべく、頭に噛みついて反撃するが、またも万太郎に止められる!?
だがキッドもこれには異を唱える レックスの噛みつきはよくてなぜキッドのはダメなのか… 
それに対する万太郎の理屈として、キッドのは確かに正真正銘、反則行為の噛みつき攻撃だが
レックスのものは自らの右腕を恐竜状に変化させた者、原理としてはクロー攻撃と同じなのだ
だが万太郎の理屈にはキッドも怒りが頂点に達し、胸倉を掴み上げるがそれに対し万太郎はレフェリーに手を出せば反則として
既にキッドは二枚のイエローカードを提示されており、もう一枚出されれば失格負けになると淡々と返す…
「ま…万太郎のやつ あれではまるでd・M・pのまわし者ではないかー!!」
「Ⅱ世には悪気はないんですよ Ⅱ世はバカがつくほど生真面目でおだてに乗りやすい…
 その性格だからレフェリーという役目を与えられて 嬉しくてたまらずその役目をバカ正直に果たそうとしているだけなんですよ」
(しかしキッドはⅡ世がレフェリーをするということで少々のラフな攻撃には目をつむってもらえると思っていたのに
 それをビシビシ反則にとられるのでイライラが募り 冷静なファイトができなくなっている
 それもこれもⅡ世とキッドの性格を分析し利用したサンシャインの策が当たったんだ
 30年前は巨漢自慢のただの荒くれファイターだったが… 今はうって変わって読みが深く緻密な戦略化へと変身を遂げた)
そんなミート君の思いと共に、サンシャインは静かな笑みを浮かべて見せていた
レックスも万太郎に食って掛かるキッドのスキを突き、背後から再びジュラシックハンドを展開し襲い掛かる!
今度は右肩へと噛みつかれ、血しぶきを上げるキッドの姿に万太郎もさすがに心配そうだが
キッドはレックスを蹴り上げどうにか逃れるものの、もはや両腕はズタズタになってしまう…

169:粗筋超人Ⅱ世
21/06/07 19:27:23.27 4DCFPkU4.net
「キッドにはこの闘いは酷すぎる! なんせレックス・キングを相手にする事は
 生身の超人ひとりと恐竜一匹を一度に相手にするようなものですよ」
「そ…そうは言うがミートよ あの恐竜の顔やしっぽを動かしているのは
 中央のレックス自身の脳みそにすぎない どんなど迫力パワーで頭の切れる超人だって
 五体を動かす司令塔である頭をブチ壊せばそれでジ・エンドだ!」
襲い掛かるレックスに向け、キッドは飛び上がり両足でレックスの胴体を挟みながら
空中でその身を反転させ、ハイボルテージ・ボムでレックスの脳天をキャンバスに叩きつける!
その強烈な一撃に、レックスの頭がひしゃげてしまい キッドも勝利を確信し勝ち名乗りを受けようとするが・・・
レックスはひしゃげた頭でキッドを平然と立ち上がり睨みつける…!
不死身のごときレックスの姿に皆も驚愕の声を上げる中、逆襲のドロップキックがキッドの顔面に叩きつけられる!!
一転してレックスの勝利を確信したサンシャイン、リングに上がりレックスにとどめを刺すよう指示
その命を受け、飛び上がったレックスがジュラシックハンドを展開し、恐竜が空からキッドに向け降りかかる
・・・だがその寸前、何者かが割って入り止めを刺される寸前のキッドを救う
間一髪のところでキッドを助けたのは、レフェリーの万太郎であった! 
だがレフェリーが片方の選手を助けるのはどういうことかとサンシャインも声を荒げるが…万太郎の返答はイエローカードの提示
試合中、選手とレフェリー以外がリングに上がることは厳禁 
だが勢い余ったサンシャインはそれを破り、リングに上がったため試合を中断させる措置を取っただけだとし…やむなくここはサンシャインが折れる
一方、レックスの方は何やら金網にぶつかったジュラシックハンドを押さえながら、うずくまって苦しんでいる様子が浮かび
先ほどまでのタフネスが見る影もない姿にキッドも首をかしげるが
そこでキッドは、レックスの弱点がジュラシックハンドにあるのではないかと気づく
そうと決まればキッドは苦しむレックスの腕を取り、一本背負いで投げつけるとともに
ジュラシックハンドを腕ひしぎ十字固めで抑え込んで見せる!!
<続く>

170:マロン名無しさん
21/06/07 20:01:27.10 .net
年とってもメンタル面が弱点なのは変わらんな、サンシャイン
若いころは正義と悪魔で揺れ動いてたけど、年取ってからは沸点低くなったかw

171:マロン名無しさん
21/06/07 23:53:07.83 .net
>試合中、選手とレフェリー以外がリングに上がることは厳禁
前作は友情の名の元に正義側も選手以外がリングに上がってた気がする
カーメン戦のモンゴルとかテリーVSアシュラもキン肉マンが、サタンクロス戦もミートが
レフェリーがいれば反則負けになってたのか

172:マロン名無しさん
21/06/08 00:42:51.01 .net
プロレスでも総合格闘技でも球技でもだけどレフェリーが目立つ試合はつまらん…

173:マロン名無しさん
21/06/08 05:58:22.58 .net
むしろキン肉マンは今までがレフェリーの扱い悪すぎたしなあw
アメリカ編でレフェリー落下死したり、カーメン戦で私はレフェリーされたり、かなり命がけだったイメージ
そのせいか6騎士編以降はレフェリーがリングに上がるのみなくなった気がするし、そういう意味で言えば万太郎レフェリーにすることで
今まで目立たなかったレフェリーの立ち位置を見直してみたい、というゆでの考えもあるのかも知んない

174:マロン名無しさん
21/06/08 15:42:59.48 .net
王位決勝なんかは思い出したようにハラボテがダウンカウントや場外カウント数えてたが
あれ適用する試合としない試合の基準はなんなんだ

175:粗筋超人Ⅱ世
21/06/08 19:06:46.37 yTX1SP/7.net
 第17回 テリー一族の精神<スピリット>を継げ!!
レックスのジュラシックハンドを腕ひしぎに捉えるキッド
その締め上げはレックスの右腕だけではなく、ジュラシックハンドの要である恐竜の頭を窒息させる効果もあると見る中野さん
さらにキッドも、レックスの本当の頭はジュラシックハンドであると見抜き、その息の根を止めんとする
苦しむレックスにサンシャインもギブアップは許さんと声を荒げながらリングに上がろうとするが、それを万太郎に止められる
再びリングに上がれば2枚目のイエローカード、ましてリング上の選手に手を出せば即刻失格処分となる
セコンドの乱入で反則負けとなれば、ギブアップ以上にd・M・pの名を汚す行為となる…万太郎の言葉にサンシャインも引き下がるしかなく…
そんな万太郎にキッドも笑顔を浮かべ、万太郎も親指を立てて返すのだった
(万太郎の生真面目な性格と短気なキッドの性格がぶつかり仲間割れを起こすことを予想して万太郎をレフェリーに起用したのに
 すっかり信頼関係が回復して万太郎のレフェリーの意味がなくなってしまった…)
自らの策が裏目に出てしまった失態に、サンシャインも苦悶の表情が出てしまう
さらにキッドの締め上げで腕の皮がどんどん剥がれ、恐竜の頭蓋骨が露になっていくがレックスもただではやられない
皮がはがれたジュラシックハンドを自らの左手、死っぽ部分に噛みつかせて両腕を組み合う形でロックさせ、力ずくで十字固めから逃れる!
「相手の技から逃れるためには自らの肉体を傷つけることも厭わない…それが悪行超人スピリッツだ!!」
どうにかキッドの十字固めから逃れる事には成功したが、キッドのチャンスはまだまだ続く
はたして日本デビューのキッドはどんなド派手な技で勝負を決めにかかるのか…実況も声を上げる中
サンシャイン…悪魔の言葉ががキッドに向けささやかれる
「無理だぜ キッドに派手な技を求めるのは
 こやつの父親テリーマンをはじめとして…もともとテリー一族はパンチや蹴り スピニング・トゥ・ホールドをはじめとする
 その一撃では到底 敵をKOできないような地味な過去の遺物的な技しか持ち合わせていない」
地味な過去の遺物・・・悪魔の言葉にキッドもその目を見開きながら、子供時代の思い出が浮かぶ…

176:粗筋超人Ⅱ世
21/06/08 19:07:18.56 yTX1SP/7.net
―――(回想)―――
テキサスにて、まだ子供のキッドがスパー相手を大技キン肉バスターに担ぎ上げようとするが
子供のキッドではパワーが足りず、技に失敗してしまう さらにはキッドの勝手な技に父テリーの怒号が飛ぶ
父テリーいわく、キン肉バスターはパワーの豊富なキン肉族だからこそなせる技
自分たちテリー一族は先祖代々筋肉のつきにくい体、それゆえパワーを必要とする大技は苦手としている
だがその代わり、テリー一族にはテキサスの大自然で育った強靭な腕力と脚力の粘り強さがある
そこから繰り出されるのが、テリー一族の宝とも称されるナックルパートやスピニング・トゥ・ホールド等の技の数々である
・・・だがキッドはそんな地味な技など習得したくないと反発する 
父のような地味な超人ではなく、カッコいい派手な技を使いたいと訴えるキッドであった…
―――(回想終わり)―――
自分はパパとは違う…困惑気味につぶやくキッドの姿に、サンシャインも薄ら笑いが浮かぶ
キッドの性格は父テリーとは正反対の、人を押しのけてでもNO1になりたいという上昇志向の強さがある
それゆえ地味な父と似ているといわれることを一番嫌がる そこを突けばキッドは崩せる、とサンシャインは見ていた
その読み通り、キッドは父のような地味な超人とは違うと叫びながら、レックスの頭部とジュラシックハンドを同時にスリーパーホールドに極める
さらにキッドはそこからレックスの巨体をスープレックスに投げ飛ばさんとする 
だがそれは流石に体勢に無理があり、万太郎も止めようとするもキッドはそれに反発しながら強引に技に入るが
やはりキッドの肉体では超重級のレックスを投げ切ることができず、両腕を負傷し技に失敗してしまう
そして一転してチャンスと見たレックスは、左腕の尻尾をキッドに絡めて宙へと投げ飛ばすと
骨だけになったジュラシックハンドで、キッドの胴体へと強烈に食らいつく!
さらに深手を負い動けないキッドをもてあそぶように、噛みつかせたままで金網へと何度も叩きつけていく!!
その凄惨な光景にはミート君も声を上げるが、万太郎もレフェリーとしてどうにかしてあげたいものの…
レックスの攻撃はルール上なんの反則も取れない故にキッドを助けることもできない…
さらにレックスは腹から食らいついたキッドの血を呑み、その音が会場にも響き渡る
もはやキッドも意識がもうろうとしてしまい…不思議とキッドの脳裏にはあれだけ嫌っていた父の姿、その言葉が浮かび上がる・・・
―わがテリー一族は体躯にも恵まれず非力だ!
 しかしどんなに刀折れ 矢尽きる場合でも… 絶対にあきらめたり目をそらしたりはしない!
 
 GO FOR BROKE(当たって砕けろ) の精神を忘れるな!―
「……… テリー一族は絶対に… あきらめたり… 目をそらしたりしない」
父の言葉に、キッドはその目を見開き…!
そしてレックスのとどめがキッドに放たれようとするが、宙へ投げ飛ばされたキッドは
ジュラシックハンドに噛みつかれる寸前で、両手でその頭部をあん馬の如く掴みそれを阻止して見せる!!
<続く>

177:マロン名無しさん
21/06/08 22:23:09.80 .net
言われてみればテリーって落下系の大技無かったんだな
とは言えこの感じだとキッドがなんかド派手な落下技を習得して父親超えを…て流れにはならなさそう
むしろ嫌っていた地味な技である父のスピニングトーホールドが決め技に、てのが王道かなー

178:マロン名無しさん
21/06/08 23:18:10.68 .net
でもテリーマッスルドッキングのとき使ってたよねって思ったけど、
逆を言えば単独では使ってないのか(最初のドッキングも失敗してたし)

179:マロン名無しさん
21/06/08 23:38:23.63 .net
テリーはマッスルドッキングの時にキン肉バスターやキン肉ドライバーとか使ってたのに・・・
この非力設定、キッドの足かせにならんかね
もうキッドは落下系の必殺技使えないってことだろ
今後パワーアップさせづらくなった気がする

180:マロン名無しさん
21/06/09 01:41:09.13 .net
サンシャイン死んだタイミング的に2代目グレートの中身はひょっとしたら知らんのかもしれないが
一応サンシャインその前の試合のテリーの地味な技でギブアップしかけてたような……
都合の悪いことは忘れてるのだろうか

181:マロン名無しさん
21/06/09 07:31:25.45 .net
まあキッドの動揺を誘うのにああいう言い回しをしてるんだろうな、サンシャイン
そんな非力な技で自分がギブアップしかけた、なんてバレたら悪魔の恥さらしになってしまうけどw

182:マロン名無しさん
21/06/09 14:01:59.77 .net
>>178
そもそもバスターとドライバーはテリーの必殺技じゃねぇだろ

183:マロン名無しさん
21/06/09 17:55:24.09 .net
今の狡猾さと迂闊さが混ざり合ったサンシャイン見てると、どことなくキン骨マンが思い浮かぶな
骨よりはギャグ感ないけど、肝心なところで詰めが甘いのが同類感あるというか

184:粗筋超人Ⅱ世
21/06/09 19:13:07.12 SxaVp1WZ.net
 第18回 救いの神、サブすぎる万太郎!?
ジュラシックハンドがキッドに食らいつく寸前、キッドはあん馬のように両手でバランスを取り
その鼻先に乗っかる形で、ジュラシックハンドの牙の脅威から逃れることに成功
しかしレックスもキッドを振り落とすも、さらにエルボーを恐竜の頭に叩きつけ
怯んだ隙に足首めがけ強烈な回転脚でレックスを転ばすと、右足を取りテリーの大技だったあの技の仕掛けに入ろうとするが
そこへまたしても、悪魔の言葉がキッドを惑わそうとする・・・
「キッドよ まさか過去の遺物のスピニング・トゥ・ホールドを出すんじゃあるまいな~~~っ
 さっきも言った通り今は21世紀だ スーパーホールドがどんどん開発されているご時世に…
 まさかそんな骨董品のような古ぼけた技は出さねえよな」
サンシャインの言葉に、キッドも苦悶の声をもらす…が、それを晴らしたのはキッドの嫌っていた父の言葉
スピニング・トゥ・ホールドはテリー一族の至宝、何も恥じることはないとする父の声に
キッドは迷いを振り切りスピニング・トゥ・ホールドを仕掛ける!!
だがレックスもそれが過去の遺物であると思い知らせんと、しっぽをキッドの頭に絡めて
キッドの体を引き寄せて三角締めに入らんとするが、キッドは初めからお見通しと、組んだ足から首を抜いて脱出するとともに…!
「待ってたぜこの瞬間… テリー一族の技は確かにそれだけでは…ギブアップは奪えない地味なものだ
 しかしそんな地味な技も数多く出せば超必殺技となる~~~」
続けてキッドが繰り出したのは、もう一つの至宝、テキサスクローバーホールド!!
この連続技でレックスの足首と膝は完全に破壊されたはず レックスにギブアップを問う万太郎だが
…そこでサンシャインとレックスが目配せし、何やら奥の手を使おうとするつもりのようで…
するとレックスはクローバーホールドから逃れるべく、左腕の尻尾をキッドに振るう
それを間一髪でよけるキッドだが、勢い余ったしっぽがレフェリーの万太郎に直撃!?
思わず万太郎の身を案じるキッドだが、その隙を突かれクローバーホールドから抜け出されてしまう…!
「だ…大丈夫か?万太郎…」
「レ…レフェリーがレスラー同士の戦いに巻き込まれ…負傷するのは よ…よくあるアクシデントだよ…」
「悪かったなレフェリー これから気を付けるぜ」
レックスも悪びれずしっぽを振り回しながらそう返しつつ、試合再開
再びしっぽを振り回しキッドを追いつめようとするが、キッドもそれを回避するとまたも万太郎にあたってしまう!

185:粗筋超人Ⅱ世
21/06/09 19:13:45.68 SxaVp1WZ.net
もはやこれがレックスの故意によるものは明らか…そして三度振りかぶるレックスの尾
今度逃げれば万太郎が深手を追ってしまう…逃げる事ができないキッドに尾が絡みつく
トドメのジュラシックハンドがキッドの左腕に食らいつき、さらにそのまま尾で両側からキッドの体を引き裂かんとする…!
その技はニュージェネレーションの仲間、バーバリアンを真っ二つに引き裂いた大技、キル・ザ・ハーフ
そしてじわじわとなぶる様にキッドの体を引き裂かんとするレックス… だがそこにふと、万太郎が声を上げる
「あ~~わかった~~~っ
 レックスは恐竜超人だけあって… キッドをゆっくり"ジュラシ"て料理してるんだね!
 ねえどう今のじらしてとジュラシックのシャレ~~~」
キッドのピンチにそんな空気読まない万太郎のシャレに、会場の空気も一気に凍り付いちゃう
…が、なにやらレックスも苦しみ始める さらには突然、リングに落ちてた氷に怯えてしまう様子に…キッドはある核心に至る
レックスは元々恐竜の変化した超人、恐竜は6500万年前に栄えていたがある理由で絶滅してしまっている
その理由は何らかの原因で地球の温度が低下し、その寒さと飢えで死に絶えたといわれている…
つまり恐竜超人であるレックスの弱点は寒さ、それが万太郎のサブすぎるシャレで呼び起こされたのだ!
そこに気づいたキッドは、万太郎にもう一つ強烈ギャグをリクエスト
そのサブすぎるギャグには会場も一気に凍り付くかの勢いで…それと共にレックスの体まで凍てつきはじめる…!
<続く>

186:マロン名無しさん
21/06/09 21:00:39.77 .net
サムいギャグってそんな物理的なもんじゃねーだろwww

187:マロン名無しさん
21/06/09 23:51:22.63 .net
まあ、いつものゆで理論だな

188:粗筋超人Ⅱ世
21/06/10 19:03:29.49 lnMlCQd8.net
 第19回 キッド、薄氷の勝ち名乗り!!
万太郎のさぶさぶなギャグにその体まで凍り付きはじめるレックス
まさか彼の祖先から受け継がれた弱点のDNAには気づかなかった…サンシャインもそれを悔やみながら
さらにさらに続けて出される万太郎のギャグにレックスももはや凍死寸前…
「やめろ~~~これ以上レックスにおまえの寒いギャグを聞かせるな~~~っ   聞く……!!
 そうだ…レックスよ おまえが今感じている寒さは先祖の恐竜たちを全滅させた肉体的な寒さではない
 耳で聞くことによって感じる精神的な寒さにすぎん…」
それに気づいたサンシャインは、レックスに向け耳栓を投げ渡し、これで万太郎のサブいギャグも効果を失う!
体勢を立て直したレックスだが、キッドはすでに彼を攻略済みだと返してみせるが
その言葉に怒りを露にしたレックスは、鋭い爪のかかと落としでキッドの全身を切り裂く!
さらに倒れたところに容赦なくストンピングで踏みつけるレックス、潰れた顔面に返り血を浴びながらキッドの姿をあざ笑うが
レックスの嘲笑に、虫の息のキッドが立ち上がりその踏みつけ攻撃を受け止める!
「な…なにを驚いてやがる 言ったはずだぜ
 テリー一族はいつもGO FOR BROKE"当たって砕けろ"の精神だという事を」
そのままキッドはレックスの片足を持ち上げ、その頭部に叩きつけてその顔面を潰す!!
これでキッドの勝利が決まった…と思われたが、レックスはまだ死んではいない
レックスの見た目上の頭部はニセモノにすぎず、本物の頭は右腕のジュラシックハンドなのだ
そしてレックスがキッドの胴体に食らいつくと、そのまま宙高く放り投げ落ちてきたところをかみ砕かんとするが
キッドも大阪ドーム天井にしがみつき、かろうじて落下をこらえる…が、今のキッドではじきに体力が尽きる
何とかしたいキッドだが…すると何やら冷たい風が吹いているのに気づく 
どうやら会場を冷やすエアコンの風が吹いているようで、凍えそうな冷たさを感じるが…その寒さに逆転の秘策を思いつくキッド
するとキッドは力尽きたように天井から落下しようとするが、落ちながらもキッドは自らの全身を強烈に横回転
その大回転が凄まじい風を起こし、エアコンの冷気の暴風がレックスに吹きすさび
その風を真正面から受けたレックスは、次第にその体が言う事を聞かなくなり始める

189:粗筋超人Ⅱ世
21/06/10 19:03:57.13 lnMlCQd8.net
そこでサンシャインが、キッドの抵抗がレックスを凍えさせるための策であることに気づき
そこを離れるよう叫ぶが、一歩遅くすでにレックスの体は完全に氷に包まれてしまっていた
そして、氷に包まれたレックスに向けキッドが繰り出すのは、テリー一族の至宝No・3 カーフ・ブランディング!
その一撃は、見事氷漬けのレックスの恐竜頭を微塵に砕き割った!!
…大阪から遠く離れたテキサスのとある牧場にて、テレビ中継で報じられたキッドの勝利に
やさしい笑顔を浮かべながら、祝福の拍手を送るのは父テリーマンであった・・・
(キッド…すばらしいデビュー戦だったぞ!)
見事初試合を勝利で飾ったキッド、対してd・M・pのサンシャインは
あと一歩まで追い込んでおきながら、勝利を逃してしまったレックスに無念の声が出るが
そこにもう一人の弟子がサンシャインに声をかける
確かにレックスは敗れたがよく闘った、バーバリアンを倒しキッドには敗れたがかなりの深手を負わせた
こうなれば次はいやでもキン肉万太郎がリングに上がらねばならないだろう、とする弟子の言葉にサンシャインも気を持ち直す
「そのキン肉万太郎退治はこのナイトメアズNo2におまかせを…
 さあサンシャインヘッド!どうか今一度あなた様の悪魔超人魂をわたくしめに注魂してください」
「よし!今注魂してやろうぞ 受け継ぐのだワシの残虐非道 鬼畜無頼の悪魔の魂を――っ」
サンシャインの叫びと共に、ナイトメアNo2の肉体を自らの砂で包み込み
その体内で新たな悪魔が胎動し、生まれ出ようとしていた…
<続く>

190:マロン名無しさん
21/06/10 20:28:31.45 .net
キッド初勝利おめ。ニュージェネレーションではこれが初白星だな。
ただ万太郎の助けがあったからこその勝利って部分もあるし、次はキッド自身の実力できっちり勝利してほしいところ。

191:マロン名無しさん
21/06/10 23:26:16.35 .net
万太郎はすでにDMP2人を倒してるのに次も結局万太郎が戦わされるのか
ニュージェネレーションはキッド以外は存在価値がないな

192:マロン名無しさん
21/06/10 23:53:27.69 .net
dmpの方は悪魔に指導された新鮮な顔ぶれも多いのにニュージェネレーションは今のところ二世超人しか活躍してないしなー
そのなかでは負けたとはいえ一試合分の話数くれたセイウチンの扱いはかなりマシなのやもしれん

193:粗筋超人Ⅱ世
21/06/11 19:34:26.90 XuuWDZXO.net
雷光が走る暗雲に包まれた大阪ドーム その暗い空が示す様に大阪ドーム内部には異変が起こっていた
サンシャインが自らの弟子、ナイトメアNo2を自分の砂の体で包み込むと
その体内で激しく脈打つ鼓動と共に、さながら繭にくるまれたさなぎが蝶へと生まれ出るかの如く
残虐、非道、鬼畜、無頼の権化、地上最悪の悪魔がその姿を現す!!
…が、サンシャインのボディを破り姿を現したその超人は、恐ろしい悪魔とは思えぬような気品に満ちた姿の超人であった

  第20回 人気投票No1は冷血の騎士!?

その超人、チェック・メイトの気品溢れる姿にはニュージェネレーションの皆も困惑が浮かぶ
サンシャインがレックスキング以上に手塩にかけて育てた地上最悪の悪行超人、との触れ込みのはずだが…
むしろその姿は自分たちと同じ正義超人のようで…同じ正義超人でも下品極まりないのもいるけど(ミート君が横目でⅡ世見つつ
実は彼の相手をしたゴージャスマンも、チェックメイトはレックスとは正反対のフェアな戦いで命を取ることもなかったという
するとチェック・メイトはニュージェネレーションの皆にも挨拶を交わす様に膝をつき頭を下げる
そんな彼に、ゴージャスマンは握手の手を差し出すが・・・その手にチェック・メイトは首をかしげる
キッドはその手が親愛のしるしとしてお互いの手を握る挨拶だと笑顔で説明すると
チェック・メイトもわかってくれたように、そっと差し出された手にその手を伸ばすが…
その手を握るのではなく、指を組み合うように合わせるチェック・メイト 
そのままゴージャスマンの指を組み合わせた形でその指を引っ張り、ついにはその腕ごとへし折ってしまう!?
「グオッフォフォ チェック・メイトは生まれてから今まで
 まわりは悪行超人ばかりという地中深くd・M・pのアジトで育てられてきた…
 そんな環境の中 さらにワシによっていかに対戦相手を深く恨み 憎み それを闘いのパワーに変えるかの方…
 いかに効率よく対戦相手を殺せるかの法… あらゆる悪魔戦術を毎日叩きこまれた…
 そんな全身悪魔のチェック・メイトに親愛のしるしの握手などという概念などあるわけがないじゃろう
 やつが知っていることはただひとつ… 相手が手を差し出せばその手をへし折るだけじゃーっ」
「サンシャインヘッド わたしは何か間違っていますか?」
「ウム チェックよ 握手はそれでいいんだ!」
表情一つ変えず行われるその残虐行為に、万太郎も怯えてしまい
キッドも憤りをあらわにしながら、ニールキックでチェックを蹴り飛ばしゴージャスマンを救出
それに対しチェックは、顔をハンカチで吹きながら鋭くキッドをにらみ、本物の蹴りを見せてやる、としながら
右肩の部分にあった馬<ナイト>の飾りのボタンを押すと、その頭部が引っ込みナイトの頭とチェック・メイトの頭が入れ替わり
さらにそれと共に下半身も本物の馬のごとき4つ足のものとなり、さながらケンタウロスの如き姿となる
そこから飛び上がり、馬の4つ足でキッドに猛烈な蹴りの乱打を浴びせる!!

194:粗筋超人Ⅱ世
21/06/11 19:34:47.13 XuuWDZXO.net
レックスとの戦いで既にボロボロのキッドは、チェック・メイトの猛攻に成すすべなく倒れてしまう
そしてキッドとゴージャスマンが倒れた今、自分と闘うニュージェネレーションはもはや万太郎一人
震えあがる万太郎に、チェックはいい試合をしましょうとその手を差し出す 
のだがさっきの握手を見ていた万太郎は逃げ出しちゃう チェックもその後を追おうとするがそれをサンシャインが止め、こう告げる
「やつは今からある現実に直面してショックを受ける…… それが元でここに戻ってきてお前と闘うことになる!」
リングを離れ、大阪ドームの食堂で牛丼食べる万太郎 するとふと女の子たちが歓声を上げて集まっている様子に気づく
なんでも次の試合が始まるまでの間、一息入れて超人人気投票が開催されるそうで…その結果として
万太郎はぶっちぎりの最下位、0票でした テルテルボーイにすら2票入ってるのに
するとそこに、猛烈な勢いで一位のテリー・ザ・キッドの倍以上に票を伸ばしていき、10万票の大人気を見せつけるのは
先ほど姿を見せたチェック・メイトであった その結果を見ていた女子たちも黄色い歓声を上げる
チェック・メイトになら何をされてもいい、なんて顔を赤らめながら漏らす女の子の姿に、ふと万太郎が女の子たちに尋ねる
「それじゃあチェック・メイトを破る超人がいたら?」
「エエ そんな強い人が出てきたら…」「その人に乗り換えるわ!」「わたしもそのひとにみんなあげちゃう!」
そんな女子たちの声につごーのいい万太郎ハーレムを思い浮かべ、チェック・メイトへと立ち向かわんとその闘志を燃やす!
…だが、そんな万太郎の戦う意思もすべてはサンシャインの掌の上… 物陰でその様子を見ていたサンシャインの笑い声が響くのだった…
<続く>

195:マロン名無しさん
21/06/11 19:56:43.63 .net
イケメンだけどめっちゃやべー奴だな、チェックメイト
そしてまたもや戦わずにおわったニュージェネレーションはもう評価どん底だわ
こんなんだと一般人も悪行超人のファンになっちゃうのもわかる気がする

196:マロン名無しさん
21/06/12 06:35:45.70 .net
選手としては一流でも指導者としてはみんなアレだったんかな、正義超人のみなさんは

197:粗筋超人Ⅱ世
21/06/12 19:23:02.80 DwTC6pZd.net
 第21回 王将・万太郎で人気回復…!?
大阪ドームを中心に、熱く燃えたぎる浪速の街 会場では集まった人たちのすさまじい歓声が響く中
試合前にまずはここまでの展開をおさらいする実況 第一試合はテリー・ザ・キッドVSレックス・キング
圧倒的パワーと凶暴さを誇るレックスが試合を有利に進めていたが、キッドも父の教えの精神で大逆転
見事テリー一族の至宝とされる、カーフ・ブランディングを決め技としてレックスを仕留め、ニュージェネレーションの一勝となる
だがその勝利もつかの間、ナイトメアズNo2、チェック・メイトの出現でムードが一変
悪行超人と思えない、華麗な振る舞いと端麗なる養子、さらにゴージャスマンとキッドを一蹴する圧倒的強さ
その佇まいが全国の超人レスリングファンを魅了し、たった数分の顔見せで人気投票一位を獲得
さらにチェック・メイトの対戦相手の万太郎の逃亡で、ニュージェネレーションの人気はどんどん下がる一方
それを証明するように会場のファンたちもd・M・pの応援一色 売店でもd・M・pグッズが飛ぶように売れる
・・・その隣では即席のニュージェネレーション売店もあったけど、ひと一人見向きもしてませんでした ころがるくさが寂しく転がる
売店の売り子やらされてたガゼルマンもぼやく声と共に呟く
「しかし本来なら人類の平和のために闘うオレたち…ニュージェネレーションの方が人気がなければおかしいのに…
 万太郎の弱腰のために悪党のナイトメアズの人気がうなぎのぼり ニュージェネレーションの評判はガタ落ちだ…」
子供に万太郎フィギュアはたきおとされ、無残な姿になった様子を物陰で万太郎も目にしており
女の子に無視されるのが何よりもいやな万太郎は、チェック・メイトへの対抗心を燃やしていた
…その頃控室では、いまだに戻ってこない万太郎にミート君も心配げな声が出てしまう
もしも万太郎が試合時間になっても戻ってこなければ…自分が戦う決意を固めるミート君
ミート君が身につけていた衣装は、28年前、たった一度だけ闘った時のものであった
まさか自分が再びこのコスチュームを着ることになるとは思わなかったが、これも威信回復のため…その表情を強張らせるが
そこに万太郎が戻ってきた ミート君も逃げ出したⅡ世に愚痴りながらもひとまず一安心
で、戻ってきた万太郎はなにやらチェック・メイトの攻略法を考えたそうで・・・
≪レディース アンド ジェントルメン! ただ今よりd・M・pプレゼンツ…
 ナイトメアズNo2 チェック・メイト VS ニュージェネレーション キン肉万太郎の一戦を行います!≫
会場の方ではサンシャインの合図と共に、リングを覆うベールがはがれ現れたのは
さながらチェス盤を模した、まさにチェック・メイトの戦う舞台にふさわしいリングに会場も大歓声 
さらにチェック・メイトは会場の人たちに向けて語り掛ける
「みなさん わたしはこの闘いで100%キン肉万太郎に勝利するでしょう!
 そして全世界は我々d・M・pが支配することになるでしょう!
 しかし我々は暴力で皆さんを押さえつけることはしません 力を合わせての共存共栄を…
 いや 今以上の幸せな生活を…皆さんにお約束します!」

198:粗筋超人Ⅱ世
21/06/12 19:25:21.07 DwTC6pZd.net
会場の皆様へそう優しく語るとともに、身につけていた王冠を会場の女子に投げ渡すチェック
これには会場の皆も黄色い歓声を上げながら、盛大なd・M・pコールが響き渡る 
もはや誰もがd・M・pの魅力に魅了され、正義超人の方が悪者扱いされてるような状況と化してしまう…
「みんな そんなやつの口車にのっちゃいけないよ!!
 人類を平和にできるのは… ニュージェネレーションのこのボク… キン肉万太郎ちゃんだけだ!」
そこに響き渡る声と共に、万太郎がゲートから姿を現す…が、そのリングコスにケビンもガゼルマンも困惑
身につけてたのはチェックの意匠を将棋の駒に変えたような衣装でした ついでにテーマ曲は『王将』です
これにはミート君も恥ずかしそうだけど万太郎はどこ吹く風 
で、チェック同様頭につけてた王将を女性の方へと投げ渡すが、おでこにあたったせいで会場の皆さんにボコボコにされてました
「グオッフォフォフォ ヤブヘビだったようだな」
「こ…こうなったら リングの上で結果を出して人々をこちらにむかせてやる!」
何はともあれ、両者リングに上がれ両陣営の威信をかけた戦いのゴングが鳴り響く
試合開始と共に飛び出したのはチェック・メイト、それを見た万太郎は背を向けて逃げ出した…と思われたが
トップロープへと登ると、バク転とともに宙を舞い、オーバーヘッドキックでチェックの顔面を蹴り飛ばす!
さらにはチェックの股下を潜り背後へと回ると、インディアン・デスロックとショルダー・ネックブリーカーを合わせた複合技
マンタローストレッチでチェックの体を強烈に絞り上げる!!
女の子の人気を得るために…という、よこしまな動機ではあるが今日の万太郎は一味違う活躍を見せるのだった
<続く>

199:マロン名無しさん
21/06/12 20:46:25.65 .net
なんだかんだでテクニックは初期キン肉マンよりはある気がするな、万太郎
やはり幼い頃からラーメンマンに師事してもらったおかげか、動きもアクロバティックなとこがあると思う
キン肉マンの方はカメハメに弟子入りするまでなかなか花開かんかったからその辺の対比もあるんかなーとは思うが、ゆでだしそこまで考えてはいないなw

200:マロン名無しさん
21/06/12 23:38:13.36 .net
>万太郎の弱腰のために悪党のナイトメアズの人気がうなぎのぼり ニュージェネレーションの評判はガタ落ちだ…
万太郎はすでにDMPに2勝してるのにあんまりじゃね
そして売り子なんてやらされてるガゼルマン・・・結構お人好し?

201:マロン名無しさん
21/06/13 05:24:13.82 .net
言動はともかく別にブサイクって訳でもないしなあ、万太郎
まあサンシャインの周到さを見るにこれも仕込み(いわゆるサクラ)なのかもしれんが

202:マロン名無しさん
21/06/13 07:55:41.83 .net
ニュージェネレーションの苦難はpsに押されて奮わないセガ見てるようでちと心苦しいもんがある

203:マロン名無しさん
21/06/13 11:29:04.66 .net
世の中警察よりヤンキーやゾクの方が若者に人気あるからしゃーない

204:粗筋超人Ⅱ世
21/06/13 19:14:29.85 AYe+AfaD.net
 第22回 痛みを感じぬ闇よりの男!

万太郎VSチェック・メイトが始まり、開幕は大方の予想に反し万太郎が優勢
これにはニュージェネレーションの仲間たちも…ミート君ですら驚きをあらわにしてしまう
おそらくはメチャクチャに仕掛けた技がうまくハマったのであろうが、それでも見事な融合技とミート君も太鼓判
だがいつもと違う、Ⅱ世のこのやる気はなんなのか…困惑するミート君は、一つの答えに至る
そう、キン肉マンⅡ世はここにようやく超人として地球を守るという役目に目覚めたのだ!
・・・という事は当然なく、チェック・メイトを絞り上げながら万太郎は会場の液晶ビジョンに目を向ける
そこには超人人気投票の途中経過が出ており、チェック・メイトを押している姿から万太郎の人気は急上昇
これがやる気の源だとミート君も気づき、頭を抱えるがなんであれ戦う気になったのはいいことだと思うことにしといた
その一方でさっきまでd・M・p一色の会場だったのが、万太郎に乗り換える歓声が出はじめるのにミート君もあきれた声が出るのだった
リング上の闘いに視点を戻すが…万太郎の強烈な締め上げに対し、チェック・メイトは顔色一つ変えない…
するとチェック・メイトは自ら両足の関節を外し、インディアンデスロックから逃れそこから脱出!?
さらに首の力だけで逆立ちし、ショルダーネックブリーカーからも逃れ反撃と共に脱出に成功してしまう…!
その思いもよらぬ脱出方法に万太郎も目を丸くし、サンシャインは拍手を送りながら足の関節を元に戻すようアドバイス
それと共に万太郎にチェック・メイトの性質をこう語る 彼には苦しい、痛い、辛い、そういったネガティブな概念そのものが存在しないのだ!
サンシャインがチェック・メイトに出会ったのは、彼がまだ5歳くらいの頃 
親に捨てられた子供がゴミ箱の残飯をあさっているところを見つけ、その時の印象は薄汚いやせこけた子供だったが
その殺気だったギラツク目を見たサンシャインは、彼はすごい悪魔超人になると直感する
そしてチェック・メイトはサンシャインの指導の元、まずは彼の意識からネガティブな概念を取り去ることから始める
10年間毎日、彼に与えうる限りの艱難辛苦を与え続け…その結果チェック・メイトは痛みや苦しみを全く持たない完全なる悪魔超人と化したのだ…!
痛みや苦しみを持たない超人…万太郎も信じられない思いが浮かぶ
そこにチェック・メイトが再び襲い掛かるが、それを切り返し逆に卍固めへと固めていく!
・・・だが、その卍固めに全身を締め上げられてもチェック・メイトは表情一つ変えない…!
「グオッフォホ 万太郎よ! ギブアップという言葉もネガティブでチェックメイトの辞書にはない!
 ワシがチェック・メイトに授けた戦いの辞書にのっているのは 殺す 叩く 潰す 勝利…凱歌などポジティブな言葉ばかりだ――っ!!」
「そ…そんな 痛いとかギブアップとかの概念がないんじゃあ
 僕がどんな必殺技を出そうと試合を終わらせることはできない… つまり勝つことができない!」
「そうだ おまえにはわたしに叩き潰される道しか残っていないんだ」

205:粗筋超人Ⅱ世
21/06/13 19:14:56.45 AYe+AfaD.net
勝ち筋のまるで見えない相手に戦慄が浮かぶ万太郎に、チェック・メイトはにやりと笑みで返すとともに
卍固めから首を抜き、腰投げでそこから脱出 万太郎の攻撃を寄せ付けないチェックの活躍に、人気投票はまたもチェックへと延びていく
これには万太郎も焦り、人気回復のためにも果敢に攻め立てんとするが… チェックもそろそろ自分の攻撃に移るとしながら
左肩のルークのボタンを押し、チェックの肉体は強固な城壁の如き姿へと変わってしまい
その頑丈な装甲は万太郎のパンチをものともせず、仕掛けた万太郎の方が痛がってしまう
「こ…拳が 拳が痛い~~~」
「イタイ ほほー イタイとはそのことなのですね もっと近くで見せてくださいそのイタイを!
 ほほう イタイとこんなに顔が紅潮し脂汗がでるのか…」
痛みに苦しむ万太郎の姿を、チェックも興味深げに観察 それを振り払いミドルキックで返す万太郎だが
それに対しチェックは自らの胴体を上下に分離させ、キックをよけるとともに合体しその足を挟み込んでしまう!
「ホホー 今度のイタイ表情は青ざめて 呼吸が荒くなっている」
「チェック・メイトよ 万太郎がそんな表情になるのは"死"という最もネガティブなものに少しずつ近づいているからだ」
「そいつはおもしろい… その万太郎の刻々と変わりゆく ネガティブフェイスを楽しむとしよう」
チェックの言葉と共に、万太郎を宙へと放り投げながら再び形態を変化させ、今度はナイトの馬姿へと変わると
宙へ投げ飛ばされる万太郎を追い、自身も宙へと舞い上がると、逆さになった万太郎の足裏に自らのひづめを押し付けリングへと急降下する!
「馬式誉れ落とし――っ!!」
<続く>

206:マロン名無しさん
21/06/13 19:25:59.65 .net
メガトンキング落としの亜流かな

207:マロン名無しさん
21/06/13 19:54:25.49 .net
完璧超人の技だったキング落としの派生なのに指導者は悪魔超人のサンシャインとかちぐはぐやんけ

208:マロン名無しさん
21/06/13 20:09:28.18 .net
アシュラ飯縄落としの方なんだよ
ちょっと形は違うが

209:マロン名無しさん
21/06/13 23:38:00.55 .net
痛みがわからないのは悪魔将軍を思い出した

210:マロン名無しさん
21/06/13 23:38:50.40 .net
>>209
案外サンシャインも意識してそうしたのかも

211:マロン名無しさん
21/06/14 06:33:18.57 .net
チェスをモチーフにしてるところからも、悪魔超人の新しい王様を自分の手で作り出す、みたいな思いもあるのかもしれない

212:マロン名無しさん
21/06/14 09:29:30.59 .net
こいつもどうせアシュラマンやバッファローマン、ザニンジャみたいに悪魔超人裏切るんじゃないか?

213:粗筋超人Ⅱ世
21/06/14 19:40:38.26 cqTZoTkI.net
 第23回 30年の怨念を今、晴らさん!
チェックの大技、馬式誉れ落としが万太郎へと炸裂し観客たちも大歓声をあげる
ガゼルマンの見立てでは、馬状態のチェックは体重も倍加し威力も倍近く高くなっているだろう
そんな体重を空中からリングに浴びせられては万太郎もひとたまりもない、と思われたが…
リングに叩きつけられた万太郎の意識が回復したことにミート君たちも気づく
そこでキッドも万太郎を救ったのは、彼自身の強靭な首にあると見ていた
「代々キン肉マンの王位継承者は強靭な鎧のような筋肉を持っているのが特徴だ!
 もちろんその遺伝子(DNA)は息子の万太郎にも受け継がれていて
 ろくすっぽ練習もしないのに筋肉だけは発達し 中でも大木の如く太く弾力のある首はとりわけすごい
 あの首がチェック・メイトの800kgを利した 誉れ落としの猛攻をしのいだんだ…」
・・・のだが、意識を取り戻したのに起き上がる気配のない万太郎 
ミート君も声を上げる中、人気投票の経過が万太郎ダウンの影響で急降下 カウント8でどうにか立ち上がった
すると万太郎、チェックのチェスピースチェンジを破る方法を思いついたそうで
その言葉に女子たちも黄色い歓声を上げ、万太郎も満足げに笑みを浮かべながらその策を試みる
襲い掛かるチェックに対し、万太郎はグラウンドの関節技に持ち込んで対抗 
だが痛みという感情を持たないチェックには関節技は効果なしだが、万太郎の狙いは別にあった
取り押さえたチェック・メイトの駒の一つを奪い取ると、なんと自らがチェスピースを使用せんとする!?
「これぞボクの考えた チェスピースチェンジ打倒策だ!
 目には目 歯には歯!チェスピースチェンジには…チェスピースチェンジだ!」
奪ったチェスピースを肩に乗せ、ボタンを押すと万太郎の顔が肩のチェスピースと変化してしまう…!
それと共に胴体も強そうな鎧が展開していき、これはなかなかすごい技ができそうと万太郎も期待してしまうが
そう思ったのもつかの間、下半身が本物のチェスの駒の如き土台に変化してしまう 
だがこれもチェックの装備の一つ、何かすごい仕掛けがあるに違いないと、果敢にドロップキックを放とうとするが
チェス盤の一マスを進んだところで着地してしまう そこでキッドはその原因が万太郎が変化した兵士<ポーン>の駒にあると見抜く
「チェスの兵士<ポーン>の駒の役割は王様を守るあらゆる駒の中の一番下っ端の先兵役で
 基本的には日本の将棋の歩兵と同じく 盤上のマス目を縦に一マスずつ地味にしか進めない」
「エエ―ッ ボクが変身したのはその地味な兵士で…だからリング上のマス目をひとつずつしか進めなかったの――っ」

214:粗筋超人Ⅱ世
21/06/14 19:42:22.17 cqTZoTkI.net
やむなく万太郎は元の状態に戻るが、これではもはや万太郎には打つ手がなく…
そしてチェック・メイトもトドメを刺すべく、元の王様<キング>の姿へと戻る
とにかく攻撃を仕掛けて打開せんとする万太郎だが、容易くチェックに捕まりコーナー鉄柱へと投げ飛ばされてしまう
その強烈な投げに額が裂け、悲鳴を上げてのたうち回る万太郎をしげしげと余裕気に見つめるチェックだが
万太郎の痛みに悶えるその様子は、チェックを誘うための芝居!すかさず捉えジャーマンスープレックスを放たんとする
「せっかく攻勢に出ていても弱弱しい超人を見るとつい攻撃の手を休めて説教をしたくなる… そいつがおまえの弱点だ」
「断じてない わたしに痛い苦しい弱点などというネガティブの概念は――っ」
ジャーマンを仕掛ける万太郎に対し、チェック・メイトはルークにチェンジし肉体がレンガの城壁状と化し
急激に重さを増すも、万太郎は構わず強引に技を続行するが…チェックの胴体の一部が本体から外れ、万太郎を押しつぶしてしまう!?
万太郎が動けなくなったところで、分離したチェックの上半身と下半身が倒れる万太郎に強襲!!
強烈なエルボードロップとニードロップの同時攻撃に、万太郎も血反吐を吐いてしまう…!
「わかりましたか?わたしに弱点などないことが…
 わたしが説教をするのはあまりに強すぎ それくらいの余裕があるという事だ」
強すぎるチェック・メイトに実況も驚愕の声を上げ 
そして圧倒的優勢のチェックの姿に師匠サンシャインも笑みを浮かべながら、懐から写真を取り出す
それはかつての悪魔超人の仲間たち一同の集合写真… 笑みと共にサンシャインは、写真に写った仲間たちに語り掛ける
「悪魔将軍…アシュラマン アトランティス スプリングマン ジャンクマン…
 その他大勢の悪魔超人の仲間たちよ 見ているか
 あ… あの時から30年… い…今まさにこの瞬間 わが弟子チェック・メイトが
 悪魔超人軍を壊滅させた張本人 キン肉スグルの息子 万太郎の打倒を果たそうとしている…
 し…新世代悪魔超人軍の旗がこのリングにはためくのはもう少しじゃ…」
<続く>

215:マロン名無しさん
21/06/14 19:51:37.55 .net
なんでMAXマンは弟子にならなかったのか

216:マロン名無しさん
21/06/14 21:05:20.94 .net
なんだか余裕ぶっこいてるしその辺の慢心が…とも思ったけど、今回でその勝ち筋は潰された感があるな
サンシャインが師匠だし悪魔の友情に目覚めさせることができれば隙も生まれそうだが

217:マロン名無しさん
21/06/14 21:43:56.31 .net
ポーンて唯一「成れる」よね?

218:マロン名無しさん
21/06/14 22:05:16.44 .net
>>217
プロモーションか、大ダイで知ったな

219:マロン名無しさん
21/06/14 23:19:10.50 .net
>>218
ヒムヒムー
チェスなんぞ日常でやる事殆どねーやな。嫁さんと少し齧った程度。ポーンが昇格したかは覚えとらんw

220:マロン名無しさん
21/06/15 06:36:16.05 .net
将棋コスチュームで出たのはチェスへの対抗ではなく伏線
つまり将棋に詳しい謎のおっさん、玉王がゲスト出演してチェスピースの弱点、もしくは将棋の戦い方を指南し逆転するフラグと見た

221:粗筋超人Ⅱ世
21/06/15 19:00:31.66 JRQYbEBG.net
 第24回 チェックメイトの反乱!?
チェックメイトの猛攻に成すすべがない万太郎 ダウンした万太郎を余裕の笑みで見下ろすチェック
ミート君もリングを叩いて万太郎に応援を送るが、万太郎は立ち上がる事ができず…
その姿にサンシャインも、悪魔超人30年の怨念が晴らせる瞬間をいまかいまかと待ちわびる笑みが浮かぶ…
するとそこに、サンシャインを呼ぶ何やら不気味な声が会場に響き渡るとともに
会場の液晶ビジョンに映されたのは、d・M・pアジトの残虐超人首領と完璧超人首領の姿であった
どうやら万太郎の血の匂いにひかれて出てきたと見るサンシャイン 
なんでもサンシャインら悪魔超人軍がニュージェネレーション打倒の暁には
d・M・pの実権を悪魔たちが握ることが取り決められているそうで…
そんな話と共にサンシャインは、d・M・p結成当時のことを思い返す
結成当時は3軍団とも平等な集まりだったが、当時の悪魔超人軍は2団体と比べて殆どが正義超人にやられて少人数
残った人員も他の軍団に寝返ったり散り散りのバラバラとなり、残ったのはサンシャインひとり…
そのためd・M・pではサンシャインの意見は通ることが無くなり、訓練場の隅で機材もなくトレーニングをするしかない環境であった
それから20年、ようやくレックス・キング、チェックメイトに代表される若手も入っては来るが組織内での待遇は変わることはなく…
だが彼らがニュージェネレーションを倒せばd・M・p内の悪魔超人軍の地位は逆転し自分たちが実権を握る事ができる
そうなれば残虐超人も完璧超人も、皆が自分たち悪魔超人軍の傘下に入り全盛期以上の新生悪魔超人軍が創れるのだ!!
「そして今わが弟子チェック・メイトが万太郎打倒を果たし 新生・悪魔超人軍結成の夢が実現せんとしているんじゃ」
サンシャインのすさまじい執念…正義超人打倒の願いを30年燃やす続けるその姿には、キッドも脂汗が浮かぶ
だがまだ万太郎を倒したわけではない、ミート君も必死に声を上げて万太郎を立ち上がらせようとするが
もはやボロボロの万太郎は立ち上がろうにも体が言う事を聞かず…そこでミート君のとった手段はこうだ
「Ⅱ世― このまま負けちゃったら全国の女の子からソッポ向かれちゃいますよ!」
「エエ そ…それは一大事~~~」
女の子たちに嫌われることは何よりも恐るべき事態な万太郎は、カウント9で気力を振り絞り立ち上がる!
立ち上がった万太郎はすかさずタックルを仕掛けるが
チェックもたやすく飛び越えるように回避しながら腕ひしぎ十字固めに捕える!
「なぜあなたはこうもたやすくわたしの技をくってしまうのですか?
 サンシャインヘッドは言ってましたよ キン肉万太郎は要注意超人だと…
 しかし実際のあなたはメチャクチャ弱い… お願いだからわたしにもっと闘いを楽しませてください!」

222:粗筋超人Ⅱ世
21/06/15 19:01:23.39 JRQYbEBG.net
チェックの叫びと共に、腕ひしぎに力を込め…会場に鈍い音が響き渡る・・・!!
万太郎の腕の骨をへし折った、その残酷な音に客たちも青ざめてしまい
リング上の万太郎も腕をへし折られた激痛に悲鳴を上げてのたうち回ってしまう…!
もはやチェック・メイトの勝利は確実なものとなり、サンシャインも喜びの声が上がるが
・・・一方のチェック・メイトは万太郎のあまりの歯ごたえのなさに苛立ちの表情がうかぶ…
そしてチェックは再びチェスピースチェンジでルークモードへと変わると、万太郎を空中へと高く放り投げ
空中の万太郎を追うように、胴体を分離させ上半身を勢いよく発射し、空中の万太郎のどてっぱらに突き刺さり
そこからコーナー鉄柱に真っ逆さまに落ち、背中からコーナーへ突き刺さりながら、それを追う下半身と合体!加重で威力がさらに倍加する!!
…もはや白目を剥き、完全にKOされたかのように倒れる万太郎の姿に、会場も静まり返ってしまう
そこにチェックは元の状態に戻りながら、サンシャインに向けてこう語る
「サンシャインヘッド わたしはようやくすべてがわかりましたよ
 30年前 悪魔超人軍が…なぜ滅んでしまったかが…」
「それは何度も言っているようにキン肉スグル率いる 正義超人軍の戦いにより…」
「それだけ聞くといかにも実力派の正義超人に…悪魔超人が敗れたような印象を受ける
 しかしこのキン肉スグルの遺伝子を受け継ぐ万太郎と闘って 私にはわかった… じつは正義超人達は強くなかったと!
 そしてその正義超人を打倒できなかった旧悪魔超人軍は… もっと弱かった!」
そう、吐き捨てるチェック・メイトの言葉に、サンシャインは感涙を止め激昂の叫びをあげるが
チェックは淡々と、サンシャインの流すその涙という、師の教えたネガティブな感情を自ら流す姿に首を傾げる
そんなチェック・メイトにサンシャインの怒りは頂点に達し、リングに上がろうとするが
「向かってくる者は親兄弟 恩師であろうと…容赦するなと教えたのはあなただ!」
向かってくるサンシャインに対し、チェックはその身を蹴り飛ばして返す!!
自らの弟子に蹴り飛ばされるサンシャインの姿に、意識を取り戻した万太郎も気づくのだった
<続く>

223:マロン名無しさん
21/06/15 20:53:32.21 .net
言われてみれば規模が不明な残虐はともかく
キング1000人の弟子が残ってた完璧に比べると
悪魔はそもそも首領の悪魔将軍を筆頭に色々抜けて弱小勢力になってたことは否定できんな
そんな中でも悪魔魂を捨てなかったサンシャインの一途さには頭が上がらないわ
なんか今回チェックが増長しまくってるんでそろそろ痛い目見てほしいな、サンシャインのためにも

224:マロン名無しさん
21/06/15 22:26:29.09 .net
キン肉マン2世て今連載してるの?アシュラマンがラスボスだったアレの続き?

225:マロン名無しさん
21/06/15 22:32:06.59 .net
>>224
>>1見ような

226:マロン名無しさん
21/06/15 22:47:55.92 .net
失礼しました、、

227:マロン名無しさん
21/06/15 23:32:44.09 .net
MAXマンも残虐か完璧の勢力に移っつてたのかな

228:マロン名無しさん
21/06/15 23:44:20.21 .net
サンシャイン正義超人どころか人間に負けたからなw
そりゃ弱い言われても仕方ない

229:マロン名無しさん
21/06/16 00:05:32.00 .net
てか完璧超人トップがキングから変わってるけど、キングどうしたんだろ

230:マロン名無しさん
21/06/16 03:34:21.57 .net
長い年月で砂の量も減っている
俺たちの毛髪のように

231:マロン名無しさん
21/06/16 06:07:40.00 .net
正直なところニュージェネレーションが弱すぎる、という一点においては否定できんよなあ
あっさりやられるシーンが多すぎてまるでその実力に説得力がないのはどうかと思う
負けるにしても、敗けの見せ方というのも大事なんだなー

232:マロン名無しさん
21/06/16 09:29:41.87 .net
>>231
弱っちいニュージェネレーションが敗北を知ることでハングリーさや真剣勝負の醍醐味を得ていくんじゃないか?

233:粗筋超人Ⅱ世
21/06/16 19:20:30.86 2lS0270Z.net
 第25話 怒りの力<パワー>は額の文字に!
師匠のサンシャインに蹴りを放つチェック・メイトの姿に実況も困惑の声をあげる
倒れた万太郎も目を丸くしており…そしてサンシャイン自身、チェックが自らに手を上げるなど信じられない思いであったが
チェックは師の教えを実践してるだけと淡々と返す
向かってくる者は親兄弟、恩師であっても容赦なく叩き潰すというのがサンシャインの教えであり
そして師の教えの元、痛みや苦しみ、涙というネガティブなものを捨て去る訓練の元、師の理想とする超人となったのだが
「しかしわたしにネガティブな感情を捨て去れと言われたあなたが… こんな昔を偲んだ悪魔超人達との写真を手に…
 30年前 正義超人に滅ぼされた恨みつらみをほざいてウジウジと悲しみにくれている
 これこそネガティブな感情の際たるものじゃないのか――っ」
サンシャインの写真を指ではじきながらそう吐き捨て、そんな情けないことだから旧悪魔超人は滅んだのだとする
しかしサンシャインら旧悪魔超人とてただでやられたわけではない 
自分たち以上に正義超人達は強豪たちの集まりで、自分達にとっては本当に誇るべき好敵手<ライバル>だったともする
だがチェックはそれをまるで聞こうとしない、自分に手も足も出ない万太郎の父が強いなどあるはずがないとしながら倒れた万太郎にストンピング攻撃
やられっぱなし、さらに父親すらバカにされるの万太郎の姿には、ミート君も声を上げるが
「な…なんとかしたいんだけど… さっきから体の具合が変なんだ…
 か…体の奥底からカ――ッと熱くなってきて…全身の筋肉がプチプチと弾けるような へ…変な感じだ…」
万太郎のつぶやきと共に…その額に[肉]のマークが浮かび上がる…!
だがそれに気づいたのはキッドのみで、それも一瞬で消えてしまっていたが…
立ち上がれない万太郎に、チェックはさらに踏みつけ攻撃を仕掛けるが
その蹴り脚に自らの両足を絡めてそれを防ぎながら、ヒールホールドで逆襲!
・・・先ほどまで完全なグロッキー状態だったのが、見違えるような素早い動きにキッドも目を丸くしており
ミート君もその豹変ぶりに、Ⅱ世にも父スグルと同じあの力が備わっているのではないかと見るが…

234:粗筋超人Ⅱ世
21/06/16 19:21:32.60 2lS0270Z.net
だが一切の痛みを感じないチェックには、決定打にならず靱帯の千切れるような鈍い音がリングに響きながらも
平然とするチェックの姿には観客たちもいやな汗が混じる 万太郎もまるで効き目のないチェックの姿に弱気になってしまう
それと共に万太郎の体も限界が近い様子で…チェックもその隙を見逃さず、なんと関節技を決められた脚一本で万太郎を持ち上げ場外へと放り投げる!
そこにすかさずラ・ケブラーダで追撃!机の上に横たわる万太郎を強襲する!!
これにより万太郎の乗っていた机が真っ二つに割れてしまう
さらにチェックは場外の万太郎にとどめを刺すべく、血走った笑みを浮かべながら壊れた机に目をつける
割れて尖った机の部分に万太郎の首を当て…ここからエルボードロップを万太郎にぶち込まんとするが…
「やい 超人ならこんな凶器なんて使わず堂々と戦え!」
そこにチェックの蛮行を見てられなくなったひとりの子供が、背中から声を荒げながらチェックを殴りつけるが
そんな子供にチェックは裏拳を浴びせて追い返してしまう! 
超人レスラーが観客に手を上げるその光景には、実況も驚愕の声を上げてしまうが
チェックも平然と、自分たちd・M・pが全世界のものになれば大人も子供も悪行超人に服従するのだとする
…その物言いにはチェックのファンだった観客たちも失望をあらわにしてしまい
そしてサンシャイン自身、復讐のあまりにとんでもない怪物を造ってしまった、と胸の内に後悔が宿る…
それと共に万太郎にとどめを刺さんと、エルボードロップを仕掛けるチェックだが…そこに割って入るのは彼の師匠サンシャイン!?
怒りのチェックがサンシャインにラリアートをぶち込み、壮絶な仲間割れが起きてしまうが…
その光景に、万太郎の体の奥底から再び熱い何かが宿るとともに
復活した万太郎がサンシャインをいたぶるチェックを捕まえ、フロント・ネックチャンスリーでリングへと投げ飛ばす!!
チェックをリングに戻すと共に、万太郎は倒れたサンシャインに歩み寄り助けの手を差し出しながら、チェックに向けて告げる
「チェック・メイト! あんたは容姿も佇まいもカッコいいしギャル人気No.1の資格十分だ
 しかし… 心に愛がなければ 真のスーパーヒーローにはなれないよ」
振り向いた万太郎の額には、うっすらとではあるが確かに[肉]のマークが浮かび上がっていた…!
・・・それと共に、チェックの右足に異変が起こる 
今まで何を食らっても平気だった自身の脚…その膝下あたりがどす黒く膨れ始め、チェックも困惑の声がでてしまうのだった
<続く>

235:マロン名無しさん
21/06/16 20:31:26.81 .net
> しかし… 心に愛がなければ 真のスーパーヒーローにはなれないよ
ここでこのフレーズを出すのはなかなかニクい

236:マロン名無しさん
21/06/16 22:07:18.47 .net
言われてみれば観客に直接手出しをしたやつってのはいなかったっけか
なんでか夢タッグでの地球大逆転で観客が宙をすっ飛ぶシーンはゆで理論と合わせて印象に残ってるがw

237:マロン名無しさん
21/06/16 23:27:19.84 .net
サンシャインが悪魔に全く向いてないよな
それなのに悪魔再興にこだわるという

238:マロン名無しさん
21/06/17 05:27:31.10 .net
>>236
試合中じゃないけど以前スグルが観客に「どけい!」とか言って殴り飛ばして席奪ってたよ。(18巻の四次元殺法コンビとの試合後)

239:マロン名無しさん
21/06/17 06:52:29.11 .net
良くも悪くも一途だよね、サンシャイン
そういう不器用な一途さもサンシャインの魅力ではあるが
写真の思いでに語りかける所とかは正義も悪魔も、仲間を大事にする本質は変わらないと思うわ
肝心のチェックにはそういう仲間への敬意が身に付いて無いから、あんな横柄になったのかも

240:粗筋超人Ⅱ世
21/06/17 19:52:37.88 9tJdAng5.net
 第26回 万太郎コールで痛みを知れ!
突然の変調をきたしたチェック・メイト右足の膝下 
どす黒く膨れ上がった痛々しい様子のその足に、万太郎たちも目を丸くし…
おそらくあの脚の様子は、膝蓋骨の骨折によるものと見るキッドとガゼルマン
万太郎の執拗な膝への攻撃が、ついに目に見えるダメージになって現れたのだとする二人だが
それに声を荒げるのはチェック・メイト 自分は痛みや苦しみなどのネガティブな感情は一切持たない極限の超人
そんな自分が普通の超人のようにケガをしたりするはずがない これは新しい筋肉がついてるだけだとするが
チェックの言葉に反し、右足がいう事を聞かず、ついには尻もちをつき倒れてしまう…!
自らの体の異変に、チェック・メイトも必死な様子でサンシャインに向け問いただすが…
「サンシャインヘッド!
 あ…あなたはわたしを極限の痛み 苦しみ 辛さにも耐える不死身の超人に育ててくれたんですよね――っ!
 ならば右足の骨が折れたり 靱帯が断裂したりするわけがないですよね――っ!?」
「チェック・メイトよ ワシは10年間考えられるあらゆる地獄の艱難辛苦をおまえに与え続けて極限の肉体に改造したが……
 しかし長年の特訓によって感覚的な痛みや苦しさに耐えられるようになっただけにすぎず…
 おまえ自身の肉体内部の器官は…普通の超人と同じじゃ――っ
 じゃからいくら痛みを感じないからと 見世物的に相手の技を受け続ければ骨も折れるし腱切れる…」
サンシャインの答えにチェックも驚愕にその目を見開く・・・と思った次の瞬間には、微かな笑みと共に
自分はもうサンシャインには計り知れないほどの超人になっていると言い放ちながら、壊れた右膝で立ち上がって見せる…!
それを止めようとするサンシャインだが、チェックは聞く耳を持たず… その姿に万太郎も表情を険しくさせ、静かにチェックへと向かっていく
「サンシャインら悪魔超人を侮辱することは… ひいては好敵手<ライバル>であった…ボクの父上を侮辱することでもある!」
「ホホ~~泣き虫痛がり超人がカッコつけちゃって~~ もっと痛い目に遭いたいのか」
「たしかにボクは痛がり超人かもしれない… しかし…
 痛みを知らない事よりも あらゆる技の痛み… 人の心の痛みをわかる事の方が超人として大切だと思う!」
万太郎の言葉と共に、勇ましくリングへと上がりチェック・メイトに攻撃を仕掛けるが
それに対しチェックも対抗すべく、チェスピースチェンジの究極系を見せつけんとする
            グランドスラム
「チェスピースチェンジ 王様・馬・城――ッ!!」
ナイトとルークのボタンを一度に押し、チェックの体は四つ足の堅牢な城塞と化す…!!
「王様<キング>の明晰な頭脳 馬<ナイト>の体のしなやかさ 城<ルーク>の体の頑丈さ
 この三つを合体させたものがグランドスラムだ――っ!!」


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