17/01/26 20:38:18.22 +4MoDD9G0.net
まだうまく考えがまとまってないけど、おそらくこの映画で使われてる主要な感動トリックは、
以下のようなモノだろうと想像している
1:根底にあるのコンセプトは「甘いレモン」と、その虚飾的な美術
2:繰り返される切ない歌とモノローグによる「嘘泣き効果」
3:そして嘘の共有で得られる「共犯意識」「仲間意識」
これらが巧妙に働く事で、物語とはまったく無関係な次元で観客にある種の情動を
否応なく引き起こすことに成功したのだろう
だから、こんなぶっ壊れたストーリーとキャラなのに「感動した」と思えた人が
一定数いたのだと想像する
この映画を観て得られた感動は限りなく錯覚に類するものだろうね
俺個人は物語(脚本)第一主義者で、音楽や美術は映画のおまけだと思って鑑賞する派だ
だから、こんなMV的で中身のない映画の評価は厳しくなるし、評価しようとも思わない
この映画を鑑賞してるときは、途中でスクリーンをベリベリひっぺがして隣のビルの壁に
投げつけてやりたい衝動に何度もかられたよ、4~5回は会ったと思うw
少なくともこれを「恋愛物語」などと称して欲しくないし、錯覚してほしくないのが本音かな
この点に関しては少なからず憤りすら覚えているよ