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抗争激化、神戸山口組が臨時の幹部会合 思わぬ容疑で組関係者逮捕の一幕も
12/6(金) 19:28 Yahoo!ニュース
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指定暴力団の山口組（神戸市灘区）と神戸山口組（同市中央区）による抗争が激化する中、神戸山口組が６日、神戸市西区にある傘下組織事務所で臨時の幹部会合を開いた。
対立抗争の激化を受け、各地の警察当局などが両組を「特定抗争指定暴力団」に指定する方向で準備していることなどについて、対応を話し合ったとみられる。
防弾チョッキを着た兵庫県警の捜査員らが警戒に当たり、思わぬ容疑で組関係者が逮捕される一幕もあった。
両組の対立抗争は今年に入り激化。４月に神戸山口組系組幹部が刺され、８月には山口組系組員が銃撃された。
１０、１１月には神戸市や尼崎市で神戸山口組の組員計３人が射殺された。強硬姿勢で知られる山口組ナンバー２が１０月に服役を終えて出所し、さらに緊張が高まる懸念もある。
兵庫をはじめ、両組の拠点がある複数府県の警察や公安委員会は年明けにも、活動を大幅に制限する「特定抗争指定暴力団」に両組を指定する方針。
今月３日には、８月の銃撃事件の実行役を務めたとして、兵庫県警が殺人未遂と銃刀法違反（発射）の疑いで、神戸山口組の「若頭代行」で中核団体「山健組」組長の中田浩司容疑者（６０）を逮捕。
有力幹部が自ら抗争の実行役を担ったとされ、暴力団関係者にも衝撃が広がった。
捜査関係者によると、この日の臨時会合の会場は、
兵庫県公安委の命令で神戸市中央区の組本部事務所の使用が制限されているため、
同市西区の「西脇組」事務所が使われた。
６日昼ごろ、井上邦雄組長や「直参」と呼ばれる直系幹部らが続々と車で姿を見せた。
目立ったトラブルはなかったが、会合中、組幹部を乗せてきた車の車検が切れていることが発覚。道路運送車両法違反容疑で、運転していた組関係者の男が県警に現行犯逮捕された。