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パイオニア、上場廃止へ
香港ファンドが買収 15%人員削減も
経営再建中のパイオニアは7日、香港拠点の投資ファンド、ベアリング・プライベート・エクイティ・アジアの傘下に入ると発表した。
ベアリングが総額1020億円を投じて買収する。パイオニアはベアリングの完全子会社となり、上場廃止になる。
外資ファンドの傘下で再生を目指す。
パイオニアが2019年1月25日に開く臨時株主総会で正式に決める。
ベアリングは第三者割当増資と債務の株式化(デット・エクイティ・スワップ、DES)で770億円を出資。
既存株主からも約250億円で株式を買い取る。買い取り額は1株あたり66.1円と7日終値(88円)よりも25%安い。
18年3月末時点で連結で約1万7000人いる従業員のうち約15%の人員を削減する。経営陣も刷新する。
森谷浩一社長と社外取締役2名を除く現在の取締役は辞任し、ベアリングから取締役を招く。
パイオニアは9月にベアリングの支援を仰ぐことで基本合意していたが、出資には至っていなかった。
パイオニアが手がけるカーナビゲーションシステムなど車載機器の事業環境は厳しい。
スマートフォン(スマホ)の普及でパイオニアにとっての稼ぎ頭である「市販品」は需要が縮小し、単価の下落にも直面している。
自動車メーカー向けのカーナビの開発費の負担も増え、18年4~9月期連結決算は99億円の最終赤字だった。
前年同期に比べ赤字幅が72億円拡大した。
主力事業のカーエレ事業は19年3月期に55億円の営業赤字となると見込む。
連結全体でも50億円の営業赤字の見通しとなるなど経営危機を招いていた。
2018/12/7 16:30
日本経済新聞