23/09/26 10:56:11.27 yPWbVrzM.net
>>128 続き
■最大の課題である燃費をどうするのか?
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MX-30ロータリーEVの最大の課題は燃費性能だと筆者は指摘。燃焼室は独特の形状をしている
最大の課題は燃費。ロータリーエンジンって燃焼室の形状が悪い。理想は球形なのだけれど、イラストを見ていただければわかるとおり、妙なカタチをしている。特に両サイドは混合気が届きにくく、燃えにくい。
排気ガス対策をすることすら難しく。当然ながら熱効率の追求は困難。実際、MX-30ロータリーEVのハイブリッド燃費(e-POWERと同じくエンジンを使って走るシリーズハイブリッド)は悪い。
カタログデータを見るとハイブリッドモードだと15.4km/L。ほぼ同じ車重となるセレナe-POWERの20.6km/Lに遠く及ばない。前述のとおり、ハイブリッドモードは日産e-POWERと同じシリーズハイブリッド。
なんで燃費が違うかとなれば、エンジンの熱効率が悪いからだ。参考までに書いておくとセレナだってノアと比べたら燃費悪い。ノア、23.4km/Lです。30%も悪い!
ただ、PHEVの場合、大半は電気で走ると思う。RAV4 PHVやプリウスPHEV、アウトランダーPHEVに乗っている知人に話を聞くと、半年くらいガソリンを補給していない人もいるほど。平均して2カ月に1度くらいだったりする。
■エンジンを事前撮影会でかけさせなかった理由は3つあり
となれば、燃費の悪さはそれほど決定的な弱点にならないかもしれない。いずれにしろジックリ乗ってみてから評価したいと思っています。
興味深いことにMX-30ロータリーEVの事前撮影会ではエンジンをかけさせてくれなかったそうな。想像される理由は3つ。
ひとつはエンジンのかけ止め時に出る「揺れ」。2ローターでもかけ止め時に「ゆらっ」とする。排気量の大きい1ローターだとさらに揺れやすいと思う。モーター制御である程度はコントロールできるだろうが、けっこう難しいんじゃなかろうか。
ふたつ目は排気ガス。冷間時の始動で匂いを出さないようにするのは、相当難しいと思う。1ローターだと触媒の活性化が難しい。電熱ヒーターなどを使っている可能性大。それでも始動直後はハードル高い。マツダの技術力は高いためなんとかする?
最後の3つ目が音。シングルローターだと案外ロータリーらしい音を出すと思う。この3つのどれかに未達成項目があると私は予想してます。
■なぜMX-30にロータリーを搭載したのか?
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なぜマツダがMX-30にロータリーを搭載したのか、筆者は疑問を投げかけているのだが……
それより大きな問題はMX-30に搭載したこと。MX-30の兄弟車であるCX-30や、ひと回り大きくなるが共通性の高いプラットフォームを使っているCX-5あたりに搭載し、魅力的な価格設定とすれば案外売れるかもしれない。
なぜ、超不人気のMX-30に搭載してきたのかが最も大きなナゾだったりします。もしかするとロータリーEVはMX-30で最後になるということか?