20/07/09 03:41:10.17 nKpY8XdZ0.net
仗世文が死ぬ前に幸せのイメージについて吉良に語りかけた場面で
自分はもともと存在してなかったとかホリーのために喜んで犠牲になるっていうセリフは
定助の感情とほぼ一致してると思うけど、この存在してない人間っていうのは岩人間も同じだから
肉体的に人間社会から切り離された岩人間と、ネグレクトを経て精神的に疎外された仗世文は重なってる
ここら辺はセットだね
仗世文の人生を変えたのは実母とホリーという二人の母親だけど吉良も同じで
4部吉良は母親の虐待によるトラウマで殺人鬼になったが8部はホリーだからそうならなかった
常敏とノリスケが信じる正しい道が分かれたのは、それぞれの母親の選択に起因していると言えるし
康穂もまた両親の離婚、同居する母親との不和から寄る辺なさを抱いている
7部でも最終的に遺体を産み落とす女神の存在がキーになっていたが
8部ではより人間的な母性とか愛情の有無がキャラクター形成に大きく関与してて、岩人間も含めてそれなりに統一感あると思うよ
岩人間に女性はいなくて、ロカカカは人間の女性に岩人間の子供を妊娠させるのに使ってたが
着床率が低過ぎて岩人間の数がどんどん減っていて、院長派がどげんかせんといかんと研究してた感じだと思うんだけど
多分そこら辺の説明はしないと思う。だけど宝石の赤ちゃんとジョニィの死を絡めて透龍についてはちゃんと筋の通った説明をして欲しいね
記憶の男は忘れてもいい