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今回は警察庁も本気や。弘道会上層部までの検挙あり得るで。工藤会の二の舞やろうな。
国内最大の暴力団「山口組」の最高幹部・高山清司受刑者（７２）（恐喝罪で服役中）が１８日にも府中刑務所（東京）から出所することがわかった。
山口組は、分裂した「神戸山口組」との対立抗争が続いており、警察当局は警戒を強めている。
高山受刑者は山口組のナンバー２で、篠田建市・６代目組長（７７）と同じ２次団体「弘道会」（名古屋市）の出身。
２０１０年に恐喝容疑で京都府警に逮捕され、懲役６年の実刑が確定して１４年６月から服役していた。
山口組を巡っては、１５年８月、一部勢力が神戸山口組を結成して離脱。１７年４月には神戸山口組から「任侠(にんきょう)山口組」が分裂し、三つどもえの抗争に発展している。
捜査関係者によると、抗争の背景には、弘道会や高山受刑者への反発があったとされる。
抗争は今年に入って激化し、神戸市では４月以降、神戸山口組系幹部と弘道会系組員がそれぞれ襲撃され、今月１０日には神戸山口組系組員２人が弘道会系組員に射殺される事件が起きた。
警察当局は１１日以降、神戸市の山口組総本部と神戸山口組本部を含む計２０か所について、暴力団対策法に基づく使用制限の仮命令を出した。
兵庫県公安委員会は１７日、暴力団対策法に基づく意見聴取の場を設けたが、山口組側は欠席。
県公安委は再度、意見聴取の場を設けたうえで、本命令に移行するかどうかを決める。
警察庁の栗生俊一長官は１７日の定例記者会見で、「対立抗争を封じるため、警戒や取り締まりはもとより、事態の推移に応じ、暴力団対策法の効果的な活用に努めたい」と述べた。