18/05/06 13:28:19.32 dzLgJHuj.net
大股開きで純白の和式便器に跨り、身体を震わす彼女……名を、斎木摩耶と言う。
さっきまで、ゼミ室で糞石の論文を書いていた女子学生である。
突如やってきた、急激な便意を隠して廊下を早歩き、やっと人の少ない建物はずれのトイレにたどり着いて……間一髪、彼女は間に合った。
後輩の前で額を押さえたのは、彼女なりの精一杯のカモフラージュだ。
むりゅっ…! むちゅ…むりゅっ…! ぶっ!!
「ふっ、はっ…! ふっ…! …はっ、はあぁ……!!」
補助てすりを力いっぱい握り締め、呼吸を整え、彼女はなんとか意識を正常に保とうと努力していた。
何故か。
あまりに、うんこが大きいから。
自分の直腸から産まれる、排泄するその大便があまりに巨大で……ぎちぎちに拡がった肛門で感じる刺激が、彼女の脳を焦がす。
その大きさと言ったら、ただ「便秘続きでおなかに溜まっていた」というレベルではない。
長い黒髪を振り乱しながら、脈打つように次々と彼女が排出する大便は、「うんこ」と一言で言うには、あまりに常識はずれのサイズだった。
その便の直径……平均でおよそ5センチ。
瞬間最大ならば7センチは行くだろうか。最大径のうんこが通過する度に、今以上の大きな声を上げそうになる。
彼女はそれを必死に我慢する。
そして、トイレに飛び込んでからここまで、彼女の排便した便の長さは……不明。
「平均」とか「瞬間最大ならば」と言うのは、まるで趣味の悪いループ動画のように、彼女のうんこが肛門から溢れ続けて止まらないからだ。
人類の常識から考えて、ありえない位の。
もう排便を開始してから、一分以上経っている。だが、腸内の便が尽きる様子は無い。
(あ、ああ…! も、もう……! これ、またうんちの量増えたんじゃないの……!?)
もりもりと音を立てて、醜悪な排泄物が彼女の肛門から産まれ続ける。
一体、何リットル出した?
こんな身体になってしまって、もうどのくらい経ったっけ?
ついこの間までの―慢性的な便秘で悩んでいた、過去の日々は一体なんだったのか。
彼女の瞳に小さな涙も浮かぶ。