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■“本質”で勝負
ホンダ・フィット/フィットハイブリッド 開発者インタビュー
本田技術研究所
四輪R&Dセンター LPL
主任研究員
小西 真(こにし まこと)さん
―現行フィットは、モデル末期にもかかわらず月間1万台近く売れている人気モデルです。
そのフィットを、これだけ変えるのには覚悟が必要だったのではないでしょうか。
これでもし売れなければ、というプレッシャーはあります。でも個人店主ではないので、失敗しても命まではとられない(笑)。
遊び心みたいなものが(開発に)あってもいいのかな、とは思います。
ここで小西さんは、ご自身がテレビを買い換えた時のエピソードを例に挙げた。
シャープにするかソニーにするかは、カッコいいデザインだからインテリアがモダンになるとか、
音がいいから映画がもっと楽しめるとか、メーカーの提案を受け取って決めるわけじゃないですか。
“簡単な操作”なんてあたりまえ。作り手が主導して、何かを提案したいという姿勢が重要ではないでしょうか。
―小西さんが提案したかったことのひとつが、楽しく走れるクルマということでしょうか?
初代や2代目のフィットにお乗りの方が3代目に買い換えていただけるとしたら、それは何のためか?
ということを自問自答しました。壊れたから買い換える、というのでは掃除機と一緒。みなさん、
生活を変えたいと思うから新しいフィットに買い換えるわけですよね。
そうした期待に応えるには、走りだしてすぐに「いい!」と思っていただく必要があると思いました。
―9月に3代目フィットが発表されると、ユーザーは「じゃあ、トヨタの『アクア』とどっちがいいの?」という点に興味を持つはずです。
楽勝でしょう(笑)。インテリアも走りも後席の居住性も、勝負にならない。断言できます。
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