24/12/19 22:13:43.60 S2+snqxg.net
>>174 続き
WRCラリーチャレンジプログラムのオーディションが始まった2021年、若いドライバーを育成するのが目的ながら、 TOYOTA GAZOO Racingに聞いたら「どうぞ」というので2021年のオーディションに申し込んだ。
しかし! 新型コロナのため実技試験は行われず、実績優先で選抜された。私は「高齢なので伸び代はない」ということなんだろう。そらそうだ。泣きの落選です。
どうせ落とされるなら実技試験を受けたい、ということで2023年も応募すると、受験時点で25歳という年齢制限が掛かっちゃいました。しかし、そこをなんとか! と粘ると「試験だけなら受けていいですよ」。となれば受けるしかあるまい、とオーディションに臨む。
隣には試験官が座り、設定されたコースでタイムアタックするという内容。私の試験官は2008年のラリージャパンで優勝したミッコ・ヒルボネンさんじゃありませんか!
■WRC優勝15回のミッコさんとタイムアタック!
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当日はヘビーウェットでシビアなドライビングテクニックが求められた
タイムは一次選抜合格基準の3番手。ヒルボネンさんも「いいね!」。いい気分のままWRCジャパンに出場したら、期待していた以上のリザルト(19位完走)を得た。そして2024年のオーディションです。今回は「受けるならどうぞ」。
ありがたいことにワイルドカード扱いしてくれた。ジジイ枠のため試験走行はオーディション終了後。それまではダイヤモンド鉱石の皆さんに話を聞く。するとどうよ! もう経歴はさまざま。
大学の自動車部でジムカーナやダートラをやっている人もいれば、ゴーカートすら乗ったことのない人もいる。なんと2024年は100人(上限)がエントリーしたそうな。門を広く開いたオーディションですね。これだけ候補者がいれば、金の卵だっていると思う。
実際、今年はレベルが高いドライバーもいる。走りを見ていて「この人は才能あるね!」。昨年最終選考まで残ったけれど残念賞だった人も上手。いずれもフィンランドでの最終選考に進んだ。
おっと私でした。今年も試験官はヒルボネンさん。クルマは昨年同様1.5ℓNAのGRヤリスRS(CVT)です。昨年以上に気合いを入れてトライしたら、攻めすぎてアンダー出して沈没! ヒルボネンさんに「泣きのもう一回」を頼んだら「いいですよ」というので再アタックしたら、これまた攻めすぎて沈没!
お願いしてお手本を見せて貰うと、上手過ぎる! 無駄なし! 神業ですよ。ウェットで4秒もちぎられてしまいました。WRCで15回も優勝したんだから当然か。ラリーファンとしちゃ死んでもいいくらいの幸せでした。
続く