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愛媛県は19日、「瀬戸内しまなみ海道」のサイクリングロード(延長約70キロ、
愛媛・今治市~広島・尾道市)に、大量の画びょうがばらまかれていたと発表した。
けが人はいないが、自転車計31台がパンク被害を受けた。
県は利用者に注意を呼びかけるとともにパトロールを強化。県警も事実確認を進めている。
サイクリングロードを管理する県今治土木事務所によると、18日午後3時半以降、
今治市の自転車レンタル店2店にパンク被害の情報が相次いで寄せられた。
土木事務所の職員が19日、現地で調査した結果、
今治市の来島海峡大橋―大三島橋間(約30キロ)の
計5か所で画びょうがばらまかれていた。針が上を向いた状態で地面に固定するためか、
画びょうの頭の部分には、いずれも液状の粘着剤のようなものが付着していた。
しまなみ海道は瀬戸内海の6島を7本の橋で結ぶ。サイクリングロードは
日本初の海峡を横断する自転車道で「サイクリストの聖地」と呼ばれ、
昨年の利用者数は約33・2万人に上る。
来島海峡大橋のそばにあるサイクリングターミナル「サンライズ糸山」では、
レンタル用自転車18台がパンク被害を受けた。川原賢二支配人は
「サイクリングブームに水を差す行為で悪質にもほどがある。許せない」と憤っていた。
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