24/05/03 10:38:50.10 0.net
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組長からは三行半を突きつけられ路頭に迷う
そして最後の懲役が終わり、“シャバ”に戻った6年前、組長に「足を洗いたい」と伝えると、あっけなく認められた。「指の1本、2本は覚悟していたんですが、『お前みたいなやつがいると逆に組に迷惑がかかる』と。どうぞ、どうぞ、という感じでした」
無一文で世間に放り出された田端さんは、簡単に雇ってもらえそうな工事現場の“雑工”に応募したが、銀行口座がないという理由で断られる。
「10年前だったら、日当を現金でくれる会社も多かったけど……。ずっと現金商売をしてきたので口座なんて要らないと作らなかったのがいけなかった。慌てて銀行に行ったが、門前払いを喰らいました」
その後、田端さんは置引などをしながら公園やネットカフェで寝泊まりしていたが、昨年、NPOを名乗る人物のサポートで生活保護の受給が認められ、現在はその団体が運営する寮で暮らしている。
「保護費12万円のうち、10万円は寮費と食費、雑費という名目で取られ、小遣いは2万円。騙されているのはわかっていますが、抵抗する気力もありません」
そう語る横顔には、元ヤクザの面影は見られなかった。