16/09/25 05:44:22.17 h6vMxw1v0.net
長文失礼
>>387>>388
この物語の時間について問うのは組紐の例えを劇中に何度も出して「そういうもの」だとして言及しているし野暮だと思うけど、
一応、筋を通した上でラストの二人が平行世界の別人じゃないという事も考えられるよ。
ムスビは時間を空間のように移動したり出来る存在で、荷物を運ぶように異なる時間の物事を入れ替える事が出来るとする。
また時間ループの始点と終点の間において限定的に平行世界を「生成」する事が出来る能力を持っているとする。
今回は彗星で瀧が三葉と入れ替わらずに三葉が死んだ世界と瀧が三葉に入れ替わった世界（三葉の生死はまだ未確定）が併存していて、（ちょうど量子力学で言う所の「重ね合わせの状態」に近い）
瀧と三葉の二人は入れ替わりと時間跳躍もしながら、同時にこの二つの世界をも行き来していた。
この二つの世界はしかしある時点（ループの終わりや片割れ時など）で一つに「収縮」するが、この際、
二つの世界が「どのように」収縮するかは「ムスビ」が任意に決める事が出来る。
ちょうど「涼宮ハルヒの憂鬱」で、時間はパラパラ漫画のように実は不連続だって設定が出てきたけど、
微妙に違う二つのパラパラ漫画からそれぞれ抜き出して一つにしているように二つの世界を組み合わせているから、
当然辻褄が合わない部分も出てくる。
その辻褄を合わせる為、ムスビが更に事象を細かく操作して、記憶改変や事象改変なんかが起こっている。とする。
こう考えた場合、今回、瀧も三葉も、三葉が瀧と入れ替わらずに死んだ世界と入れ替わった世界の両方を体験しているから、
二つの世界が組み合わさって出来た、三葉が生き残り、かつ、瀧との入れ替わりが無かった事になった未来においても、
三葉と瀧は元々の二つの世界の二人と同一人物という事になる。
「平行世界が生み出されている（行き来している）」「過程（入れ替わり）が消えて結果（組み合わさった世界）だけが残る」というのは、
なんともジョジョのラスボス二人の能力が合体したような設定だが、
この設定を使えば、他の大抵の時間SFなんかで今まで辻褄が合わないと馬鹿にされていた事についても実は「理由付け」が出来たりなんかする。
ハルヒの設定を出したが、片割れ時のショートで組紐を頭に巻いた三葉はちょっとハルヒっぽく見えたし、
時間シャッフルもTV放送版のハルヒを彷彿とする