16/02/17 09:58:04.03 6WS494bv.net
>>76
結構な量の翻訳や海外RPG紹介、マスターリング講座まではともかく
「コラム」に入ってからはそういうのが凄く前面に出てきていますね。
私見ですが、実際問題として馬場氏は本人いわゆる「キャラクタープレイ偏重」の当時のRPG業界が大嫌いではあっても
RPGとそれに先行するテーブルゲーム全般は(あの大仕事をタダでこなすほど)大好きであったために
馬場秀和ライブラリに掲載されている記事はRPGへの愛と当時ゲーマーへのヘイトがかなり激しく混在していると思います。
いかに真面目に書いているページであってもヘイト成分がゼロというのは滅多にない、
また「論述としてよく出来ている」のと「主張が受け容れやすい(ヘイトでない)」のは完全に別問題なのが難ですが、
ごく大雑把に「愛と憎しみのどっちが勝っているか」と「デキがいいのか悪いのか」で4分割すると
パターン1.愛が勝っており出来も良い
マスターリング講座 「初心者のためのRPG入門」 「第1章システム選択」 「第3章セッション・ハンドリング」(←これは傑作)
馬場コラム#1 「ポイント制シナリオ」 「“ライヤーズダイス”とゲームデザイナーの介入」
など
パターン2.憎しみが勝っており出来が良い
馬場コラム#1 『RPG世代論 -あるいは盛年の主張-』 『キャラクタープレイ -あるいは傷つきやすい人々-』
『パワープレイ -あるいはシークレットドアを探して-』
おそらく、馬場論への「反論」の際に参照するにはこの初期3本だけを対象にしておけば十分かと思います。
ただし、結論の是非はともかく論理の展開の仕方としては個人的には非常に出来の良い部類だと思いました。特に最初の奴は。