17/05/19 14:21:29.57sKbE0x5x.net
>>873
川村って映画のテンポ感を勘違いしてるんじゃないのか
ハリウッドの3幕構成では120分の映画では20~30分で一つ目のターニングポイントが来るのが最も適切とされている
第1幕に相当する20~30分間は、登場人物や舞台について素早くかつ簡潔にセットアップしないといけない
ここをミスると後の展開に響いてくる(前提となるキャラクターの哲学を描いていないと第2幕で主軸になる行動の動機や葛藤が伝わなくなるため)
20分で大きく事態の動くターニングポイントってのは長くもなんともない。むしろ足りないくらい
例えば一つ目のターニングポイントが比較的遅めと言われるBTTFでは、開始22分になるまでタイムマシンに関する情報は全く出てこない
マーティがタイムトラベルするのは30分前後。そこまでに後の伏線(両親の出会いの経緯等)や
マーティの性格描写、葛藤(現状に不満を抱き野望もあるが挑戦するのが怖い)を提示してる
あの映画を見て一時でも退屈だなと思う人間が何人居るんだろうか?
君の名はって一般人の間で「よく分からなかった」って感想が続出したのからわかる通り、ペース配分が無茶苦茶なんだよ
優れた脚本ってのはちゃんと観客が理解出来るペースを守るようにしてる
どんなに映画音痴でもBTTFを見て「よくわからなかった」なんて言う奴少ないだろ
実際、セットアップの段階で三葉や瀧のキャラクターをちゃんと描いてないから
後の行動の動機が意味不明だったり「すきだ」とか意味わかんない心理の動きを見ることになる
川村と新海は言動を見るたびにマジで映画を勘違いしてるとしか思えない