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１６年前に栃木県で対立する暴力団の組員を射殺したとして服役中の受刑者２人に、功労金として１０万円ずつを郵送したとして、山口組系の暴力団幹部らが愛知県警に逮捕されました。調べに対し１人は容疑を一部否認しているということです。
逮捕されたのは、山口組の中核組織の弘道会系の暴力団組長で宇都宮市の大栗彰容疑者（６０）ら２人です。
愛知県警察本部によりますと、２人はことし４月、１６年前に栃木県の現在のさくら市で、住吉会系の暴力団員を射殺した罪などで服役している受刑者２人に功労金として１０万円ずつを刑務所に郵送したとして、暴力団対策法違反の疑いが持たれています。
栃木県内では１６年前、山口組系と住吉会系の抗争事件が相次ぎ４人が死亡するなどしていて、警察は、抗争に関わったことを功績と捉え現金を送っていたとみて調べています。
警察の調べに対し大栗容疑者は認否を留保しもう１人は容疑を一部否認しているということです。