22/03/06 17:44:06.41 lomzbd/I.net
>>601 続き
トヨタのように燃費のいいハイブリッドをたくさん持っているメーカーはCAF?2021年
規制で求められる走行1kmあたり二酸化炭素排出量95g(おおよそ24km/L)クリアも容易。
しかし、マツダのような電動化に遅れを取ったメーカーにとって厳しい。1g増えるごとに
1万2000円の罰則金を取られるため、車両価格に上乗せしなければならない。価格競争力
を失うワケ。
■CAF?をクリアできるマツダのパワーユニットはPHVだけ?
違う観点で見ると、ラージ商品群でCAF?2021をクリアできるパワーユニットは、PHV
だけしかないということになる。当然ながら欧州での頒価も高額。日本だとあまり知られ
ていないことながら、欧州って同じボディサイズであっても、アウディやBMWを買う層と、
オペルやフォードなどを買う層は違う。マツダというメーカー、どちらかといえば後者と
同じブランドイメージです。
そこにBMWやメルセデスに近い価格帯のクルマを出すというのだから、ハードルの高い
ビジネスになることは間違いない。エルメスやヴィトンのバッグに、エルメスやヴィトン
のクォリティを目指して開発した日本製のバッグで勝負をしようということ。
しかもマツダ、予算不足でブランド作りをまったくしてこなかった。お金に余裕のない
高級ブランドって、その時点で厳しいと私は思う。
もちろんモータースポーツで勝ちまくっているとか、燃費のいいクルマをたくさん出し
ているなど文化&文明的な魅力あれば別ながら、ラージ商品群の武器を見ると、後輪駆動
ということくらいしか考えられない。
もっと言えば、欧州市場はカンパニーカー制度。日本で言えば住宅手当のようなもので、
会社から支給される。ここにきてカンパニーカーは電気自動車がメインです。