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「ホンダしか日産は救えない」 でもホンダは[日産の大きな荷物]をどう扱う? 日産とホンダ統合協議を読み解く
2024年12月18日 / ビジネス
https://bestcarweb.jp/news/business/1069942
https://news.yahoo.co.jp/articles/581b7494eb68ea1057524127aa0751139e6d01eb/comments
日産とホンダが経営統合へ向けて協議に入ると一部報道が入った。日産とホンダが傘下に入る持ち株会社を設立し、経営資本を集中するという。経営統合となれば販売台数規模は世界3位になるが、肝心なところは業績がどう上向くか。現状の2社がたとえ経営統合したところで、どのように舵を取るのか? 速報から一歩踏み込んでお届けしよう。
文:国沢光宏
■「日産の大きな荷物」をホンダはどうするのか?
「ホンダが日産を傘下に置くのでは」という記事を私のWebで2024年8月20日に書いている(国沢氏の記事)。
(日産がホンダの子会社になるというウワサが出てきた。今のままだとそうなると考えていい 2024年8月20日 https://kunisawa.net/?p=69860)
その時点で日産の発行株式の51%を買おうとすれば約8550億円。株価下がった今なら約6250億円となる。ホンダの時価総額は6兆7800億円なので、会社の価値としちゃ10分の1。
十分可能だと思う。そんなことから「ホンダが日産を買うかもしれない」という内容になった。実際、日産を救えるの、ホンダくらいしかない。 10月16日にも「ホンダが日産を買う」という記事を書いた(国沢氏の記事)。
(日産、社員の多くが「このままだとホンダ傘下になりそうです。外国人は全て辞めてもらいたいです」 2024年10月16日 https://kunisawa.net/?p=70877)
この時は、ホンダの社内留保が10兆円あることも紹介。日産を立て直すには今後最短で3年程度5000億円規模の投資が必要ながら、ホンダであれば何とかなる。すでにホンダや日産の社員の間でもこの件は話に出る状況になっていた。
ただ日産には大きな大きな荷物がある。一般メディアなら「日産の闇」と書くような内容です。何か? 3つあると思う。一つは改革の障壁。今の日産を変えようとすれば当然ながら経営陣の刷新が必要。なかでも高給取りの皆さんにお引き取りいただくしかない。
けれどどうやら様々な契約などあり、追い出せないようなのだ。だからこそ財務をガタガタにした張本人が中国担当になったり、アメリカを失敗させた人を日産全体の財務担当にしたりするなど、理解出来ない起用になる。 二つ目は投資ファンドの存在。いわゆる「物言う株主」と言われる投資家だ。
続く