19/01/03 13:57:37.19 .net
「ただいまー」
「お帰り、蘭姉ちゃん」
「おう、お帰り」小五郎とコナンが迎えた。
その日の夜、ご飯を食べた頃突然の停電が起こり、遠くでサイレンも聞こえた。
「どうしたのかな」
「なかなか復旧しないね。」
「ちくしょー、ヨーコちゃんがテレビに出てるっていうのに見られねえじゃないか」
数時間で停電は解消されたが 翌日の朝蘭の元に電力会社の人間がやってきた。
「毛利蘭さんですね。これを」
請求書だった。損壊した電柱の代わりの分の材料費、経費、人件費に損害賠償でかなりの金額である。
「何なんですか。この請求書。」
「貴方が壊した電柱です。請求は当たり前です。」
「わ、私は電柱なんて壊してません」
「では、これを。」
見せられたのは蘭が電柱を殴る処を写した写真。そしてその電柱が突然倒れていき、倒れた先に建つ一軒の家を押しつぶす様子が写された写真もあった。町中に設置された監視カメラのものらしく、日付と時間が表示されていてそれは昨日の夕方だった。
「確かに私が殴った電柱みたいですけど、電柱が古かったんじゃ。」
「数日前に交換したばかりのものです。新品同様ですよ。そうそうその交換した分も貴方がひびをいれてますよね。その分の請求書もです。支払いをお願いしますね。それに電柱が押しつぶした家の住人の通報で警察が来ますよ」