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2016年8月23日
電気自動車(EV)関連ビジネスの明暗クッキリ!話題の「MIT電池」は新時代を築けるか
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・破産の理由は「利用者が伸びなかった」
沖縄県で高速道路やコンビニなど22カ所に急速充電ネットワークを構築していた会社が
破綻した。負債総額は5千億円で資本金の6千億円を下回っているため「もはやこれまで。
続けていても借金を作るだけ」と判断したのだろう。
こうなることはハッキリ解っていた。急速充電ビジネス、全く儲からないですから。
破産の理由を簡単に言えば「利用者が伸びなかった」ということに尽きる。もちろん既存の
急速充電器を設置する際は様々な補助を受けていただろうから、実質的な損害はなかった
かもしれない。けれど「今後の見込み全く無し」と見切ったワケです。
政府の熱意が薄くなった途端、電気自動車インフラは終わるという証明だと考える。
・充電インフラが減るとEVの将来は?
考えて頂きたい。電気自動車1台充電して500円。このウチ、電気代を除く利益は300円くらい。
毎日10台充電しても一ヶ月に9万円の売り上げ。
一方、電気料金は基本料金だけで8万円。現状だと1日5台程度だという。
ビジネスモデルとして成立しない。沖縄以外の地域も、様々な場所にある急速充電器が
無くなっていくと思われる。
では電気自動車に将来は無いのか?
そんなことない。ここ数日、米マサチューセッツ工科大学(MIT)関連のベンチャー企業によって
開発された新しい世代のリチウム電池「MIT電池」が話題になっている。
・現在の電池より圧倒的に軽く作れるMIT電池
新しい技術はリチウムを金属という形態で使う。したがって「リチウム・イオン電池」じゃなく
「リチウム金属電池」です。現在の電池より圧倒的に軽く作れるそうな。
ちなみに日産リーフの最新型30kWhリチウム電池は、1kgあたりの容量おおよそ180wh。
第2世代と呼ばれている2~3年後に実用化されるリチウム電池は250wh/kgを実現している
と言われており、こいつを使えば現在のリーフと同じ重量の電池で3割増しの搭載が可能。
実用航続距離にして300kmも見えてくる。
今の開発スケジュールのままでも、2年後に航続距離300kmの電気自動車が出てくる
ということである。
・ホンモノの「電気自動車の時代」へ
しかし!「MIT電池」、そんなレベルではない!下を見て今の2.5倍を実現出来るのだという。
この電池が実用化されると、リーフと同じ電池重量を積めば実用航続距離450km。
電池重量を半分以下にしたって現在の30kWhタイプと同じ航続距離をキープ出来てしまう。
もはや電気自動車のイメージが変わる。
量産した場合、電池の価格=原材料の価格に近づくため、電池価格だって大幅に下がっていく。
するとホンモノの「電気自動車の時代」になるだろう。
新しい世代の電池までどうやって繋ぐかが一番の課題になってきた。