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ネットいじめ、父親「通告内容は法律上、教えられないと言われた。なぜ被害
者が知ることができないのか」
2016.12.26 14:03 産経
インターネットを通じた悪口に苦しんだことを訴え、青森市立浪岡中２年の葛
西りまさん（１３）が自殺した問題で、青森県警が２０日に書き込みなどをし
た生徒数人を児童相談所に通告した。
ネットには加害者とされる生徒の実名や顔写真、住所などが次々と投稿され
た。県警が「生徒の特定を防ぐ」として、通告した人数や性別を明かさなかっ
たため、誰が対象なのか臆測も飛び交う。市はサイト管理者らに５千件超の削
除を依頼、対応に追われた。
県警は、りまさんのスマートフォンを調べ、生徒が無料通信アプリＬＩＮＥ
で「きもい」「死ね」などと書き込んだことを確認。侮辱などに当たると認定
した上で「児童福祉司の指導を求める」との意見を付けて通告した。りまさん
の父、剛さん（３８）は「言葉の暴力を甘くみてはいけないという教訓になっ
た」と通告を評価。だが「生徒の名前や詳しい通告内容は法律上、教えられな
いと言われた。なぜ被害者が知ることができないのか」と悔しさをにじませた。