17/06/02 15:45:47.33 4tHeHSR4.net
脚本ってのはいかに観客にスムーズに理解してもらうかに試行錯誤するもの
観客が事情をわからないまま進むドラマなんて無いよ?(それが仕掛けの場合は除く)
何時何時までに犯人を捕らえないと爆弾が爆発する、という前提のもとで行動する刑事の物語を
爆弾の存在も明示せず、リミットがいつかも描かないまま進む脚本があったら物語として成立しないよ。
この「爆弾の存在を明示する」にもプロセスが居るからね。犯人が何処何処に仕掛けてる手元のアップを映すとか
なんの脈絡なく「ホワイトハウスの中枢に爆弾を仕掛けたゼ」なんて言われたら違和感しかない
聲の形だって西宮が石田を好きになった理由がわからないとよく言われたけど
一度西宮が「好き」と表明したあとの展開中にいつまでも疑問符が浮かぶなんてことはない
それはちゃんと観客に「西宮は石田を好き」ということを明示したから
ところが縄は?住民の命を助けなきゃいけない重大局面で、名前書けっつってんのに「すきだ」って…
これは犯人がどう仕掛けたか描きもせずにいきなりホワイトハウスに爆弾が出現したようなもんだよ
合理的なプロセスが描かれてないからドラマに集中出来ない。質の悪い脚本が抱える問題
「現実では恋に落ちる理由なんてない」なんて擁護は論理の階層が浅すぎて話にならない