受験生の最悪な朝at BE
受験生の最悪な朝 - 暇つぶし2ch2:のん
20/12/16 10:26:48.78 x7oiDaCx.net BE:263569463-2BP(1000)
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まず電車に乗っている時に唐突に痛くなった。
だが満員電車のため座ることも出来ず、ひたすらに痛みに耐えた、そうすることによって意識が遠のいていった。
「電車を降りたら、真っ先にトイレに行こう、遅刻しても仕方ない」そう思った 。
しかし、本当の地獄の始まりはここからだった

3:名無しさん@ログイン中
20/12/16 13:55:32.91 wxOOBj5J.net BE:137814189-2BP(1000)
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俺もそういうこと昔あった覚えある。
電車の中で寒すぎてお腹冷やしてうずくまりそうになった

4:名無しさん@ログイン中
20/12/16 22:12:46.74 x7oiDaCx.net BE:263569463-2BP(1000)
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駅に着いた。
積雪のせいか、駅の構内はかなり混んでいた。
案の定女子トイレは長蛇の列ができていた。
私の中の藤原竜也が
「どうしてだよぉぉおおおお!!、!!!!!」と叫び声を上げ暴れ回っている。
お腹の調子もまた、まるで藤原竜也が暴れ回っているような具合だった。
もう、バスに乗って学校に着いてから猛ダッシュでトイレに駆け込むしかない、、、
私はバス停に行くことにした。

5:名無しさん@ログイン中
20/12/16 22:23:28.99 x7oiDaCx.net BE:263569463-2BP(1000)
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バス停では遅刻確定な時間のはずなのに、思ったよりも学生がいた。
ほとんど私と同じ3年生で、この時期に遅刻したとしても大学に内申が行かないため、バスの中ではみんな受験勉強の疲れからか、私のお腹の状態など梅雨知らず、気持ちよさそうにすやすやと眠っていた。
私はというと、バス停での待ち時間でさらに追い打ちをかけられ、青ざめた顔で意識が朦朧としながらもおしりの穴だけはきっちりと締めていた。
そして
「ここまでして、高校に行く意味とはなんなのだろうか、、、」
とても馬鹿らしくなってきたのだ。
気づいた時には母にSOSのLINEを送っていた。
母からは
「結局休むの?休まないの?何が言いたいの?」とのLINEが来たが、激痛の大波が来ていた私は「死にそう」としか打つことが出来なかった。
「トイレを我慢せずに、出してしまえばこの痛みは無くなるはずだ。そんな一瞬で解決することで休んでもいいのか、、、」
今思えば謎だが、何故か真面目な考えが私を支配していた。

6:名無しさん@ログイン中
20/12/16 22:32:00.19 x7oiDaCx.net BE:263569463-2BP(1000)
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バスはようやく高校につこうとしていた。
しかし、そこで私は目を疑う光景を見る。
三年生の玄関に長蛇の列ができていたのだ。
終わった、、、
その瞬間全てを悟った。
私の高校は遅刻確定時刻に到着すると、体育教師が玄関に立っていて、そこから説教が始まる。
そして、遅刻シートという訳の分からない紙に学年、クラス、番号、遅刻した理由を書かなければならないのだ。
しかし、馬鹿なのか、その紙は個人に配られるわけでなく、皆共同で使う。
そのため、長蛇の列が出来ていたのだ。
私がここで列をかき分けて、体育教師に
「すいません!本当に間に合わないのでトイレを先に行かせてもらってもいいでしょうか?!」
などと言えるわけが無い。
私は一応だが、女は捨てていない。
「あんなに必死こいて、あの人かなりうんこ漏れそうなのかな、、、」
などと学年の方々に心配されるのも嫌だ。
そして私は決断した。
あの列に並んで、寒空の中、雪の上にうんこ漏らして、うん子などとあだ名がつくくらいなら、休んだ方がマシだと、、、

7:名無しさん@ログイン中
20/12/16 22:46:41.89 x7oiDaCx.net BE:263569463-2BP(1000)
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そうと決まれば、私は即座に高校と逆方向を歩き出し、母親に電話をかけた。
迎えに来てくれることになった。
「良かった、、、やっと解放される、、、」
そう思ったのもつかの間、私はさらに残酷な現実を目の当たりにすることになる。

家から高校は車でも早くて、30分くらいはかかる。その間、どこか高校付近の適当な店でトイレを借りてしまおうと思った。
しかし、時刻は8時30分。
大体の店が9時から始まる現実に気付かされた。
たたが30分だろう。そう思われては困る。
さっき我慢してた時間も合計すれば
私は計1時間半もお腹の中で暴れ回る藤原竜也を封じ込めているのだ。
いよいよ、私は本当に泣きそうになった。
母を待っている間、わたしはおしりの穴をまた、締めながら、開店前のスーパの入口で寒さに震えていた。
ほとんど泣いていたと思う。
ああ、こんなはずじゃなかった、、、

その時、呑気に歌うホームレスが横切った。
なんだか、そのホームレスでさえも私は羨ましくなってしまった。

開店と同時に私はトイレに駆け込んだ。
案の定、かなりの水状態だった。
スーパのトイレの鏡で見た私の顔は、青白いと言うよりも、白緑っぽかった。
トイレを出たタイミングで母親が到着した。

とりあえず、
私はたとえ、ババ臭くてもお腹のカイロは忘れないことを教訓にして生きていこうと思った。

8:名無しさん@ログイン中
20/12/21 13:00:20.24 s8gSD0BJ.net BE:822664606-2BP(0)
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とりあえず、無事で何より

9:名無しさん@ログイン中
20/12/31 21:50:20.40 yZEcU2AP.net BE:756780598-2BP(0)
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将来の笑い話になったらいいな


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