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神戸山口組系幹部殺害 無期懲役の判決
1月30日 12時23分
去年５月、岡山市で神戸山口組系の暴力団幹部を拳銃で撃って殺害したとして、
殺人などの罪に問われた対立する山口組系の暴力団員の男に岡山地方裁判所は
「組織的な動機に基づく犯行で、大きな不安と恐怖を与えた」などとして、
無期懲役の判決を言い渡しました。
指定暴力団、山口組弘道会系の暴力団員で愛知県半田市の山本英之被告（３２）は、
去年５月、岡山市で、神戸山口組系の池田組幹部、高木忠組員（５５）を拳銃で撃って殺害したとして、
殺人と銃刀法違反の罪に問われました。
これまでの裁判で、山本被告の弁護士は、被告が自首したことなどを挙げ刑を軽くするよう主張していました。
３０日の判決で、岡山地方裁判所の松田道別裁判長は「対立する神戸山口組の２次団体の幹部というだけの理由で殺害したもので、
反社会的で組織的な動機に基づく犯行だ」と指摘しました。
そのうえで、「全国で山口組と神戸山口組の対立抗争と見られる事件が頻発する中、
国民全体に大きな不安と恐怖を与えた」として、
検察の求刑どおり、無期懲役を言い渡しました。