23/11/06 17:17:40.51 LNtAB9HC.net
>>20 続き
エンジン車をベースに作った電気自動車は過渡期なんだと思う。EX30の運転席に座ると、過渡期の電気自動車と違い、ドライビングポジジョンが自然。腰高感もなし!
さらにインパネもガソリン車と異なり、12.3インチの縦長液晶がセンターにあるだけ。ドアミラーの調整まで液晶画面で行う。物理スイッチに慣れていると少し戸惑うかもしれないけれど、電気自動車はエンジン車より多機能だ。
ハンドルの重さなど車体関係や、回生量に代表される電気系、運転アシストを行うADASまで調整可能。スマホのような階層ディレクトリを使わないと、スイッチが山ほどある航空機のコックピットのようになってしまう。最初からすべて覚えることなど難しいので、必要な操作からマスターしていけばいい。
ということでインテリアの「景色」すらエンジン車と違う。
■走り出した瞬間から「ボルボ」だった!
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筆者によれば、ハンドルを切った際の挙動やADASの制御などEVになってもしっかりとボルボの味わいがあったという
ところが、Dレンジをセレクトして走り出すと、興味深いことにボルボである。電気自動車というと無味乾燥で個性もなくなってしまうかと思いきや、ハンドルを切った時の挙動やADASの制御、乗り心地、インテリアから感じるクルマのイメージなど、しっかりボルボの味わいがあります。
考えてみたら中国の電気自動車ってルーツを持たない。なので、乗ると無味乾燥なんだと思う。ボルボのように長い間クルマを作ってきたメーカーは、数値で表せないような味を持っているのかもしれない。優れた人工頭脳と人間の差といえば大ゲサか?
ちなみに自動車メーカーが作っている電気自動車のすべてに味があるかとなれば「いいえ」だ。過渡期の電気自動車は、どこも作るだけで精一杯なんだろう。電気自動車専用プラットフォームになって個性が出てくる?
■価格も欧州勢EVのSUVとしては割安か?
ということでEX30、走り出せばボルボです。安心感もボルボそのもの。巡航している時も、クルマを楽しもうとアクセル踏んだ時の挙動もボルボ。
そりゃそうです。テストドライバーがボルボの人だし、ADASに代表される安全性を担当しているのもボルボの人。これがブランド力の面白さなのかもしれません。気がつくと電気自動車とかエンジン車とか考えなくなっていた。
何より素晴らしいのが価格設定。最初に日本に入ってくるのは、69kWhの三元系リチウムイオン電池を搭載する航続距離480km(欧州暫定値)の後輪駆動モデルで、559万円である。欧州勢の電気自動車として考えたらリーズナブル。
2024年には100万km走っても大きな性能低下のない長寿命のリン酸鉄リチウム電池搭載モデルも魅力的な価格で追加されるという。
10年/20万km単位で考えれば性能低下を避けられない三元系リチウムイオン電池搭載モデルはサブスク用。購入するなら20年/100万km程度使えるリン酸鉄リチウムということになるんだと思う。
続く