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麻薬密売元暴力団組員 懲役１２年を求刑 和歌山
2010.10.5 02:13
営利目的で覚醒剤（かくせいざい）の譲渡を繰り返したとして麻薬特例法違反（業としての譲渡）などの罪に問われた
大阪市住吉区の元暴力団組員、西村良右被告（５５）らの裁判員裁判の論告求刑公判が４日、
和歌山地裁（柴山智裁判長）であった。
検察側は「再犯の恐れが顕著」などとして西村被告に懲役１２年、罰金３００万円、追徴金約５９５万円を求刑。
また、西村被告を手伝ったとして同法違反幇助の罪などに問われた妻の無職、ひろみ被告（４５）には懲役５年、罰金１５０万円を求刑した。
弁護側は、西村被告に懲役８年、ひろみ被告に懲役３年が相当とした。
論告によると西村被告は平成２０年８月～２１年１１月、堺市などで使用量６千回分の覚醒剤３００グラムを
３０人以上の客に売り、ひろみ被告は２１年４月から手伝ったとしている。
西村被告は１９年１１月から約２年間、大阪市内のアパートに住んでいると偽って生活保護を申請し、
生活保護費約４７４万円を詐取したとして詐欺罪にも問われている。
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