17/05/20 01:37:36.616XGcwfTF.net
>>905
セオリーの好き嫌い…ダメだこりゃ。なにもわかってない
あのな、映画っつうのは形式の芸術なんだよ。よく出来た映画、完成度の高い脚本というものにはちゃんとしたセオリーがある
BTTFは米脚本家組合選出の「歴史上もっとも優れた映画脚本ベスト101」で56位に位置してる
娯楽映画の脚本にはメソッドがある。二時間の枠でどの要素をどこに配置すると上手くいくかという方法論がしっかり確立されてる
だからこういうランキング付けが出来る。技術論を知ってる人間には採点式のテストのように善し悪しがわかるから
勿論世の中には色んな映画がある。ハリウッドタイプのセオリーにそぐわない映画だって沢山ある
映画を作るさいにセオリー通りにしなきゃいけないわけじゃないし、多少ルールを破っても面白い作品は面白い
脚本が微妙でも映像や音楽が良ければ見れる作品もある(縄はこのタイプでウケただけ)
ただ、縄は完全に大衆娯楽映画の土俵の作品だからこの手のことは言っても意味がない
人の好みなんて人それぞれだから言及しても意味がない。こちらは純粋に脚本の技術論だけを論じてるんだ
脚本理論から見た細部の分析の話に「でも何度も見た人も居るしあのテンポが良かったし」などと言うこと自体が完全にズレてる
とある有名高級料理店に入って「この料理にはこんな具材が使われてこんな手法で~」と評してる時に
「でも向こうのマックのほうが内装キレイだし人もいっぱい入ってるよ?」とか言ってるようなもん