17/12/15 06:46:05.69 p3ORQsNA0.net
金剛先生が「祈りの為に作られた破壊装置」って思えばどこかおかしいような
だって最後の人間の為に作られ、最後の人間に祈るためにいるのなら
先生が祈れば無に帰るのだから、そんな高出力の破壊機能ははっきり言って必要ない
人間の死に立ち会えないのを防ぐ為、壊れないよう頑丈にロンズデーライトで作るのとは訳が違う
王子はソレを「自分達を成仏させる為に搭載された」と解釈しているけれど
それはどうにも虫のいい思い込みに過ぎない気が
だって普通「祈りを機械任せにしてもいい、弔った人にお経をあげるのがスピーカーで録音流すだけでいい」って言われても
相手のことを思っていたら、それが無意味な感傷に過ぎなくとも「自分の手でやりたい」って思うのが人情でしょう
月人を本当に成仏させたいんだったら、金剛先生を創れる余裕がある段階で、既に人間が自分で祈っている
現在そうでない上に、王子曰く「思いやりのない」のが人間なら、月人の分解に使える”機能”があろうと、その”用途”は考慮していない可能性が高い
ここで仮説が二つ
『金剛先生はあくまで「祈りの為の道具」で、「強力な破壊装置」と言うの自体が月人の嘘、もしくは勘違い』
というケース
もう一つが
『金剛先生は「祈りの為の道具」だが、あくまで「最後の人間の為”だけ”の道具」であって、そもそも月人の事なんて眼中にない』
というケース
前者は「祈りで済むなら祈りで済ます」という効率的なもので
後者は「祈りたいのなら自分で祈る」という心情的なものだけれど、どっちが妥当だろう？