16/09/12 18:40:17.87 0.net
宅見勝若頭ならば、今回の司忍にサインを求めた行為は、とても良かったと思うだろうと思うであろう。
”縦横家”でなければならない。なければならぬ。そうであらねばならない。そうであってほしいと思うであろう。
縦横家とは、「縦（たて）」にむすぶか「横（よこ）」につなぐかを説いた家のことである。
縦にむすぶか横につなぐかを武器としてあらゆる交渉術を駆使した実践家である。
駅のホームで、サインをくださいというのは、縦横家が、あらゆる交渉術を実践的に駆使することにおいて、良かったと考える。
相手しだいで”縦横（じゅうおう）”に使い分ける交渉の極意である。
「信継（しんつ）がずんば、盟（ちか）いも益无（えきな）きなり」（春秋左氏伝）という。
いかに盟いを立てようとも、それに信義がつづいていなければ、何の役にも立たない。ただじっとしているだけならば、
まだ＜まし＞かもしれない。われわれは広がる”不信”の中で、それでも生きていかねばならない。縦横家は、一見、不可避にみえる最悪の局面を
奇跡的に逆転できるのである。なにしろ、縦横家は、単身、強国に赴（おもむ）いて交渉術（ディベート）ひとつで
国際情勢をゆさぶり、幾（いく）つもの国を動かしたのである。